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seishun no yarinaoshi ha isekai de
滝沢晴先生の作品にハマっていて、色々過去作を漁っていた中で見つけた、こちら。
突然異世界の高校で学生生活を送ることになった26歳男子、誠が主人公のお話です。萌えを感じたか?と言われると??と言う感じではありますが、笑いながらライトに読めて、面白かったです◎
高校時代にカースト上位のクラスメイトにいいように使われ、社会人になってからもその陰から逃れられず会社を首になってしまった誠。
これからどうしようか、と公園で悩んでいたところ、怪しい仙人のような老人から高の入学願書を渡されます。
「年齢・性別・”種族”を問わず多様性を受け入れる」という謳い文句に魅力を感じ、トラウマとなっている高校時代をやり直すことに。
ところが入学式の日に、人間は自分一人だけ、他は異種族ばかりの学校だということが分かり、癖の強い同級生たちに囲まれて過ごすことになります。
おまけに入学式の日からなぜか誠を睨んでくる「死の番人」タナトスが実は人間オタクで誠を推しておりーー!?
と続くお話。
最初のページに各キャラの短い説明とイラストがあり、ところどころ挿絵もあるのでイメージしんがら読むことができ、楽しかった!
脇キャラたちも異種族とあって(?)個性豊かで、クスッと笑っちゃう部分が色々ありました。
死の番人タナトスが誠を推しており、「ウインクちょうだい」のうちわを作ったりして振ってる描写が笑えます( ̄∀ ̄)
「至近距離は無理だ、(誠の)周辺の空気まで正常だ」とか言っちゃってて、完全に推してる。
自分の存在意義に悩む誠に対し、「推しは息をしてるだけで尊いんだ」と語ったその台詞に完全同意で鼻息荒く、自分も「うんうん!」と頷いていました笑
ドタバタ異世界学園コメディという感じで、テンポよく最後まで楽しく読めました。
(学園を退学して人間界に戻り(タナトスにとっては全てを捨てての”人堕ち”)、二人一緒に暮らす部分なんかは「そんなに簡単にいくんかーい!」ってちょっとツッコミたくなったものの。)
一点、タナトスがずっと受けのことを「不破くん」呼びだったのに、海に行ったシーンで突然前振りなく「誠」になってたのは…間違いなのかなあ?
(「俺たちからすると、誠の年齢は赤ちゃんだよ」のセリフ)
次のページではちゃんと「不破くん」呼びになっていたので、ん??となりました。