バーチャルアルファとオレ

virtua alpha to ore

バーチャルアルファとオレ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神51
  • 萌×216
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
10
得点
334
評価数
81
平均
4.2 / 5
神率
63%
著者
コオリ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
榊空也 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434300738

あらすじ

舞台は、思春期ごろに『二次性(アルファ、ベータ、オメガ)』を確認する検査が行われるオメガバースの世界。ベータの家系に生まれたにもかかわらずオメガと診断された奏は、検査から数年経って尚、オメガであることに戸惑いを覚えていた。そんな奏を心配したかかりつけ医の勧めでメンタルケアアプリ『バーチャルアルファ』のテスターになった奏は、「自分のアルファであるクラスメイト」という設定のAI『悠吾』と話すことで、常に真摯に愛情深く接してくれる彼との対話に、少しずつ自身がオメガであることを受け入れられるようになる。いつしか奏は悠吾に対して、AIだと分かりながらも、仄かな恋心を抱き始めて――

表題作バーチャルアルファとオレ

悠吾,アプリ『バーチャルアルファ』のAI
季村奏,学生

同時収録作品アプリ開発者の話

八柳眞砂,研究室室長,23歳
八柳海弥,秘書,30歳

同時収録作品二人の未来

悠吾
季村奏,学生

レビュー投稿数10

溺愛オメガバース!

Webの連載から追いかけていた作品です。
大大大好きなコオリ先生の作品にこちらも大大大好きな榊先生がイラストを担当されるということで、発売されるのを楽しみにしていました!


この作品の面白いところは、攻めがスマホアプリ「バーチャルアルファ」のAI人格であるということです!

自分がオメガであることに悩んでいた主人公(表紙右側のDK)がAIのアルファと触れ合うことで少しずつ自分がオメガであることを受け入れられるようになっていく過程と、その気持ちが恋愛に変わっていく様子が丁寧に描かれています。
主人公の奏くんがうじうじしていない男前な性格なのもポイントが高いです!

オメガバースはBLじゃなくてもいいのでは?と思う作品も少なくない中、この作品はBLの良さも詰め込まれていると思います。
あとエッチも濃厚であまあまなので、溺愛攻めがお好きな方には是非とも読んでいただきたいお薦め作品です!

アルファの献身、そして包容力に大満足できるお話でした!!

11

何度も萌え泣きました

「アルファポリス」Web小説からの書籍化で第8回BL小説大賞『特別賞』受賞作品との事。
Web小説の書籍化は高価で慣れない人間には驚きます。でもあまあま溺愛攻め好きには大満足で、厚さはあれど無駄に思える様なシーンも誤字も無く、ほぼ萌えシーンしか無いので、躊躇してる方いましたらクーポンとPt駆使してでもぜひ!!

奏(高校生?)は男の自分がΩという事が受け止め切れず、発情期も嫌で、義兄である医師にも無意識に壁を作っている。義兄が勧めたΩ用のアプリで、ヴァーチャルαにAI相手だからこそ素直に話すんですがこれがもう萌えて泣けた…
身体の怠さ辛さ、異変への怯えを訴える葵に、ヴァーチャルαは心配したりどうしたら楽になるか一緒に考えたり、優しい言葉や時々ドキッとする言葉をかける。めっちゃ丁寧で気遣われてて優しいのだけど『後ろ…欲しいの?』とかエッッチ……

アプリを通したやりとりで序盤から痺れるように萌えるのですが、実際の彼との出会いが本屋さんだったり、出会ったことで余計に身体に変化が出たり、オプションの丸い加湿器みたいなのでΩ性に幸せを感じさせたり、甘い言葉にビクビク感じたり、萌え枚挙にいとまがありません。

AIとの恋は現実味があって、すれ違い要素もただのテンプレにならない感じの書き方が良かったです。自分の身体を大事に思ってくれる他人や辛い時寄り添ってくれる人を好きにならない訳がないし、ハピエンと分かってても相手が存在しないと思い込んで辛くなるの切な可愛い…

