条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
migawari hanayome wa gekka ni ai wo chikau
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
身代わり花嫁もの+中華風ファンタジーになります。
こちらですね、健気で芯の強い受けと、包容力があり愛情深い攻めが、真っ直ぐ純粋に想い合うー。
そんな心が洗われるような、ピュアと言うか純真な二人であり、物語になるんですけど。
二人の揺るぎ無い愛に、めちゃくちゃ萌えましたよ。
二人を襲う試練に、のたうち回りましたよ。
あとこちら、「BLはファンタジーだ。ここまでいったらぶち上げちゃいましょう!」って事で、この結末にあい成ったそうです。
二人が幸せならいいじゃない!って事で。
個人的な意見を言わせていただきますと、大賛成ですよ!!
だって、私がBLを読むのは、癒されたいし甘い夢をみたいからなのです。
物語の中でまで、厳しい現実に直面したくないよ。
ファンタジー、大いに結構!
夢みたいな甘っちょろい結末、大歓迎!!てなもんですよ。
ザックリした内容です。
失踪した姉に代わり、皇太子の妃候補として後宮に入る事になった伶偉。
宮中で再会したのは、幼い頃に迷子になった所を助けてくれた快活な青年でー・・・と言うものです。
こちら、大筋としましては、性別を偽って後宮に入った主人公が、宮中で再会した謎の青年と密かに交流を重ね、互いに惹かれあい恋に落ちる。
で、妃候補である事や、性別を偽っている事、また青年の驚きの正体に、宮中に巣くう策略と言った困難を乗り越え、二人が結ばれるー。
と言った感じになるんですけど。
これ、個人的に一番萌えた所ですが、二人の「互いを真っ直ぐ信じあう気持ち」になるんですね。
実は両視点の為、青年の正体と言うのは早々に分かるんですよ。
まぁそんなワケで、読者は攻めの正体を知りつつ、二人の心あたたまる優しい交流を楽しむー。
こう、二人が夜の庭園で待ち合わせては語り合ったりするのですが、これが超可愛い上にキュンキュンなのです。
二人が恋に落ちて行くのが良く分かるのですが、やりとりが甘酸っぱすぎる・・・!みたいな。
また、青年の正体が分かってからがもう!
伶偉ですが、性別を偽っている為、決して皇太子妃に選ばれるわけにいかないんですよね。
そして、攻めを騙している事に対して強い罪悪感を覚えつつも、家族の為に本当の事は話せない。
そんな伶偉を、丸ごと受け止める攻め!
こう、伶偉が男だとバレて、拘束されそうになるのです。
読者としては、「ああ、バレちゃった! 伶偉どうなっちゃうの」とヒヤヒヤさせられるし、攻めの反応も心配になるワケです。
だって「俺を騙していたのか・・・!」的に、スレ違うパターンが多いから。
で、受けが傷つくのが辛いから!
ところが、なんと迷う事なく伶偉を庇い「何も案ずるな。私がついているから」と、めちゃくちゃ頼もしいセリフをかます攻め!
くっ、格好よすぎ!
そして、器がデカすぎー!
これ、伶偉は伶偉で、この後かなり辛い状況に置かれるのですが、自身より攻めを優先するんですよね。
そう、彼は彼で、愛する人の為に戦いと、格好いいのです。
守られてるだけの、弱っちい受けじゃ無いのです。
何が起ころうと、攻めを真っ直ぐに信じ、寄り添って支えるー。
こう、二人が二人とも、決して互いの気持ちを疑わないのです。
二人の絆と言うのが、何が起ころうと一ミリも揺るがないんですよ。
そんな二人の姿に、すごく心が洗われて。
まぁそんな感じの、すごくデキた二人が、真っ直ぐ純粋に愛しあうと言う、心あたたまるお話なのです。
ついでに、ストーリーとしても、甘さあり、切なさあり、ハラハラドキドキあり、感動ありって感じで、とても面白いのです。
う~ん・・・。
ラストがですね、人によっては甘っちょろいと思われるかもしれないんですけど。
あと、表紙から分かる通り、女の子にしか見えない受けが苦手な方もご注意いただきたいんですけど。
ただ個人的には、これでもかとツボをつきまくってくれる、好きすぎる作品でした。
今回は宮中にも出入りする謎の青年と
花嫁候補の姉の身代わりとして宮中に入る青年のお話です。
