野蛮な恋人

yaban na koibito

野蛮な恋人
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×213
  • 萌16
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
8
得点
162
評価数
45
平均
3.7 / 5
神率
26.7%
著者
成宮ゆり 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
紺野けい子 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
野蛮な恋人
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784044520014

あらすじ

新人賞受賞作家デビュー作☆微妙な関係が巻き起こすラブグラフティ!?兄の元恋人・智也(攻)に脅迫され、人質のようにして同居する事になった秋人。ところが兄に振られた智也を慰めるつもりがうっかり抱いてしまって大波乱……じゃなくて、大恋愛に!?

表題作野蛮な恋人

田島秋人(受けの元コイビトの弟)
木崎智也(超美人で超凶暴な元攻め)

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数8

まさに神!

どっちが受けなの?ってくらいどっちもガタイがいい感じでまさに紺野けい子さんの絵にピッタリでした。
受けはとてつもなく美人でしかし凶暴な男。
コイツがまたとても可愛いんです。
不器用ゆえのまっすぐさというか・・・もうキュンキュンです!!!
お決まりのすれ違いシチュエーションなのに二人の性格が絶妙に絡み合って超切なくなりました。
やばい。これは何度でも読み返したい作品です。
出会えてよかった!
ブラボー!!!!!

6

好きな人のためならネコになるという「元攻め」

再読。
受けが「元攻め」という成宮さんらしい作品で、これがデビュー作。
もし発売当時にこれを読んでいたら、大歓喜&一生付いていきます!!宣言してたと思うな。
今は書かれていらっしゃらないようで残念。

主人公・秋人が兄のマンションに居候するつもりで引っ越したところ、兄はどこかへ雲隠れ中。
家には兄に捨てられた元恋人の智也がいて……というゲイカプの別れ話に巻き込まれた形でお話は始まります。

秋人の兄は、男女問わず喰いまくり&二股三股ヨユーのヤリチンビッチで、秋人はいつも尻拭いをさせられていて、今回も、別れ話に納得していない智也と人質のような感じで同居する羽目に……。
再読したら、秋人が赤の他人でしかない初対面の智也にケータイ(スマホではない)を取り上げられても粛々と従ってる様子に驚いてしまいました。

兄の元恋人・智也の第一印象は「危険人物」そのもの。凶暴で怖いです。
元チーマーのヘッドで傲岸不遜な俺様です。

でも、お話が進むにつれてポロポロとかわいいところが見えてくるところがこの作品の醍醐味だし、意外性の塊なんですよ、智也は。

事実、智也はめっちゃかわいい男です。
バリタチなのに好きな人のためならネコになるとか、これをかわいいと言わずしてなんと言うって感じ。

そしてに秋人のにーちゃんは、生きるトラブルメーカーだわ……。

ノンケが規格外の生物(智也)と遭遇して、めいっぱい振り回されて悩んで、めでたし、めでたしです。

1

賞受賞も納得の作品

今作はルビー文庫への投稿で賞をとったデビュー作だそうですが、それも納得の読みやすい文章力と構成力とどれをとっても安定感があります。

大学生の秋人〔攻〕は兄と同居する為にやってくるんですが、マンションには兄はおらず代わりに居たのが兄の恋人だという智也〔受〕
智也に携帯も取られてしまい、兄は兄で新しい恋人とのもめている最中という事で、なし崩しに秋人と智也との奇妙な同居生活が始まります。
秋人もいいんですが、智也がですね、実にいい!
本来はタチしかやった事がない智也なのに、初めてなのを隠して秋人とセックスしたり、男前受なんですが妙に可愛いよ!
秋人といい智也といい、脇キャラといい全員キャラが立ってて話を生き生きとさせてくれてます。
男前受スキーにはたまらんと思う。
読後感も良くて、ひじょーにバランスのとれた作品かと。

3

このクオリティーがデビュー作!!

読み終えて、あとがきを読んで知りました。
このクオリティーで、デビュー作だとはっ!!
元々好きな作家さんで、作者買いをしている方なのですが、
何故かこの作品は読めていませんでした。
改めて、すごさを感じました。

秋人は、兄の家に居候しようと兄の家に訪れたら、
見知らぬ凶悪な男、智也がいた。
智也は、兄の彼氏とのことなのですが、兄は、智也と別れたくて、
行方をくらませます。秋人は、人質?として、
智也と同居することになります。

面白いのは、智也のギャップです。
強面で、乱暴なのですが、エチになると初心かったりする
様子がたまりません!
久しぶりに「ゾクっ」とさせられました!