イラストでは(挿絵がなくて残念)可愛らしい容姿の奏ですが、口語や考え方は男の子然として周囲への思いやりが強い。その分迷惑をかけたくなくて背負い込んでるのですが、最後にはスパダリαを抱きしめるスパダリΩになっていてかっこよかった。

ただ、あれだけΩ性を認められなかった奏が悠吾と恋人になって受け止められたまでが丁寧に綴られていたので、出来れば妊娠する事までしっかり受け止めてから行為をしてほしかったなとちょっと思いました。
開発段階アプリの裏側は、序盤から予想できるものの結構引きました。モニターとして信頼できる人を選んだとしてもAIがカバーするにしても、お話によっては執着腹黒攻めにも成り得そうだし犯罪起きそうでちょっと心配になります。二人が偶然運命の番だったから良かったとしか。

8

間違いなく溺愛!!

帯に偽りはありませんでした。
こちらの作品は紛れもなく「溺愛オメガバース」です!
読んだ後にしばらく温かい幸福感に浸れる、素敵なハッピーエンドのお話でした!

4

エロとあまあまに溺れた

エロと甘さが堪能できる作品だと聞いて、すごく気になっていました。しかし本の厚さとお値段に躊躇。文庫本2冊分かぁ…。なかなか購入出来ずにいたのですがこの程意を決して、えいやっと購入しました。"えいやっ"って大事ですね(by Indeed)!


確かに確かに!エロてんこ盛りでした。
あまあま溺愛攻めが好きなので私の好みドンピシャでした。悠吾の奏への愛がとことん深い…番を他に作らない証として犬歯抜きます?身の捧げ方がすごいです。


↓ネタバレです。

オメガ性を受け入れられず、かと言って人に相談することも得意でない奏。医者でオメガの義兄に勧められて、バーチャルアルファアプリに登録します。アプリでは、仮想アルファとやり取りをすることができます。奏とやりとするのは悠吾というAI。リアルに相談しにくい悩みや疑問、その他他愛もない会話をしていく中で次第に奏は悠吾に惹かれていきます。悠吾の方も、オメガに対して良い感情を持っていなかったけど、こちらはバーチャルオメガアプリを通して、奏と繋がり好きになっていきます。

繋がる場所はアプリの中だけで、バーチャルの世界だけど、実際はリアルな人間同士のやりとり。実在しないと思っていた相手は実在しています。

今まで触れたことのない設定と展開にワクワク。アプリのシステムが難しいと思うこともなく、ストーリーも面白くてサクサク読めました。むしろ好きな部類でした。

エロのパートが想像以上に多くてびっくりしましたが、好きなので(笑)有り難く楽しませてもらいました。表紙の2人からは想像しがたいほどです。発情期のシーンばかりで、オメガもアルファも生きていくのが大変だなぁ…と思わずにはいられなかったです。そのぶん運命の番として出会えた2人の甘イチャエロを十分に堪能できたので良しとしました。


ちょっと違和感があったのが、奏の家族でした。前半、奏の発情期には一切登場せず、奏があんなに苦しんでいるのに心配とかしないのかな…家族とうまくいっていないんだろうかって思ったのに、悠吾と番になったことを報告した時や家族に紹介した時は、すごく奏のことを心配して気遣っていたのが、あれれ?でした。後半急に素適な家族感出ていたけど、腫れ物を触るように接していたというのは、奏の思い込みだったんでしょうか。それでも月1の発情期のときは様子を見にくるとか、オメガ性への理解を深めて奏と向き合うとか……奏からは家族のそんな感じを受けなかったので、ここだけ違和感ありました。


このお話では、色んな番のカップルが登場してきたので、彼らのストーリーも気になるところでした。悠吾の秘書カップルのお話も面白かったです。悠吾の両親や奏のフットサル仲間カップルのストーリーも読んでみたいと思いました。


結構分厚い本なので我が家の書棚でなかなかの存在感を放っています(笑)また読み返したくなるような話だったので、たまにパラパラしちゃいそうです。"えいやっ"して良かったです。

