きみのみかたになりたい ~溺愛のDomと献身のSub~

kimi no mikata ni naritai

きみのみかたになりたい ~溺愛のDomと献身のSub~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
58
評価数
17
平均
3.6 / 5
神率
41.2%
著者
柄十はるか 

作家さんの新作発表
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イラスト
エヌオカヨチ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784576221281

あらすじ

Dom/Sub犯罪等を扱う『警視庁DAST』の蛍介は、ある事件を契機に遠ざけた幼なじみ・直軌と再会し、コンビを組むことに…?

表題作きみのみかたになりたい ~溺愛のDomと献身のSub~

蛍介の幼馴染でDASTの新隊員
DAST所属,エクストラクラスのアビリティ

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

正義の味方を守りたいDom

Dom/Subで、特殊能力持ちのSF設定や刑事ものと要素がてんこ盛りな作品でしたが、受けと攻めと2人の幼なじみの3人の拗れてしまった友情を軸に描かれていて、読み始めると、すんなり登場人物達に寄り添う事ができました。
正義の味方に憧れた男の子が、残酷な犯罪の被害者となり、復讐心を抑えられず…また闇を抱えてしまった友達に寄り添えなかった幼なじみ達が正義とはなにか?何度も問い掛けながら苦悩しています。
そんな中で、正義の味方に憧れ警察の特殊部隊に入った2人が犯罪者と向き合いながら、自分達のずっと隠していた恋愛感情にも気づいていきます。
受けがとにかく努力家で頑張り屋、攻めはそんな受けを我慢強く支えていて、でも年下だから…いざプレイになると、、結構マニアックな感じもグイグイ出してる所がツボでした。
拗れた関係も最後はきちんと締めくくられていて、読み終わって充実感がありました。
今回、紙本で購入。実は表紙に様々な情報が見つけられるんです!帯をめくらないで読み始めたので、受けの足の事情が分からないで読んだので、設定に最初驚きました。よく見ると扉絵でもわかる事なのに、、ヒロ〇カの登場人物の様に頑張る受けをお姫様抱っこで優しく労る攻めが萌えです。その他にも、手や目の色と首輪など、よく見るととても表紙が良かったです。

3

ネタバレ注意

サブタイトル通り溺愛と献身の関係でした。
Dom/Subが初めての方にもわかりやすい説明が物語の中にあるため、比較的読みやすいと思います。
お互い辛いことを乗り越えた先に甘い展開がある感じです。個人的にはそのような展開が好きなため、とても良かったです。シリアスな場面が比較的多く、ラスト不安がありましたが、2人は最後に結ばれるので良かったです。
Subの子が溜め込んじゃう性格なところも個人的に良かったです。

5

シリアス展開が辛い

初めての作家様です。
Dom/Subの小説を読むのは初めてで、どうなのかなぁって思っていたのですが
挿絵がすごく好きな先生だったので購入しました。


Dom/Sub犯罪等を扱う「警視庁DAST」に所属している蛍介と、蛍介の幼馴染の直軌のお話です。
直軌もDASTに所属し、その際に蛍介に再会します。
幼なじみだし、年下ワンコだし、再会モノだし!と最初は読みながらすごく興奮したのですが、
あらすじを読まずに購入した為、いつも溺愛モノばかり漁っている私からしたら、説明が多いな…と思ってしまいました。
Dom/Subだから説明がないと分からないことばかりだし、
これは完全にあらすじを見ていない私が悪いですね。


警察のお話なので、事件が絡んできてシリアスな部分も辛い場面も多いのですが
ハッピーエンドだったのが救いでした…!

エヌオカヨチ先生の絵とお話がぴったりと合っていて素晴らしかったです。

3

独特な世界観と幼馴染萌え

domsub設定ものですね。あんまり読んだことがないのですが新しい切り口だったのではないでしょうか?

母と父から一番大切にしてもらえなかったというのはやっぱり根深いコンプレックスを生みますよね。
誰かの一番になりたい、ヒーローになって弱い人を守りたい。その気持ちを大人になるまで持ち続けて。

時間軸が過去やさらに過去や現在や行ったり来たりしますが混乱するほどではありません。
domsubの設定の説明が多いのでそれを確認したり用語を覚えるのがちょっと大変でした。
正直もうなんでdomsubってそんなに需要あるの?と思ってしまった。

ただ、このお話はその設定がとてもよく活かされています。潜在的な願望が結果的に心も体もハッピーに?表紙にヒントが…。
subの満たされ感や喜びが、へぇ〜と興味深かったです。

直軌の蛍ちゃん呼びや話し方が子供っぽくて可愛かったです。

4

幼馴染・再会・DomSub

ネタバレ注意、詳細は書きませんが結末に触れています。

驚きました。今までの柄十先生の作品に比べるとかなりシリアス度(事態の深刻さ)が強いです。
世界観
・誰もが大なり小なり何らかのアビリティ(能力)を持っている
 ほとんどの人が生活に影響のないささやかな能力
・ダイナミクス(Dom/Sub)を持っているのは日本の人口の30%程度
・主人公たちが所属するのは特殊能力・ダイナミクス犯罪に対処する警察内の組織DAST第一制圧部隊
攻め/受け
・花村直軌(攻):念動力のアビリティCクラス
・夏凪蛍介(受):炎のアビリティエクストラクラス、両足義足

幼馴染との再会やDAST隊員の軽快なやり取りから始まりますが、徐々に重厚感が増します。
物語の中心となる三人もDASTのメンバーもみんな魅力的でどんどん惹き込まれました。
優しい人たち、でも運命は優しくなくて…。
周囲の反応も含めリアリティのある悲惨な事件は、目を背けたくなるほどでした。
直軌・蛍介と対立するもう一人の幼馴染・幸雨
彼の気持ちや信念が痛いほど分かるだけに敵や悪者という言葉は使えません。
DASTの人間模様についての描写はメリハリがあり奥行を感じました。
リーダーのことが気になります!そして第二制圧部隊のことも。ぜひ続編を書いて頂きたいです。

恋愛に限らず相手に求められる自分と、自分自身の在り方、自分が相手に求める事
その難しさゆえの切なさや喜びがすごく伝わってきました。
二人のお互いへの愛情が本当に素敵で、胸がいっぱいになりました。
DomSubのプレイ描写は割合的には多くありませんが、
初読みの私にとってはとても濃厚で刺激が強かったです。とろとろ系かと。

幸雨についてはネタバレなしで読んだほうがいいと思うのでここには書きません。
幼馴染・DomSub・警察もの、どこをとっても堪能できました。大好きです。
そこかしこに散りばめられた美しい描写がとても魅力的で、
透明感のあるエヌオカヨチ先生のイラストが物語にぴったりでした。
もっとたくさんある魅力を言葉にできないのがもどかしい…とても温かい読後感の素敵な作品です。

6

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