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大丈夫だ。昨日も挿入ったろ
mofulinosensei to naisho no natsuyasumi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
美形なのにべらんめぇ口調の攻めが好き。
ふわふわとした見た目とのギャップがたまらないですね。
あやかしが見える高校生・奏多と、あやかし達との短いけれどあたたかいひと夏のお話。
なんだか懐かしい雰囲気の「夏休み」を感じたなあ。縁側で汗を垂らしたコップの麦茶をみんなで飲むような雰囲気というか。
ほのぼのとしていて、甘さも明るさもある良い読み口のお話でした。
わけあって、モフリーノ先生なる兎神に連れられて夏休みの1週間をあやかし達の世界で暮らすことになった奏多。
モフリーノ先生とは?あやかし?と、かなり特殊な設定ではあると思うのですが、テンポが良く文章も読みやすいのでスッと入り込めます。
「見える」ことに怯えていたはずの奏多が、あやかし達の世界で彼らと触れ合うにつれて意識が変化していく様子がとっても良い。
個性的なあやかし達がみんなまた良いあやかしで、この1週間という短い期間が本当に楽しげでほのぼのとしていて癒されちゃう。
知らないから怖いと言い切ってしまうのではなくて、相手がどんな人・者なのかをきちんと知っていくというのは大事なことだよね。
力持ちで優しい鬼の金熊さんが好き。
そしてタイトルにもなっている、謎多き存在のモフリーノ先生がとっても良い攻め。
上にも書いた通り、こざっぱりとしたべらんめぇ口調なんですよ。その口調の中に甘さがあるのがすごく良いんだな。
初心な奏多のことを甘くからかいながら、すっぽり抱え込んで可愛がる感じ。こういう、余裕があって受けを可愛がる攻めがすごく好き。
男前で優しくて一途で…これは惹かれるだろうなあ。
1週間の夫婦生活も甘さたっぷりで、2人のやり取りに萌えた。
この作品、ほのぼの度も糖度も高めなのだけれど、でもそれだけで終わらない面白さあり。
ただ、もうちょっと序盤から伏線があったのなら、途中の展開に唐突感がなくてもっと良い流れになったかもしれないなと惜しい部分も。
なので、今回はこちらの評価で。
それから、みずかねりょう先生のイラストもとっても美麗。カラーももちろん美しいのですが、モノクロもちびっ子が可愛かったり、メイン2人が色っぽかったり、モフリーノ先生のバージョン違いが麗しかったり。
お話も楽しめて、バリエーション豊かなみずかね先生のイラストも見られて嬉しい1冊。
もうちょっと読みたいなで終わるのも良かった。
上期№1ではと思うぐらい好きな表紙なので購入。モフリーノ先生=兎の神様でした。兎神さまや異界のものたちと過ごす、ひと夏の優しいお話、本編220P弱+あとがき。やや砕けた口調の神様が健気だわと思ったので萌にしました。花火シーンあるし、暑いけど夏休みって良いなあと思います。
祖父母と共に暮らしていた幼い頃に木から落っこちて以来、異形のものが色々見えるようになってしまった奏多(かなた)。祖父が亡くなり一人になった祖母の側に少しの間一緒にいることになったのですが、祖母が人生何があるかわからないからと話し出したのは木から落ちた時の話。あの時実は大けがしていたはずだが、きっと土地神の兎神様に助けてもらったに違いない、だから異形のものが色々見えるんだと言い出し・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
のっぺらぼう、玉兎童子、金熊(一つ目の鬼)、火影(「ぽ」しか言わない真っ黒々。可愛い・・)、山姫ぐらいかな。
++ 攻め受けについて
受けは色々見えるが故にお友達もなかなかできず、ちょっと可哀そうな子。だからなんとかしてーとモフリーノ先生の頼る気持ちはめっちゃ分かります!そんな受けさんが、あやかしたちと交流して見えることに慣れていく様子は嬉しかったです。のっぺらぼうさんが京ことばではんなり喋ってくれるのも、和ませてくれて嬉しい。
