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fuwafuwa hanagamisama hono no koutei ni metorareru
こちら、超一途で真摯な王×召喚されたふわふわ神様による、壮大で感動的な物語でした。
こう、あらすじや作風から完全に笑わせに来てると思ってたら、すっごく深くて素敵なお話なんですよね。
読み終えた後は、胸がいっぱいになっちゃう感じ。
主人公が神様でして、作者さんによると「全人類好き、全女性好きときて今回は全生命体を愛でる受」との事なのです。
これが徹底してて、人間との根本的な違いに驚かせてくれたり、笑わせてくれるのです。
だからこそ、そんな主人公が終盤で見せる姿に、強く心を打たれてしまう・・・。
ちなみに、主人公を心から敬い愛する攻め・緋皇。
彼もまた、徹底してて笑わせてくれました。
この二人、出会うべくして出会ったんだなぁ。
ところで、Amazonで購入すると貰えるSSペーパー。
本編終了後の仲睦まじい二人が読めます。
とても素敵なSSなので、オススメしたいです。
いや、ラストがですね、すごく素敵なんですけど、個人的にはなんか寂しくて感傷的になっちゃうんですよね。
このSSで甘さと笑いを補給出来るんじゃないかと。
ザックリした内容です。
美しいものの、花を咲かせるくらいしか出来ないポンコツの神様・花神。
なんと沐浴中に現世へと召喚され、戦への助力を頼まれるんですね。
自身を召喚した炎国の王・緋皇に興味を持った花神は、加護を与えるつもりで彼との婚姻を了承する事に。
すると、形ばかりの婚姻だと思っていたのに、何故か初夜で緋皇から狂おしく求められー・・・と言うものです。
まずこちら、序盤は完全に笑わせに来ています。
いや、「神様」と言うと神々しくも尊大なイメージを持っちゃうんですけど、タイトル通りほわほわしたポンコツ神様なんですよね。
主人公は。
で、思考が人間である私にははかり知れない・・・。
えーと、神様らしく慈悲深いんですけど、ワガママで気まぐれでもあって。
こう、完全に神様としての常識で行動する為、絶妙にズレてて笑わせてくれるんですよ。
何てったって、攻めと馬を同列で考えてたりする。
神様にとっては、同じ慈しむ生命てな感じで。
で、「緋皇の事も今度洗ってやろう←(馬を洗ったばかりだった)」
「今以上になつくかも」みたいな。
いや、マジで神様、はかりしれない。
そして、攻めがかわいそうなのに笑えてしまう。
またこれ、攻めがですね、とにかく一途で真摯なのです。
えーと、彼は前皇帝を弑して帝位を簒奪した、わりと苛烈な男だと思うんですけど。
それが花神に一目で魅了され、ひたすら「尊い・・・っ!」てな感じで献身的な愛を注ぐ。
いや、これがまた徹底してるのです。
花神の全てが愛おしいって感じの、深い愛情なのです。
や、しつこいですが、花神は神様の為、ズレてるんですよね。
緋皇の前で裸も同然の薄衣をまとい、彼が狂おしく求めてくれば「僕は男だよ?」と足をゆっくり開いて見せつけるみたいな。
彼に悪気は欠片も無いのです。
ついでに、股間を見られて恥ずかしいと言う感覚自体もないのです。
でも、煽られるだけ煽られてお預け状態の緋皇がかわいそう過ぎて、涙が出て来ちゃいそうと。
あとこちら、こんな感じでキャラや二人の関係性が楽しすぎますが、ストーリーとしてもとても面白いです。
炎国と対立し、軍神を召喚した蒼。
その裏に存在する、本当の黒幕。
また、ポンコツだと思っていた、花神の真の姿ー。
いよいよ蒼との戦が始まりと、ストーリーは緊迫感を増して行きます。
その中で、花神の気持ちが変化して行くのが、とても自然で、上手い。
こう、最初が最初だった為、花神にとって緋皇がかけがえの無い存在になり、彼が「愛する」事を知るのに深く感動しちゃうと言うか。
なんか、感慨深くなっちゃうのです。
そう、子孫を残す必要が無い神は、身体を繋げる事に意味は無い。
それでも、繋がりたいと願う理由ー。
それこそ、愛なのです!
