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uso no kakera
やっぱり両片思いのすれ違いもの、しかも幼馴染となれば鉄板で面白いですねぇ。しかもこちらは10年越しのお話になるので、ながーいすれ違い。
だけどそこまで暗いトーンのお話ではなく、読みやすい一冊でした。
まず受けの峯井のキャラがいいですねぇ。美人で真面目で潔癖なところがあって、だけど酔ったら無防備で…。鳥谷野先生が構いたくなるのもわかります。
鳥谷野先生もいいですねぇ。当て馬か?と思いきや、今作で一番いい仕事してくれてます。まあ、呉村からしたら、ややこしい事しやがって!って感じかもしれませんが笑
特別編ショートショートの呉村と鳥谷野先生のアホさ加減には笑ってしまいましたが、確かに見たいよね、看護師姿で乱れる峯井!笑
挿絵もキャラのイメージピッタリで良かったです。
言葉足らずな幼馴染同士の切ない両片思い、おすすめです!
もう、激萌えだった…!!
幼馴染×両片想い×再会と、「好き」要素が詰まりに詰まった、こちら。
そして、受け攻めどちらも”看護師”とは珍しい!
医者じゃなくて看護師というところが、理由は自分でも分かりませんが自分には刺さりまくりでした。
病院内の様子やら採血の様子、白衣の種類に至るまで描写が細かく、作者様はひょっとして病院勤務の方なのかな…?と思っていたら、あとがきによるとお母様が看護師とのこと。なるほど、だからか!と腑に落ちました。
詳しいあらすじは他の方が書いてくださっているので、内容絡めた感想のみを。
高校時代、密かに想いを寄せていた呉村(攻)から間違ってキスをされた上に、「最悪…」と呟かれ、峯井(受)は自ら彼のそばを離れる決意をします。
もう、もうこのシーンの描写が秀逸で。
読者としては「違う違うそうじゃない!その”最悪”はそっちの意味じゃないよ峯村ー!」と叫び出したくなるぐらいだったのですが。
再会した呉村が峯井と仲の良い外科医師に嫉妬して割り込んで真ん中に座ってくる描写とか、クスリと笑え可愛いな❤︎なんて思う部分もあって、何度も言いますが萌えまくりました。。
で、この峯井と仲の良い外科医士の鳥谷野さんが、まーたいいキャラなんですよ…!好き…!(バツイチ子持ちで、現在看護師さんとお付き合い中ですけれども)
いいパパであり、後輩の良き相談相手でもあり。
登場した当初は「当て馬か…!?」と警戒していたんですが、当て馬どころかめちゃめちゃいい仕事してくれてますやん…となりました。
彼なくしては、二人の拗れた想いがきれいに解かれることはなかったでしょう。
ほんと、ナイスアシストだよー…!
鳥谷野が「あーん」と峯井にねだるシーン、個人的に身悶えしましたね。
なんて可愛い四十路なんだ٩(๑`^´๑)۶
ストーリー、キャラはもちろんのこと、看護師というお仕事ものとしても興味深く読めて、何重にも楽しめました◎
再会や初恋の再燃、幼馴染、看護師同士の恋…どれか一つでも引っかかるワードがある方に、ぜひぜひ読んでいただきたい作品です・:*+.
