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hana ha shitone ni sakikuruu
本シリーズは公家出身で裏の顔を持つ美貌の御台所と
文武に優れ清廉な名君である八代目将軍のお話です。
受様の祖父に執着し続けた神との対峙、
陽ノ本の王を目指す佐津間藩主と最終決戦の顛末。
受様は受様の父や異母兄達が流行病で死去し
7番目の男子ながら八代目将軍となります。
自分の子を将軍にしたい前御台所の画策で
受様の性質となったのは公家出身で美貌な麗人ながらも
男性である攻様でした。
しかし攻様は秘かに受様を慕っていて
前御台所の画策さえ利用して輿入れした人物であり
やがて受様にとって唯一無二の人となります。
様々な難局を乗り越えてきた2人ですが
今回彼らの前に現れたのは幕府転覆を狙う
佐津間藩主です。
佐津間藩主は陽ノ本を狙う
葡萄牙王国や西班牙国と密約を結び
人身売買や銃器の密輸を行って力をつけてきます。
そんな佐津間藩主に手を貸していたのは
実の兄さえも傀儡として操る攻様の次兄でしたが、
次兄は攻様の手によって打たれます。
しかし佐津間藩主は自身の作で殺した妹姫や
彼の死さえも傲慢な幕府を倒す名分へと変え
受様への反逆の口火とするのです。
受様に佐津間藩主を倒す手段はあるのか!?
そして佐津間藩主に手を貸す神を倒す事は出来るのか!?
5巻よりディアプラス文庫にてリスタートした
痛快時代劇的シリーズ第8弾にして完結巻となります♪
前レーベルの初巻から読んでいますが
これは続くはず!! と思っていたらレーベル休刊となり
「完結」巻を読めて実に感無量ですし
正に最終決戦に相応しい怒涛の展開、
これまでの伏線を回収して今に繋げながら
未来への希望も残す幕引きが
実に素晴らしかったです ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
前巻でも受様と縁のある人物達が
次々と助太刀に現れまていましたが
本作では
陽ノ本の民を守ろうとする受様と共にあろうと
恵渡に在府する諸大名はもちろんのこと、
城を守る者達から城下に住む名もなき庶民までもが
立ち上がるのです。
彼らの望みも彼らの思いも
全てが受様への忠誠と信頼へと繋がっていて
受様と攻様の勝利は確信して読んではいましたが
彼らがどうやってこの難関を乗り越えていくのか
ハラハラ、ワクワク、ドキドキが止まらず
一気読みでした♪
登場人物達は人じゃないもの達も含めて
それぞれがとても魅力的でしたが
受様が受様の祖父に執着していた神にも
佐津間藩主が見た野望をも否定せずに
全てはを受け止めていて男前すぎました♡
最後に主要人物達の気になるその後がついていて
大満足以外の感想がない1冊でした。
スピンオフを書かれる予定があるとの事なので
そちらも楽しみにしています。
ついに終わってしまいました。結果的に大円満なので大満足でした。
最後にそれぞれのその後が個人ごとに纏められていて、シリーズのおさらいをするにも優しい構成となっていました。
7巻で鬼讐丸が復活して役者は揃ったと思っていたんですが、良い意味で裏切られていて最後の最後でそう来たか!と涙がジワリと溢れて来ました。
こちらのシリーズが面白いのは、それぞれのキャラにドラマがあって魅力的なことだと思います。
人じゃないけど玉兎にしてもこんなドラマを持って来るとはと驚き、宮緒葵先生に脱帽でした。
まさかこんなにこのキャラが愛しくなるとは思っていませんでした。
今巻は副題の「~比翼と連理~」の通り、純皓と光彬の愛と絆と信頼が強調されたお話だったと思います。共闘する2人の格好良さに痺れて、光彬の心の内を良く理解している純皓とそんな純皓に絶対の信頼を寄せる光彬に感動するお話になっていました。