と、とにかく笑えて萌えて、その上壮大な、素晴らしい作品でした。
ところで、今作のこういうラスト、なんか感傷的になっちゃうのは私だけですかね?
作家買い。
鹿嶋さんて、ドS攻め×ツンデレ・天然ちゃん受け、のイメージが強い作家さまなのですが、今作品はスパダリ&執着攻め×天然ちゃん、の非常に可愛らしいCPのお話でした。
タイトルがすごい。
何がすごいって、小説を一言でがっつり表現してるんです。
(頭の中が)ふわっふわで、花を咲かせる能力に特化した神さまが、炎帝国の皇帝・緋皇に娶られる。
読後、このタイトルの意味がじわじわと効いてきます。
敵国に対抗するために大国である炎帝国の皇帝が「神」を召喚したら、あら不思議。
闘いに不向きな可愛らしい神さまを召喚しちゃった。
というお話なのです。
鹿嶋作品の受けさんて、非常に男らしい、というのかな。
攻めさんに愛でられてもなかなか靡かないし、何なら最後の最後まで敵対しあってる、というイメージがありますが、今作品の受けさん・花神は何しろ可愛い。
可愛いのだけれど、神さまなので、どこまでも不遜だし、人間関係に疎いし、でもそこがまた可愛い。
基本的に素直で愛らしい性格なので、何をしても嫌味にならないし、むしろ彼のわがままも、傍若無人ぷりも可愛いものなのです。
そして一方の攻めの緋皇。
彼も良い…!
花神に一目惚れしちゃって、花神のすることなすこと、すべて受け入れちゃう。
皇帝という立場なので部下たちを動かす権力を持ちながらも、威張ることもないし、謙虚だし、何より花神に一途なのがめっちゃ萌えるのです。
一途に、そしてひたむきに花神を愛する緋皇。
緋皇に愛され、少しずつ彼に心を預けていく花神。
二人の「ラブ」という側面は、花神の神使であるシエン、そして緋皇の叔父であるシシ、シシの娘で緋皇の従姉妹でもあるイシカといったサブキャラに支えられ順当に進んでいきます。
で、この作品の面白いところは、彼らの恋愛面だけではないところ。
そもそも緋皇が花神を召喚したのは、敵国と闘うため。
その国も神・ケミナを召喚しており、花神vsケミナの様相もきちんと盛り込まれているためにストーリー自体非常に面白かった。
鹿嶋作品はややもすると痛い展開があったり、甘さが控えめな作品も多いのですが、今作品は甘さもあり、ハラハラドキドキする神同士の闘いがあったり、「地雷」と感じる要素の少ない作品だったように思います。
鹿嶋さんは、作中で「闘い」を描くことが多いですが、今作品も闘争シーンはそれなりにあります。
その中で、死が描かれていたりしますが、単にアクションとして描かれているわけではない。大切なものを守るために身体を張る姿が描かれています。
それは時に恋愛的な愛情だったり、あるいは家族愛的なものだったりしますが、その描写の中で描かれる深い愛情に、ググっと萌え心を刺激されました。
鹿嶋作品はすべて読んでいますが、中でも群を抜いて好きな作品になりました。
文句なく、神評価です。
インタビューでもお話されていましたが、受けさんの一人称が『僕』だ。
あと、口調がとても柔らかなの。
だけど女っぽさを感じなかったのですよ。あくまでも『ゆるふわ男子』なの。
これがね、良いのですわ。
以前から「アクタさんのお話って女を感じないよなぁ……」と思っていましたが、これ、キャラクターの造形の所為ではなかったのね。ハートフルなお話でも強い慕情を感じさせるシーンでも、どこか乾いていると言うか『酔って叙情に流される』部分がない様な気がします。
良い意味で『しらっとしている』とでも言ったら良いのでしょうか?
