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youhei no otoko ga megami to yobareru sekai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
タイトルがあらすじなんですが、自衛隊にいた男が全てを失くして傭兵となり、戦場での死ぬ間際に異世界に飛ばされてしまう。目が覚めると女神と呼ばれ、国を救い、子をなすことが仕事だと告げられる。
とんでもない話だな?と思いましたが、何故かすんなり読めちゃうんですよね。そして37歳の男性が女神として成り立つ世界なのかと思いきや、「こんな中年の男が女神?」という扱いなので違和感なく読める。しかもこの傭兵の男、雄一郎は完全にノンケ。そして女神と呼ばれることにももちろん抵抗アリアリで、簡単には絆されてくれない。
そして一方の攻めですが、なんとまさか2人もいました!これは予想外でした。ハイ、3Pです。私は3Pだろうと気にならないのですが、地雷の方はご注意を。飛ばされた異世界は髪も肌も白い人たちが住む世界。攻めの2人は異父兄弟のイケメンで、ビジュアルで受け攻めを判断すると解釈違い。ガタイのいい傭兵が受けなんです。
色んな意味で、そしていい意味で期待を裏切られるこのお話、まだまだ続きます。1巻では飛ばされた世界がめちゃくちゃ内乱状態で、誰が敵で味方がも分からないということが明らかになったくらいで終わってますので。
攻め2人以外にも辺境地から出てきた小隊長たちなど、魅力的なキャラもたくさん出てくるので整理しながら読まないと混乱してしまうかもしれませんが話が骨太で面白いので引き込まれました。ただ一つ残念なのは麗しいビリー・バリバリー先生の表紙に引き寄せられたことも買った決め手の一つだったので、挿絵がなかったことです。こればかりは大人の事情もあるのでしょうが…ファンとしてはビリー・バリバリー先生の描かれる絡みが見たかった(笑)!絶対昇天モノだったのに!!仕方がないので登場人物の絵で妄想します。
タイトルや帯のアオリはよくあるラブコメのようですが、真逆です。残酷でほの暗い設定があり、それが物語の世界観に奥行きを出してたまらない作品でした。愛され溺愛というより執着、依存なイメージ(私個人的にです)。
表紙のビリー・バリバリー先生の絵がまたキレイで、よりキャラクターが魅力的になっています。
挿絵が無いのが残念であり、無いからこそ想像が膨らみました。
気になる終わりかたなので本屋さんに続刊があるか確認して、出来れば纏めて買うのをオススメします。
浅い感想ですみません(汗)
主人公含む周りのキャラクターの背景が全体的に重めで、折り重なるように描かれる人間関係がとても面白いです。
主役3人の絡み合いはエロくて最高なのはもちろんですし、時間をかけて変化していく複雑な関係性と心理描写が本当にたまりません。
周りのキャラクターたちもとても良い味を出していて、別ボリュームでスピンオフが読みたいなと思える作品です。
3巻の発行が決まったようで、本当に嬉しい!
とても楽しみにしている作品です。
久しぶりに、腹の底からグワっっとくる、読みたくてたまらない作品に出会ってしまいました。。。
良かった!出会えて!!!野原先生、ありがとうございます!!!気持ちがうまく言い表せないのですが、おもしろくて、せつなくて、ワクワクして、ドキドキして、ムフムフして、素晴らしいんです。
ちるちるレビュアーの皆さま、ちるちるさま、いつも感謝です。隠れ腐女子なので、心の友です(^^)
このお話しに巡りあわせてくれて、ありがとうございます♪
野原先生、何作か読んでるけど戦闘もの初めてで、先生の切れ味のよい文章とキャラが戦闘ものによく合っていた。戦闘シーンの描写がアクション映画を見ているようで映像的で素晴らしい!傭兵が言葉遣いも行動も本質的に傭兵で粗雑で捨て身で、女神と呼ばれるギャップが面白かった。運命に導かれた説得力のある三角関係も大好きなやつで今後の展開が気になる!
