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yakan hikou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
2021年刊。
このカップルが初登場したのは2019年刊『夜間飛行』だが、中東・シャティーラにて無事にヨリを戻したようで。
この話でも続きが期待できそうな雰囲気だったので、シリーズ化したら嬉しい。
脇坂と深瀬は東京に戻ってからも表向きは何でも屋、実は警視庁公安部所属の捜査官として上司・野上の指示を受けてバディを組んでいる。
相変わらず深瀬(受け)のほうが脇坂(攻め)にベタ惚れで、彼の一挙一動が気になるようで。
今回は先に逮捕された爆破製造者が最後に売り渡した爆弾の行方を追って、事件を未然に防ぐという流れだ。
話の展開としてはガッツリと捜査の描写に割かれていて、刑事・公安ものが好きな自分にとっては大いに緊張感があって面白かった。
(勿論、二人の濃厚なエッチシーンもあるよ)
標的となっているのがどす黒い政治家数名で、その中の一人の公認秘書・芦屋が重要人物として浮上する。
深瀬には何かと反発する芦屋だが、どうも彼は育った環境の違いからくるコンプレックスが強いようだ。
深瀬は自身の出自を隠していないし、育ちの良さからくる前向きな性格が滲み出ているからね。
その辺りの二人が衝突する描写が上手いなと感じた。
ただ、事件の顛末に至ってはちょっと昇華不良気味に終わったかな。
爆破事件を企てた共謀者にとっては、父親が一人だけ汚職の罪を被って自死したという復習の念が強かったのに、結局同じ状況のの人間をまた作った訳なんだけどね。
脇坂と深瀬はこの不条理な結果を察しつつ解せない気持ちも拭えないながらも、次の事件に備えて割り切りざるを得ないようだ。
さて、"彼"の本音は如何なものかな…と気になる。
前作で、脇坂が警察を辞めたわけではなく、野上警視の策で公安に所属していると分かり、深瀬もSPから公安へと引き抜かれます。
この作品はその後、脇坂サポートサービスを隠れ蓑に二人が事件を追うところから始まります。エロ的には特筆するところは無いですが、相変わらず笠井あゆみさんの絵はエロい(笑)
今回は、深瀬おぼっちゃまの幼少の頃に出会った少年(芦名)との再会が軸になっています。事件解決は進んで行くんですが、政治家絡みで納得のいく結末にはなりません。大物政治家だから事件そのものをすり替えて消しちゃいます。
でも、野上警視はそれも落とし所として利用したようで。
ラストは野上から脇坂に新しい仲間を紹介されます。脇坂はわかっていたようで。
深瀬はすれ違いで席を立った女性に対して嫉妬しますが、脇坂からあたらしい仲間と言われます。実は女装した・・・
深瀬はどーするんでしょうね♪
事件途中で狙撃されかけた件もまだ回収されてませんし、続きが読めそうなので楽しみです。
先生買い。これは続いてほしい!と思う終わり方でしたので、期待を込めて萌2寄りの萌にしました。本編210Pほど+あとがき。警察ものがお好きな方でしたら、オススメです。
カモフラージュとして便利屋を二人でやっている脇坂と深瀬。ある日、野上から連絡があり、本業である公安の仕事をすることに。爆弾を作ったやつを捕まえたはいいけと、既に爆弾は取引で別の人間の手元に。ターゲットになりそうな要人のところへ二人出向くと、対応してくれた政治家秘書が深瀬に不思議な反応をして…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ターゲットになる政治家少々、齋賀(爆弾手に入れた人)、芦名(政治家秘書)、野上(恋々に出てくる警察庁キャリア)ぐらいかな。芦名、良いですね…
++以下、より内容に触れる感想
攻めは寡黙め、高○健さん系統とおもう方。受けは攻めに惚れて惚れて惚れぬいている方。感情隠せない方では…?と思います。めちゃお金持ちの末っ子、そして優秀スナイパーさん!(今回狙撃の腕を使うところがなかったのは残念)
そんな二人は既にくっついているのですが、同棲したいなあ…と受けがもじもじしているような状況です。読んでいるこっちがくすぐったい。そして事件話もスリリングで面白かったです。
そんな二人の恋話より私が気になったのは、なんと二人の仲間になるであろう新規参入者が出たということ!最後の最後にそれが明かされたので、あ、ちょっと待って、いやこれどうなるのっ?!と気になって仕方がなかったのでした。どういう立ち位置で役どころになるんだろう…?
ほんとに続きを何卒お願いします!!!深瀬さんの狙撃話もお願いします!
