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ichiokunisennanahyakuman no ai wo sasagu
綺月先生×亜樹良先生ですもの、
そりゃあ読まなくては!
表紙を見るにコワモテの髭ヅラ兄貴が
攻め…と見せかけてかわいい茶髪ワンコが
ガンガン身体で癒すお話でした♡
ガタイが良いカプ好きな方はぜひ!
現役と元サッカー選手のお話です。
夢破れて落ちぶれた先のだらしない女性遍歴には
ムカムカしますが(女性相手の描写も少しあり)
男ふたりのサッカーにかける熱い気持ち、
何年越し?!の(もはや執着)愛。
最後は小さい子どもど大きい子どもの笑顔が浮かぶ、なんともさわやかな読後感です。
2005年にSHYノベルスから出版されていた同名作品の電子書籍。
何で海王社からの出版なのかは解りません(その辺、解る方がいたらコメントなどいただけると嬉しいです)。
いや、Jリーグ周辺の熱気がとても懐かしいお話です。
今、中高生に人気のスポーツって、テニスやバドなど個人競技方面に向かっているそうで、ひょっとしたらお若い姐さま方にはこの『ムワッとした暑苦しい感じ』のとらえ方は「私と違うかもしれないなぁ……」と思ったりしました。
なんちゅったらいいのか……
海外移籍という夢を追って、それを掴み損ねた為に、人の目の届かない処で自分を捨てて自堕落な生活を続ける和久田の姿とか、まだほんの少しバブリーな匂いがするのです。
そんでもって、その和久田に憧れて憧れて、スター選手にまで駆け上った槙野の「俺の憧れのあなたがそんな不甲斐ない生活をつづけいて良いわけがない」と押し付けて来る、崇拝に支えられた残酷さとかね……誤解を恐れずに書いてしまうと「古い」んですよ、実に。
で、この古さが実に良い味を出していると思うんです。
最近こういう暑苦しさを感じるお話が少なくなっているからかもしれません。
もしくは、16年も経って大層美味しく発酵したのでしょうか?
私は年寄なので、是非若い姐さま方のご感想が聞きたい!
出版社あらすじに『書き下ろし番外編も収録』と書いてありますが、この番外編がまた良い味を出しているんですな。本編の熱さからはちょっと離れてほっこりしました。文章の雰囲気も違うので、ひょっとしたら本編執筆から時間をおいてから書かれたのかもしれません。
それがまた、萌えちゃったんですよ。