好きだったのはモフリーノ先生。「堅えこというな、極楽つれてってやるから」って神様がいう?!兎さん、確か性欲強いんですよね。ロップイヤーみたいな耳もっふもふでめっちゃ綺麗のに、べらんめえ口調っぽくさっぱりした男前で好き。ほんで心に秘めたものをもっていて長く受けを見守っていたってのもナイス。
お話的に王道なのですが、攻めがカッコいいもっふもふで、セツナい&きゅんあり、そして色っぽいシーンやや多めということで配分的には良かったなと思いました。このもふもふお耳、動くらしいんですよ、ああ動くとこ見たい。1枚花火&浴衣姿の超カッコいい攻め受けもいますし!みずかね先生ファンの方でしたら、是非もふもふお耳見てほしいなと思う夏向けの一冊でした。
異形の見える高校生が夏休みの一週間を、あたたかく優しいあやかし達と過ごす・・・と言ったお話になります。
こう、どこか懐かしくてユーモラスある雰囲気でして、まるでジブ○映画を見てるような印象なんですけど。
読み終えた後に心にあたたかいものが残る、素敵な作品だと思います。
内容です。
幼い頃の事故で一命をとりとめて以来、あやかしが見えるようになった高校生・奏多。
この体質を変えて貰う為、兎神の祠に願いに行きますがー・・・。
と言うものです。
で、兎神ことモフリーノ先生にお願いすると、自分の仕事を一週間手伝う代わりに、願いを叶えてくれる事に。
ところが宴席であやかし達のお酒を飲んでしまい、その解毒の為に、モフリーノ先生に毎夜抱かれなきゃいけなくなったんですね。
何故か異様に、結婚相手以外とは触れ合いたくないと感じる奏多。
そこで、モフリーノ先生と一週間限定の夫婦になる事にして・・・と言う流れ。
こちらですね、表紙やタイトルのまま、とにかくあたたかくて優しい雰囲気なんですよ。
奏多は祠からあやかし達の世界に行って、夏休みの一週間をそこで過ごすんですね。
で、そこに居るあやかし達ですけど、イタズラ好きだったり面倒見が良かったりとても照れ屋だったりと、みんながみんな人間である奏多に好意的。
また、そんな彼等の保護者的存在である兎神ことモフリーノ先生。
モフリーノ先生ですが、何か事情があって本名は教えてくれない。
また、その可愛い名前に反して乱暴な口調に男前な態度と、すごく魅力的な攻めになるんですよね。
で、神酒の解毒の為に毎晩奏多を抱くワケですが、これがとにかく甘くて萌える。
いや、奏多ですけど、ごくごく普通の等身大の高校生なのです。
そんな彼をからかい混じりに可愛がりつつ、まるでエロ親父のように抱くモフリーノ先生。
う~ん・・・。
なんかね、モフリーノ先生ですが、厳しい所もあるんですけど、基本的にすごく優しいんですよ。
口調は乱暴だけど。
また、奏多に対する愛情と言うのが、その言動から透けてみえるんですよね。
読んでて、奏多の事が可愛くて可愛くて仕方ないんだなぁと、伝わってくる感じ。
そう、あたたかくて優しいだけじゃ無く、かなりの甘さなんですよ。
このお話。
とにかく、読んでてホッコリしちゃうお話なんですよ!
と、そんな夏休みも残り1日になって、神酒の媚毒は一回抱かれればそれで終わる事を知る奏多。
騙されていた事にショックを受け、皆の元を去りますが・・・と言う展開。
実はここから、終盤で驚きの真実が分かります。
モフリーノ先生の本名の謎に、奏多と先生の切ない因縁。
いやね、これ、モフリーノ先生があまりに健気で、グッときちゃうんですよ。
スケベ親父かと思いきや、実はめちゃくちゃ健気って、こういうのにすごく弱い。
また、ハラハラドキドキでありながら、どこかワクワクもすると言うストーリー展開が上手い。
まさに、ジ○リ映画じゃんと。
ページ数自体は200Pちょっとと、短めなんですよね。
テンポ良くサクサク進みと、とても読みやすい作品なんですよね。
若干、終盤が駆け足な気はするんですけど、この作品にはこれくらいのスピーディーさがあってる気もしますし。
とりあえず、あたたかくて優しい素敵な作品でした。
夏休みの終わりって、ちょっと寂しくなりますよね。
だからですかね?
今年の夏も、来年の夏も・・・と言ったラストに、とても幸せな気持ちになりましたよ。