ボタンを押すと即立ち読みできます!
keiji ni kimetano propose
今作について。
刑事にシリーズのカプを示す代名詞「インテリヤクザ×組対(マル暴)刑事」
魅力的なカプ表記ですが、本来なら相容れないインテリヤクザ田辺と組対刑事大輔の禁断の愛を指しているわけで。
どちらかが己の代名詞を返上しなければ立ち行かなくなる危うい関係。
その危うい関係を断ち切るべく、田辺も大輔も行動し、ついに決着へと向かいます。それぞれが自分の中でそうする以外の道はないと行動するのですが、それは結局お互い相手の為で、ふたりとも自分より相手を優先する行動をとる。
そんなふたりの、胸が締めつけられるほどの愛が大好きです。
本当に安定の面白さ。これからの展開にもますます期待高まります。
シリーズについて。
私、溺愛好きなのですが、田辺の大輔に対する溺愛っぷりは個人的に群を抜いると思います。無償の愛のごとく。
溺愛好きさまは必見ですー♬
「仁義なき嫁」シリーズと世界観を同じくする本作「刑事に」シリーズ。「仁嫁」シリーズ未読でももちろん楽しめます!(仁嫁の受け攻めカプを始め他にもちらほらと仁嫁キャラが登場しますが、「刑事に」の作中の説明で十分関係などの理解はできるかと思います。ちなみに私は仁嫁シリーズを途中まで読んで「刑事に」シリーズを読みました。そしてまた仁嫁に戻ります。)
刑事にシリーズは読む順番も今のところ分かりやすいですね^ ^一応書いておきます。
今現在、文庫版が3冊。(紙本も電子もある)
美しい小山田あみさんのイラストが目印。
①刑事に甘やかしの邪恋
②刑事に口説きの純愛
③刑事にキケンな横恋慕
そして、今現在、文庫版の続きを読むならば電子書籍になります。黒埜ねじさんのイラストが目印。
④刑事に悩める恋の色
⑤刑事に一途なメランコリック
⑥刑事に決め手のプロポーズ
仁嫁シリーズにしかり刑事にシリーズにしかり、同人誌や電子が先行、後に文庫本が出てその都度イラストも変わって…と巻数を重ねる毎に(リアルタイムで作品を追いかける事が出来なかった読者には調べるという作業がついてまわり)難易度が高くなるかと思いますが、調べた労力に見合う、はたまたそれ以上の、楽しみが待ってくれているシリーズです♬
このシリーズ大好きです。
今作も良かった!
本当に先までよく練られたストーリーだと思います。
今回は、まるで「賢者の贈り物」のような話で、
大輔のために足抜けする田辺と、
田辺のために刑事をやめようとする大輔。
お互いの思惑は知らないまま、
それぞれがお互いを思い、守るために行動します。
倫子に会いに行き、けじめをつけようとする大輔と、
それに同行する田辺。
しかし、大輔は朝から不機嫌で……
倫子の子どもと接するうち、
子どもが欲しいくなった時に自分が側にいるのは……と悩む大輔。
一方で、田辺は逆のことを考えていて……
本当にこの二人、お互いのことしか考えていません。
そういうところが男らしくもあり、
キュンとするところでもあります。
大輔の不機嫌さの理由は何かと思ったら、
田辺にプロポーズしようとする大輔の緊張からくるものでした^^;
なんて可愛い!
大輔のプロポーズは思いの外カッコよくて、
給料三ヶ月分のエンゲージリングもうらやま〜
そこで、ついに足抜けすることを明かす田辺は、
大輔に仕事を辞めないように言い聞かせます。
悠護の下につく事になった田辺にとって、
大輔が刑事だということは、
大きなメリットになるというのです。
そして、抜けたあとの岩下や佐和紀への牽制のためにも……
ヤクザの足抜けって、やめたら終わりじゃないんですね……
足を洗っても、完全にその世界から抜け出すことはできない。
ヤクザの怖さを感じさせられました。
悠護のしたについた田辺がどうなるのか?
岩下と佐和紀の動向は?
大輔の先輩・西島の思惑とは?
……などなど、まだまだ長いシリーズになりそうです。
それにしても、二人のお互いへの愛情は今回も深かった。
田辺が大輔以外には冷たいところは最高だし、
今が一番幸せだという大輔にも萌えました。
次回作も楽しみにしています‼︎