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父の生まれ故郷を訪れた主人公が不気味な村で大変な目にあう話。
土着信仰系(因習村)BLでした。
何もわからないまま山村に閉じ込められる不気味さが良かったです。
村人がよそよそしかったり、崇めてきたり、そう言った雰囲気だけでも楽しく読むことが出来ました。
土着神が実在するタイプのお話でしたが、そこら辺の説明はザックリしています。
かなり冒頭(村に行く前)から主人公が強姦されるので、無理矢理が苦手な方は注意が必要だと思います。結果的に相手は一人ですが、主人公は普通に傷付きます。
個人的には叔父さんが主人公を襲ってきたこと(未遂)が一番怖かったです。読み終わった結果、アレただの変態だったのかよ……ってなりました。
そしてどうでもいいですが、儀式のエロ設定は攻受逆の方が自然だと思いました(笑)
結構古い作品なのに、評価もレビューもなかったので買うのを迷っていました。
でも好きな作家さんだったので購入。
結果、とても良かったです。
母が亡くなり天涯孤独と思っていたとき、叔父という人物が現れ、その叔父の勧めもあり、亡くなった父の故郷に行く北尾氷魚。
結局、父方の一族、村のある目的のために騙されていたわけですが、その目的とは何なのか誰も教えてくれない。
一族どころか、村の人たちみんなわかっているのに、氷魚だけが誰にも教えてもらえず村からも出られず、読んでいるこちらまで、その謎が気になって引き込まれていきます。
そんな訳で先が気になって、あっという間に読んでしまいました。
やめられない、止まらないw
攻めの前川祐希、とてもカッコいいです。
前半→鬼畜
中盤→傲慢・俺様
終盤→ワンコ
な、流れになっています。
一見、俺様で傲慢な攻めが実は本質はワンコって!!
大好きですv
イラストですが、表紙の感じだと私の好きなイラストじゃないかも・・・
と思っていたのですが、中はとっても良かった。
失礼ですが、表紙絵だとぎこちない感じの一昔前な絵なのかな、と思ってしまってて。
ちょっと損してる気がします。
ちなみに私は電子で買いました。
この作品は電子でもイラストあります。