4

バーチャルだからこそ、始まる。

評価は神寄りです。(迷ってるので変更するやも)

設定が上手い…!!!
優しさと温かさを感じるオメガバースでした。

ネットがこれだけ普及した現代ににおいて
1度も会ったことがない、本名も知らない、
けれど何でも話せる親しい友達というのは珍しい話じゃありません。

このお話もそれに通じるモノがあります。

主人公のΩ受けは自分のバース性を受け容れられず、
誰にも話せない悩みを抱え心を閉ざしているんですね。

実体を伴わないAIだとわかっていているからこそ
人には話せないような悩みも気遣わずバンバン言えて。
気持ちを吐露することで楽になれるセラピー状態です。

孤独を抱えた心に寄り添ってくれる存在の大きさがジワ~っと広がります。

しかし。
生身の人間じゃ無い気軽さがあるからこそ話せたのに、
いつしか実在していて欲しいと求めるようになって…。
AI相手に恋をしてしまった悲しみが襲ってくるんです。

状況が皮肉なんですよ(;ω;)
バーチャルだから閉じた心を開くことができたのに、
バーチャルだから会いたくても存在しないっていう…。

結局 本能に振り回されて疲れ切ってても
Ωにはαのフェロモンが、
αにはΩのフェロモンが、生きてく上で必要なんですよね。

作中でオメガバース性について
【元々誰かと寄り添うことに特化しているような性だ】
と 表現されていたのがグッときて胸に残りました。
本能の部分が温かな解釈になってて好きです(;///;)

ちなみに帯にデカデカ書かれていますが、
こちらは『溺愛オメガバース』ハッピーエンドです♡♡

包容力溢れつつもワンコな(AI)大人攻めと、
Ω性と頑張って向き合うようになる受けの甘々な世界。
心から大切な人と優しい関係を築ける温かい世界が見られて良かったです(﹡´◡`﹡ )

また同時収録のスピンオフ。
これもすごく良かったーーー!!!

バーチャルアプリ開発者のお話なんですが、
番になった後に関係が上手くいかなくなったCPなんですね。

番なんてずっと仲良しの魔法じゃなくて
結局は互いに思いやりが必要な人間関係のひとつ。
AI相手だからこそ言える本音、わかるなぁ…と思いながら読みました。

以下余談です。
初めて買ったレーベルさんなので知らなかったんですが、
榊さん大好きなので挿絵がなくてとても残念でした…;;
(話が面白かったので途中から気にならなかったけど)
(万が一、話が合わなかったらショックが大きい…;)

14

エッチでした〜!

Twitterで好きな作家さんがRTしてたのと、
他にもいろんな方がおすすめしてたので
購入してみました!

届いたら結構分厚くてびっくりしたけど(笑)
続きが気になって
あっという間に読めました!
エッチで素敵なお話でした〜★

主人公の奏君がカッコよくて可愛い〜!!
オメガなのに芯が強くて男前で、
普通にカッコいい男子でした!!!
こういうオメガも好きかも!

バーチャルアルファみたいなアプリが
プレイしてみたくなりました。

3

AIと恋するオメガバース

オメガということが受け入れられない奏は、ある日主治医に頼まれてバーチャルアルファというアプリのテスターをすることに。バーチャルである相手のアルファ悠吾とのメッセージのやりとりに、次第に心は癒されて、やがてAIだとわかっているのに恋をしてしまうが実は…というお話。

奏が高校生らしく頑なで潔癖な印象で、そんな奏が悩んで悠吾に心を開いていく過程が良かった!
あと攻の悠吾が穏やかで優しくてとても癒されました…!

こちらの作家様のD/S設定のお話が好きで、こちらも購入したのですが、お話がしっかりとしていて好きな作家様だなと再認識しました!