中学からの同級生。
高校三年生で、思わぬアクシデント、寝ぼけてキスしてしまったことを「最悪」と言う親友の呉村。呉村を友達以上の好きになってしまっていた峯井は、同じ学校への進学を諦め、呉村から離れる決意をする。
卒業の日に、進学先を変えた峯井に呉村はなんとも言えない表情で…
それから10年がすぎたある日、峯井の勤務先に呉村が転職してきて。
そこからは、もう究極の両片思いな訳です。
キューピッド役の外科医に嫉妬する呉村も面白いし(本人にとっちゃ真剣なんですけど)、峯井は一緒にいるのが楽しくて、でもこの気持ちは抑えなきゃならなくて。
すれ違う二人がもう、萌えるんですよ。
やっと想いが通じた二人のやりとりにはニンマリしちゃいました。
栗城さんは、こういう萌多めの切ないながらも応援したくなるお話が多い印象ですが、これも裏切られず、ラブラブしている二人をもっと見たくなっちゃうお話でした。
幼馴染の二人。
呉村の父親は、看護師。
峯井は、呉村の父に手当をしてもらったことから、看護師志望。
呉村も、峯井に引きずられるように看護師志望。
いつも一緒の二人は、看護師を目指して進学する学校も同じ・・はずだった。
いつものように一緒に受験勉強をした夜、呉村が寝ぼけて峯井にキス。
飛び起きた呉村は、舌打ちして「...最悪」と呟く。
その呟きを、峯井は「激しく拒絶された」と解釈。
以後、呉村から遠ざかる。学校も、黙って別を受験。
卒業式から10年音信不通。
10年後、呉村が峯井が勤務する病院に入ってきた。
「呟き」の誤解を解こうと、ひたすら逃げようとする峯井に呉村は努力する。
この部分の、追う人と逃げる人の、心理描写が面白くて良い。
呉村君が諦めない人でよかった。ハピエン。
「再会」「同級生」ものが読みたいと思って、詳細検索でヒットしたのがこちら.
早速、読んでみたところまるで「再会」「同級生」「誤解・すれ違い」のお手本のような作品!!
再会、同級生、誤解・すれ違いはこうあるべきみたいな王道とでもいうのかしら。
(あと設定には登録されていないけど「両片思い」も該当すると思います。)
なのに、なんで萌どまりかと言うと、会わなかった10年間が無駄だったなぁ……と思ってしまったから。
だってせっかくの両片思いだったのに。
せいぜい3年程度で再会させてあげたかったなぁ、そしたら貴重な20代を一緒に過ごせたのに……って。
ワガママ読者ですみません。
もちろん再会愛は、せいぜい数年で再会させろ!と言ってわけではなく、10年要するようなケースもあると思うんですよ。
例えば、当時はとても相手を素直に受け入れられず、自分の気持ちに素直になるまで時間を要したとか。
当時は恋に無自覚で、あれは恋だったんだ……と気づくのに時間がかかったとか。
執着攻めが、受けを手にいれるまでに着々と準備するのに時間を要したとか。
長い時間と共に、気持ちや関係が変化していくところが醍醐味で、あぁこの二人がくっつくのには時間が必要だったんだなと思えるケースですね。
でもこの二人は、そうじゃない。
再会しても相変わらず誤解したままで、多分鳥谷野先生がいなかったら、10年どころか20年30年経ってもくっつかなかった気がする。
とりあえず、鳥谷野先生には足向けて寝れないですね。
性格のすこぶる良い2人のすれ違いを美しく読ませる作品です。およそ悪人と思われる悪人が出てこない!健全な職場環境!峯井に無理やりキスした女の子や、採血室の看護師なんかもいましたけど、可愛いもんです。女性にそういう役回りが与えられてる感じがややBL作品らしいなと思いつつも、不快なほどではありません。大方のBL小説にも、職場にも世の中にも、もっと苛立ちが含まれると思いますが、とにかく清らか。番外編で知ることになる呉村の彼女への態度がなかなか酷いなとも思いつつ、それも許容範囲内。表紙の通り清浄な空気に包まれた本でした。そこが物足りなさに繋がるかもしれないけれど、そういう本ばっか読んでる間にこういう綺麗な川みたいな作品もいいですね。
看護師2人が揃ってて初っ端から生中出しにはびっくりしたけどね!清らかな2人はそこすら不浄の領域なんでしょうよ!
