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jinginaki yome hoshizukiyo shouwa
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
いつも出し惜しみというか小出しでしか出てこない佐和紀が嫁入り以前どんな生活をしていたか?というのがこの本で色々わかります。
ゴーちゃんと友達以上恋人未満のお付き合いしていた16歳のホステス・ミオちゃん時代の佐和紀のお話や、色事師時代の悪い男全盛の周平のお話が読めますが…私が1番嬉しかったのは「刑事に×××」シリーズの攻め田辺の過去の顔が見れた事です。まあ最低シーンしかないですけどね(笑)過去に佐和紀にエロちょっかいを出してボコボコに返り討ちされてばかりで、周平の前でもそれを明らかにせず守ってもらってっていう。これじゃ大輔(田辺の今彼で最愛の人)と対面した時、佐和紀に「こんな奴本当に好きなの?」みたいに言われたのも仕方ないです。
でもでも!あっちのシリーズでの田辺はスパダリでめちゃめちゃカッコいいのです。あの田辺をあそこまでイイ男に変えさせた大輔の威力はすごい。と思ったのでした。
13巻目なのでラルーナ文庫の現時点での残りあと2冊となりました。でも電子では単行本3.4冊分以上話が先に進んでるようなのでそれが文庫になるのを待つのは気が遠くなります。ヤクザ物BLでここまで長編なのって他にないと思います。
今回も番外編をまとめたお話。短編集。
そして、悠護登場巻の乱雲編(シリーズ8冊目)のレビューで私が、読みたいが電子もしくは同人誌のみらしいとブツクサ言っていた悠護を絡めた佐和紀と周平の過去のお話でした!!
慌てて乱雲編のレビュー訂正に行ったのですが既にひと月経過していて書き直せずΣ('◉⌓◉’)
申し訳ないです。文庫でも読めました。
気を取り直して。
読みたいと思っていた悠護の絡んだ過去編を文庫で読めてとても嬉しかったです!
【星影のエチュード〜15年前〜】佐和紀と悠護の出会いから悠護が騙され佐和紀が姿を消すまでのストーリーが甘酸っぱく語られていました。
やっぱり悠護は魅力的で良いヤツで。悠護×佐和紀があっても良かったかもなぁと考えていると、時間軸が15年前から現在に戻り(と言っても結婚二周年の前後)周平が登場し、やっぱり佐和紀には周平なんだよなー♡と思う私でした。
【流星群ラプソディ〜10年前〜】二十代後半の周平が拝めます。シニカルだわぁ…。反抗期真っ盛りと言いたいところですが、大人だし、知恵ついてる分、余計にタチが悪い。
そして久しぶりの岡崎(若頭)萌え回でもあり、岡崎スキーな私はとても楽しめました。
【星のない夜とロンド〜5年前〜】には、刑事にシリーズでお馴染みの田辺が出てきました。ただ、ジリ貧のこおろぎ組のため奔走する佐和紀をからかったりして少し嫌な役どころ。あとがきにて高月先生に、田辺のイジワルな部分は周平が手本だから悪いのは周平だとフォローされるほどに(;▽;)本当の田辺は男前でカッコイイ人なんだけど、どうにも佐和紀とは馬が合わないんだなー。
15年前、10年前、5年前それぞれで周平と佐和紀が実は出会っていたことがなんとも運命的。お互いに覚えていないんですけどね。
そんないわゆる物語的な展開、嫌いじゃないです。ニヤニヤしちゃう。
あと、書き下ろしが2編。
そのうちの【スターダスト・クローム】は、佐和紀と三井(舎弟)のバディものでした。
三井の後輩を救うため立ち上がるふたりなのですが、あんなに能天気で楽しい三井にもやっぱり秘められた過去があるようで。
鉄パイプを振り回す佐和紀には相変わらずスカッとさせられました。その時、手のひらに軽い怪我をするのですが、周平の心配様ったらないです。もう〜本当かわいいなぁ。
その後、周平、佐和紀、舎弟三人が喫茶店にて待ち合わす場面があるのですが、それぞれの会話がおかしくて私声を出して笑いました。もう〜本当たのしいなぁ。
さて!次回はいよいよ本編に進展があるようです。(冒頭の反省から先の巻のあらすじを読むことにしました。申し訳ない限りです。)
次巻も楽しみます♬