壊れた大人が無垢な子供を壊していく。
フリーの傭兵・尾上雄一郎(受け)は手榴弾の爆発に巻き込まれ異世界へ転移してしまいます。が、転移先も王位継承争いの真っ最中。
尾上は男でありながら女神と呼ばれ、神が認める正当な王・ノア(攻め1)を勝利に導き、ノアの子供を産むことを強制されるのです。産んだら元の世界に帰れるという条件で。
異世界転移のファンタジーの話です。
が、全体的に殺伐としていて甘さは皆無です。
休息する暇もなく、ひたすら走るか戦うかセックスかというハードな毎日。
そして、登場人物は皆どこかしら壊れています。
愛する人を殺されたり裏切られたり・・・
唯一虐待を受けながらもまっすぐで健気なノアまでも堕としていく尾上。
彼らに幸せはくるのでしょうか。
常に命の危険にさらされるハードな話ですが、先が気になってページをめくる手が止まりません。
3Pありです。というか3回ある絡みの内2回は3P。
女神に仕え捧げるもの(女神の玩具)テメレア(攻め2)も交えた絡みに一切の甘さはなく、特に最初のやつは何とも痛そうなものでした。
この世界の神は本当に神なのか。実は悪魔なんじゃないかと思うくらい人々を翻弄します。どういう意図があってこれほどの試練を与えるのか。
話はこの1冊で終わっていません。なのでどう帰結するかわかりません。
ハッピーエンドはありうるのか、この暗さはよくてメリバかな。
心が壊れ、自分の命を全く大事にしない人達ばかりなので、この先が心配でしかたありません。
彼らが少しでも幸せになれる結果になればよいのですが・・・
評価としては甘さが全くないので、中立にしましたが、お話としてはとても面白かったです。
あらすじ・レビュー、とっても惹かれる内容だったので手に取りました。ラノベっぽいタイトルですが中身はかなりシリアス。でもおっさんが女神で総受けですよ?そういうのが好きな人にとってはワクワク感しかないよね。
冷酷な性格の傭兵、雄一郎は戦闘の最中異世界に飛ばされ「あなたは選ばれた女神です。王の子を生んでください。男でも生めるからオッケー。」みたいなことを言われる。普通パニックだと思うけど「それが元の世界に戻れる唯一の方法ならしゃーない。好きにしやがれ。」みたいな展開で確かに男前だけどノンケのくせに順応力ありすぎ!とちょっと笑ってしまいます。シリアスなのに。
雄一郎は魅力的ですが、攻めが美人長髪攻めとショタっぽい攻めであまり私の好みではなかった。しかし3Pえっちシーンは濃厚でおじさんが若造達にいいようにやられちゃうのは正直結構萌えます(笑)
レビュアーの皆様の副隊長ゴート推し。すごく同意します。彼は雄っぽいし、雄一郎と同じような辛い経験もしてるし戦友同士って雰囲気でお似合いなんだよね。だから2巻以降では絶対攻めとしていい仕事してくれると信じています。
要望が多ければ次巻以降が出版できますってあまりにも酷な話。プロット決まってる所まではしっかり出してくださいよ出版社さん。これじゃ全然ストーリー的には尻切れトンボな感じなので。
おじさん総受け、次巻も期待してます。
表紙のビリーバリバリーさんに惹かれて買っただけのやつですが、
読んでびっくりするクオリティで語彙力死にました。
最初は殺伐とした性格をして自分が死ぬのもなんでもない事のように語ってた受けがだんだん絆されて落ち着いていくところが一番の素敵ポイントでした。
出てくる登場人物のほぼ全員闇が深くて、だからこそ考え方とかに人間味があって面白いです。ここで完璧な人がいると急にファンタジー感でそうなんですが、誰も完璧じゃないんですよね。
個人的には一番幸せが似合うゴートがいち早く幸せになれと思って読んでました。
早く2巻出してください、出版社さん。
異世界転生系ってあんまりそそられないんだよなぁ(ホジホジ)とか思いながら、お給料が入ったのでやっと購入して拝読することができました。
