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hakurou ouji to dekiai amaama shinkon seikatsu
今回は界渡りした狼獣人の王子様と
不思議な樹を守る一族の青年のお話です。
攻様が異界で出会った受様と恋をし、
2人が2つの世界の橋渡しとなるまで。
受様は代々の地主の家に生れますが
12才で父を亡くすと肉親は祖母の身となります。
友人と楽しく遊ぶこともできないに塞ぎ込む受様に
祖母は一族が護る不思議な木の話をします。
その木は妖精が宿ると言い伝えられ
元々は大きな木だったのに年々縮んでいるという木は
受様の心を捕らえます。
多忙な祖母の帰宅が遅いクリスマスイブの日、
受様はおやつと懐中電灯を持って森に入ります。
受様の足で20分ほど進んだ広い草地の中央に
たつ1本の巨木は受様に不思議な安らぎを与え
受様はおやつをかじるうちにウトウトしてしまいます。
そんな受様を目覚めさせたのは驚きや戸惑いや悲しみを
混ぜたような犬のような遠吠えでした。
声の主は受様より一回りも大きな大型犬でしたが
右後ろ肢を汚して血まみれで受様は犬を背負って山を下り
知合いの動物病院の戸を叩きます。
受様はこの犬を飼いたいたいと祖母を説得して
連れ帰りますが、この犬は異世界の獣人で
後に攻様になる人の獣姿だったのです♪
しかも攻様は魔法の使い手で
受様の脳に直接話しかける事で意思疎通を果し
しばらくは受様の世話になると約束してくれますが
数カ月が過ぎた頃に何かを隠していると感じるようになり
真夜中に攻様を尾行した結果、攻様があの不思議な木の下で
プラチナブロンドの美丈夫に変わるところを見てしまい!?
真船先生の既刊「異世界に女装で召喚されました!」、
「魔王様と龍王様に愛されすぎちゃう異世界ライフ」に続く
異世界トリップファンタジーの新作になります。
界渡りモノって"受様"が"異世界に行く"とド定番だし
既刊2作もそんな王道だったので、
読み始めても同リーズとは全く気づきませんでした。
既刊キャラと絡みませんので本作単巻で無問題です♪
攻様が異世界にやってきたのは
本人の意思ではない上に犬姿で過ごすという
なかなか大変な日々なのですが
見付けてくれた受様がとても良い子で
やがて帰る事よりも受様の傍にいる事を望むようになり
日本では同性婚も認められるようになるため
2人の恋愛過程はそれほど障害はなかったです。
2人の恋が進む事で
攻様が現代日本にやってきた訳というか
攻様の世界とこの世界の繋がりが徐々に明かされていき
2人が2つの世界の架け橋となる展開は面白かったです。
ただ異世界設定て2人が離れ離れになるかも!? という
秘かな不安要素はあるモノの障害にならない反対しかなく
萌を刺激するハラハラとか、ワクワクが少なくて
イマイチ盛り上がりに欠けたかなと思います。
実は読みはじめて直ぐにこれは真船るのあ先生にしては珍しくハズレたか、もうモフモフに釣られて買うのはやめようと思いました。どうしてこの作品を予約したのかも忘れてたんです。
で、終盤近くになり「メリスガルド神」の名前が出てきて「アーっ!」て思い出しました。www
こちらリュカが人狼族の王子で「魔王様と龍王様に愛されすぎちゃう異世界ライフ」と「異世界に女装で召喚されました! ~国王陛下と溺愛子育てライフ~」と同じ世界観のお話でした。
キリルシーナ大陸に行けるようになってからは人間族のシルスレイナ王国と魔神国と龍人国と煌の巫女などの単語がチラッと出ますが、こちらの本だけでも充分に楽しめました。
この本のタイトルは「白狼王子と溺愛あまあま新婚生活」なんですが、全然新婚生活じゃないんです。リュカは溺愛してますが登羽は返事をずっと渋っているので、終盤まではお話に起伏が無くてずっと我慢しながら読みました。メリスガルド神の名前が出て来なければ途中で読むのをやめたかもしれません。
ちなみに登羽は巫女ではないのでメリスガルド神は登場しません。同じ世界観のお話を別の切り口から探ってみた感じでしょうか?
