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私のタマゴを産んでくれ!
ookamimmi no maou ni kyuaisareteimasu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
こちら、クスッと笑えて明るく元気なラブコメになります。
魔界からやって来た攻めが、過去に助けてくれた受けに惚れ込み、「私のタマゴを産んでくれ!」と口説きまくる感じのお話になるんですけど。
いや、魔王としての常識で振るまう攻めと、人間である受けとの、ズレた会話が楽しいなぁ!と。
ちょっぴり切ない部分はあれど、基本的には甘くてコミカルな作品ですので、痛いのが苦手な姐さんも安心して読んでいただけると思います。
ザックリした内容です。
幼い頃から不思議な力を持ち、現在は事故物件で起こる怪異を解決する「祓魔師」として生計を立てる主人公・律。
そんな彼の元に突然現れ「私のタマゴを産んでくれ」と強引に押し倒してきたのは、自称魔王で犬の姿にも変身するイケメン。
実は彼は、律が15年前に助けた子犬・ゴン太で、一生に一度の繁殖期の相手を律に決めていてー・・・と言うものです。
こちら、基本的にはドタバタ系のラブコメになるんでしょうか。
ゴン太(攻め)ですが、人間界で弱っていた所を助けてくれた律に惚れ込み、繁殖期の相手は彼だと決めていた。
で、「タマゴを産んでくれ」になるワケですが、人間界の常識が通じない彼に、律が振り回されると言うのが作品の面白さになるんですね。
またここに、ゴン太に心酔する部下が表れて魔界に連れ戻そうとしたり、ゴン太と因縁がある前魔王が現れ・・・的に騒動が巻き起こる。
いやこれ、魔王対元魔王の対決と緊迫感溢れる展開かと思いきや、律と元魔王との意外な繋がりなんかが分かってと、終始コミカルな雰囲気で進むと言いますか。
脱力系のオチで笑わせてくれると言いますか。
で、個人的に一番萌えた所ですが、ズバリ魔王の一途さだったりします。
いや、しつこいですが、彼に常識は通じないんですね。
その為、律から(犬姿の時用に)与えられた首輪を、人間の姿の時も誇らしげに着けたままでいたり、律が悩んでいれば「殺したい相手でもいるのか? だったら私が手伝って・・・」とか言い出す。
これ、いちいち言動が笑わせてくれるのですが、根底にあるのが律への深い愛情なのです。
一生に一度しか無い発情期を律に捧げ、その上律の気持ちを第一に思いやり、決して無理強いしようとしない。
偉そうなのに、めちゃくちゃ健気だわー!と。
で、そんなゴン太にほだされて行く律。
彼はですね、人間である自分にはタマゴを産む事が出来ず、だから魔王であるゴン太を受け入れる事は出来ないー。
と言う苦悩が切ないんですけど。
いやまぁ、それもゴン太の熱い愛情で押しきりと、ここでもまた攻めの一途さにキュンキュンさせられちゃうんですけど。
う~ん・・・。
まぁそんな感じの、とにかく明るくハッピーな感じの作品でしょうか。
若干上手く行き過ぎと言うか、ご都合主義な展開が気になったりもするんですけど、個人的にはこういうトーンの作品は大好きな為、とても楽しく読めました。
最後になっちゃいましたが、一生に一度しか無い繁殖期のオチ。
魔王がなんて健気なのと思っていましたが、予想外の事実に吹きました。
いや、繁殖期どんだけ長いんだよ。
子供の頃助けた仔犬が実は魔界の魔王で、伴侶になる約束をしたといって迫られ、魔物が視えるが故孤独だった受けが半身を得る話。
この作者様のお話は痛いことも多いので他の方のレビューを見てからにするのですが、今回は受けにとても甘い溺愛もので安心して読めました。
律(受け)は幼い頃から魔物が視えることで異質な存在として孤独でした。