7割読み進めてようやくBLみを感じ始め、キタぁー!ってなって、あれ?ってなって終わってしまった…。本作の売り上げ次第で続編出しますだなんて、作者にも読者にも酷すぎます。そういう企画なのでしょうか?物語の続きが作家様の脳内にしか存在しなくなるなんて絶対やめてぇ〜‼︎と叫びたくなります…。
男前受けというふれこみどおり、主人公の雄一郎は現実世界で傭兵だった男です。彼は戦闘中に異世界へ飛び「女神」になりますが、そこでもずっと37才のおじさんである自分を貫いています。仕方なく女神の役目を受け入れても、お尻を掘られまくっても、です。とにかく異世界の王の子供を産んで、さっさと現実世界に戻りたいんですね。
リアリストに過ぎる雄一郎に、当初わたしは色気もへったくれも感じませんでした。BLとはいえ受け攻めの概念すら吹っ飛ぶ、妻と子供がいるおじさん。テメレアとノアに突っ込まれてもおじさん。そもそも男の「女神」とは一体なんなのか?雄一郎と読者はその謎を背負わされながら物語を突き進まなければならないのです。正直、7割読み進めるまでは苦痛でした。
ノアが支配するジュエルドの世界ではかろうじてBLが成立しているのだけれど、雄一郎だけがリアルおじさんを貫き続けます(ノアとテメレアの関係性に激萌え。)この落差がなぁ…。「まるっきり頭の弱い痴女のような台詞」「女教師もののAVみてぇ」「童貞に手ほどきしてやる熟女」など、エロシーンで雄一郎が担う女の役割を自嘲的に強調されるたびに、男性向けのエロみたいでモヤモヤと嫌〜な気分になりました。
ここで真面目な話になりますが、BLを読む時って、読み手が女らしさとか男らしさの囚われから解放させてもらえる自由な時間だと思うのです。雄一郎は男なのに女の役目を負わされますが、それを受け入れてくれるキャラなんですよね。彼が男前なのはそこだと思います。でもセックスの時、女ってこんな感じなのかと雄一郎に言わせつつ、女性視点を交えてのエロは個人的に萎えてしまうというか、今まで読んできたBLで萌えるエロとはなんか違うというか…。
男同士で子供を作れることに加えて終盤には女性だけの部族の存在も描かれ、生殖において男女が平等に役割を振り分けられている世界観がにおわされています。その意図と「女神」が表すものについて、果たして読者に解が与えられるのか…、めちゃくちゃ気になります。
現時点ではなんともいえません。もしかしたらBLとして斬新なのかもしれないし、結末に至っていないのに何も決めつけることなんてできないですよね…。内容とは別に前から気になっていたところでは、やっぱり口元の描写を使ってキャラの心情を表現するのが作者の特徴だな〜というのは相変わらずの印象でした。
あ、あと挿絵は欲しかったですよね…。
私的に便利な萌評価と迷いましたが、結末まで読ませて欲しい!の希望を込めて、迷いに迷って萌え×2にさせていただきました。
続きが読みたい&男前受け好きな方達に、是非読んで欲しくてレビューしました。
内容は簡単に説明すると、戦闘能力が半端なく高い30代のおじさん(お兄さん)が異世界へ行って王様のお嫁さんになり国民からは女神と呼ばれるお話です。
主要なキャラが3人いますが、それ以外のキャラもみんな個性があり本当に深いお話になっています。
なによりも、、、
この本挿し絵が無いのに、ものすごくイメージさせるのが上手いんです。
個人的に小説はまず挿し絵により購入するかしないかの判断をしていたので、挿し絵なしでここまでイメージがわき、しかも面白いBL本ってあまり無いのかなと思いました。
話の内容はもちろん、エロも素晴らしいです!
主役の戦闘能力が高い為からか、多少エグい部分はありますが、命かけて戦ってるからしょうがない!苦手な方はその部分はさらっと読んで
行きましょう。
まだ現時点では受けは心に闇が多すぎるし、攻め①はお子ちゃま、攻め②も心に闇があり、その他のキャラ(断然ゴート推し)も闇にどっぷり浸かってきます。
今後どのように進んでいくのか、気になって気になってしょうがないです。
BL・ファンタジー・少年マンガ要素が絡み合っているので、少しでも気になっている場合は是非読んでみてください!
