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細い腰に、尻尾がぽわぽわと揺れて……なんて愛らしいんだ ハガルと再会した途端、フレイは彼の蓄積してきた愛を知ることになり!?
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表紙を見てすでにわかっていたが、ものすごくかわいいです。
攻め受けの存在も、描写も、秋吉先生のイラストも、すべてかわいいです。
竜の攻撃から守ってもらう代わりに、防御や幻術・治療回復の魔道を提供するウサギのフレイ(受け)と、盟約を結んだ国の第2皇子オオカミのハガル(攻め)。
マナガルム帝国に移り住む前に何度かそこに訪れたことのあるフレイ、そのときハガルはすでにフレイに一目惚れしました。
フレイと友人関係になったハガルは発情期で己の欲を抑えきれずフレイを犯した。それから二人の関係は一気に進み、やがて恋人になって一生の伴侶として迎える約束まで。
お約束のハッピーエンドです。
スパダリのハガルと、守られるだけの存在ではなく芯の強いフレイ。
甘々な場面が多い印象、好きな人は好きだし嫌な人は苦手かもしれません。
自分は普段重めの話を読んでいるので、この作品を読んでる途中甘すぎて砂糖を吐きそうになりました。
ケモミミと尻尾のある、獣と人間の間の存在設定ですが、
耳や尻尾の描写(喜ぶと激しく尻尾を振るハガルとか)や、寝たりとか動物の姿に戻る設定がとにかく可愛くて、狼とうさぎが寄り添って寝ているのを想像するとキュンとしました。
ファンタジーだが、最初の数ページで世界観を提示しているのでとてもわかりやすいです。
甘々だけではなく、悪役(皇太子)もいますしちょっとした事件も起こりますが、あっさり解決できちゃいます。
ページ数的でいうと約36ページ、描写なども本当にあっさりすぎて、「ちょっ!もうちょっとドキドキハラハラさせてよ!」と思わず叫びたくなります(笑)
可愛くて甘い、刺激(恋愛面以外)が少ない物語です。
エロに関しては、発情期のも含めて二人のエッチシーンは3回(間違ってたらごめん!)、フレイのオナニーシーン1回。描写はそこまで濃くないので、シーンは多いけどそこまでエロい印象はありません。
誰でも楽しんで読める一作だと思います。
私は重めな話を普段読んでいるので、おそらくこちらの作品ケモミミ設定じゃなければ途中でやめていたと思います…逆にいうと、それぐらい、ケモミミやもふもふ…その描写がかわいくてかなり萌えました!!
今回は狼獣人の第二皇子と兎獣人の王子のお話です。
受様が皇位継承争いに巻き込まれつつ攻様と幸せになるまで。
この大陸の人間は皆、獣の耳と尻尾を持つ獣人です。
受様の生まれたフロッテイ王国の民は
ウサギの耳と丸い尾と赤い瞳と小柄な体格が特徴です。
大陸には竜血樹と呼ばれる特殊な大木が群生しています。
その木は人々に様々な恩恵をもたらしますが
雷が落ちると狂暴な竜へと変化し、
駆除できるのは各国の王族、皇族のみとされます。
フロッテイ王国は草原の国で竜血樹の森林はありませんが
近隣の森から獲物を求めた竜が襲ってきても
王族でも立ち向かえる体力がありません。
そこで代々の国王夫妻は多くの子供を作り
魔道学を学ばせて他国に派遣して魔道を提供し、
竜の出現時に力を貸してもらう盟約を結んでいます。
現国王の次男である受様も魔道を得意とし
幼い頃から皇族の魔力が低いマナガルム帝国を訪問し
魔道を駆使してきました。
そして18才となった受様は
約定そって帝国に移り住むためにやって来ますが
馬車は裏門から入場させられた上に
与えられた部屋は隠し部屋のような部屋な上に
飢えない程度の質素な食事しか与えられず、
魔道を請われても衛兵に囲まれて
フード付きマントを被らされて移動するという
まるで罪人か密使かという扱いを受けていました。
ある日受様は熱を出した皇女の為の魔道を請われます。
皇族の居住区域までも長く隠し通路を歩いて
連れて行かれいてた受様でしたが、
いきなりはるか前方の扉が開き、
狼の耳を持つすらりと背の高い青年と従者らしきものが
急ぎ足でこちらに向かってきました。
青年は困惑している受様の前で立ち止まると
受様に「自分に見覚えがないか」と声を掛けてくるのです。
この青年こそ帝国の第二皇子で今回の攻様になります♪
受様が治癒魔法を請われたのは攻様の妹皇女で
受様がまずは彼女に回復魔道をかけると
話をしようといそいそと近くの客間に連れて行かれます。
