華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~

hana wa shitone ni sakikuruu

華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神24
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
7
得点
149
評価数
37
平均
4.2 / 5
神率
64.9%
著者
宮緒葵 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
華は褥に咲き狂う
発売日
価格
¥720(税抜)  
ISBN
9784403524967

あらすじ

光彬に異母兄弟が存在していた!? 
本物のご落胤かどうか探るため、公儀目付に化けた光彬と純皓だが……? 
御台所×将軍の色恋絵巻最新作!! 

表題作華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~

光彬の御台所であり闇組織八虹の長
恵渡幕府第八代将軍

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数7

大きな物語が始まることを高らかに宣言した一冊

「ディアプラスさん、このシリーズを引き受けてくれて本当にありがとう」と叫びましたよ。
面白い!
巻を重ねても実に面白いです、このシリーズ。
今回も一本調子の話ではなく、笑いと涙、活劇と人情、エロもてんこ盛り。
そして何より、色っぽいんですよね。
宮緒さんのお話はデビュー作からずっと追いかけておりますが、私の中では最高傑作でございます。
ああ、既に続きが読みたい。読みたくて堪らない。

冒頭から光彬が襲われます。
それもこの世のものではない何かによって。
害をもたらすためではなく、この『玉兎』と名乗る神のごときものは光彬に世継ぎを生ませようとしています。それも「彦十郎の孫だから」という理由で。彼に激しい執着を持っている様なのですね。
何なんだよ、彦十郎って!どれだけ魅力的な人だったの?

滅茶苦茶不穏なのにこの件は今回はおあずけ。
今回のドラマは『前将軍のご落胤が饒肥藩の恵渡屋敷に保護されている』という情報が藩主から直接、光彬にもたらされることを発端に始まります。
饒肥藩は恵渡幕府の始まりに敵方だった所謂『外様』の藩であるが故に当初は「偽りではないか」と考えられたのですが、そのご落胤と言われる吉五郎が所持している短刀はまさしく将軍家の刀鍛冶が鍛えたもの。
自分と同じような身の上の吉五郎を『弟と信じたい気持ち』と『将軍として治世を行うためには権力闘争に利用される可能性が大きい新たな世継ぎ候補の出現は慎重に対処せねばならない』という気持ちの間で光彬の心は揺れ動きます。

当然のごとく陰謀がらみなのですけれど。
(これは『読んでのお楽しみ』にしておきますね)
でもこの陰謀、とっても泣けるお話なんですよ。
久々ですよ。BL読んでいて泣きそうになったの。
あとがきで、史実を参考にした話だと知って更に泣けます。

で(多分)これからもっと大きなスケールのお話に続いて行きそうです。
冒頭に出てきた玉兎の動向や、かなり前に行方不明となっている純皓の兄が今回の陰謀に一役買っているかもしれない疑惑等々、非常に今後が楽しみになって来る展開なんです。
つまり『大きな物語の序章になっている』とでも言いますか。
これ単品で読んでも非常に面白いのに。
期待に胸が震えるではありませんか!

光彬と純皓は相変わらず互い以外は見えない状態でございます。
ちょっとばかり不穏な空気も醸し出されておりますが、これ、次回の伏線になるんでしょうねぇ。
ただ、今作ではあまりの溺愛ぶりによって『トンチキ臭(良い意味の。褒めてます)』がするんですよ。トンチキマニアの私としては大層嬉しかった。
だって『妻の太摩羅』って……
複数回登場するこの言葉、笑わせていただきました。
あまりに可笑しかったのでもう一度書きます。
妻の太摩羅!(出来るならここ『ポイント大・太文字・カラー赤』で書きたい)
こういう言葉のセンス、宮尾さんは最高だなと思いましたです。

