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authentic proof
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
一途なスパダリ実業家×美貌の天才犯罪心理学者のシリーズ。
①スクランブルメソッド 2017/03/01
⓶コンプリートセオリー 2019/07/30
③オーセンティックプルーフ 2022/03/16
一部 誕生日プロジェクト
二部 池谷さん
三部 オリバー
おまけ 刑事とリーフパイ 東館さん
・・と、三作続いているので、再読から手を付けました。
前作で、久嶋と行動を共にして、穴に落ちて骨折。
その続きで、骨折がまだ完治しない音喜多さん。
なのに、自分の事より、久嶋の誕生日のことばかり考えている。
死別した相手と酷似した顔立ちの久嶋を喜ばせたくて、頭がいっぱい。
久島の誕生日のサプライズをどうしようか、ずっと迷っている最中に
久嶋から呼び出しの電話を受けて、いそいそと出かける音喜多さんは、恋する乙女のよう。
BL版ホームズ的ミステリーラブノベルスだから、ネタバレ厳禁ですね。
今作も、音喜多さんがとても気の毒になる展開
・・久嶋との距離は、縮まったのかな?
久嶋が鈍感なだけなら仕方ないけど、故意の自覚無しなら、音喜多さんが気の毒。
ずっと発売されるのを心待ちにしてました。
前作で音喜多が怪我をしてしまいましたが、あれから久嶋との仲は進展したのかとても気になっていました。
全三話から構成されてますが、お気に入りは第三話でした。簡単に各話の感想を書いてみたいと思います。
まず第一話ですが、久嶋が下宿する徳澄教授の飼い猫の一匹である枝豆が行方不明になるお話でした。久嶋の洞察力が光ってました。誰しもが音喜多のように考えてしまったと思うんです。そして枝豆失踪に関わっていた人物のことが、後から恐ろしく感じてゾッとしてしまいました。久嶋は枝豆失踪がキッカケでしたが、未来に起こるかもしれなかった犯罪を未然に防いだのかもしれません。
第二話は愛すべきキャラである、久嶋のお世話係で苦労人である池谷さんのお話でした。
このお話はとてもほろ苦いものでしたが、久嶋が池谷さんを大切な存在だと認識していることが分かって暖かい気持ちになりました。
そして第三話ですが憎めないキャラである、音喜多の顧問弁護士の八十田が殺人事件に巻き込まれるお話でした。このお話には久嶋の同僚であるFBI捜査官のオリバーが登場して音喜多の心がざわつくのですが、ここで以前と違う久嶋の変化が伺えてとても嬉しく感じました。
少しずつではありますが音喜多と久嶋の間に甘いものが漂って来たと思います。
久嶋のおかげで事件は見事に解決するのですが、オリバーがわざわざ来日した理由が久嶋の身に起きた拉致監禁事件の犯人に関することでした。
あのおぞましい事件が本当に解決したのか…久嶋が音喜多に話した一言からこれからの展開を楽しみにしたいと思いました。
オリバーが久しぶりに会った久嶋に表情が出てきたと思ったように、音喜多と一緒にいることで久嶋はかなり変わったと思うんです。音喜多は自信がないようですが、久嶋のなかでは音喜多はかなり特別な存在だと感じたお話でした。
シリーズ3作目のこちら。
順番としては、「スクランブルメソッド」→「コンプリートセオリー」→そしてこちらの「オーセンティックプルーフ」、最新刊の「アディショナルデザイア」となります。
実は自分は変則的に最新作の「アディショナル〜」から読み始めたのですが、
内容理解には問題なし。
溺愛スパダリ攻め、そしてミステリー好きな方なら絶対ハマる!と強くおすすめしたいこのシリーズ。ぜひ…!✨
どの本も300P超えくらいあり、そこそこボリュームがあるのですが
夢中になってどれも一日で読み切ってしまいました。
さて、こちらの3巻。またまた沸き起こる事件の数々。
今回は「猫失踪・切ない池谷の事件・八十田弁護士ピンチ!」の3本立て。
そこに久嶋の誕生日プロジェクト(と言ってもいいと思う!)なんかが絡んできて、
スパダリ・音喜多の溺愛を堪能しました…♡
で。
新刊の方で音喜多の会社の顧問弁護士である八十田がものすごく音喜多に気を遣い、
ぺこぺこしているのが気になっていたのですが…
そういう事情があったのね〜!と、やっと納得。
今回は八十田がとある殺人事件のコマにされ、自分が犯人にされそうなリスクを回避するため(結果的に)久嶋を使い、音喜多の誕生日の始まりを台無しにしてしまう…といった内容。
溺愛系スパダリ・音喜多×奇人変人の天才元FBIアドバイザー・久嶋の
楽しい掛け合いももちろん健在。時々本当に音喜多が気の毒になるのも。笑
この3巻で音喜多に共感してしまったのは、久嶋のFBI時代の同僚への、強烈な嫉妬心です。
恋のライバルではなかったとしても、二人の間に流れる時間、共有している思い出に
嫉妬してしまう音喜多の苦しみと葛藤、そんな自分をバカだなと思う気持ち。
そんな諸々が強く強く伝わってきて、切なくなってしまった。。
一筋縄ではいかない教授を愛するというのは、まったく大きなパワーとひろーい心が必要だよね…と、音喜多に同情しちゃいました。
笠井あゆみ先生の美麗すぎる二人の絡みも麗しくて目を奪われる…!