受様が陰謀に巻き込まれながらも攻様の伴侶となるまでと
2人が受様の生家を訪れる後日談を収録。
受様の村は染色や織物を生業にするものが多く、各家々の独自の染色技術は
親から子へと伝えられています。受様の家では毒草を用いて他では真似ので
きない鮮やかな色を特徴としています。
この高い技術を買われ皇帝に織物を献上していたのですが、現皇帝が皇太子
の時に毒により病に倒れて受様の祖父に嫌疑がかけられるという不運により
祖父達は皇城から遠ざけられ、祖父が逝去した今も汚名も雪げずにいました。
今年は皇帝の第四皇子が生まれ、受様は父と姉とともに祝いの品を献上する
ために初めて都にやってきます。今までも献上の品をもち、幾度も城を訪れ
ますが、門をくぐる事は許されませんでした。
今日の受様が男ながらも姉と揃いの衣装で鮮やかに着飾っているのも、注目
を集め、皇城に入れるよう、皇帝に目通りが叶うようにとの願いがこめられ
ていました。しかしながら受様の父の名と居住地を聞いた役人はすげない
態度で、献上品が皇帝に届くかどうかも疑わしく感じられます。
それでも受様の父は受け取ってはもらえたからと言い、都の土産を買って
帰ろうと子供達と市へと向かいます。ところが露店に気を取られていた受様
は市で迷子となってしまい、大人びた少年に助けられます。受様は都に来た
事情まで話せるほど打ち解けますが、名も知らぬまま別れる事となります。
それから7年が経ち、姉が家の染色の加工技術を教わる18才を迎える年に村
に皇帝から直々の書状が届きます。それは受様の姉が皇太子の妃候補の1人に
選ばれたという知らせでした。
今までも皇太子の妃選びはよく取りざたされたもののなかなか決まらず、全国
から年頃の娘を選んで妃選びの儀が行われる事になったのです。
名誉な事だと村中がお祝いムードになりますが、姉は幼馴染の青年と秘かな
恋を育んでいたのです。そして都に出立する5日前、2人は村から姿を消して
しまうのです!!誰にも言わずに姿を消した姉の心情を思うといたたまれず、
受様は姉に似た自分が身代わりに城に上がる事を提案します。
そして皇城向かった受様でしたが、受様以外の19名は皇族や豪族か、大きな
商売で富を得た家の娘ばかりで、受様の存在は浮いていました。候補者は
後宮の文華殿にて過ごす20日の間に資質を図られ、審査されると言われます。
受様は早くも不安に駆られます。それでも明日からの緊張の日々の前にと
庭園の散策を楽しむことにしたのですが、後宮は受様が考えるよりも広く
道に迷ってしまいます。
途方に暮れる受様を助けてくれたのは、7年前にも都で受様を助けてくれた
青年でした。そして彼こそが今回の攻様ですね♪
攻様は受様に自身の部下の名を名乗り、本当は自由に後宮内を歩く事は憚ら
れる身分なのだと打ち明けます。しかし庭園へと案内する攻様の歩みに迷い
はなく、いつしか受様も攻様との道行を楽しみ、攻様は相談事があったら
呼び出すようにと秘密の逢瀬の手段まで決めて去って行きます。
攻様はいったい何者なのか!?
そして受様は妃選びの儀を無事に終えられるのか!?
皇太子の后選びの候補となった姉の失踪で宮中に上がった受様が権力抗争に
巻き込まれていく身代わり花嫁ものです♪
両視点で進むので、攻様の正体は受様と再開後にわりとすぐ判明しますし、
初対面からお互いを好ましいと思っているのですが、お互いに正体を偽って
いるために両片思い状態でほのぼのながらもジレジレです。
読者的にはそういうジレジレもかなり楽しいのですが、そもそも身分的にも
なぜ選ばれたのかがわからない娘だからと他の候補者から相手にされなかっ
たのに、姿を現した皇太子はそんな受様に目を掛けてざわつく事態に(笑)。
特に商人ながらも皇帝の側近として重用されている父を持つ娘は様々な手を
使って嫌がらせをするのです。しかもその男が皇城内で力を出し始めるのは
受様の祖父が疑惑を持たれた出来事が発端なのですよ。絶対に何か起きるよ
ね!?というシチュにドキドキです。
そんな暗雲漂う妃選びの儀で攻様が受様を選び、受様が身代わりだとバレる
のですが、攻様は承知の事と怯みません。そんな攻様の態度は暗躍していた
某氏を焦らせ、攻様は毒を盛られて倒れ、受様はその犯人として捕らえられ
てしまう事に!!