大河長編BLがお好きな方はこの期待溢れる序章を読んで、笑い、泣き、期待に打ち震えていただきたいと心から思いました。
いやホント、面白かったよ。

8

タイトルの素晴らしさに、最後の最後でやられました

作家買い。

『華は褥に咲き狂う』→『華は褥に咲き狂う~鬼と剣~』→『華は褥に咲き狂う~悪華と純華~』→『華は褥に咲き狂う~火華と刃~』に続くシリーズ5作目。

『華は褥に咲き狂う』シリーズはガッシュ文庫で刊行されていましたが、まさかのガッシュ文庫廃刊。続編がどうなることかと心配しましたが、レーベルをディアプラス文庫に変更して刊行されました。

レーベルは変われども、絵師さんは今まで通り小山田さんが担当されていますし、中身も今までと変わらず痛快な時代劇BLで一安心。

ということでレビューを。




光彬のもとに、織之助と名乗る一人の小姓が出仕してきた。
光彬の素晴らしさと美しさに圧倒される織之助だけれど、どこか様子がおかしくて…?

という出だしで物語はスタート。

光彬の祖父にあたる彦十郎に執着する「玉兎」という新キャラ(と言っていいのか、神さまらしいので)が登場し、彦十郎の素晴らしさをそこはかとなく読者に印象付けますが、今作品はここまで。

彦十郎については今までも何度か名前は登場しており、素晴らしいひとだった、という空気は常に流れていましたが、「玉兎」の登場によりそのバックボーンは熟成した感があります。そろそろ彦十郎ターンのお話が刊行されるのかな?

で。

タイトルについている「兄と弟」。
今作品は、光彬の異母兄弟登場の巻です。

先代将軍の落胤だと名乗る吉五郎という少年が現れ…?

というお話。

とにかく吉五郎という少年が謎だらけです。
御落胤だということを証明するモノを持ってはいるけれど、それを将軍・光彬にしか見せたくないと言い張る。

証拠も出さない状況では将軍にお目通りさせることは不可能。が、吉五郎を不憫に思う光彬は、将軍という身分を偽り吉五郎に会いに行くが―。

吉五郎が本当に光彬の弟なのか。
なぜ御落胤の証拠となる短刀を見せないのか。

そこを軸に謎を解き明かしていくストーリーです。

で、ここで肝になるのが、純皓の正体。
闇組織「八虹」の長、というのが純皓の正体ですが、それが前作で光彬にばれてしまいました。二人の間を割くであろう大きな純皓の秘密だったわけですが、その秘密を乗り越えた二人の間にはさらに大きな愛情が育っていました。

純皓は光彬のために八虹の力を存分に生かし、吉五郎の正体を詳らかにしていきます。「八虹の長」という立場が、純皓の立場を危うくするのではなく、光彬を救うための因子として描かれている。

『華と褥に~』シリーズは5作目になるわけですが、パワーダウンするどころかますます面白さに磨きがかかっています。その大きな理由に、この作品の持つ世界観はもとより、前作から巻かれている伏線がきちんと回収され、謎が解けていく過程にある気がします。

そして今作品も純皓×光彬の2人の愛情の深さは半端なかった…。

この二人の濡れ場のなんとエロく、そして美しいことよ。
愛情に満ちたセックスシーンが、めっちゃ綺麗でした。
それが小山田さんの美麗イラストで拝見できるという眼福。最高です。

光彬の、将軍としてのカッコよさも半端なく。
そんな光彬を、陰から日向から「妻」としてサポートする純皓の男気にもしびれ。
カッコいいでだけはなく、宮緒先生らしいコミカルさもあり、けれど切なさもあり。

今作品も最高に面白かったです。

今作品で、門脇と咲ちゃんの絡みが若干少なかったのが心残り。
ぜひとも咲ちゃんに愛でまくられ、息も絶え絶え…、ならぬ幸せいっぱいな門脇を描いたスピンオフを読んでみたいです。

次作は彦十郎のお話に突入するのかな?