男前受けが好きな方は絶対にハマります笑
こんなBL作品を待っていました!!!
心の底から作者様と出版社様にお礼を言いたい。
受けがおっさんか〜そうか〜と両手を合わせ、読む前から期待を隠せずページを捲る手が止まりませんでした。
ファンタジーものの難しい文体が苦手な私でもとても読みやすかった。
序盤、受けの雄一郎を知る度に、表紙を見返しては
「ほんとにこのおじさんが、この両脇の子達にえっちなことをされちゃうの?」とハラハラドキドキワクワクしていたのですが、大変とても美味しいえっちでした。
登場人物達の人生はまさに血生臭く、こんなに映画のようにわくわくするBLを書籍で読める日が来るなんて……と感動がおさまりません。
こちら、一巻となっていまして、二巻以降が出るのは売上次第だそうです。
私はどうしても今すぐにでも続きが読みたくて仕方ないので布教活動に勤しむつもりです。
それも加えまして、ぜひ少しでも気になった方は手にとっていただきたいです。
絶対に面白いです。
異世界へと飛ばされた傭兵(37歳)が女神と崇められ、しかも元の世界へ戻るためには王の子供を産まなくてはならない―――タイトルとあらすじだけ見るとコメディかと思うでしょ。いやいや、これがなんと、めちゃめちゃシリアスなんです。
登場人物がほとんど壊れてる。心に空虚な穴や闇を抱えて生きている。生きたいと渇望して生きている人間がほとんどいない。
それを伝える描写に引き込まれました。正直に言って私の好みドストライクでした。
これだけの心理描写に加えて、SEX描写もがっつりエロい。
セリフとしての喘ぎ声が少ないのも私個人的には良かったです。
そして、セリフとしての受けの喘ぎ声が全然色っぽくない。なのに!セリフ外で描写される受けの様子がめちゃめちゃ色っぽいんです!!声にならない嬌声や吐く息の熱さが想像できる。まじエロい。大満足でした。
3Pが大丈夫で、小説好きな方は是非一読して欲しいです。受けが37歳・職業傭兵という部分がちょっとニッチな気もするけれど、私はこの小説をオススメしていきたい。
設定で引っかかるところが無いとは言わないけれど、それを補う心理描写だと思います。
テメレア(攻)+ノア(攻)×雄一郎(受)の愛憎絡まった関係にぐいぐい引き込まれました。私個人的な希望を言えば、他の人もこの関係に絡まってくれてもいいんだよ・・・もっともっとぐちゃぐちゃに人間関係が絡まってみんなで谷底に落ちていってほしい気もします。
最終的にどういう結末になるのかは分からないけれど、それも含めて続編を楽しみに待ちたいと思います。
神レビューの多い中で、こんなコメント申し訳ないけれど
全然自分的には…。
たくさんの本を読んできている人には、向かないと思います・・・。
エロはある意味楽しめると思うんですが、
もともとの物語に突っ込みどころが多すぎて、読んでいるのがキツイ本でした。
傭兵の主人公も、ある意味突っ切った性格で
キモチイイんですが
物語のはじめに、王候補三人のうち、兄二人は隣国と手を組んで
国内で正当な王の跡継ぎを推挙する人々を抹殺。
ついでに正当な王も殺してしまおうという、そんな所で始まるんですが
当然そうなったら、国は隣国に乗っ取られている状態で始まるものだと思うんですが
王都は無事。
ついでに軍も無事。
内乱状態だというのに、軍全然出動しない。
あげくに、あーだこーだと・・・。
仕事しろよ!軍部!
これ、日本で考えるとわかりやすいんですけど、
島〇県が中〇の軍を借りて、日本を乗っ取ろうとしたら、日本の軍隊はまず真っ先に出動するでしょ?
