総集編 布団

soushuhen futon

総集編 布団
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%
著者
剛しいら 

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イラスト
山田ユギ 
媒体
小説
サークル
ごじらん堂本舗 <サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
価格
ISBN

あらすじ

商業作品『座布団』『花扇』の関連同人誌の2003年までの総集編。
2011年『座布団』シリーズ新装版には未収録の、初助師匠をメインとした短中編四編を収録。

「布団」
時代劇俳優兼ゲイバーのマスターである香田滋は、先日亡くなった落語家・山九亭初助の落語CDを聞きながら、彼との馴れ初めに想いを馳せる。

「傷」
山九亭初助が初助になる前、少年時代の「いちや」が出会った若き軍人への淡い初恋と、その終わり。

「城ケ崎心中」
香田は、一か月だけ共に暮らした相手からの激しい情のこもった手紙を見ながら、己もまた同じようにひとを思っていたころのことを思い出す。初助と香田の関係と、香田と年下の役者・岡との関係がオーバーラップする。

「おだん」
初助のパトロン「おだん」であった財閥系企業の下村会長。彼を己の実父と確信しながら、初助は彼の息子を誘惑し、そして容赦なく捨てた。

表題作総集編 布団

落語家

同時収録作品

元軍人
落語家

同時収録作品城ケ崎心中

時代劇俳優

同時収録作品おだん

財閥系企業の御曹司

レビュー投稿数1

しんみりと

座布団の噺家師匠の過去話。
一矢が初助に変わっていくさま力強く脆く切なくしんみりと伝わります。初助を創り上げた生い立ちや彼を通り過ぎていった男達。芸を極める厳しさと時代背景が相まってしんみりとノスタルジーを感じさせます。世の中や人間の心はままならないなぁ⋯と
お互いの切ない重い想いや情熱や情愛が静かに熱く書かれているなと感じました。世知辛い世の中の、細やかな幸福を噛み締めながら皮肉りながら生き抜いていく全てが切ない。チャンスがあれば、これだけでも楽しめる作品だと思います。

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