と思いきや、最後のあの不穏な空気は一体なんですの、宮緒先生。

タイトルの「兄と弟」。
最後の最後で、このタイトルの意味深さにすっかり参りました。

次回作も楽しみです。

7

新レーベルでも爽快活劇と濃厚エロは健在です

本シリーズは公家の出身で裏の顔を持つ美貌の御台所と
文武に優れ清廉な名君である八代目将軍のお話です。

外様大名が保護した前将軍の御落胤の真贋騒動の顛末について。

受様は陽ノ本の八代目将軍です。 受様は恵渡を襲った凶悪な流行病に
より、前将軍の7番目の男子でありながらも八代目将軍の座に就きます。

そんな受様の正室は公家の出で男性ながらも美貌の麗人である攻様です。
先代将軍の側室だった大奥の有力局の策略と秘かに受様を慕う攻様自身
の画策により輿入れした攻様ですが、今では受様の最愛の妻となります。

陽ノ本に大名は大小含めて250以上存在します。大名には所領安堵及び
自治と引き換えに様々な義務が課せられていますが、仲でも大きなもの
は妻子を江渡の藩邸に住まわせる事と、領国と江渡を1年ごとに行き来
する参勤交代です。

道中の混乱やもめ毎を防ぐ意味もあり互いに示し合わせて移動の時期を
ずらしているため、江渡は参勤した大名を年中迎え入れていますが、
多忙な将軍が1人1人と対面する暇などなく、親藩か大身でもない限り、
定められた日に一斉に登城し、大広間にて参勤の挨拶を奉るのが決まり
です。

その場でさえ最も価格の高い者が代表で挨拶を言上し、将軍は決まった
文句を返すのみです。代表に慣れなかった大名は終始ひれ伏したまま
将軍と言葉を交わす事すら叶いません。

そんな中、幕臣の頂点に立つ老中である主殿頭から、西国で5万国を治
める外様大名が受様に御目通りを願い出ていると伺いをたてられます。

外様大名に願い出られた奏者番は、功績がある訳でもない小藩の外様大
名が将軍と直々に対面するなどどう考えても許されないとはねつけます
が、どうしても上様のお耳に入れたい事があると言ってひかないと言う
のです。

主殿頭はまずは自分が話を聞こうとしますが、上様でなければ決して明
かせないと聞かないというのです。受様の信認厚い主殿頭を通り越して
対面を願うなどあまりに不敬というもので、受様の乳兄弟である側用人
も不快を露わにします。

しかし受様は、藩の今後を危うくしてまでも目通りを望むのは看過でき
ない何かが潜んでいるのではと思います。だからこそ主殿頭が報告に訪
れたに違いありません。

そうして受様との対面を許された外様大名は可哀想なくらいに緊張に凝
り固まりながらも、陽ノ本を揺るがしかねない一大事を口にするのです。

先代将軍の御落胤を恐れ多いことながら我が手にて保護しておりまする。

参勤交代の道中にて衰弱しきった少年を介抱したところ、将軍家のみに
許された家紋を刻んだ護身用の短刀を保持していたというのです。母は
親戚を頼って逃げ母子でつましく暮らしましたが、母が病に倒れて遺品
から短刀と書き付けを見つけて、一目兄に会いたいと江渡に出てきたと
言うのです。

果たして少年は本当に先代将軍の御落胤なのか!?

本シリーズはガッシュ文庫で刊行されていましたが、レーベル休刊に伴
い、本作からディアプラス文庫でのリスタートとなった痛快時代劇的
シリーズ第5弾となります♪

レーベルがなくなるのでは続編は難しいと思っていたのですが、イラス
トレーターも小山田先生のまま続刊とはもう感無量です ヾ(≧▽≦)ノ

前巻でも一応のエンドマークは付いていましたが、結構謎が残っている
というか、伏線だろうものが改修しきれずな状態でしたので、もうむち
ゃくちゃ嬉しいです♪

主筋は受様の父親の隠し子騒動なのですが、外様大名の背後には受様を
敵視している西国大大名の存在が見え隠れしますし、当の外様大名の領
国も財政難の小国であるはずなのに江渡藩邸には煌びやかな逸品がそこ
ここに飾られる事にもきな臭さを感じさせます。

