【ポケドラ独占】「男子高校生、はじめての」~Second Color~ 慧斗×春惟編【BLCD】

danshikoukousei hajimeteno

【ポケドラ独占】「男子高校生、はじめての」~Second Color~ 慧斗×春惟編
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
59
評価数
12
平均
4.9 / 5
神率
91.7%
媒体
CD
原画・イラスト
九鳥ぽぽ
オリジナル媒体
オリジナル
CD発売会社
GINGER BERRY
シリーズ
彼らの恋の行方をただひたすらに見守るCD「男子高校生、はじめての」
収録時間
39 分
枚数
ふろく
フリートーク
別ディスクであり
発売日

あらすじ

「Once Upon a Time」
二人で暮らしはじめて3回目の夏休み。
いつものように実家に戻って、家族みんなで一緒にお昼を食べて、3歳になった妹のちとせもとっても可愛くて。
兄弟で恋人で、そして。慧斗と春惟が見つけた、明るく幸せな在り方のお話。

「Happily ever After」
春惟の院試が無事終わった!
頑張って勉強したご褒美にお風呂でイチャイチャ♥した後は、あんまり遊べずに終わってしまった夏休みをちょっとでも取り返そうと、ふたりでお出かけすることに。

表題作 「男子高校生、はじめての」~Second Color~ 慧斗×春惟編

五月女慧斗 → 白井悠介

五月女春惟 → 増田俊樹

レビュー投稿数3

誰がこんなに幸せそうなふたりを見られると思ってたか。。はじめてのときやクリスマスなどあのときのふたりはまだ恋人といえるほどではなかったけど(特にけいと)、今回のふたりはとっても幸せそうで、、ほんとに嬉しくなりました。私まで救われた気持ちです。慧斗が自分の気持ちを春惟に言葉で伝えてるのなんか5年前は思ってもなかったから感動した;;いろいろな壁が待ち受けているかもしれないけどいつまでもふたりで幸せであってほしいです。

5

ずっと感じていた違和感が解けた感覚

「だんはじ」シリーズの大ファンです。

私事で恐縮なのですが、
慧斗×春惟カップルは、正直、これまでどこかつっかかる違和感のようなものがあり、
キャストお二人の演技もお声も大好きですし、
兄弟モノも特に地雷という訳でもないですし、何なのだろうなあとずっと疑問でした。
でも、まあそれも含めてこのカップルの個性なんだろうな、
もしくは己の解釈が追いつかないだけなのかもしれんな、と思い(ファンなので基本は全肯定)、新作が出ればいそいそ聴いておりました。

しかし今作で、その長らくの疑問が解消されたような気持ちになったので、
ここにご報告させて頂きます。

春惟がずっと密かに抱えていた慧斗への懺悔だったり、
「お兄ちゃんでいなきゃ」「でも本当は甘えたい」の葛藤みたいなものが
春惟というキャラクターをちょっぴりちぐはぐにしていたのかもしれません。
対する慧斗も、「兄弟なんだから許されない」とか世間体を気にして素直になりきれないところがあったと思いますし。

それのせいで、どこか交わりきらない些細なすれ違いというか、
違和感があったのかもしれない、と腑に落ちた気がしました。
(一個人の解釈です。人の数だけ解釈がありますよね。)

今作では二人も少し大人になったので、
余裕が出てきたというか、雰囲気が優しく温かくなったなあと。
誰にも引け目を感じなくていい、幸せになっていい、と許せたのかな。
ようやく、心から繋がり合えたように思えましたので、
節目を見せてもらえたような気持ちで、聴き終えてもしばらく余韻に浸ってしまいました。
改めてこれまでのシリーズを振り返ってみます!

それにしてもジャケットイラスト最高ですよね。永遠に見つめていられる...オキシトシンがすごい...