私は甘いお話を読んでいると、時々我に返って恥ずかしくなったり、度を超すとしらけてしまったりすることがあるのですが、そういう事が一切ないのですよ。
好きだなぁ、そういう所。
今回は、そのちょっと突き放したような感じが『ほわほわ』とか『うっかり』あるいは『とぼけている』方面に非常良くマッチしていて、可笑しみ増大の威力が半端ない。
何たって神様ですものね。
それほど何かに執着しない。
途中の記載に『正直僕からしたら馬に求婚されるのも人間に求婚されるのもあんまり変わらない』というのがあるのですけれど、確かに『神ではない』ものに対して神が抱く気持ちはそんなものなのでしょう。
ただ慕ってくれるものを愛でるのが神なんでしょう。
戦に必要だから召喚して、崇め奉るだけではなく熱烈な恋におち、求愛して妃にしてしまった緋の国の皇帝を、そんな感じで憎からず思っているのでしょう。
だからこそ、花神さまが緋帝に惹かれて行く工程がとても面白いのです。
だって、恋っていうのはたった一人に対する執着ですよね?
博愛主義の花神さまが恋をしていく、自分でもそんな気持ちを持て余し気味な風情がとても可愛らしい。
この辺、かなりニマニマさせていただきました。
花を咲かせたり、傷ついた人を癒したり出来る花神様に対して、敵国が抱えているのは軍神です。
戦いという点では敵いっこないと思わせておいて……
最終版の展開は、ちょっとばかり度肝を抜かれました。
花神の無邪気かつ突飛な言動にクスクス笑って、ふわふわ感に癒されて、大型わんこの緋帝の言動にウフフとなっていたのに、ラストは大スペクタクルですよ。ハリウッド映画ですよ!
読んで損はしない、万人向きの娯楽作だと思います。
是非、たくさんの人に読んでいただきたい。
本屋さんに走ってください。
今回は前皇帝を弑逆した炎帝国皇帝と皇帝に召喚された神のお話です。
何にも囚われない神だった受様が攻様を伴侶とするまで。
3年前、1000余年の歴史を誇った栄帝国は蛮族と呼ばれた緋獅族によっ
て滅ぼされ、皇帝を殺した攻様が皇帝として立つ炎帝国と建国します。
攻様は落ち着かない内政に目を向けていますが、侵略者である蛮族に
治世が務まるものではなく、世は乱れ、国境付近では常に小競り合いが
続いていました。
そんな中、炎との境にある水源を巡って一昨年より炎と揉めている蒼よ
り、和睦の使者がやってきます。
蒼は炎とは比較にもならない小国ですが、金山を抱える事からそれな
りに潤う国です。しかも蒼王は先ごろ、東国よりかなりの力を持った
巫女姫を娶り、神下ろしの儀によって東国由来の軍神の召していたの
です。
こたびの使者の使命は炎帝の暗殺でしたが、使者の策は露呈していて
暗殺は失敗に終わります。使者は放り込まれた牢で服毒死し、攻様は
蒼の神に抗すべく自らも神を召喚すべく祈祷殿の建設を決意します。
緋獅族の始祖は女神と契ったと言われ、攻様も神の血を引く神還りで
すが、見えぬものや聞こえぬ声はぼんやりとした影や騒めきとしか感
じられません。
それでも攻様は神下ろしの儀に望み、1柱の美しい神を召喚すること
に成功します。攻様が召喚した神こそが今回の受様です♪
受様は霊泉に浸かっていたところを召喚されたため、現世に強制召喚
された際には全裸で半泣きになってしまいます。というのも受様は
2000年の間、いつか人間に召喚される時を楽しみにして衣を整えたり、
降り立った際の台詞も考えていたのです。神の威厳も全く無く・・・。
しかも受様と共に召喚された神使によれば、受様は枯れ木に花を咲か
せる程度の力しかなく、攻様が願ったような戦神として軍神を相手に
することなど以ての外だと言うのです。
しかし攻様は今回の召還で力を使い果たし、更なる儀式は不可能で
した。なにより召された受様に一目で魅了されてしまっていたので、
受様の加護を願った上に妃になって欲しいと求婚するのです。
受様は攻様の言葉にしばし絶句しますが、自分が男神である事、人間
の身に神の気を堪える事は難しい事を揶揄しても、攻様は引きません。
いっそ受様に殺されるなら本望とばかりの攻様のあと数十年の生は、
受様にとっては瞬樹の間よりも短く、その間ちよっと現世で暮らすの
も悪くはないと思ってしまいます。
ふふ、いいよ、おまえの妃になってやろう
受様にとってはかりそめの婚姻ですが、攻様は感極まって受様を見つ
めます。
受様を妃とした攻様の命運とは!?