その裏に隠されていた外様大名の悪辣な所業が白日の下に晒され、御落
胤騒動に終止符が打たれるまで、たいへん楽しく読めました♪

また冒頭の新小姓の登城シーンは、主要人物と彼らの関係性の紹介と、
前巻までに張られていた伏線に軽く触れる事で、初めて手に取る読者へ
の配慮と共に、今後の展開の奥深さを魅せる仕立てになっていて、もう
ココを読んだだけでワクワクが止まりませんでした。

受様の祖父に執着する神の謎、行方不明になっている攻様の兄の陰が
ちらつき、今後も目が離せないシリーズですが、今後の続刊は本作の
反響次第なところもあるそうなので、ぜひぜひ多くの方に手に取って
頂き、宮緒先生の目指す終着点まで突っ走って欲しい です。

ガッシュからのお引越しに伴い、電子版はディアプラスにても出され
ますが、紙版は絶版となりますのでご注意必須ですよ。

今回は宮緒さんの既刊『桜吹雪は月に舞う』をおススメとします。
時代は違いますがこちらも江渡を舞台としたお話です♪

5

め〜ちゃくちゃスケールの大きい話になりそう!

彦十郎にめちゃくちゃ執着してた妖の存在が露わに……
玉兎と名乗るそいつは彦十郎に格別の想いを抱いていて、彦十郎亡き後は、その血を継ぐ光彬にご執心。
そして光彬と女子をくっつけて彦十郎の血を受け継いだ子を産ませようとしてる。

光彬も壮絶な人たらしだけど、その祖父・彦十郎ときたら人どころか妖までたらしこんでたとか、どーゆーことよ?!
おまけに今までのお話のあれこれは、実は玉兎が絡んでいるらしくて、その執着ぶりは純皓と肩を並べるかもしれない。

こわいよー。(わくわく)
純皓といい玉兎といい、どうして桁外れの濃ゆ濃ゆな執着ヤロウが一冊に二人も登場するのかしら??(それは宮緒先生だから)
あ、咲を忘れてたけど、彼女(彼?)が一番タチが悪い気もする……
門脇ときたら、咲のせいですっかり悲哀に満ちたお笑い担当みたいになっちゃって……門脇に合掌。ぷぷ。

そして今回のメインは、亡き父・前将軍の落とし胤を名乗る少年の真相を暴いていく……というやつ。
光彬の腹違いの弟というのは果たして本当なのか、それとも偽者なのか。
ハラハラしつつも、真相は悲哀に満ちていてなんか泣きそうになっちゃいました。

おまけに、純皓の異母兄の存在まで匂わされて、こいつがまた超〜曲者っぽい。

来月に発売される次刊が超〜楽しみです!

3

はぁ最高

今作からレーベルが変わりあとがきの小山田先生のイラストが無くなったのは残念でしたが、巻頭に口絵とあらすじと人物紹介が載るようになりました。ルビも何となく多くなったように感じ、だいぶ読み易くなったように思います。

そして今巻から謎の「玉兎」という存在と純皓の異母兄の「麗皓」が登場し始めます。玉兎に限って言えば1巻からちらついていたそうです。
今回は両方とも触りという感じでした。

それから前巻で「八虹」の長であると光彬に告白した純皓が長として光彬の手助けをするようになります。頼もしいったらありゃしない!