陰謀に巻きこれる受様と死地に追いやられようとする攻様にハラハラが止ま
りません。2人が婚儀を挙げるまで楽しく読ませて頂きました (^O^)/
身代わりものって秘密を抱えた受様の芯の部分というか本質の部分が変わら
ない事も大切だと思うのです。そしてそんな受様に恋する攻様は当然受様の
気持ちや思いを大事にしてくれる人なのですよね♡
本作の攻様も不正を糺すために何年もの時間をかけ、己の想いと信じた者を
守り抜くいい男です。攻様には弟達をしっかり教育して頂き、受様と末永く
幸せに過ごして欲しいです。
今回は野原さんの既刊から『そらのだいじな旦那さま』をおすすめです。
こちらも身代わり花嫁ものになります。
皇子の花嫁(第一夫人)に男性が選ばれたというお話。
優れた機織りと染色技術を伝承する李家に生まれた姉弟
恋人と駆け落ちした姉の代わりに、花嫁選びの儀式に参加した弟伶偉。
儀式中に起きた事件から、主人公の祖父の代で起きた冤罪の真相が分かる。
・・ライバルの同業者;宗家の仕業だった。
皇子が選んだのは、伶偉。めでたしめでたし。
---この小説は、色々調べ所満載で面白かった---
▶機織りと「青衣」
著者がどこまで調べたのかはわかりませんが、小説の中で、伶偉が婚儀で青い衣装を着ています。
中国の古書で「機織り技術」+「青衣」と言えば、機織り技術を教えた黄帝の娘「妭姫」の事を指します。
妭姫は当時の身分で最高位を示す禁色の青い服を常に着衣されていた御姫様だったそうで、古文書には「青衣女人」と書かれています。目が眩む美女だったそう。
山海経「青衣をきている人がいて、名は黄帝女魃」「有人衣青衣,名曰黄帝女妭」
機織り技術を持って末裔が日本に渡来したらしくて、奈良・東大寺「お水取り」の逸話に「青衣女人」の話が有ります。
---
▶作品中に、登場した花。伶偉は、染色に使う植物に詳しい。
チキ 毒草 染料
恭竺 毒草 染料
芍薬 薬草
薔薇
茉莉花 ジャスミンはツル性の低木だけど、ツルの仕立てで高さを出しているんでしょうか。作品の中で、「茉莉花の樹の下」で待ち合わせをしています
植物の李は、スモモ。
---
李姓 :「嬴(えい、みつる)」に由来。
老子は、祖先が理官(司法官)の職であったので「理」を姓とし、それがのちに「李」となった。
嬴姓→二つの文字「皇」と「帝」から新たに「皇帝」という言葉ができる。
始皇帝の「嬴(えい)」姓の末裔は日本に渡来して、神社に祀られています。名前を失念。
----
★アジアの同性婚
この小説にあるように、富裕層で同性婚が実際にあったのか調べると、昔の中国(日本にもあったかもしれない)に地域によって認める風習があり、第一夫人(正室)が男性だった事例もあったそう。産児制限的な意味合いがあったんじゃないかと推測。
参考に読んだ資料によると、キリスト教の浸透によって、今ある「普通」が作られていたようです。
だとしたら、ジェンダーレスの意識改革は、宗教改革でもあるんですね。壁は厚くて高いようです、キリスト教から見たら、BLはどんな存在なのでしょうか。気になります。今も、昔のキリスト教の概念でいう「自然に反する罪」的なものなのかな?