1

もう疲れちゃった

4分の3くらいでもうギブアップでした。

ずぅーーーっと奏がオメガであることを受け入れられず抗ったり、発情期にひたすら自慰ばかりしてたり。そこが長くて…。

バーチャルアルファを登録してからは、気持ちを素直に打ち明けられて発情期も楽に過ごせて。良かったねと思ったら、AIに恋しちゃった!とか発情を共有してしまった!みたいな感じで悩みすぎて…。

やっと悠吾と会えて、良かった〜(泣)実在したんだ!さあ、早くエッチするんだよね?と思ったらまだ…。いや、ここの甘々やお互いのバース性の乗り越えや、番うことへの抵抗がなくなるところも大事なんですがね。

そしてやっと!やっと!
とっても評価が高いし溺愛ってあるし、ヘタレわんこ美形年上攻めを堪能したいのに…。
なんか疲れちゃって。

お互いトラウマを抱えたり受け入れられなかったことが、この二人だから前向きになれたのは良かったです。
が、奏が自慰のシーンが多くて長くて。なかなか本能に従ってくれないのももどかしく。 

あとバーチャルなのに実在してて組み合わせるっていいの?そこらへんは後ろの方にのってたのかな?

5

攻めが好き

榊先生だったから購入。アルファポリスさん、そういえば中に挿絵がなかったんだったとちょっとがっくりしたものの、アルファ、オメガ双方の気持ちに「うんうん」と思うところあったのと、攻めが可愛かったので萌2より萌にしました。本編310Pほど+番外編2編。オメガバ王道で色っぽいシーン多めな気がするので、お好きな方にはたまんないかも。

自分がオメガであることを受け止められず、ベータの高校に通っている奏(そう)。姉の夫で主治医である夏月から「バーチャルアルファ」なるアプリがあるのでテスターになってほしいと頼まれ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの家族、夏月(姉の夫、主治医)、受け親友とかフットサル仲間、攻め両親ぐらいかな。そんなに気になるサブキャラはいませんでした。

++攻め受けについて

受けはオメガということを受け止めきれずにいて家族ともあんまりコミュニケーションできていません。だから発情期でしんどいなあと思っても、「しんどい」と吐き出す相手がいない。それをバーチャルアルファというアプリ(AI)とチャットすることで吐き出していくという流れ。あーわかるなあととても思ったんです。しんどい時にしんどいって言える相手がいるのって、とっても楽だと思うのです。それでAIと分かりつつ、雄吾という名前のアプリ内キャラに惹かれていくのはとってもよくわかる。

あと発情期のつらさが、ヒートでしんどいというより生●痛でしんどいという感じに読めて「ああああしんどいしめんどくさいよね・・」ととってもシンクロしちゃいました。

攻めの方は超スパダリ。お仕事ばりばりという記載はあまり感じとれなかったですが、「優しい!」「大型わんこ!」という印象があり、めっちゃ好きなタイプでした。穏やかなんですよねええ・・歳はそこそこ離れているし、受けは高校生だからか、ゆっくり心を通わせていくように思えたし。

何より受けに好かれたい!とひそかに一生懸命で、お座りして見上げてしっぽを振っているゴールデンレトリバーな印象を受けたんです。可愛いんだよなあこの攻め。

攻めのキャラとお話にうんうんと思うところがあったお話でした。あと一押し何かがあったらもっと嬉しかったんだけどなとは思うのですが、何があれば良かったのか今一つ思いつかなった・・・くやしい。

4

挿絵があればなあ

 受けが好きになれないタイプ。
 攻めのフェロモンで素直になってる時の受けが可愛すぎて、ずっと発情期だったらいいのにって思いながら読んでた。
 
 さわりの部分も、なんでバーチャルアルファの相手男なんだよ女が良かった〜みたいなこと言うし、自分がアルファを受け入れる肉体構造してるの無理! ってオメガ全否定するし、こいつは嫌いなタイプの受けだ〜って読むの躊躇うところだった。
 攻めはダメな部分がない。

 メインカプよりも、オマケストーリーで主役だった真砂×海弥のカプの方が好き。

 最後にもったいないのが、挿絵がないこと。

3

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