孤独であることに慣れ、魔物が視え意思疎通できる能力を使って祓魔師になった律は逆に視える力があってよかったと思いこむようにまでなりました。
そんなある日、異国情緒たっぷりな美丈夫が「私を覚えているか」と律の前に現れます。
伴侶になる約束をしたと言い張る男は自分は昔律が助けた仔犬のゴンタ(律が命名)だというのです。
魔王だと名乗るゴンタ(真名は教えてもらえない)は律を伴侶にしてタマゴを産ませようと律の家に居座ります。
オールブラックシェパードにしか見えないゴンタの獣化した姿は美しく、昔から犬を飼いたかった律は喜びます。
が、困ったことが一つ。
繁殖期だというゴンタは事あるごとにセックスに雪崩れ込もうとするのです。
そして、人型になったゴンタが傍にいると性欲に乏しいはずの自分の身体が反応するのです。拒み続ける自信もなく、さりとて受け入れるのは恐ろしく、人間の男である自分がタマゴを産めるはずもなく、困ってしまうのでした。
何故、性に興味のなかった律がゴンタを前にすると性衝動を覚えるのか。
魔物を視たり意思疎通できるのは何故なのか。
長らく海外出張に行っているとうい父親とは。
と謎もありましたが、ひとえに一途なゴンタには脱帽です。
魔界出身なだけあって人間の理が全く通じず本能に忠実なため、言動もおかしなものでしたが、それでも律が大好きとういのはすごく伝わってきて、不遜な態度なのに可愛いです。
繁殖期だから常に律を欲しているはずなのに、律が拒めば脅威の自制心でもって耐えるし、人間の男だからタマゴは産めないかもということに衝撃を受けながらもタマゴは諦める、律以外はいらないというゴンタの愛には感動ものです。
ただ、口絵がネタバレなのはちょっと残念でした。
タマゴがうめないかもしれないことがゴンタを受け入れることへの最後の障害になっていたはずなのに、口絵でばれてしまっているのですから。
繁殖期が終わるとタマゴは望めないから急がないとという話だったので、読んでいて焦りがあったのですが、繁殖期ながっ!
律にはたくさんのタマゴを産んでもらいたいものです。
そして、面白かったのは魔王と元魔王の嫌味の応酬です。よくもそれほど言葉が紡げるなというほど様々なバリエーションでお互いをディする二人の会話が楽しくて・・・。魔王と元魔王なのにレベルが高いのか低いのか・・・
律はうんざりかもしれませんが、これからも二人で元気に嫌味を言いあってほしいです。
攻めの属性が「執着」「俺様」とあるので傲慢なイメージを抱きがちだけど、「天然」が入ってるのがツボでした。
ナチュラルに大真面目に頭が痛い発言を繰り広げちゃうところが、なんだか憎めなくてかわいかった。
というのも魔界育ちの魔王様なので、人間世界との常識とは大いにズレてしまってる。
例えば「首輪」。
律が犬姿の魔王にあげた首輪を「律からの愛の証」とし、人型に変身した時ですら「愛の証を外せるわけがない」と絶対に外さないんですね。
だから、黒づくめのスーツ姿に真っ赤な首輪という見た目やばい男になってしまう。
おまけに口を開けば周囲に誤解を与えかねない発言をし、渋々連れていったコンビニでも珍問答を繰り広げる。
律にとっては、頭イタタタ……で勘弁してくれよの連続なんだけど、読んでるこっちは大いにおもしろい。
個人的には魔王にはワンコ属性も大いにあると思います。
めーっちゃくちゃ健気で実は純情で、受け一筋まっしぐらで、受けが絶対。
魔王は繁殖期を迎えてるので、ことあるごとに「交わりたい」と囁きかけてはくるんですよ。
だけど、けっして一線を超えてこない。
繁殖期の発情ってオメガバースものでしか読んだことがないけど、オメガバースの発情期のあの苛烈さからすると随分おとなしいというか、実はそんな大したことないんでは??と思いながら読んでたんだけど、それはひとえに強固な魔王の自制心のたまものであって、魔王すげーー!!と。