前作の「夜間飛行」は遠野春日先生の20周年記念作でもあったのですが、その完成度と面白さに当時は続編を書いて欲しいと思っていました。
それが今回念願叶ってめでたく、続編が刊行されると知った時は狂気乱舞でした。
ようやく読みましたが、すっごく面白かったです。
遠野春日先生の作品てLOVEもしっかりあるのに、それだけじゃ無くてとてもバランスが良いんですよ。今回も深瀬視点で一緒になって事件を追うのが、読んでて楽しかったです。
そして何と言っても今作では魅力的な芦名という人物が登場してて、深瀬と同じく彼をこのまま事件で埋もれさせたく無いと思っていたので、最後の野上さんによる彼の処遇に思わず興奮してしまいました。
これってシリーズ化って考えて良いですよね?
でもなったらなったで深瀬が脇坂をめぐって嫉妬しそうで、それも楽しいかなと思ってしまいました。www
今回は深瀬がめちゃくちゃ可愛いです。深瀬視点なので、こんなに脇坂が好きなんだとこれでもかと伝わって来ます。嫉妬深いけどでも憎めないキャラというか、やはり育ちの良さなんでしょうね。
脇坂にもう早く同棲してあげて!って思っちゃいました。
遠野先生の同人誌「収穫祭」に『脇坂サポートサービス』の便利屋のお話が載っているので、興味を持った方はそちらも読んでみて下さい。
2019年に刊行された『夜間飛行』の続編(ちなみに『夜間飛行』は2021年に文庫化されました)。前作は砂漠の国・シャティーラが舞台でしたが、今作品は日本が舞台のお話。シャティーラの面々は登場しません。前作がめちゃめちゃ面白い作品で続編を希望していたので、続編にあたる今作品の発売を心待ちにしていました。
『夜間飛行』が未読でも読めないことはないかな?と思いますが、一応続編という形なので読まれてからの方がより面白く読めると思います。
公安の捜査官として働く深瀬には、同じく公安の捜査官として働く脇坂という名の恋人がいる。脇坂は世間を欺くために何でも屋を営んではいるが、有能な公安だ。一度別れを経た彼らではあるがよりを戻した二人は今日も今日とて仲睦まじい。
そんな彼らに新たな任務が飛び込んできた。
爆弾を手にしたテロリストが政治家を狙ったテロを起こそうとしているらしい、というものだった。
公安の上司である野上に命じられ、二人は一人の政治家のもとに聞き込みに行くが、そこで彼の秘書として働く芦名という男性と出会う。脇坂には愛想よく応じるものの、なぜか深瀬には辛辣な態度を取る芦名。不思議に思う深瀬だったが、実は芦名とは子どもの時に出会ったことがあってー?
というお話。
前作『夜間飛行』では脇坂が深瀬にめちゃ惚れという展開でしたが、今作品は深瀬視点で進むこともあってか、深瀬の脇坂への惚れっぷりがヤバいくらいに描かれています。クールな深瀬の脇坂への溺愛ぶりに思わずこちらもにやりとしてしまうわけですが、「テロ」を防止すべく奮闘する脇坂×深瀬のやり取りがカッコよすぎて悶絶。甘々とハラハラのバランスが絶妙なのです。
今巻では深瀬の実家の話も盛り込まれていて、そこから芦名という青年の薄幸さがくっきりと浮かび上がる展開なのはさすが遠野さんといったところか。芦名と深瀬の過去や家庭環境、そしてテロを防ぐことができるのかというミステリも相混じって、ページを捲る手が止められませんでした。
彼らの上司の野上さんのカッコよさにもしびれる(同じく遠野作品に登場している『恋々』の主人公なので、気になった方はぜひともそちらも読んでいただきたいです)。登場している男性陣がみんなカッコいいのですが、タイプが全然異なるので読んでいて1冊で何度も美味しい感じがします。
テロの結末については若干後味が悪いっていうのかな。
スパッと解決しました、という感じではなくってモヤモヤしたのですが、最後まで読んで納得。最後の「あの人」は…。
あー、続きが待ちきれない!
こういう終わり方をするということはシリーズ化されるってことで良いんでしょうか?
楽しみ過ぎる!
そして笠井さんの挿絵は今巻も神だった。
イケメンさんたちのダダ洩れの色香が堪らんかった…。
表紙のさ、あのスーツやら手袋やらショルダーホルスターやら、もうそこから悶絶しましたがやっぱり笠井画伯は天才だなーとしみじみ感じ入ってしまいました。