最高of最高です、感謝感激。
こちらの3作目を読み終えたばかりですが、この流れでもう一度最新作「アディショナルデザイア」を読み返そうかなと思っています。
それぐらい、大好きで虜になってしまったシリーズ。
まだまだ続いてほしい…!と、続刊に期待して、待っております☺︎❤︎
スクランブルメソッド→コンプリートセオリーに続く3作目。塩対応な受けが大好きなんですが、3作目ではやや心が通って?甘くなって、笑うところはちょっと減ったので萌にしました。同人誌等の爆笑話のイメージが強かったからかも。塩対応変人受けが気になる方でしたらぜひぜひ1作目から。3編で320P超+あとがき。
お話は以下3編。
1.ある日「徳澄教授の家まで来ていただけませんか」と、愛しの久嶋から呼び出しを受けた音喜多。いそいそおでかけしたのですが用件は「えだまめが帰ってこない」というもので・・・という猫ちゃん行方不明のお話。
2.三月下旬、桜を見ながらアフタヌーンティーしよう!とお出かけしたら、そのホテルで池谷さんが女性とお茶しているところに出くわして・・という池谷さんのお話。
3.大学構内で八十田に出くわした池谷。なんでも久嶋に一緒に来てほしいところがあるらしく・・という八十田災難なお話。久嶋の元同僚も登場します。
事件関係者以外での新しい登場人物は、3に出てきたFBIのオリバーぐらい。オリバーはまた出てくるのかな?
既存の登場人物は皆さんご活躍。
池谷(久嶋の助手)、汐月(音喜多大好きな警察キャリア)、八十田(音喜多の顧問弁護士)、徳澄(久嶋の下宿先)、半林(音喜多の世話役&運転手等々万能プレーヤー)ぐらいかな。
++攻め受けのご紹介
攻めの音喜多は、久嶋のことが好きで好きでどうしようもなくなっている、セレブさん。起業していたけど社長業はもう譲っていて有り余る資産をもとにやりたい放題久嶋に尽くしたいと考えているイケメンセレブ。
受けの久嶋は、FBI特別犯罪捜査チームでアドバイザーだった方&なんでも記憶していちゃうタイプの天才。方向という言葉が辞書にないタイプの方向音痴&三食全部ケーキでもオッケーなんじゃないかという超甘党。空気読まないタイプで、惚れているという音喜多にも超塩対応な変人宇宙人美人さん。面白すぎて大好き。
今回も事件起きて解決ってパターンのお話3つでした。3話目に、アメリカでの受けの元同僚オリバーが出てきて、気分上がったんだけどな。事件解決したらさっさと日本から出国してしまったので、ちょっと残念でした。4冊目でもっと絡んでくれないかしら。
お話としては最後の方にめちゃくちゃ甘くなるのです。音喜多の誕生日に「プレゼントは僕でもいいですか?」なんて聞くんですもん、信じられない、あの久嶋が!という気持ちでいっぱいです。とってもご褒美もらった気分。だからといって安心できないのが久嶋藍という男なので、叶いますなら四冊目でまた二人に出会わせてくださいませ。
三作目にしてやっと?九嶋の言葉が変わってきたようで、長い道のりも少しはゴールが見えたんでしょうか。
今回も、いろいろな事件が起こって九嶋大活躍(笑)
そしてことごとく、音喜多は肩透かしというか、目の前で幸運が逃げていくというか。。。不幸な攻めです。ここまで攻めが蔑ろにされる物語は珍しいのではないかな。
でも、今回は九嶋に「特別」って言ってもらえましたね!良かったね、音喜多さん。
そして、最後に出てくるオリバー!
彼に嫉妬してしまう音喜多さんは可哀想だけど可愛くもある。
九嶋はオリバーに言われた「音喜多が久島を狙っている」にそうじゃなくてもう肉体関係がある関係なんだよ、と思いつつそうは言わなかったんですが、それを音喜多にはちゃんと言うんですよね、ニクいなぁ。
そしてまた「音喜多さんは特別」って言うんですよ。
鈍感なのかなんなのかわからない受けですが、正直だし思ったことは言う性格なので、そういうところはいいなって思います。思いがちゃんと(たまにだけど)音喜多に伝わってるし、音喜多もたまに言う一言に感激してしまうんですよね〜。
まだ九嶋が事件解決していくストーリーで続編が出そうな感じですが、長期シリーズになるかも知れませんね。