実際の史実とは違うけど、こんな恵渡で陽ノ本だったら今の世界もちょっとは違っていただろうか?と考え込んでしまいました。
先生のツイートとあとがきにもありましたが、光彬の祖父である彦十郎のお話を書かれるそうなので、そちらも楽しみにしております。
凄く気になってた「虎太郎」との関係が早く知りたいです。
まずは宮緒さん、このシリーズの完結に心から御礼を申し上げたいです。
このシリーズ、『男の御台所』それも『実は闇組織の首領』おまけに『将軍様が受け』という「ねぇ、すっごいシリアスな文章で綴っているし、江戸ならぬ恵渡世界の構築はとっても凝っているけれど……これ、トンチキ入ってますよね?(クスクスクス)」という始まり方でした。
こういうのって宮緒さんの独壇場ですよね。
いやーん、だぁい好き。
シリーズ化して、巻数を重ねるごとにどんどん大河時代劇になって行って、最終的には神までもが参入した大反逆事件になっちゃって。
この、どんどん風呂敷が大きく広がって行く感じが実に楽しかったです。
で、私がとっても満足したのは、このとんでもなく大きく広がった風呂敷が、この巻でパタパタと綺麗に畳まれたことなんです。
いやホント、読者をのせるのが上手い、上手い。
おまけに人情話でジーンとさせてくれるんだなぁ。
時代劇だからこそ、この人情話が活きるんだと思うんですよ。
捻っていても(なんたって『恵渡』だし)ちゃーんとポピュラーな泣かせどころでは泣かせてくれるの……宮緒さん、すっごくエンターテイナーだなぁ(感嘆)!
私が一番「うぉーっ!」ってなったのは、お話の締めが『登場人物のその後』の記述であったこと。
だってこれ『アメリカン・グラフィティ』じゃん!
なんて粋なこと。
同時に、シリーズが終了する、そこはかとない寂しさも漂っていて、本当に素敵な大団円の書き方でした。
うん、とっても満足したんですよ。
『華は褥に咲き狂う』の8巻目にして完結編。
ああ、終わっちゃたなあ…、と思うのと同時に、めちゃめちゃ素晴らしい萌え作品に出会えたことに感謝。宮緒先生、いつも素晴らしい作品をありがとうございます!
隆義との闘いを軸に、光彬の将軍としての思いだったり、国の皆さんとの関わりだったり、麗皓と純皓の関係だったり、が紡がれていきますが、そこに玉兎とのやり取りを挟むことで光彬のじいちゃんとの関わりも読ませる。素晴らしいです。
完結巻、ということで今までの伏線がきっちり回収されているストーリーになっていて、ここまで複雑で奥深いストーリーを1冊でまとめる宮緒先生の手腕に脱帽しました。1巻目を読んだときは、綺麗な御台所に執着され美味しくいただかれてしまう将軍さま、をイメージしていたのに、こんなに壮大なストーリーだったとは。
純皓×光彬の二人の関係は一貫して甘々で浮ついた部分がなかったのも素晴らしい。
巻数の多いもので、二人がくっついた後のその後を描いた作品はさほど珍しくはありませんが、浮気疑惑だったり当て馬くんが登場したりするものも多い。が、今作品はそうではなく、光彬の将軍としての奮闘に焦点を当てて紡がれていくストーリーなので安心して読める。
玉兎そして鬼讐丸たちの存在が、また素晴らしかった。将軍という和風なバックボーンに上手に絡む因子であったことに加え、彼らの願いとか想いがとにかく良い。
彼らがどうなってしまうのか、ぜひとも手に取って確認していただきたいです。
二人のその後、が、最後にきちんと書かれていたのも良かった。
ずっと二人は幸せでい続けたのだとわかる、そんな温かな結末を読めて幸せでした。ちなみに出版社ペーパーがまた良い…!ぜひとも出版社ペーパーが手に入る場所で購入して欲しいなと思います。
あとがきによるとスピンオフ作品の「桜吹雪は月に舞う」、そして光彬の祖父・彦十郎のお話も書かれる予定だそうでそちらも楽しみです。彦十郎がドツボ過ぎるナイスキャラだったので今から早く読みたくてうずうずします。
小山田さんの挿絵も麗しく、大団円を飾るにふさわしい神作品でした。