受けをめーーーーっっっちゃくちゃ死ぬほど抱きたいけど、ひたすら我慢してる攻めというのが好物なので、ここがとても萌えました。
そして、大正時代の乙女か?というくらいに超純情。
魔界には魔王のタマゴを産みたい人が大勢いるので、繁殖期の余りある性欲をそのまま発散してヤリチンになったとしても無問題なんですね。
なのに、魔王ときたら「初めては、永久の伴侶としかしたくない、そして一生その相手のみ」と決めていた。
で、15年前に律を「永久の伴侶」認定して以来、繁殖期なのにその性欲をひたすら我慢して15年間も童貞のまま律を探し続けてきたとか、かわいすぎ。
律が「タマゴを産めない自分が魔王の伴侶となっていいのか」と悩むシーン。
「タマゴ」という字面は新鮮だけど、「女性と結婚して子供を授かる事もできるあいつの〜」云々で、身を引こうとするゲイ受けものの超変化形だなーと思いました。
俺様なのに、受け一筋の純情健気な攻めというキャラが凄くツボで萌えたし、なかなか面白かったです。
今回は繁殖期で伴侶を探す自称魔王と魔物を祓う祓魔師のお話です。
受様の過去を絡めつつ攻様の恋が成就するまで。
受様は子供の頃から人にあらざるものが見え、意思の疎通ができる
という不思議な力がありました。母親は受様の能力をそのままに
受け入れて愛情深く育てますが、同級生は受様を変人扱いして孤独
な子供時代を過ごします。
小学生の頃は丘の上に立つ近所の朽ちかけた洋館の玄関先から眺め
る街並みがお気に入りでした。同級生達はその場所を秘密基地と呼
んで入り込んでいたのですが、ある日、彼らが真っ黒な子犬を追い
掛け回している所に行き会います。
日頃から避けている受様の登場に彼らは逃げるように去っていき、
残された子犬も受様を威嚇していましたが、給食のコッペパンを
与えて仲良くなります。
ペット不可のマンション住まいの受様はその子犬に「ゴンタ」と名
付け、翌日も来ると言いおいて帰るのですが、翌日の洋館には子犬
の姿はなく、それっきり子犬を見かける事は有りませんでした。
高校を出た受様は進学せず師匠について修行を積み、賃貸物件に
住み着く魔物を払う祓魔師として仕事を始めます。この手の業界に
は胡散臭い同業者もかなりいますが、商売気のない受様への依頼は
上々で7年たった今も心理的瑕疵物件を渡り歩いています。
ある日、受様が古い物件に棲み着いた魔物を強制的に元の世界に
送り返してへとへとに疲れて帰宅すると、マンションの自室前で
黒いスーツに身を包んだ胡散臭い男に待ち伏せされていました。
男は褐色の肌に彫りの深い顔立ちで、同性の受様から見ても震える
様な色香を放つ男でした。この男が今回の攻様になります♪
攻様は受様にふわりと笑いかけて「ようやく会えた」と親し気に
受様の名を呼んできますが、受様には覚えがありません。訝し気に
問いただす受様に攻様は「15年前に会った」「愛しげに抱いた」
「頬ずりされた」と続けてきて、さらに困惑するばかりです。
ふっと息をついた攻様は自分を15年前に会った「ゴンタ」だと言い
出したのです。自分を犬だと言い張る男を前に、受様の脳裏に浮か
んだのは『危険』の二文字です。
無言のまま攻様を押しのけて部屋に入って鍵を閉めてロックをかけ、
傘立てでドアをガードしますが、ゆっくりとロックが外れ、鍵が回
り、音もたてずに傘立てまで移動していきました!!
心理的瑕疵物件で何度も見た現象が自室で起こる事に、受様は物理
的な危害を予想して恐怖しますが、玄関に踏み入った攻様に腕を
掴まれて押し倒されてしまいます。
攻様は自分は犬で、受様を伴侶にすべく魔界からやって来た魔王で、
繁殖期が終わるから自分のタマゴを産んでくれと受様に迫ります。
受様は攻様の伴侶としてタマゴを産むことになるのか!?
