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torawareusagi wa shishiou no ude no naka
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初読みの作家さまでしたが、表紙が可愛すぎて思わずジャケ買い。
終盤に差し掛かったところで、あれ?これって何かのスピンオフ?と思う描写が出てきます。茜花先生の書かれたあとがきによると『おおかみ騎士とたれみみ従者 ~うさぎの国の幸せ魔法~』と同じ世界観のお話、なんだそう。『おおかみ騎士と~』は未読でしたが、問題なく読めました。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
人間と半獣のうさぎが共存する国・クローヴァ王国。かつてこの国はうさぎが統べる国だった。その王族の子孫にあたるうさぎのユウリが主人公です。
父は大臣、そして王族の末裔という誇りを持ち、日々自身を律しながら生活するユウリ。が、ある日、とある事情からライオンの国であるアッティーカ王国に来賓として招かれることに。が、来賓とは名ばかりで実情は人質。国を守るためにアッティーカ王国へと赴くユウリだったが―。
というお話。
うさぎであるユウリがライオンの住まうアッティーカ王国に行く、ということは、すなわち生命の危機を感じる行為でもある。が、ユウリは自身に誇りを持っているため本能的に感じる恐怖を抑え込みライオンたちと対峙します。めちゃ可愛いビジュアルを持つユウリの、そのビジュアルを裏切る男気がかっこいいです。
そして、アッティーカ王国の王であるイドも。
初めて会った時の印象は最悪、それがお互いに少しずつ中身を知ることで歩み寄っていく。
一歩間違えると古めかしい少女漫画のようなベタな設定なのです。ユウリも弱そうなのにしっかりしてるとか、イドもチャラそうなのにここぞという時はしっかりユウリを守ってくれるところとか。
が、その王道感が上手に生きてる、っていうのかな。なぜユウリがアッティーカ王国に行かなくてはならなかったのか、という点を軸に、ストーリー自体が面白くて設定が上滑りしていない。ユウリはそれこそ様々なピンチに陥りますが、そのピンチがストーリーの伏線になっていてどうなるのかハラハラしつつ読み進めました。
そして、最後のシーンも。
『おおかみ騎士と〜』も読んでみたいと思わせる展開で、最後の最後まで面白かった。
設定としてはシリアル寄りなお話なのですが、イドのスパダリ感とユウリの可愛さで全体的に甘々でコミカルな展開になっています。で、エロも可愛い…!まっさらさんなユウリに快楽を与えるイドの濡れ場が優しくもあり、エロくもあり。その辺りのバランスが素晴らしい作品でした。
初読みの作家。unlimitedで。
既刊の「 オオカミ騎士とタレミミ従者~ うさぎの国の幸せ魔法 ~」 と
同じ世界観の、 別の話。・・と、あとがきにあったので、読もうかと。
少し背伸びした文章を意識したのか、所々奇妙な箇所があったけれど、
頑張りたい時期なのかなー・・と、
この作品、メルヘンな挿絵に凄く救われていると思う。
クローヴァ国から来た人質のウサギ獣人と、砂漠の王国の国王・獅子獣人の恋。
ハイエナが国を興そうとクローヴァ国の森にアジトを作ったことから、
両国の友好関係強化の名目で人質交換を行う。
獅子の国で、ハーレムの雌ライオンに襲われたり、
獅子国の内紛にうさぎが巻き込まれる。
しかし、最後までハイエ国独立阻止が出なかった・・次作にネタを回すのかな?
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●ユウリ・ハイマンド:白毛赤目の兔獣人
クローヴァ王国・王族の末裔の貴族、誇り高い、小柄、美貌
●イド:獅子獣人
沙漠のアッティーカ王国・国王
黄金毛、琥珀の眼の美丈夫。ユウリの匂いが気になる。
●シム:アッティーカ国の宰相
●ユーリア:シムの妻。三人の子がいる優しい母親。
●クリエ:
イドの元ハーレムの雌ライオン ユウリを憎んでいる。
●リド:イドと仲が悪い弟
●ハイエナ:獅子国の宮殿にマタタビの粉を撒き、襲撃。逃げて潜伏
※ライオンやトラなどネコ科の大型動物もマタタビの「マタタビラクトン」に反応する。
●クローヴァ騎士団:
鷹族の連絡を受け、クローヴァ国から兔の騎士団が援護。意外と強い。狼が一人いる。
なんとなく手に取ってみたら、想定以上に好きなお話でしたので萌2より萌にしました。ライオンちゃんもウサちゃんも可愛いのです。「おおかみ騎士とたれみみ従者 ~うさぎの国の幸せ魔法~」と同じ世界観のお話ですが、そちら未読でも無問題、ツイ●テしませんが、脳内はレ●ナの絵でいっぱいです!
