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gokudousan wa unmei no papa de aisaika
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
アットホームヤクザもの・「極道さん」シリーズの第9弾になります。
このシリーズ、ずっと追いかけてるんですけど、今回は記憶喪失もの。
シリーズものでこれが来ると「ネタがつきたか」と、ちょい意地悪な見方をしちゃうんですよね。
とは言え、何だかんだ言いつつも記憶喪失ネタは大好物な為、いそいそと購入。
そしたら、良かった。
もう、めちゃくちゃ良かった。
佐知が声をあげて泣くシーンでは、私も一緒に泣いた。
これね、「ネタがつきたか」なんて言っておらず、シリーズファンは絶対購入して!!と訴えたいです。
あと、「そんな意地悪な事を言ってるのはお前だけだよ」って事でしたら、どうかご容赦下さい。
で、ザックリした内容です。
車に轢かれそうになった佐知を庇って、重症を負った賢吾。
なんとか一命をとりとめますが、目を覚ました彼は、佐知の記憶を無くしていてー・・・と言うものになります。
まずこちら、佐知が轢かれそうになった件ですが、偶然では無く故意になります。
今回ですね、この事件の解決部分だったりはありますが、基本的には記憶を無くした賢吾と、佐知がいかにして絆を取り戻して行くかー。
そう、これまでとは全く異なる二人の関係に焦点を当てたお話になるんですよね。
で、これがめちゃくちゃ萌える。
や、記憶が無い賢吾なんですけど、冷酷で狂暴でと、もう手に負えない状態なんですよ。
いや、ビックリ。
普通なら「佐知にこんな態度をとるなんて、賢吾のヤツめ!」と腹が立ちそうなものですが、もうそれ以前の問題。
賢吾、一体どうしちゃったの?しか出てこない。
これな!
実はもう一人の賢吾なんですよね。
佐知と出会ってなかった。
賢吾ですが、佐知と出会った事により愛を知った。
だから、「佐知と出会ってない」この賢吾は、愛を知らない男なんですよ。
愛を知らない賢吾は、これほどまでに冷酷で狂暴な男だったんですよ。
いや、何だろう。
ただただ胸が痛い。
もう、何てこったい!しか出てこない。
う~む。
実は前作ですが、賢吾の深い愛に感動した巻だったんですよね。
が、今回は、佐知の強さに胸が熱くなるターンだと思うのです。
えーと、窮地に陥った時こそ、その人間の本質が分かると言いますよね?
佐知ですが、この状況で驚きの強さを見せる。
賢吾の冷たい態度に萎縮したり、逃げを打ったりなんてはせずに、ただ変わらずそばに居続ける道を選ぶんですよね。
もうさ、これがただただ胸アツで。
えーと、佐知にとって、賢吾が生きてる事こそが重要なのです。
佐知を忘れていたって、賢吾が賢吾なだけで十分なのです。
だから、例え記憶が戻らなくても、過去を失っても、未来までは諦めないのです。
これね、作者さんが「前向きな記憶喪失ものを書きたい」との思いだったそうです。
人生では失われるものもある。
そんな時に、どう向き合って行くかー。
確かに、その深いメッセージ性が心に響く、すごく感動的な話になるんですよ。
佐知。
1作目の時から比べて、何て強くなったんだろうと。
また、今の佐知を形作ったのは、賢吾とのこれまでの日々なんですよね。
賢吾の深い愛でなんですよね。
また、佐知がですね、まだまだ頑張れると自然体で思うシーンが、とにかく印象的で。
賢吾が記憶を無くしても、自分の事を好きじゃなくなっても、これまで彼が与えてくれたものが、佐知の中にはある。
だから、頑張れると。
いや、すごく爽やかで素敵なシーンなのに、何故か泣きそう。
色々な感情が込み上げて来て、マジで、泣けてきちゃいそう。
ちなみにですね、記憶喪失ネタとしてはテッパンの萌えも、もうこれでもかと投入されてたりします。
最初こそ、めちゃくちゃ狂暴だった賢吾。
佐知が変わらず自然体で接するうちに、どんどん変化して行くんですよね。柔らかく。
また、記憶は無いくせに、佐知に他の男が近付けば、無意識に嫉妬して引きはなそうとする。
そう、本能の部分で、佐知を愛してるんですよ。
そして佐知が、賢吾が賢吾である限り愛し続けるように、彼もまた、佐知が佐知である限り、好きになるんですよー!
いやああああっ!
最高じゃないか!!
と、そんな感じで、とにかく胸アツなんですよね。
二人の愛に、めちゃくちゃ感動なんですよね。
マジで、シリーズファンは購入して!
新作かぁ。
そろそろネタ切れなんでは?と思ってた私の目に飛び込んできた「賢吾は佐知の記憶だけを失っていた。」というあらすじ。
見た瞬間、ぜったい買う!!!となりました。
あの賢吾が佐知を忘れちゃうんですよっ!
しつこいようだけど、「あの」賢吾がっ!!