なに侵略してきてるんじゃーとなると思うんですわ。
当然補給線や駐留部隊もあるだろうから、侵略されている部位はある程度めどがつく。
普通なら、大量に虐殺なんて起きたら、軍が動いていると思うんだけど
そういう根本的なところが、すっぱ抜けていて
読んでいて苦痛で苦痛で…。
本当なら、王都は陥落させて
各領主の下で決起するための軍が散り散りになって応戦している状態とかなら
わかるんだけど。
本当にお申し訳ないけれど、色々なところが突っ込みどころ多くて
楽しめませんでした…。
そういうところに目をつぶれば、楽しいのかもしれません。
気になる人には、お勧めしません。
強く推したい。
何故なら続きが読みたいから。
ここでお終いなんて、読者が生殺しじゃないか!
掲載されていた投稿サイトのアルファポリスを覗いてみたら「ここまでで全編の1/3くらい」とのこと。今後の刊行は「売れ行き次第」らしいので、ハードボイルドBLがお好きな姐さま方、是非お読みください!
何と言っても、登場する男たちのすべてがクールなんですよ。
同時にどこか壊れている。
主人公なんか、転生して女神になったり、その女神は王の子を産む者とされているため犯されちゃったり、転生先の王位継承がらみの内戦では自軍が圧倒的に劣勢だったりetc.etc.と様々な理不尽とピンチに襲われるのですが、全くと言って良いくらい逡巡しないのですよ。
何故なら彼はこっちの世界にいた時からもう既に壊れちゃっているから。
今回の掲載分には壊れた理由がはっきりと書かれていません。
過去の仕事がらみで、大事なものをなくしてしまったみたいなのですが。
そのことによって彼が抱く喪失感、これが物語全体の空気を殺伐とさせています。
で、この殺伐さ、生半可なものじゃないんですよ。腰が入っている。
おまけに殺伐なだけじゃなくて投げやりなんです。生きることに対して。
主人公だけじゃないんですよね。
少年王も、女神付きの役割の美青年も、軍の副官も、登場人物の殆どが何かしらの暗い過去を持ち、そしてどこか壊れています。
全員が殺伐としていて、自分のことには投げやりです。
読んでいると苦しい。辛い。
だから、続きが読みたいんですよ。
お話のセオリーから考えれば、このままで終わるはずがないですもの。
おまけにこんな、BL(日本語訳はボーイズ・ラブですからね?)にあるまじき、甘さのかけらもないハードボイルドだ。
何がどんでん返って何が変わらないのか、主人公の鬱屈が昇華されるのか否か、知りたいじゃないですか!
投稿サイトから出版された小説は自分にあまり合わないと思ってきましたが、いやいやいやいや、そんなことないですね。
奥深い。
奥深いですよ。
騙されたと思ってご購読ください(そして続刊に貢献しましょう)。
”ノアが壊れていくのが、どうしようもなく楽しかった。”
雄一郎がノアに対して心で呟いたこのセリフにズキュンとやられてしまいました。あれ?私、ショタ攻めは射程外なのに…。とにかく途中からはノア×雄一郎のカップリングにときめきっぱなしでした。
主要な登場人物の中で一番正しい倫理観を持っていたのはノア王子ではないでしょうか。誰も傷ついて欲しくないと涙を流すノアの柔らかい心に雄一郎は容赦無く牙を立てて甘い毒を流し込んでいく。雄一郎によって純情なノアに潜んでいた雄が開花させられ、育てられ、ずぶずぶの関係に堕ちていく。
エロの描写も大満足!神評価!
