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明生は小野瀬グループの跡継ぎで、いつもボディガードをかねた番犬が傍に居る。
番犬の名前は高見信矢。
ある日、明生が友人の猛に薬を飲まされてラリってしまったのをきっかけに、明生が信矢にお願いする形で、体を重ねるようになる。
明生は、もうずっと幼い頃から信矢のことが好きだったが、信矢は仕事の一環として相手をしているのに違いなく、主従関係から明生が自分の気持ちを伝えると信矢に断られるはずもなくて、明生は自分の気持ちを伝えることなく体だけの関係を重ねて行く。
そんなある日、明生が誘拐されてしまう。
しかし何故か、誘拐犯は幼い頃に亡くした父親と同じ顔をしていて――!?
という話でした。
何せ、周囲からわがままざんまいにしか見えないであろう明生は、実のところ、信矢以外は何も見えてなくて、でも信矢を縛ってしまったのは自分だから、と全てを諦めて……というか、受け入れて生きている……という感じの子で。
信矢を自分のボディガードにしてしまって、一生を縛ってしまった事をものすごく後悔している……。
だからいつか自分がトップに立てたら、信矢を自由にしてあげようと思っていて……というのが、二人の関係の話。
結局のところ、信矢が自分から望んで、その位置にいるんだ、ということがわかって二人はハッピーエンドなんですが……
実はそっから先が怖かったです。
つか、それが本当だったら「ホラーだよ……」という感じのことがすべてが解決した後に書いてあって、驚愕しました。
検索したら続きがあるみたいだったので、それはそっちできちんと書いてくれそうなので、それを楽しみにしておきます。
全てが解決してからの方が怖い話って初めてです……
セレブもので、幼なじみもので、主従もの。
読みやすい文体と、親しみやすい受け、かっこいい攻め。
萌えシチュエーションが詰まった、さくっとエンターテイメントなお話でした。
スーパーセレブな受けの日常生活や、じいさんのやってる裏の仕事、幼なじみである攻めがよく分かんない訓練を積んだことなど、リアリティゼロですw
説明を読めば読むほど「ないないww」と思ってしまったもんで、そのへんからは目をそらして読むように努めてました。
大事なのは、幼なじみ萌えできること。それと、「受けが上の立場」というシチュでの主従関係に萌えられること。
もうちょっと個性的なプラスアルファがあれば良かったかなーとは思いましたが、全体的には面白く読みました。
純愛:☆☆☆
H度:☆☆☆
オススメ:☆☆☆
登場人物 明夫(御曹司)高見高見信矢(幼馴染でボディーガード)
主従ものです。
明夫が確信犯的にボディーガードの信矢を誘っている部分がよかったです。
硬派で従順、番犬のような信矢って鬼畜さにはかけますが、なかなかいいキャラです。
おぼっちゃまの明夫の客観的にものを考えつつ、健気さも作品のよさでしょうか・・。