こちらのシリーズは特に酷い目に遭うとかなく最後はハッピーエンドなので、そちらは上手く踏襲されていると思いました。
でもですね、「対の大樹の悲恋の伝説」にこだわる人狼王が小物に感じられてそこだけが残念でした。
ただ異世界から来たリュカが人間界で自分の居場所を作って行く過程は凄く良かったです。
人間界と異世界の文章量のバランスがちょっと偏っていたのかなと思いました。
今月のクロスさんはすべて神表紙だと思うんです。榊先生も大好きなんでマストバイ。カラー口絵も中のモノクロ挿絵も全部大好き、ああ素晴らしい。小学生時代からの長期戦恋物語や狼もふもふが大好物な方でしたら良いのでは。本編230Pほど+あとがき。もふもふ万歳。
地主で不動産経営をしている家に生まれた登羽(とわ)。裏の森に「代々春瀬家が守ってきた不思議な木がある」と祖母から聞いたのである日見に行ってみると、そこで1匹の大型犬に出くわします。どうやら足を怪我しているらしいので、なんとか家に連れて帰り・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受け祖母、攻め父母兄弟、樹希(表紙の子)、攻め勤務先の方少々。受け祖母、寛大。すばらしい許容度。
++ 攻め受けについて
受けは天然真っ白男子。可愛い。両親がいなくて寂しいのもあって、一緒にいることになったモフモフ(=攻め)が大好きで、ぎゅ★して寝るんですよねえ、うらやましいったらありゃしない。恋愛事がまったくない状態なんだけど、4歳上の攻めにとっては堪らん、「一緒にお風呂入ろう」と言われましても・・とお困りになっておられました。楽しい。
攻めは異世界人狼国の第一王子。対の大樹のいたずら?か、人間界に飛ばされてきて受けと出会うんですが、前半は犬そのものなので犬好きにとっては堪んない。シャワーするよーと声かけるとしっぽ振って飛んできて洗ってもらうし、歯磨き♪と声かけすると膝に頭乗せて「あーん」。「登話にしてもらうから気持ちいいのだ」などという、こんなきれい好き大型わんこ、家にいたら癒しでしかないだろ。耳の記載が表情豊かだし榊先生の絵(耳がめっちゃいいんですよっ)も超素敵で、ああここは是非イカ耳を見たかったなと少し思います。裏表紙に狼姿の攻めがありますので、実店舗で裏表紙を確認するのも是非おススメしたいです。
ちょっと横道にそれちゃった、攻めのキャラですが、第一王子なんで物言いが割合尊大というか偉そうな感じなんですよね。でもキャラが素直とか可愛いと感じる部分があるので嫌味には全く思いません。去勢する?と受けが獣医さんに聞かれた際は、「断固拒否する」とのこと(爆笑)。
軽やかな甘いテイストで、二人が出会ってから結ばれておこちゃまできるまで、長い時間軸のゆっくり育む恋物語と感じました。犬好きモフ好きさんには嬉しいと思うんだけどなあ、おススメしたいです。
挿絵が榊先生だったのと、タイトルに『溺愛』が入っていたので購入しました。
異世界の王子様のリュカと、人間界の人間の登羽とのお話。
異世界トリップはよくありますが、こちらはリュカが人間界に迷い込んできたお話で
なんだか新鮮な気持ちで読みました。
お話の内容としてはタイトル通り、リュカが登羽を溺愛していて
読んでいて安心して読み進めることができます。
登羽の人生において辛い時期に、リュカと出会う事ができて良かったなぁと思いました。
そしてそんなリュカから求愛されて、どうなることかと思ったけど
ちゃんと登羽がリュカの気持ちに答えてくれてよかった…!
リュカは王子様なので、結ばれたあとも色々あるのですが
最終的にはハッピーエンドで良かったです。
ただ、なんか修羅場らしい修羅場がなく
私はサラーっと読み終えてしまいました。
心穏やかに作品を読みたいときには良いかと思いますが
私はもう少し刺激が欲しいなぁと思っちゃいました。