うさぎと人間の暮らすクローヴァ王国から、ライオンの国アッティーカ王国へ人質としてやって来た旧王家の血をひくユウリ。国王であるイドに面会したけれども、周りからは「うまそうだ」、王からは「丸呑みされないようにしろ」と散々な扱いを受け・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
シム(攻め側近)、リド(攻め弟)、ルシア(シムの嫁)、リオ、カイ、テオ(シムのお子様方)、ハイエナ少々。
++好きだったところ
すいません、勝手な印象なのですが、攻めがツイ●テのレ●ナ様そのまんまに感じました。昼寝して真面目に政治してるんだかさっぱりなんだけど、戦いだけは強い。やたら受けloveで、いきなり押し倒したりはせず、じっくり攻略。最後ちょっとやられそうになっちゃってますが、踏ん張ります!頑張れ王様。真ん丸お耳もめっちゃ可愛い。
前作は垂れ耳うさちゃんでしたが、今回の受けさんはご立派なお耳を持たれる、旧王家の血筋を引くしっかりものウサちゃん!怠惰な様子のライオンさんたちに「食われるかも」とビビりながらも、もっとちゃんと書類確認して!数字見て!と叱咤激励する強者。最後攻めさん方のピンチにも、王様と最後まで!と凛々しいです♡
攻めに塩対応気味なところが好きなのかも♡
攻め受けともキャラや設定が好きで、とても楽しかった一冊でした!読んで良かった!
読み始めは、前作の「おおかみ騎士とたれみみ従者 ~うさぎの国の幸せ魔法~」よりは面白いと思ったんですが、想像した内容と違ってて後半にかけて失速したと感じました。
ユウリがアッティーカ王国のライオン達を初めは誤解してて、彼等と親しくなるにつれて好きになって行く過程とかとても面白かったんです。
イドのハーレムが解散されてユウリに恨みを持った雌ライオンに襲われる件とかも有りがちだけど、イドがユウリを助ける姿にキュンと来ました。
アッティーカ王国は世襲制じゃなくて強い者が王になるのと、ライオンは身内でさえ殺すという2人の恋路には不穏な要素が付き纏う点も目新しいと思ったんです。
でも終盤に起きたイドとユウリの諍いですが、結局はユウリの心配した通りになるんですよね。
そしてアッティーカ王国の危機に、クローヴァ王国の騎士団が駆けつけてました。
ここで前作のあの騎士が活躍するのですが、イドが宮殿を離れていた理由を知ってスンってなってた私はイマイチ盛り上がれませんでした。
まぁそう言うお国柄だし種族なんだろうけど、それは無いだろうって思ったわけですよ。
国民の平和のために国王になって、クローヴァ王国にも敬意も見せて誰よりも強くて優しい賢王のイドが恋に狂ってしまったように思えて仕方がなかったです。
クローヴァ騎士団を登場させる為だとしても、違う理由にして欲しかったです。残念でした。
中立寄りの萌です。
人質に出された元王族のうさぎとライオンの王
うさぎと人間が共存する国・クローヴァ国。
その近くに森にハイエナが指導者を得て国を作る動きをしているという。
ライオンの国・アッティーカ王国がそれを警戒し軍隊を派遣することになり、クローヴァ国と協定を結び人質を交換することになります。
その人質に選ばれたのが元王族のうさぎで現宰相の息子・ユウリ(受け)。
等価交換のはずなのに、ライオンはうさぎという圧倒的弱者を前に嘲るような態度をかくそうとしません。それはアッティーカの王であるイド(攻め)も同じ。
でも、ユウリは怯える心を叱咤し侮れれないよう必死です。
そんなユウリの元へハーレムのメスから逃げるために午睡の時間になるとイドが尋ねてくるようになり、交流が始まります。
自分の番になればアッティーカでの地位も盤石になるというイドにユウリはハーレムの一員なんて冗談じゃないと相手にしません。
既作「おおかみ騎士とたれ耳従者」と同じ世界ということですが、(実際おおかみ騎士は一瞬登場した)未読でしたが問題ありませんでした。
ただ、ユウリは早々に国を出てしまうので、何故元王族のユウリが人質にならなければならないのかという納得いく説明がないのでよく分かりません。
普通なら、現国王の身内だろうに。
ユウリは納得していたけど何か読む側に説明あってもよかったのでは?
ハーレムのメスに襲われそうになったり、クーデターに巻き込まれそうになったりしますが比較的淡々とふたりの2人の交流が続きます。
何故か、ハイエナ討伐のために始まった話のはずなのにそちらが全く進まない。
クーデターを阻止したまではまではよかった。
でもその後、ライオンの国のダメダメ具合が危機を招きます。
ライオンは強いオスが王になると言うのはわかるけど国としての体をとっているとは言い難い。
追放した大臣の1人がハイエナ側へ行ったことに対する対応を見て、ユウリが危機感を持って怒るのもわかる。
なのに、イドがしたこととといったら‥
今の状況でしなければならないことは、ユウリの機嫌を取ることではないだろうに。
実はちゃんと考えていたというオチを期待していただけにがっかりでした。
結局は侮っていたうさぎたちに助けられるんだから、偉そうにしていいとこなしです。
おおらかなところはイドの良いところだと思うけど、せめて王を支える人材をもっと周りに置くくらいはするべきだったと思いました。
ライオンの王は周りが敵だらけだから孤独で、安らげる相手が見つかって良かったとは思いますが、なんとも締まらない話だったように感じました。