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hikiau unmei no ito
電子版、セールで購入。
誤字と脱字が目立つ、
「男」「彼」と書いても、それが誰を指しているのか、作者の定義があやふやで意味が分からない箇所がある。
数回繰り返すと、せっかく面白い筋書きなのに、間違い探しに気が逸れてしまう。
藤崎迅,朝香佑都は高校の同級生。
佑都は、母子家庭育ちのΩ。
はΩ、不倫と離婚、浮気相手に捨てられ、薬物依存で死亡。母は反面教師。
佑都は母が遺した借金と.奨学金の返済をしながら、小児科医として勤務している。
藤崎は、病院経営者の息子。α一族の二男。美形で人気者。
佑都が「運命の番」だと藤崎は気づいている。
傲慢な攻に冷たい仕打ちを受ける健気受が、義月先生のお得意らしいのですが、
この作品の攻は、痛くない。受の生い立ちが痛かった。
藤崎の感情表現が上手くないだけ。
焼きもちαと 鈍感Ω、双方のの勘違いによるすれ違いを楽しむ作品。
貧乏育ちの受が僻みっぽい
ハピエンだけど、この作品も、途切れたような終わり方。
著者のスタイルだと思うけど、ぶつ切りエンドは、なんだか物足りない。
古澤さんの描かれた美麗表紙に釣られて購入。
義月さんの新刊はタイトルから推測できるようにオメガバものです。
主人公は小児科のレジデンスである佑都。
過酷な家庭環境で育ってきた彼は、彼自身の有能さと努力で医師になったオメガの青年だ。貧しく親が機能しない家庭で育った彼は年の離れた妹を養育する傍ら勉学に励んできたという過去があり、とりわけ高校生時代は友人たちと遊ぶ金銭的・時間的な余裕が全くなかったため周囲から若干浮いた存在でもあった。
ある日彼は、彼が働く病院で、その高校時代のクラスメイトと再会する。
アルファで、エリート一家の子息である藤崎と。外科医になっていた彼が、佑都の病院に移動してきたことで再会したが―。
というお話。
はっきりとオメガが差別されることはないが、人々の意識の底にはオメガに対する偏見がある。という世界観が舞台のお話です。
オメガで、家庭環境に恵まれず貧困な子ども時代を送った。
という、オメガバものあるあるを踏襲したお話ですが、今作品が王道のそれらと一線を画すのは佑都の性格かと思われます。
いかんせん努力家。薄幸な家庭環境を払拭したい。
それ故に他人と関わることを良しとせずに成長してきた佑都は、医師になってもその根っこは変わらない。看護師さんとか、患者さんの家族(佑都は小児科医なので、患者というよりも患者さんの家族との関わりの方がメイン)とのやり取りが非常に苦手で、そのためか非常に冷たい人物像として描かれています。
薄幸なオメガというと思わず庇護したくなるような健気受けちゃんが多い気がしていますが、佑都はそういった王道のオメガちゃんたちとは全然違う。それを「カッコいい」と思うか、あるいは「可愛くない」と思うか、読み手の好み如何かもしれません。
そして攻めの藤崎も。
絵に描いたようなエリート一家に生まれた、アルファの攻めさん。
この彼も、いわゆるオメガを溺愛する懐の大きい攻めさんとはちょっと異なります。ちょっと横柄だし、佑都のことを見下してると言うのか何と言うのか…。
なので序盤は全く甘さはありません。
が、彼らは再会して、少しずつお互いを知り、そして己の相手に対する誤解が解けていく。その少しずつ歩み寄っていく様がめちゃ萌える感じ。
なのですが。
うーん。
「運命の番」という部分が前面に打ち出されていて、それ故に非常にご都合主義的なストーリー展開な部分が多い感じがしました。お互いに惹かれ合ったのは、結局のところ「運命の番」だからなのかなあ…。個人的にそれらの性別とか「運命の番」に頼らずに惹かれ合うという展開が好きなこともあって今一つ話の流れについていけなかった。
さすがベテラン作家さま、という、萌える展開は結構あるんですよ。
すれ違いとか、勘違いとか、そのストーリー展開は非常にお上手で、どうなるのかとハラハラさせながら大団円に持っていく描き方は素晴らしいです。
そこに、「彼だから」惹かれた、という部分がもう少し欲しかったな、という、完全に好みの問題です。言い換えると非常にオメガバものらしさに溢れた1冊なので、王道の展開がお好きな方にはお勧めな作品かと思います。
あと、彼らの周りを固めるサブキャラがいい味出してるんですよね。
特に佑都の中学時代の恩師とか、医師になってからの先輩である綾瀬とか。彼らの話が読んでみたいと思いました。
古澤さんの挿絵は今回も非常に素晴らしかった。
可愛いし、そこはかとない色香が漂う、作品のイメージにぴったりな挿絵で萌え度は確実に上がりました。
古澤先生の挿絵大好きなので購入。病院舞台のお話で、義月先生らしい攻めだなあと思うのですが、「攻めザマア希望!」ととても感じてしまったので、萌えよりの中立です、すいません。本編270P弱+あとがき。義月先生の既刊お好きな方でしたら、安心しておススメです。
発情期をなんとかしのいで、小児科レジデントとして病院に勤務している佑都。ある日カンファレンスで、高校の同級生だった藤崎を見かけます。心臓外科医として勤務することになったようで、病院経営の一族でありアルファであるイケメンの彼に病院の看護師さんたちはそわそわ。高校時代に接点は無かったのに、なぜかその彼が声をかけてきて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
綾瀬(小児科の4年先輩、いい人)、繭子(受け妹)と彼氏、北村(♀、バツイチアラフォー美人医者)、患者家族少々、攻めの家族少々、病院関係者複数。
++攻め受けについて
お話は病気に関する専門的な部分等は少な目、病院勤務の苦労話みたいなのはあり、という感じで、アルファとオメガの恋愛面に重点寄っているのは良かったでした(=やってるシーンが割合ある)。
受けは親からの愛情薄く、貧乏だったのだけど、頑張って妹も育てたという健気さん。人との関わり方は下手っぴ、無器用さんな感じです。攻めが気になってはいるのだけど、アルファに遊ばれて捨てられるのはごめんこうむりたいということで、素っ気なくしているのですが、攻めがちゃらっと近づきさっさとペロリと食べられちゃった・・という印象。
ということで攻めが。義月先生のお話の攻めが通常運転というか、チャラく感じられ、しかも受けを誤解して、結構言いたい放題いいやがる訳です。でもオメガのフェロモン感じたら、ぱくっといただいちゃう。そこがムカつくんですよね・・。お前苦労したことねーだろ?!としか思えないのです。徹底的に攻めザマアな展開になってほしい!とめっちゃ思いました。昔の義月先生のお話だと攻めザマアな色合いが少々あったような気がするのですが、最近はどうも攻めザマア色を感じないんです。寂しい。
受けはまだしも、攻めにはどうにも惚れられなかったお話でした。受け妹の結婚話のシーンは受けともども良かったなあとしみじみしたんだけどなあ。求む攻めザマア。