攻様は受様がかつて転送魔道をかけた皇子で
その時に攻様は受様の使う魔道と受様自身に魅了され、
再会を心待ちにしていたと言います。
今回の受様の処遇は
他国の魔道に頼ることを面白くなく思っている
皇太子である兄皇子の命で行われた事と言い、
受様の処遇改善を約束してくれます。
攻様の奮闘で格段に良い待遇を受けるようになりますが
半月ほど過ぎた頃から攻様の表情に陰りが見えて来て
宮廷内の侍女や小姓たちも無口で表情が厳しく
どこか緊張感を漂わせるようになります。
そして、その夜遅く
受様は侍従長らしき男に攻様の元に赴いて欲しい
と頭を下げられる事になるのです。
攻様に何か起こったのかと訝しむ受様を
待ち受けていたのは・・・
朝香先生の既刊
『運命のもふもふ白虎王は花嫁を幸せにしたい』の
スピンオフ作ですが、
同じ世界&同時間軸ながらも別の国を舞台にした
もふもふファンタジーになります♪
既刊は虎獣人と日本から界渡りした日本人のお話でしたが
今回は別の国の狼獣人の皇子と兎獣人の王子の恋物語で、
国同士で交流もないので、本作だけでも問題なく読めます。
既刊を読んでいると本作中で語られる
既刊カプの噂話の真偽にはニマッと出来るので
本作がお気に召したのなら既刊もお薦めですよ (^_-)v
攻様に呼びだされた受様を待ち受けていたのは
発情した攻様で受様は攻様に組み敷かれてしまいます。
それは数十年に1度訪れる銀輪月によるもので
帝国の王族には特に強く作用して
飢えた獣と化した攻様の理性が切れての
所業だったのです。
受様は攻様の事情を知り、仕打ちを許した事で
さらに攻様に惚れ込まれてしまうのです。
攻様には兄がおり、受様も次男なので
異種族で同性とはいえ、攻様の情熱の前には
2人の恋愛成就はさほど困難ではないかと思ったのですが
皇位継承を巡る皇太子の画策で
狂暴な竜との戦いの為の転移魔道が利用され
受様が絶対絶命の危機に陥るという事態になり
ハラハラ&ドキドキMAX状態に!!
攻様が受様の手を取るまで予想外の展開続きで
たいへん楽しく読ませて頂きました (^O^)/
大陸には9つの国があるそうなので
また他の国の獣人の恋バナを読ませて欲しいです♡
狼皇子のうさぎ王子への崇拝にも似た愛
雷が落ちると竜に変化する竜血樹のある世界。
各国の王族のみが竜を倒すことができる、にもかかわらずうさぎ族の国フロッティ王国では竜を倒す手段がなく、あるのは防御と幻惑、治癒の魔道のみ。
そのため、世継ぎ以外の王族は近隣の強国に竜を倒してもらう対価として魔道を提供するため移住することになっています。
18歳になったフロッティ王国第2王子フレイ(受け)は狼族の国・マナガルム帝国へと移住することになります。
当初は魔道によって国に害をなすのではと考えるマナガルム帝国の第1皇子・アドバリの策略で捕虜のような扱いをうけていたフレイでしたが、フレイのファンと豪語する第2皇子・ハガル(攻め)により、待遇を改善されます。
フレイは持前の魔道を駆使し王族の務めを果たすのですが、フレイを崇拝するハガルの態度には多いに戸惑います。
読み進めてから、この設定読んだことあると思っていたのですが、既刊「運命のもふもふ」のスピンオフでした。といっても、異世界人を伴侶にした王として名前が出てくるだけなので、国も違うし未読でも全く問題ありません。
二人の身体の関係はレイプから始まってしまいますが、銀輪月という特殊な月のせいでかつ正気に戻ってからの真摯な態度のせいもあってそれほど嫌な感じはしませんでした。
ハガルの態度は最初から好意全開で、「生だ、本物だ!生フレイ王子が我が眼に!」なんて完全に推しに会ったオタク。
フレイの寝姿を模したぬいぐるみまで作らせる始末。それも山ほど。
私室は絵姿やぬいぐるみだらけのまさにオタクの部屋。
竜退治のあとは、側近に持参させたうさぬいを愛で気持ちを癒すという徹底ぶり。
イラストがあるのですが、このうさぬいが可愛すぎるのです。これはハガルでなくても溺愛したくなります。
ただ、それを持たされ自分のことをとうとうと語ってくれるハガルを前に途方に暮れるフレイには生暖かい視線を送りたくなりました。
たくさんの兄弟がいる中で圧倒的な強さを持つハガルだったので、竜との戦いにおいては不安要素はなかったのですが、兄アドバリとの関係が不穏で、読んでいて常にどのような苦難が起きるのだろうかと心配でした。
アドバリは傲岸な性格で努力を厭い、弟のハガルに対して持つ劣等感による態度の悪さもあり人望もありません。