萌〜萌2
初買いの作家さんです
ファンタジーや偏った設定が多いBL小説、もっと身近な、普通な設定を読みたいとか偶然に見かけた一冊。
すれ違いが大好きなのですぐに購入しました
とにかく読みやすいです
1ページ目を開いた後どんどん読めてしまう、気づいたら最後のページまで。
初恋(片想い)→峯井(受け)逃げる→10年後の再会→誤解→誤解が解けて結ばれる
すれ違いの中でもザ王道という感じだが、飽きることも物足りなさも感じさせない、バランスの良い作品だと思いました
結ばれるまでだいぶ時間がかかるので、自然とエロシーンも少なめです。
物語中心でエロ少なめ、王道な展開で約束されるハピエン、
誰でも楽しめる一作だと思います
BLの王道のひとつですよね。
本編:峯井(受)視点
番外編:呉村(攻)視点
特別編SS:鳥谷野視点
親友である呉村(攻)に片思いしている主人公・峯井(受)。
片思いの辛さに耐えきれず、同じ大学へ進学すると信じ込んでいる呉村を裏切り、別の学校を受験することに。
こうして別々の進路に進んで疎遠になったふたりが、再び職場で再会するストーリーです。
親友を装いながらも恋をしていたこと。
内緒で進路を変えたこと。
呉村に嘘をついていた罪悪感から、今も昔も自責の念が強い峯井が切ないんです。
めちゃくちゃ庇護欲そそられました。
「傷つくなんてお門違いだと、わかっている」
とかね。
我慢しすぎだよ。
痛い時は痛いって言っていいんだよTT(涙)
早く幸せになってくれ〜!と願いつつ、本編はずっと受け視点なので、呉村の気持ちがはっきりするまですごく焦れ焦れさせられました。
実はあの時こうだったよ、という呉村のお話は番外編でたっぷり聞けます。
もうさ、ダミーで彼女作るのやめよう。ほんとに。
良いことひとつもないから!!
感想はこれに尽きる。
特別編SSは、本編で大大大活躍してくれた鳥谷野ドクター視点。
遊び心と包容力を兼ね備えた最強ドクター♡
SSでもまた見れて嬉しかったです♡
「天才外科医は、外科病棟の看護主任のシフトを把握していた」
っていう文章すごく好き。
硬い感じなのに、しょーもない内容なのが面白くて笑っちゃいました。
「手練れの作家さんが書く王道って実に面白いなぁ」と思ったのは、2020年5月現在の世界がいつもと違ってザワザワしている所為かもしれません。
今、私が読んでいて楽しいと思うのは『日常もの』だと気づきまして。
「ああ、この感染症流行の中でそれほど被害を被っていない私ですら、何らかの日常を失っているのだなぁ……」と感じたりしました。
お話の詳細は書きませんが、もう、絵に描いた様な『誤解・思い込み』で『すれ違い』の『両片思い』です。
「いつかどこかで読んだような気がする」とか「予想したとおりに話が進んで行く」とか、こんな風に書いてしまうと不満の様に見えるそのことこそが、この物語を読む快楽なんだと思うのですよね。
そんな楽しみ方が出来るのは栗城さんの筆が上手だから。
あとがきによれば『だいぶ昔に他社の雑誌に掲載されたものを加筆修正した』とのことです。
なるほどねぇ……こういう言い方もなんですが、リメイクなんだ。
知っている類の話、しかもリメイクをここまで楽しく読ませてくれるっていうのも凄いことだと思うんです。
その力に感激しました。
カバーイラストの雰囲気で飛びつきました。やっぱり文章が読みやすいです。読みながら場面場面が絵として浮かんでくるので負担が全くありません。ずっと読んでいたくなります。
好きな設定ですが、読後にあとを引くような、ちょっと考えてみたくなるような、目新しさみたいなものを期待してしまうと厳しいかも。
切ないお話が大好きなのですが、切なさはあまり強く感じませんでした。序盤から先が読める感触があるので、安心して読める再会ものだと思います。が、単にわたしの感覚がズレてるだけかも…
メイン二人の誤解を解く人物として登場した鳥谷野が、とてもキャラの際立つ存在で魅力的でした。スピンオフを希望したくなりますよね。
鳥谷野はタラシ風情だけど娘を溺愛していて、バリバリの異性愛者としてしかイメージできなくて。もしそんな彼が同性に目覚めたら、意外にもすんごい幸せになっちゃうか、人生を狂わされるもしれませんね笑
男性の患者さんが女性看護師さんに頼みづらいことがあった時に、男性看護師さんがいたら心強いんだろうなとか、経験上採血でいつも失敗されて辛いので、峯井みたいに鬼レベルで上手な看護師さんに担当してもらいたいな(切実)…とか、そういった院内エピソードの方がリアルに想像できて面白かったです。
キリキリするようなトーンに萌えるので少し物足りない感じはしましたが、すれ違いからの和解ラブを穏やかな気持ちのままで楽しませてくれる、優しいお話だなと思いました。