3

ヤラレタ

この作品は第六回ルビー小説大賞奨励賞を受賞した、成宮ゆりさんのデビュー作だそうで、ワクワクしながら手に取りました。
期待以上の面白さにハマりました。神に限りなく近い萌え評価です。
恋の力がノンケをゲイに変えてしまい、攻め専門のゲイをネコに変えてしまうのだ。
質のいいユーモアと丁寧な心理描写に引きずられるようにして、一気に読んじゃいました。

主人公はピカピカの大学一回生です。
大学進学を機に、お兄さんのマンションで同居することになったんだけど、そこにいたのはお兄さんの元恋人。もともと尻軽だったお兄さんは浮気した挙げ句、この男から逃げ出したらしい。
こうして主人公とお兄さんの恋人との、へんな同居生活が始まります。
このお兄さんの恋人が、野蛮です。見た目は怖いし、口は悪いし、暴力的。
そんな彼がノンケの主人公に恋してしまって、ツンデレっぷりを遺憾なく発揮してくれました。これがめっちゃ可愛いかったですw
ツンデレの王道。もう私、しらじらしい下手なツンデレには今更キュンとさせられなくなりましたが、これにはヤラレタ。
最高でした。

3

乱暴で凶暴には意味がある

「綺麗で乱暴で凶暴な受」で、「元攻」に惹かれたもので、読んでみました。

その通りだったんですが、「綺麗」が主で私が無意識に期待していた「男臭さ」は殆ど無かったので、評価が低くなっちゃいました。(萌の下くらいかな。)どっちかと言えば「寂しがり」とか「愛されたがり」なんだもん。乱暴になったのも、それなりの理由があり、喧嘩の研究までしちゃうような律儀な人ですしね。もともとワイルドなわけじゃなさそうですよね。

そういえば、一番困った奴は(主人公・秋人の兄)春樹なのは誰も異論がないと思うのですが、「綺麗で乱暴で凶暴」と言われてしまっているもう一人の主人公・智也が一番良い奴だと思うのは私だけでしょうか?一番年上なのに、一番ヘタレているし。
視点を変えて、智也をかわいい人として読んでいけば、秋人よ何をそんなにためらっているんだ!といった気持ちで読めたんでしょうね。「ガチムチ」期待しちゃってたからなぁ。先入観無しに読んだ方がいいと思います。

それから、兄弟で似てない似てないといいながら、あとくされが無い相手(女)なら結構簡単に付き合えちゃう秋人は春樹とよく似ていると思います。春樹のほうが「愛」を振り撒いている分ましなんじゃ?とも思っちゃいました。何故か秋人には思いいれ度が低いです。かわいい智也がいなかったら、評価が中立になってたかもしれない。そのくらいノンケってことなのかも。

2

別に「野蛮」じゃなかったけど…ビバ!ツンデレ!

結構あちこち気になるけど、「初々しさ&勢い」と差し引きしてちょっと「萌」!

成宮ゆりさんのお話は多分半分くらい読んでるんですが、いつもは「うぉ~、面白い」と思うのに、今回ちょっと「ん?」と思うところがあったり。
アトガキで知りましたが、これ投稿作なんですね。
そしたらオッケー!面白かったっ!(笑)

とにかく智也が素敵すぎました。
元チーマーで大学は首席で、仕事は天才的、野蛮で乱暴で自信家なのに寂しがりやで愛されたがりやとか、もうツンデレを作る要素としてこれ以上なにか必要なものがありますか?ってくらい、条件のそろったツンデレ(笑)

主役の2人、特に智也がすっごく好きだったので、お話も無理なく楽しく萌えることが出来ました。

が!
兄貴とその友達は、ちょっと要らなかったかな、私としては。
いや、居なきゃそれはそれで根本的に困るんだけど、せめてもうちょっと愛せる兄で居て欲しかった……。
奔放な性格なのは分かったから、せめて可愛げがあれば、「しゃーねーな」と思えたかも知れませんが、単に無神経なだけの人だったので、どうしても「邪魔!」と思ってしまいました。


結構女を使い捨てる秋人と、ちょっと帰ってこないと大学の前で待ち伏せとかしちゃう智也なので、しばらくは何かあるたびに血を見る大喧嘩を繰り返しそう(笑)
そのたび智也が怒って、泣いて、秋人が命がけで謝って、慰めて、エッチになだれ込んで、いつの間にか主導権を取り返してる……みたいな感じでラブラブなのが目に浮かびます♪
なんか、この2人は後日談とかも賑やかでエロくて楽しそうだな~と思いました☆

2

お約束通り「そっちかい!?」と思ったよ

電子書籍で読了。ルビー文庫なのですが、電子化が2011年と古いためか挿絵もあとがきもなし。

『その男、取扱注意!』がとても面白かったので「処女作のこちらも」と購読。
他の方も書いていらっしゃいますが、これが第1作目ですか……なかなか変化球が効いているお話だなぁ。

成宮さんはヤンキーあがりとでも言うか『ちょっと前までブイブイ言わせていたけれど今はもうヤンチャは止めてきちんと働いていますよ』という人を書くのが上手ですね。今回のお話では木崎がそうなんですけれど(なんたって元総長だもんねぇ)彼らが世間からどう思われているかを利用して、登場人物だけではなく読者のミスリードを誘っているように思います。
これが激しいギャップ萌えを生むんじゃないかと。
木崎、可愛い。
ツンデレを通り越して『ボコ(暴力のオノマトペとしての)デレ』とか『バキ(刃牙)デレ(すみません、イメージだけです。読んでません)』とか言った方が良いんじゃないかと思う位、ギャップがすごい。
だから余計可愛い。

モテモテで節操のない兄と、自分の気持ちを全く口にしない(出来ない?)木崎に振り回されて、今後も秋人くんの受難の日々は続きそうな気もしますけれど、彼はそれを受け止められるほどの男前。そんなところも好感度が高かったです。
おかげさまで『ヤンキー受け』に開眼させられました。

1

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