---
★「明清時代の福建省南部では男性同士の恋愛感情をともなう義兄弟関係「契兄弟」が、また湖南省や広東省では「行客」「契相知」などと呼ばれる女性の同性愛的な姉妹関係が存在した。」
---
同性結婚:「契兄弟」「契児」結誼について読んだPDF:
セクシャル・マイノリティの暮らしやすい社会を求めて―同性婚、ドメスティック・パートナー制度を通じて―若尾 史人
「「欧米などキリスト教社会では、同性愛は「自然に反する罪」とされ、嫌悪されてきた歴史がある・・」
---
萌2
野原滋さん、好きな作家さんで優しいお話など何作か読んだことがあるのですが。
うーん。身代わり花嫁もの。姉の代わりに。
萌えるはずなのになんでだろう。もう途中から読めなくて飛ばし読みしてしまいました。
初めから中華風の名前の読み方を全然覚えられず。
清く正しく美しい主人公には好感が持てます。
しかしもう身代わり花嫁もの鉄板すぎて。
宮中に上がってからの妃候補たちのバトルの中ではからずも目立ってしまう主人公。
幼い頃に助けてもらったあの方が実は…。
もうあるあるすぎて読めませんでした。
本当にごめんなさい。
もう身代わり花嫁ものは自分の中で当分封印します。
新鮮な気持になれた頃にまた読んでみます。
先生買い。受けがええ子やったけど、めっちゃ惹かれるかと言われると?だったので萌にしました。野原先生お好きな方でしたら、安心しておススメできます!本編260P超+後日談16P+あとがき。
1歳年上の姉の春燕と両親とで織物、染色を生業とし生計をたてている伶偉(りんうぇい)。とても素晴らしい織物を仕立てていて皇帝に献上していたこともあったのですが、祖父の代の時に事件に巻き込まれ、以降はなかなか引き立ててもらえません。ある日、春燕に「皇太子妃候補として都に来るように」との皇帝直々の書状が来たのですが、間もなく出発という日に春燕は姿を消し・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
春燕(姉、とんずらしちゃう)、宋天佑(豪族)、宋花琳(妃候補)、黄静麗(妃候補)、皇帝ぐらいかな。
**攻め受けについて
攻めはスパダリ、こいつだ!と思ったら一途さんのように思います。清く正しい皇帝になるんだろうなと思いますが、強烈な個性というかアクというか、そういったアクセントは無いかなという印象。
受けは天然無垢、素材はいいけどそんな着飾ってる暇ないわということと、姉の代わりで来てるんで目立つと大変なため地味目にお過ごし。芯が強い良い子さんで、こちらの方は大切なものを守るために強烈に強かったので印象に残りました。健気というより、必死に闘った!です。
受けさんはこれから「国を護る」ということをきっちり学んで、旦那様をしっかり盛り立てて行ってくれるとよいなと思った、安心して読めるお話でした。
伶偉が後宮で出会った壬氏が誰なのかは読んでいて直ぐに気がつくと思います。
姉の春燕の代わりに皇太子妃候補として後宮に入った伶偉は健気の一言でした。
伶偉は控えめで芯の強い子でした。妃候補の女人の醜い争いばかりだったので、余計に性格の良さが分かりました。皇太子(旭宇)が伶偉に惹かれて行くのが、必然だったと思います。
旭宇が伶偉が弟の方だと知っても気持ちが揺らぐ事が無かったのと、宗の暗躍に早くから気がついて調べて地盤固めをしていたのに毒殺されそうになったのがちょっとだけ引っかかりました。
伶偉の捨て身の行動が無きゃ助からなかったし、宗を追い詰めるきっかけも逃したと思います。
無事に解決してからの初エッチだったので、物語が丁寧に書かれていて面白かったと思います。
ただ個人的に中華風の名前は覚えるのが苦手なので萌でした。
表紙が完全に女の子なので避けていましたが、これはアリだなと読んで納得。
というのも、大抵の身代わり花嫁モノって、相手国までの道中はベールだの被ってごまかしたり、異様なほどの恥ずかしがり屋と触れ込んでできるだけ周囲と喋らないで済むようにしたりと、できるだけベールに包んで包んで、人々の目から遠ざける傾向があると思うんですね。
ところがこの受けは、各地から集められた花嫁候補達と共に、20日間にもわたって花嫁修行を受けなくちゃいけないんです!!!
しかも男子禁制のエリアで。
これ、辛いわー…って思いました。
ただでさえ皆、妃になる気満々でお互いに何かと牽制しあい、事細かにチェックされ、視線が矢のように突き刺さるような中で20日間も過ごさなくてはいけない。
女の私でもご遠慮申し上げたい。(妃候補に一生指名されることはないけれど)
1mmでもまさか男?と思わせるような何かがあってはNGなので、あの表紙なんだなと。
ちょっと残念だなと思ったのが、妃候補として受けを宮殿に呼び寄せた理由。
攻めが結婚に全く乗り気でない様子に父である皇帝が業を煮やして、強引に妃選びをすることを決めてしまったんですね。
で、観念して妃を選ぶことをなった際に、そういえば七年前に出会った少女(受け)はどんな風に育ったかなと興味をそそられて指名しただけで、絶対にあの娘が妃に欲しいと思ってたわけではないというとこになんかガッカリで。
ワガママ読者で申し訳ないのだけど、そーいえばあの娘程度ではなく、絶対にあの娘を妃にしたい!みたいなほうが好きなんです。
もっとも七年前に攻めと受けが一緒に過ごしたのはほんのひと時なので、記憶に残っていただけでも幸いなのかしら……。