わくわく(佐知、ごめん)
私の知る中でも賢吾は「攻めの行動原理は受け」の筆頭だと思ってます。
賢吾は自分を冷酷無慈悲な人間だと思っているので、行動基準を自分ではなく「佐知だったらどうするか?」という事を念頭に行動してきた結果、いつしかその「佐知基準」が賢吾のスタンダードになったというのが、第7弾の「極道さんは先輩パパで愛妻家」で描かれていたけど、彼の中から「佐知基準」が消えてしまう……!!
記憶の中から佐知が消えてしまった賢吾ときたら、そりゃ酷いです。
伊勢崎が「佐知さんに出会わなかった若だなんて、想像するだけでぞっとする」と言うのだけど、ほんとそれ。
佐知は賢吾の全てであり核を成してる事はわかっていたけれど、改めてそれを思い知らされました。
シリーズ読者として、今までの賢吾のあれこれが走馬灯のように駆け巡って、賢吾カムバーック!!と思いながら読みました。
で、今回の佐知がめちゃくちゃ男前なんですね。
もっとオロオロ&メソメソするかと思いきや、ドーンと構えている。
昔の佐知とは確実に違うんです。
この理由もすっごく良かったし感動したし、それでこそ、このシリーズ!!と思いました。
記憶を失ってるくせに、佐知に反応して戸惑う賢吾の姿にも萌えました。
細胞レベルというか脊髄反射というか、賢吾は賢吾だなぁって。
お前にとって恋人とはどんな存在?と佐知に聞かれ「やりたい時にやる関係」と言い放つ記憶喪失賢吾。
そんな彼を見ながら「俺達は恋人同士なんだぞ?抱けなくてもそばにいたいのが当たり前だろ?」と言って、ただひたすら佐知のそばにいたがったかつての賢吾を思い出すんですね、佐知が。
もうここが泣けてしまって。
これシリーズ3作目くらいの記憶喪失ではなく、9作目だからこそ、今まで築きあげてきたもの、生かし生かされてる二人の愛の大きさが克明に浮き彫りになったし、再認識させられたしと最高でした。
電子書き下ろしのSSは、記憶を失った間の自分に激烈に嫉妬する賢吾が、賢吾視点で描かれているんですが、これまた佐知が超絶男前で最高なんですよ!!
このシリーズは安定して面白く、溺愛攻めが好物の私が毎巻購入するシリーズの一つです。今回は攻めの賢吾が記憶喪失になるという設定です。しかも最も大切な佐知の記憶だけプツリと消えてしまうという読み手には堪らないシチュエーションなのです。もうあらすじだけで滾りますね。
記憶喪失を設定とする作品では攻めの記憶が消えて拒絶された受けが身を引くパターンがありますが、そこは互いを知り尽くした安定感抜群の幼馴染みカップル。記憶喪失の賢吾をまるっと佐知は受け止めてしまいます。そんな佐知に戸惑いながらも惹きつけられる賢吾。佐知の記憶が消えたことで、佐知と出会えなかった賢吾の姿も描写されます。冷酷無慈悲で愛を知らない賢吾。佐知と出会えたから、佐知を愛し、そして愛されたからあの賢吾なんだなぁ。と思いながら読んでいました。
本シリーズは子持ちの任侠ヤクザの若頭と三代目院長のお話です。
攻様が受様を庇って記憶喪失となる事件の顛末を収録。
攻様は昔ながらの任侠系東雲組の若頭です。現組長は攻様の父親ですが、
実質的には攻様が組を率いています。受様は攻様の幼馴染で組指定の雨宮
病院の三代目です。
受様は天然系美人で気が強く、攻様の初恋&長い片想い相手でしたが、組長
の隠し子を自分の実子とし、その子育てに受様を巻き込んだことから恋を実
らせ、今では攻様の家族として騒々しくも幸せな日々を過ごしています。
先日、2人は東雲組参加の組長が起こしたちょっとした騒動に巻き込まれた
のですが、彼から礼としてホテルの宿泊券が送られてきたために、本日、
2人は都内でも有数の高級ホテルに来ていました。
最上階のフレンチレストランでのディナーというミッションは受様には
かなり難易度が高かったのに、攻様は堂々として憎らしいくらいにかっこ
よくてムカつきますが、連れ込まれたスイートルームは受様の想像の域を
軽く超えていていました。
そんな部屋の中でもいつも通りの攻様を見ていると、贅沢を好まない受様
に合わせてグレードを控えていただけで、攻様にとっての普通ランクとは
こちらなのかもしれないとさえ思えます。
そして最近、なかなか攻様に構えなかった受様は散々好き勝手される夜を
過ごしてしまい、翌朝すっかり寝坊してチェックアウトギリギリに何とか
部屋を出る事となります。
今日は休日なので帰ったらゆっくりと朝食を食べるのかいいかと思います。
人生の大半を喧嘩して過ごした攻様ですが、今ではお互いが視界に入ると
自然と笑顔になる関係です。なんて幸せなのだろうと思う受様でしたが、
その一瞬後、耳障りな音と共に突然車が歩道に向かって突っ込んできて、
見た事もないくらい必死な形相の攻様が手を伸ばしている姿の一瞬後、
受様は攻様に突き飛ばされて、ごとんと嫌な音がして逃げていく車の陰
から地面に横たわる攻様の姿が現れます。
攻様の体力と強運により、鎖骨にヒビ、肋骨骨折、頭部陥没骨折と重傷を
負いつつも、受様の速い応急処置による出血が最小限で済んだ事もあり、
最悪の事態は免れます。
しかし、脳を強打した攻様は心配する両親や側近を覚えているのに、受様
の事を丸っと忘れてしまっていたのです。記憶がどの程度ないのか、それ
が脳へのダメージによるものなのか、それともまた別の何かによるものな
のかは全てこれからでする
受様は攻様が死ぬかもしれない恐怖に比べたら、忘れられた衝撃をやり過
ごす事我慢できると思うのですが、攻様の側近はこう言うのです。
若は一番忘れてはいけないものを忘れたんですよ。
俺はこれから先の地獄がもう既に見える気がしまいね。
果たして攻様は受様の記憶を取り戻す事ができるのか!?