3

二人が刻んできた時間の全てが尊い

二本とも最高でした。
素晴らしかった。
どれだけ言葉を尽くしても、この新たな二つの物語に触れられた喜びは表現しきれないのですが、なんとか書いてみたいと思います。


『Once Upon a Time』
こちらは、ボイスアクリルキーホルダーsoloeteの特典から、その後SS集に収録された『追懐のアイビー』を更に追いかけるような内容でした。
春惟お兄ちゃんが『兄』であろうとし続けていたこと、それが母の笑顔の為、そうして母から愛情を受け取る為であったということを、慧斗くんは『追懐のアイビー』の時に理解していて、それから彼は、甘えさせてもらうだけだった『弟』であることをやめ、『兄弟』であることが終わっていくことを実感する時間を経てきたことはその後のSSからも見て取れます。
そうしたことを踏まえた上で聴くと、「どっちでもいいだろ」という台詞にも深い意味を感じました。
弟としての恩返しであっても、恋人としての愛情であっても、本当に今の彼にとっては「どっちでもいい」んだろうと思います。
ただとにかくお兄ちゃんを甘やかしたくて、甘えてくれないと寂しいのが今の慧斗くんであるということなのだと。
お母さんの「はるくんは子供の頃の方が物わかりが良かったわね〜」という台詞はとても痛くて、それに対する、あのエッチを経た後の慧斗くんの「うん」は、とても幸せでした。
子供の頃に物わかりが良かったのはお母さんに対する諦めがあったからだ、ということは過去になって、今わがままを言ってくれる春惟お兄ちゃんのことが、慧斗くんはとても愛おしくて、安堵もしているんだろうと感じられる「うん」の一言でした。
慧斗くんの「俺たち今、超幸せだよな」に対して「そんなのずっとそうじゃん!」と返せるお兄ちゃんの無邪気さというか、本当にそう思っているんだろうなという所に、聴いているこちらがどこか救われたような気持ちにもなりました。
この5年で、いや、出逢ってからずっと、二人の中でいろんな感情の揺らぎがあって今に至っているはずなのに、それを全部ひっくるめて「幸せ」と言ってくれるお兄ちゃんの純粋さと、やはり今も残る兄らしい包容力に、少し心がムズムズする感じがしました。
タイトルの通り昔々を思い返して、その日々があったからこそ今が「ほんと、信じられないくらい幸せだ」と思えることがとても尊いなと思いました。


『Happily ever After』
こちらは、シナリオ担当の桜しんり先生がご自身のサイトに掲載してくださっている『はたんきょう』の内容(「嫌いだった」「仲良くしたくなさそうなのに友達みたいに接してくる」)をはじめて音声として、今の彼らの言葉として形にしてくれたといことが大変嬉しかったです。
春惟お兄ちゃんの「いつか言っとかなきゃいけない気がしてた」という台詞が重いのと同時に、それが今(あの海の時間)だったんだな、としっかり腑に落ちる感じがあったというか。
二人がもう、永遠を誓い合う時に、誰も居ない海で風を受けながら、『今』なんだと、そうやって自然とお兄ちゃんの背中が押された感じに、胸が締め付けられる感じがしました。
「今となっては大したことじゃない」なんて、当時の春惟お兄ちゃんがどれだけ苦しんでいたかを知っていたら、そんなこと――と思うのですが、これはやせ我慢とか無理矢理そう思い込もうとしているものではなくて、本当に今のお兄ちゃんは満たされていて、そうやって過去を昇華できたんだなと、その後の「だぁいたいさあ、〜なれるわけないじゃんねっ」という台詞と併せて思いました。
大人になって、慧斗くんと愛し合えている春惟お兄ちゃんが、子供の頃の自分を抱き締めて慰めて思い出として別れを告げるみたいな、そんな感じがしました。

高校生当時は籠の中に閉じ籠もって互いを抱き締め合う秘密の関係という印象でしたが、こうして生涯共に居ることを確かめ合った大人の二人は、海のように広く大きな世界に踏み出して、より一層絆を強くしたような、晴れ晴れとした愛の深さを感じました。
本当に、二人がこれから描いていく未来を、更にずっと見守りたいと思いました。


二本ともセックスはとても激しく濃厚で大満足です。
穏やかな日常や、少しふざけてみたり、燃え上がるように愛し合ったり、全てにおいて白井さん、増田さんのお芝居は大変素晴らしかったです。
また続きの物語を覗かせてもらえることを心から願っています。

3

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