翼ある盗賊と攫われた宝石

tsubasa aru touzoku to sarawareta houseki

翼ある盗賊と攫われた宝石
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
松梶もとや 

作家さんの新作発表
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イラスト
キツヲ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイデジタルノベルズ
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

血液が宝石になる特異体質の少年は鎖につながれ生きる意味を見失っていたが、突然風のように現れた翼ある盗賊に攫われて――。

87ページ

表題作翼ある盗賊と攫われた宝石

盗賊団のリーダーで鳥人 
血液が宝石になる人間 

レビュー投稿数1

不憫受けが幸せになるお話。

短編ながら、ファンタジーな設定やエピソードがぎゅっと詰まっており、とても綺麗にまとまっていた。メインはもちろん、サブのキャラクターも魅力的。読後感も良かった。

体から流れ出る血液が宝石になる体質ゆえに、悪徳子爵の城に監禁され、流血させられ続けてきたラル。ある日飛行船で移動中に盗賊団の襲撃に遭い、お宝とともに盗まれる。理由は盗賊団のリーダーで鳥人のミルバが一目惚れしたかららしい。

そしてラルの日々は一変する。家族のような盗賊団の一員となり、スラムの人々にも受け入れられて、徐々に心が癒やされていくのが伝わってくる。助け合うことをルールとする彼らと過ごし、前向きな気持ちを持ち始める。

しかしそんな日々は長くは続かず――、という感じ。
悪役のポディキは終始徹底して胸糞で、あの醜悪さは本当に気持ち悪かった。悪役としては素晴らしいのかも。

ミルバのキャラもとても良い。盗賊団といっても、ダークな成金から宝を奪い、スラムの皆で分かち合っている。人望も頼りがいもあるリーダーで、まさにヒーロー。
告白はしっかりはっきり堂々と、嫉妬も独占欲も隠さず表現してて、性格が男前。

文庫一冊分で読みたかったかな、と思う充実の内容だった。ど真ん中の王道。

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