ビリー先生の表紙とレビューに惹かれ、絶対面白いと思って電子化を待ち望んでました。結果…最高でした。
BLの異世界転生ものは初めて読みましたが、ご都合主義に展開していく訳ではなく、むしろ険しい道を主人公(表紙真ん中)がこじあけていかなければならないストーリー(割と物理で)。私は強い受けが大好物なので、この作品の主人公にドはまりしました。しかも、強いと言っても物理的な戦闘が強いのであって、精神的にも完璧に強いかというと実はそうでもなさそう……というのがストーリーを読み進めていくと見えてきます。また、攻めの2人(表紙両端)も一筋縄ではいかない関係。それぞれが抱える過去や感情が複雑なので、これからどんな風に発展していくのか楽しみです。他にも様々なキャラクターが登場しますが、それぞれがキャラ立ちしていて、きっともっと掘り下げられるであろう各々のストーリー背景を知りたくて、早くも続編が待ち遠しいです。
エロについては、強い受けが肉体を支配されつつも精神的に易々と屈服しない…でも快楽には翻弄されちゃう…そういった趣向が好きな方は必見です(精神的な即オチはないです)。ただ他のレビュアー様が既におっしゃられていますが、3pのシーンがあるので、行為は想いあっている2人きりのシチュエーションじゃないと嫌だ!って方にはお勧めし辛いです。個人的には、一応合意のうえの行為ですし難易度が高そうに見える3p描写が丁寧なので抵抗感がなければ読んでいただきたい…。
エロも素晴らしいし、とにかく世界観やキャラクター背景がしっかり書き込まれているから物語にどんどん引き込まれます。ストーリー重視な方でもエロ重視な方でも、刺さる方であればとことん楽しめると思います。
表紙オビのインパクトとビリー・バリバリーさんの絵に惹かれて購入。
結果、大当たりでした。
お話は表紙の絵柄の通り受けの主人公は本当にオッサンで、攻め2人が美青年です(しかもどちらもけっこうな巨根…!)
異世界に迷い込んで戦いに巻き込まれていくというのはよくあるパターンですが、こちらの作品は妙なリアルさが必ず入っていて、ゾクッとすると同時にそこに面白みを感じました。(過去にこの世界に迷い込んだ人のことが分かるくだりが出てくるんですけど、みんながみんな異世界で幸せになっているわけではないんですよ)
残酷・流血表現が多めですが、気にならないくらい世界に引き込まれました。
それに、キャラクターがみんな魅力的。
受けの尾上も辛い過去があるし、特に攻めのノアとテメレアは悲しい因縁があって目が離せません。
エッチなシーンも、回を重ねるごとに情や心の機微が見えて魅せ方がうまいなーと感心してしまいました。
めちゃくちゃ強い受けの尾上雄一郎がどんどん可愛らしく見えてくるのは作者さんマジックでしょうか。とにかく一気読みしてしまいました。
この本だけでは完結ではありません。続きが楽しみです。
実物見ると分かるんですけど、分厚いうえにこれ一冊だけで完結じゃないんです...
でも『美人+ショタ×オッサン(37歳)』ってこの部分だけでピンとくる人はとりあえず読んでみては如何でしょうか。
無自覚男たらしな男前が受です!!(大事なことなので)
この組み合わせって商業において貴重なので筋肉おっさんスキーとしては推していきたい。
ただ、ライトなタイトルではあるけれど内容はガッツリ戦闘ありなのでその辺苦手な方はご注意を。
ちゃんとガッツリなセッ♂(3P)もあり。
と言った感じでかなり人は選ぶかもしれないけど、刺さる人にはうまうまーなお話なことは間違いない(o^^o)
タイトルが全てを表してくれている親切な一冊。女神と呼ばれるのは真ん中の目つきの悪い37歳傭兵おじさん。
異世界に紛れ込んでなぜかいきなり理由もなくハーレム状態に陥るのかと思いきや、キャラクターが背負っている悩み、呪い、過去がきちんと書かれており、その理由によって各キャラの行動原理が見えてきます。
だからこそ主人公に惹かれる理由も様々でそのかき分けが素晴らしい。
綺麗な従者、子どもから大人へと成長途上の少年、暗い過去から本心を閉ざしヘラヘラと軽口を叩くひねくれた副官、などなど他にもたくさんのキャラクターが出てきますがそのどれもがモブとは呼べない魅力的さ。
きっとお気に入りの1人が見つかるのではないでしょうか。
注意して頂きたいのは真ん中の目つきの悪い子が受ということ。
続きものであるということ。(2巻が絶対読みたくなってしまうので注意)
3P表現があるというこ。
最後の注意については、この3Pの時の書き分けも(熟練の美人従者の手管と初体験の未熟な少年王のたどたどしさ)も見所だと思うので大丈夫な方はぜひ堪能して頂きたい。
イラストからも分かるように主人公の厳しいかっこよさは勿論ながら、本文を読んだ人にしか分からない主人公の意外とも言える一面をぜひ読んで確認して欲しいです。