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攻・野津早志(32) 合法すれすれの実業家 ヤクザの組長の伯父がいる。
受・関朋敦(27) 花屋兼カフェの経営者
亡くなった両親の後を継いで花屋とカフェを切り盛りしている朋敦。
ある日、威圧的な雰囲気を持つ2人組みの客がやってくる。
野津不動産…以前から執拗に店の土地を売れと文書を送りつけていた…と名乗った野津は、朋敦を脅し、強姦する。
その時の声を録音されてしまい、それを盾に身体の関係を続けさせられています。
野津は傍若無人で冷酷なのに、ほろりとさせるようなところがあったりします。
近所の評判は悪くは無いし、カゼで寝込んでいた朋敦を甲斐甲斐しく看病したり。
ヤクザまがいなだけの男だったら屈辱的なセックスにも耐えられるのに、野津はそうではない。
気持ちが野津に傾きそうな自分に怯えながらも関係を続けています。
朋敦の店を狙っているのは、野津の伯父である組の息のかかった建設会社。
頑なに土地の売買を拒否する朋敦に、
「俺がこの一件から手を退かない限り、他からの嫌がらせは心配する必要は無いが、俺の手を離れたらこんな平穏な時間はなくなるんだぞ」
と言われ、自分の置かれた環境を思い知ります。
またヤクザの脅しから護られていることにも気づいてしまいます。
ノーマルだった野津が男にハマったと聞いて心穏やかじゃない逸見億人が、野津の留守を狙って朋敦の店の営業を妨害。
帰国した野津がそれを知り、億人に釘を刺します。
野津を裏切っていた側近の豊永を使って朋敦を拉致り輪姦しようとしますが…。
野津に助け出された朋敦。
暴力から始まった関係が、いつしか…というお約束のストーリーですが、朋敦が最後の最後まで野津に
「好き」
と言わない所が、私的ツボです。
野津の気持ちは「独占欲」あるいは「征服欲」であって自分の望むような感情じゃないかもしれないと疑っています。
だからどれだけ気持ちが傾いてても、絶対に口にしません。
この頑固さ、強情さに、野津の方が折れるんですよ。
流され受かと思ったら、実はツンデレ女王様だった朋敦。
征服者から下僕に成り下がった野津と末永くお幸せに~。