そして事故を装い攻様を狙った犯人とは誰なのか!?
ヤクザの若頭である攻様とその幼馴染である医師が織り成す夫婦漫才ラブ
コメディシリーズの第8弾は攻様が記憶喪失になるお話です。
「記憶喪失」ってシリーズモノだと必ず出てくるというか、幸せだからこ
その波風、波乱を起こすためによく使われますよね。思い出せない事はほぼ
ないので、記憶がなくても目が追う、気持ちが惹かれるってシーンにすごく
燃えるので大変好きです。
基本的に本作は受様が大切で手放せないために受様に恥じない男でいよう
とする攻様の存在が軸になっています。攻様の両親や組の者にとっては
攻様は"受様あって"の攻様であり、ヤクザながらも情の深い若頭としての
攻様は受様という存在なくしてはありえないのです。
記憶喪失にもいろいろありますが、今回は攻様の人格を形作っている中心
である受様と言う存在が丸っと無くなった事で、受様がいなかったらこう
なっていたであろう"若頭"が所々で垣間見られます。
攻様はそもそも地頭もよくヤクザとしては他者を圧倒する存在感もあり、
次代の組長としてはとても頼りになる存在かもしれませんが、受様を想う
事で育ててきた器の広さはありません。極端なところ、攻様の側近が攻様
ならばとついていく事を選んだ資質はないのですよ。
攻様が記憶を取り戻す事は大前提なので疑いもせず、どうやって思い出す
のか、その間に受様をどうするのか、受様がどうするのかに、ハラハラ&
ワクワク、ドキドキしてたいへん楽しく読ませて頂きました (^O^)/
いつも攻様に支えられている感が強かった受様が、強くまっすぐに攻様の
今を受けとめ、自分を信じ、自分を愛してくれた攻様を信じて、未来をも
変えていこうとするかのような強さを見せたのもすごく良かったです♪
来月の攻様の側近氏の恋バナもたいへん楽しみです♡
大好きなシリーズです。
今回は、まさかの記憶喪失編ということで心配していましたが、やっぱりあまり好きじゃなかったです。
あくまで個人的な意見ですが。
佐知を庇って怪我をした賢吾が目覚めると、佐知と佐知に関する記憶だけがなくなっていて……という展開。
まず、なぜ佐知の記憶だけが抜け落ちてしまったのかということですが、ここは明らかにされません。
なんか忘れてしまいたいことでもあったの?と思ってしまう程、佐知の事だけ忘れるっていうのが不自然。
作品を盛り上げるための無理な設定としか思えなかったです。
ただ、記憶をなくした賢吾に対して、記憶喪失?クソくらえ!という佐知の男前さ、愛の大きさは十分伝わってきました。
たとえ過去をなくしても、未来は残っているという考え方ほ好きでしたね。
じゃあ、これは二人の関係の再構築か?リスタートか?というと、それは違うと感じました。
だって、賢吾は頭で忘れていても、体や心の奥の方では佐知の事を覚えてるんです。
佐知にしっかりヤキモチ焼いて、佐知に近付く男には牽制する。
記憶喪失=もう一度、何度でも好きになる。恋をやり直す。
そういう展開だと思っていたのに、最初から佐知のこと好きなんだもん^^;
この辺も中途半端に感じてしまいました。
記憶を失った賢吾が伊勢崎や組員たちに当たり散らすところも見てられなかった。史に対する態度もね。
そこが賢吾の葛藤の表れだと言えばそうなんでしょうけど……
記憶が戻る場面もありきたりだったかなぁ。
とはいえ、記憶を失った事により知れた佐知への想いや愛にはしっかり萌えさせて頂きました。
でも、一番萌えたのは伊勢崎の忠誠心とカッコ良さかな♡