デキの良い弟を持って気の毒ではありましたが、ハガルは皇位には興味がなかったので、王族としてきちんとしていれば自分の地位を脅かされると怯える必要はなかったのに、自業自得とはいえ兄弟の中で一人孤立してしまったアドバリに少し同情してしまいました。
とはいえ、フレイにした行為はまったくクズ人間としか言いようがなく、許しがたい。結局文字通り自滅してしまったので、本当に自業自得でした。
フレイは華奢な見た目に似合わず、芯が強く王族としての誇りをもった高潔でとても好感がもてます。
ハガルもフレイのこととなると暴走してしまうきらいがありますが、皇帝としての器をもった優しくて強い頼もしい人物でした。
アドバリ以外は周りの人にも恵まれ、竜という強敵がいることもあって結束も固く、そうそうお家騒動は起こらないと思われ、二人は幸せな皇帝夫婦となることでしょう。
狼皇子とうさぎ王子の結婚はきっとフレイの母国には衝撃でしょうね。
そして、フレイは唯一連れてきた従者のキールにはなんて報告したんでしょうか。
大いに気になるところです。
とても楽しく読ませていただきまきた。
スピンオフとは知らずに購入。
前作は未読でしたが、国も人物も異なるので大きな問題はなく読めました。
でも、ほのかに香る程度に前作カップルの影がちらりと出ていたり、前作の受けキャラクターの故郷名が出ていたりもしたので、やはりこれは前作を読んでいた方がもっと楽しめたかな。
木に雷が落ちると竜になる…という設定が面白かった。スピンオフ元も読んでみたくなりました。
魔道による守りの力はあれど、ウサギという小柄な種族の身体的特徴もあって、直接竜を倒す術を持たないフロッティ国。
魔道が不得手な他国の王族に魔道を提供することで、竜が出現した際に力を貸してもらう盟約を結んでいます。
国同士の持ちつ持たれつな関係のために、国力が豊かなマナガルム帝国へと移り住む形で生涯魔道の力を提供することになった王子・フレイ。
しかし、王子だというのになぜか雑な扱いをされていて…?
と、続きます。
まさにタイトル通りなお話。
ファンタジーな世界観ではありますが、読んでいて難しいことはなく、朝香先生らしい勢いがあって可愛らしい溺愛再会ものでした。
狼の皇子がウサギの王子を愛でて、愛でて、ひたすらに愛でて、崇拝ならぬ崇愛をしてやまない。
肖像画に、記念金貨に、ウサギ化したフレイに似せて作らせたぬいぐるみ。
ハガルが他国の王子であるフレイグッズをひたすらに集めている様子が、推しグッズを収集するオタク化していて笑いそうになってしまった。その内祭壇を作り始めるのではないかとおかしくて仕方がなくて。
だって、ぬいぐるみを20個も並べて眠るんですよ。
少しクセは強めなんですけど、かなり一途で真面目な人なのも分かる、犬のような愛嬌のある人でした。
尻尾の仕草だったり、全身を使って、フレイが好き〜!!と表現している感じが可愛い。
一方、そんなハガルに溺愛されてやまないフレイはというと…か弱そうな受けなのかなと思いきや、可愛らしいところもありつつ、王族らしい凛とした部分がある人ですごく良かったんです。芯があるというのかな。器が広く自尊心が高くて、誰かに一方的に守られるだけではない強い受けでした。
大切な人のために自らも戦う受けが好きなので、フレイはすごく好みのタイプ。
そして、ラブな面について。
2人とも初心でちょっとズレている様子にムズムズとしながら読みました。
ハガルがフレイを好きすぎるのが分かるがゆえに満月の夜の発情に抗えない無体が苦しかったのですが、その後の2人のやり取りがなんだか良かったな。
フレイがハガルを意識していく様子も、お互いに胸が苦しくなっている様子も可愛らしかった。
甘さだけではなく、竜や国内でのゴタゴタなど、飽きさせない展開で面白かったです。
ただ、一部のお偉いさんにウーン?となったり、後半はこのページ数で終わるのか?と不安になってしまう駆け足さを感じたので、今回はこちらの評価で。
他にも国があるようなので、別の国のお話も読んでみたいですね。
イラストが秋吉先生だったので購入しました。
スピンオフ作品と言うことを知らずに購入しましたが
こちらだけでも楽しめるお話でした。
秋吉先生のイラストがすごく可愛くて癒されました〜(*´ω`*)
途中ハラハラするところもあり
どうなっちゃうんだろう!?と思ったけど
無事ハッピーエンドで良かったです。
すごく個人的な感想になってしまいますが、
ハガルの兄も何かしらの方法で性格が改善されて
みんな幸せになれば良かったけど
ハガルの兄は救いようがなく、自業自得と言えどそこが悲しかったです。