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itsuka koi ga kanau made
登場人物やストーリーの設定はとても好みでした。短いストーリーだしサラッと読めます。
でも、ところどころ萌えるには惜しい描写もあって、最初の導入のワクワク感をキープしながら読み進めることはなかったです。
真が急になおを避けるのがよく分からない。
なおのセクシーショットを見て欲情してしまったとしても、急に避けるのはどうなんだろう…。今まで裸も見せていたらしいのに、その時をきっかけに意識してしまったのか?と思ったら、子どもの頃からなおのことが好きだった言う真。
なおが告白しても真剣に取り合わなくて、それはなおをコッチの世界に入れたくなかったと言うけど、なおが他の男とホテルに行こうとするのを見て、だったら俺がと。昔からなおのことが好きだったんだと告白する真に、ちょっと意味分かんないと思ってしまいました。
本当になおのことが子どものときから好きだったのかな、と疑問に思う真の対応。なおへの気持ちの向き合い方が、私はあまり好きになれませんでした。
昔から好きな子が、自分を好きだと告白してきたら素直に嬉しいって受け入れて欲しかったな。それがなおにとって良くないことかどうかは、お前が勝手に決めるんじゃねぇと思ってしまいました。結構ぶっきらぼうな感じであしらっていたのもイラッとしました。
付き合ってからも、真の巨根コンプレックスがあって、なおに手を出さずお互いの気持ちがすれ違いまくるシーンもありました。なかなか2人のイチャイチャにたどり着かないので、読むのがしんどかったです。
幼なじみのイチャイチャエッチがいっぱい読めるかなって期待していましたが、そんなになかった(泣)真の巨根を受け入れるための練習を2人で一緒に頑張るって感じのエッチで終わったので、ちょっと物足りなかったです。
真の方が12歳年上で、なおのことを溺愛してトロトロエッチをしちゃう甘いストーリーを期待していたのですが、思ったよりしょっぱいストーリーでした。真はスパダリ属性かと思っていたら、ヘタレの部分がたくさん見えて、あまり好みの攻め様ではなかったです。
なおに引っ張られて行動を決めている感じがしたので、私的にはあまり萌えなかった。ストーリー的に惜しいというか、もうちょっとこうした方が良いのになって思うとろこがたくさんありました。
表紙が素敵だったので、その雰囲気のままのストーリーだったら良かったです。2人のすれ違いを無理やり入れた感があったので、ストレートに真となおの恋人同士エピソードを展開して欲しかったなと思いました。
母子家庭で、淋しがり。
いつまでも大人になり切れない主人公は、
悪い子じゃないけど、自分のやりたい事を貫いてしまう我儘気質。
いつか恋がかなうまで というか、
恋の成就を押し通して叶えてしまった主人公。
厄介で手のかかる ちょっと可愛い仔犬に懐かれちゃった12才年上のお兄さんが
恋の面倒まで見てあげる事になって、少し気の毒になった結末でした。