伴侶を求めて異界からやって来た攻様にターゲットにされた祓魔師
の受様のラブコメディになります♪
受様が俺様な攻様に見初められて強引に花嫁とされてしまう展開は
王道な鉄板系ですが、本作では攻様が魔王というファンタジー要素
が加わってのドタバタストーリーとなります。
攻様が真っ黒な大型犬(攻様的には狼)と化した事で受様は攻様が
「ゴンタ」である事を認めはしますが、自称魔王な攻様には祓魔師
の結界も効かず、部屋に居つかれてしまいます。
攻様は繁殖期に入ったので自分のタマゴを産んでくれる伴侶を探し
て人間界にやって来たそうで、受様は人間で男の自分が埋めるわけ
がないと思うのです・
そして隙あればキスを仕掛ける攻様ですが、嫌がる受様を無理に
抱こうとはしませんが、性経験皆無な受様にはキスだけでもヤバく
そのせいか身体が攻様を求めて熱くなってしまうのです。
そんな時に2人が出会った洋館の改修工事で次々と起こる怪異現象
解消の依頼が入ります。下見をした受様は感じられる邪悪な気配か
ら今まで対峙した事の無いほどの力強い魔物の存在を確信します。
しかも攻様を我が王とよぶ魔物まで登場し受様の周りはにわかに
騒がしくなっていくのです。
受様は無事に祓魔が出来るのか、攻様は受様を伴侶にできるのか。
受様の両親までも巻き込んでのドタバタ劇で、受様が攻様の伴侶
となって2世を授かるまで楽しく読ませて頂きました♪
攻様の本性は犬じゃなくて狼なので、すごーく一途です。受様が
タマゴを産めなくても自分の伴侶は受様だけだという一途さに
受様がほだされちゃうのも無理はないかな (^-^)
受様の両親の関係とか、攻様と前魔王の絡みとかはファンタジー
設定ゆえの都合よさが目立つように感じたので、評価は「萌」と
させて頂きました。
井上先生のファンタジーは設定は面白いと思うのですが、やや強引
な展開になっている印象が否めません。現代ものだときっちり練っ
た展開なので残念に感じてしまうのかもですが。
今回は井上さんの既刊から『溺愛神官王の運命の番』をおススメ
とします。こちら現代人が異界トリップするオメガバースです。
「溺愛神官王の運命の番」が面白かったので購入。今回も受けがさっぱりした男前な方で良かったのですが、さらっと読めて今一つ萌え上がらなかったので萌と中立の間です。一途なイケメンがお好きな方には良いかなと思います。本編230P弱+あとがき。
鈴村不動産からの依頼を受け、問題の物件へ出かけた律。小さい頃から視える体質で、祓魔師となったため何がいるのか状況確認、場合によっては対応するのです。今回クローゼットにいたのは下級魔。「こんなとこにいたらダメだろ」と諭していたのに、玄関に新たに登場したイケメンによって下級魔はあっさり霧散してしまい・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受け母(女手一つで律を育てた)、攻めの家臣(攻めに惚れてるっぽい)、バルナバス(魔物)ぐらいかな。
**攻め受けについて
受けはさっぱりした男前。視える体質だったため、普通の人間とはなかなか良い関係を築けず孤立しがち。幼い時にわずかな時間、一緒にいたワンコが攻めさんというお話でした。
攻めさんは一途だなあ、ひたすら受けを想って再び訪ねてくるのですが、人間界では時間たち過ぎていたので、なかなか受けさんに受け入れてもらえず、ちょっと進んでも俺タマゴ産めないし・・とぐるぐる。ぐるぐるはそんなに長くなく、飽くことも無かったのですが、そもそもこういう構図を読みすぎているからかな、今一つ萌え上がれなかったです。
受けさんの父親問題については、わーそう来たか!とちょっと驚きましたし、攻めさんが赤い首輪をもらって超嬉しそうにしている健気な様子は良かったですが、めっちゃびびっとくるものを発見できませんでした・・残念。
Kindle Unlimited
出だしは、子供の頃に助けた子犬が、15年後に人間の姿になって現れたところから始まる。
今は繁殖期で、伴侶となる律にタマゴを産んでもらいたくて魔界からはるばる会いに来た。しかも魔王。
律の拒否り方が異常。
ツンデレや気が強い受けはまあまあ好き寄りですが、律はそれにプラスで、否定・拒否特性持ちだったので好感が持てなかった。
「一瞬でもゴンタが欲しい、抱かれてもいいと思ってしまった自分の浅ましさが嫌になった」……? そう思うことって浅ましい……のか?
そのあとも、自分は同性愛者じゃない、とめっちゃ否定する。
タマゴの件も、試しもしないのに頑なに否定するのが理解不能でイライラ。
ゴンタはタマゴが産めなくてもいいから伴侶になってくれとお願いレベルを下げる。それでも律は、魔界でタマゴを産んでくれる人と〜とか、でもタマゴが産めなきゃ〜、タマゴ産めないけど〜って半端なくしつこい。頭老人か。
読めてたけど結局タマゴはできる。
律のキャラがあまりにもタイプじゃなかったから、エロシーンは流し読み。