将軍として誰にも吐露出来ない気持ちを純皓だけに打ち明け、そんな光彬を慰撫する純皓に2人の絆が更に深まった気がしました。

今回の事件の結末はとても悲しい物で、ちょっと泣かされてしまいました。いつもならクスッと笑う作品なのに泣かしに来たんです。

6巻がもうすぐで発売ですが(巻数が付くようになってとても便利になりました)、玉兎と麗皓がどう関わってくるかとても気になります。
負けるな鬼讐丸、負けるな純皓って気持ちになって読み終わりました。

1

光彬の異母弟 お家騒動の巻

時代劇風BL 凄く面白い
吉宗や、維新前の篤姫輿入れとか、
面白いトコをゴチャゴチャに混ぜてパロッているラブコメ風?
将軍が御台に攻められちゃって、笑っちゃう。

Unlimitedで1-2巻を読み、直近発刊作から購入、
・・でも5巻から、玉兔や純皓の兄が絡む伏線が仕込まれていて、
続けて読まないと、つながりが分からない。
それで頑張って5巻から8巻の電子版を購入。
更に3-4巻も、やっぱり後から購入。
電子版にもイラストがちゃんと含まれているので、絵の拡大をしたり、電子版は便利。
なんといっても、小山田先生の絵は、とても綺麗です。

今巻から波乱を起こすのは「玉兎」、妖怪でもない、どうやら神霊らしい。
玉兎は、光彬の祖父の血を絶やさないよう、光彬に子供を造らせようと謀りだす。

異母弟・吉五郎が、実母の死後、拉致され農奴に売られたらしい。
御落胤騒動が起き、光彬がやっと幽閉された吉五郎を発見しのは死ぬ間際。
・・講談になった実話、吉宗の「天一坊」事件が土台みたい。

人身売買され異母弟のすり替えに気付かず
最期を看取るしかできなかった光彬の無念と慚愧は深い。

その事件に 玉兎や純皓の兄が関連するという所まで。
この巻は事件の始まりで、この件の解決はずっと先。
--
月兔:「月の兎」の対は「金烏(八咫烏)」、日の中の烏、月の中の兎

0

○れん坊将軍

ほー……
読み終わってのため息。読み応えありすぎでちょっとグッタリ…
詳しい内容は上がってますので、感想だけ。

宮緒先生の力のこもり具合に圧倒されました。
私的には手離しで「面白かった〜!」なんだけど。
偏見承知で申し上げるけど、これ若い世代にはどうなんだろ?
内容も展開も、もろマツケンの○れん坊将軍なんだもん。
私なんかは世代的に時代劇に馴染みがありますよ。でも今の18才くらいはどうかしら?違和感ありまくりだったりして、と思うわけ。
本作はシリーズ5作目だからここから読む人は少ないとは思うけど、紙本だと行と行の間が狭くキチキチに詰め込んだ字面、漢字がとても多い、言葉遣いも仰々しい…
はっきり言って読みづらい作品だと思うんですね。
それに…
…あー、批判するつもりじゃないんだけど、マイナス点ばっか書いてますね…すみません。でも偽らざる感想なので。
冒頭、あやかしというか謎の存在・玉兎(ぎょくと)が光彬の寝所まで入り込んで…という話から始まるのですが、本作は玉兎の話じゃないんですよね。そういうのもわかりづらい。
途中から前将軍、光彬の父親の落とし胤が…⁉︎という話に移行してそっちが思いっきりメインになっていく…そして最後はお涙頂戴というか…
私なんかは実際読んでて涙ぐんじゃったんですけどね、まんまと!
光彬の腕の中で、決して表に出てはいけない弟・吉五郎がその哀しすぎる一生を終える…泣けますよ、そりゃあ。
この辺、宮緒先生上手いです。巧みです。時代劇のツボを押さえてます。
ならばBL的視点では。
もちろんここは最高。
貞淑な御台所・妻、としての純皓がある瞬間から獰猛な攻めに変わる瞬間がいい!
このシリーズはひたすら愛し合う純皓と光彬の閨、2人の獣のような営みが描かれて圧巻です。

そして、玉兎のストーリーは完全に「これから」。
その上、純皓サイドでもナニカが起きそう⁉︎
これはまだまだ続きますよ〜。覚悟して待たねば。

3

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