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himegimi wa kaizoku ni sarawareru
海賊ですよ皆さん!!海賊といったら海の漢!
屈強な海の戦士!!
なんて思っていたわけですが、ちょっと予想とは違った作品だったかな・・・という感じです。
まず、何にしても、コレは・・海賊・・・なのか・・?というね。
海賊話ではなく、2人の心情のお話と言う感じでした。
あらすじを読んでいただければ大体は解るかと思うんですが、あれです。(何だよ
時代的には西暦3000年。
突然の水位上昇により、地球上のほとんどの島が沈んでしまった。もちろん、災害はもの凄いもので、人類のほとんどが死に絶えてしまったのだ。そして、残った少ない人々で新政府を立ち上げた。
しかし、それに反発するものもモチロン出てくる。その反発組織が海賊だ。
セスは、そんな水害から助かった1人の少年。
家族と一緒に水害に巻き込まれたものの、セス1人が助かった。
どうして自分だけ生き残ってしまったのか。家族を亡くしたその小さな島で、セスは家族と眠ろう。その想いから1人小さな島に残り住んでいた。
そんなある日、一隻の大きな船がその島に近づいてくるのが見えた。
政府の船はもう来ないはず・・・予想外のスピードで近づいてくるその船。黒く塗られた船体に黒いはた・・・髑髏のマークは・・海賊!?
そんで、「家族と死ぬ」というセスを、海賊の船長であるカイルはむりやり連れて行くが・・・と言う話ですな。
このカイルと言う人物。
災害の前は、海軍の大佐をしていた人物で、家族や、自分たちが居たら助けられていたであろう人々のことを考えてかなり病んでいる様子。
だから、せっかく助かった命を捨てようとしているセスをむやみやたらに殺したくなかったというところらしいよ?
んで、船にも、取り残されていた人たちや、新政府が見捨てた人たちを探していっしょに海賊をやっているという話らしい。
んで、お互いに傷を持った二人は次第に惹かれて行き・・・という感じかな。
途中、公開Hありーので、かなり大人ぶっていたカイルでしたが、最後に、両想いになって、初Hと言う時に、入れただけで達ってしまうという可愛い一面もありましたねww
ほかはどうかな~~という部分も有りましたが、ラスト、その終わり方っていうのは面白かったです。
大人ぶってるくせに、やらかしてしまったというねww
西暦3000年、突然の海面上昇により、多くの人が海に呑み込まれた。
セスの家族もそうやって海に呑み込まれた中にいた。死体なんて打ち上げられるはずもないような状況の中で、どういうわけだけ、セスの家族の死体だけは打ち上げられ、一人、生き残ったセスはその死体をもともと住んでいた家の傍に埋めた。
セスはそうやって残った陸地で生きていたが、新政府の船がやってきて、一人、また一人、とみんな去っていった。ただ、セスだけがこの家族の傍の陸地で生きて行くことを選んだのだった。
そうやって一人で生活していたある日、セスの目の前に、一隻の海賊船が現れた。
そして、自然なままに死のうとしていたセスを無理やり連れ去ってしまう。
最初は無理やり連れ去られたことに反発していたセスも、海賊船の船長・カイルの厳しくも温かい言葉で、亡き家族への罪悪感が少し癒されて、生きる努力を始めた。
そして、海賊の雑用係として働きながら、カイルに守ってもらって、だんだん、カイルが何を考えているのか、カイルの過去に何があったのかセスが知りたくなって……
という話でした。
セスが背負った状況も、カイルが背負った状況もお互いがお互いにとって過酷な過去で。
でも、どっちも微妙に違ってて、責任感を感じることも違ってて。
過去が違うから本当の意味で、相手の苦しみを理解してあげることもできなくて、それでも、理解してあげたいし、理解しようとするのは尊いことだと思う。
普通に読んでて、いい話だと思いました。
セスもまっすぐで。
カイルもまっすぐで。
素敵だと思います。
他のカップルもいることだし。
セスにもカイルにもまだまだ成長する余地は十分にありそうなのでぜひぜひ、続きが読みたいなーと、思います。