そして炎帝国と蒼国の戦いの行方とは!?
戦の助力を乞うために神を召喚した皇帝と現世に召喚される事に憧れ
ている天然な神様の中華風ファンタジーになります♪
もともとファンタジーが大好きであらすじのみで買う気も満々でした
が、ちるちるの新刊インタビューで『2000年天界に「引きこもってい
た」神様が「全裸」のまま人間界に「強制召喚」され「契約結婚」させ
られてしまう話』という紹介文にさらにワクワクで手にしました。期待
以上に面白かったです (^O^)/
受様は神様らしく寛容で慈悲深いのですが、基本的に自分の思うがまま
に振舞うので我儘で気まぐれでもあります。そんなところも受様の魅力
ともなり、そんな受様に魅了された攻様は受様を一途に慕い、お預け
されても我慢一択、健気過ぎて萌え萌えです♡
受様にとっては攻様も花も馬も豚も慈しむ存在ではあるものの、自分と
同等のものではありません。いろいろと見たり触ったりしても、それは
好奇心ゆえであり、自分の行動や言葉が与える影響までは関与しない
傍若無人さがとても神様らしいのです。そんな神様が徐々に攻様が気に
なっていく展開にワクワクします。
そして2人の祝言の最終日、受様が召喚される元となった蒼国の軍神が
龍の神使とともに現れて祭祀場を火だるまにしたた上に、蒼軍が南西の
都市に攻め入っくるのです。
2人の恋にワクワク、炎帝国と蒼国の戦いにドキドキ、受様と軍神の対決
にハラハラ♪ 最後の展開は全く予想外でしたが、密やかに張られていた
伏線が巧妙に活かされていて納得のいく幕引きでとっても良かったです。
kivvi先生のイラストもお話の世界観にぴったりでした♪
現世で皇帝をやってる緋皇だよ!
ふわふわポンコツ神様が召喚されて皇帝の妃になっちゃった。
主人公花神(緋皇命名)が軍神を召喚しようとした緋皇に現世に喚ばれて来てみたら!
自分を一心に愛して求めてくれる緋皇が可愛くて、いいよ!妃になってあげるって。
とても読み応えがありました。好きという感情を知らない花神。でも人間は可愛くて興味深い。現世で妃をやりながら戦にも乗り出して…。
最後の数十ページがすごい勢いで。もっとゆっくり書いて〜!なんとか読んで、どうなるの?もう現世に戻れないの?とハラハラしました。
花神の正体や緋皇の変化や後世などが、本当にすごい勢いで書かれているのです。
もうちょっと噛み砕いて読みたいのに〜と自分の読解力を棚に上げて言いたくなります。
自分の美しさ神々しさに自覚のない花神が危ない目に合うのを、毎回緋皇が助けたり。花神に見惚れたり助けられた兵士を最前線に行かせてやると緋皇が嫉妬に燃えたり。
とっても楽しかったです。
緋皇をどんどん好きになって、失って荒れ狂う花神。花神が緋皇に召喚されたのは実は…。
ぜひおすすめです!
神様な時点でがっつりファンタジーなのはわかるのですが、最後へ行くにつれてよりファンタジーでご都合なところが際立っていました。
他の神様が出てきたり若干のチートさは理解できるのですが、個人的には甦りっぽいのは微妙でした。
挿絵が美しく、ぽろぽろと涙を流す花神様のお顔は大変美しく麗しいです。
THE神様な振る舞いも彼に合っていて、物語の中で楽しむことができます。
けれどそのほとんどが濡れ場なんですよ...もうちょっと普通のシーンの、衣装の美しさとかが挿絵で見たかったなあと思ってしまいました。
受けの振る舞いは良かったのですが、攻めの振る舞いがなんとも...なぜそこまで神様へ執着するのか...
この辺りが受け入れられるかどうかが、この物語を楽しめるかどうかの分岐だと思います。