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攻は、社会派雑誌の記者・中垣哲平(30)。
受は、若手参議院議員・大河内史貴(30)。
「覚悟をきめろ!」の続編です。
新人議員となった史貴。
ルックスよし、物腰も凛としているため、マスコミや世間(主に女性?)からの注目も高い。
当選請負人だった土佐を政策秘書に迎え、日々多忙を極めています。
世間からの注目度の高い史貴を利用しようと近づく政治家も多い。
水質汚染の市民運動出身の政治家ということで、同じ悩みや問題を抱える地方からの陳情も次々とあがってくる。
新聞記者から社会派雑誌の記者に転進した哲平も多忙な日々を送っています。
恋人同士だというのに、1週間前にやっと1時間ほど一緒に食事をした程度の逢瀬・・・という多忙な2人です。
史貴への陳情の一つ、ダム建設に関する問題を調べていくうちに、哲平の追っている大物政治家の収賄疑惑が見え隠れ。
内も外も真っ黒い政治家や、二枚舌どころか十枚舌もありそうな政治化とか、演技力バツグン(?)のキャスター出身の政治家とか。
様々な人間が史貴の周囲を怪しげに動き回っています。
秘書の土佐と哲平は、史貴を守るため情報を交換し秘密裏に動くのですが、史貴にしたらそれが腹立つんですよね。
政治家として新人なのは仕方ないし、勉強中なのも事実だけれど、頭ごなしに「手を出すな」「黙ってろ」と命令されるのは我慢できない。
自分は一人前になるために頑張っているのに、過保護な哲平に腹を立てるんです。
お互い意地っ張りだし、譲れない強い部分があるから、ケンカもします。
売り言葉に買い言葉でHも乱暴になるってものです・・・。
政治家として、記者として、本気で仕事をしてる2人のラブは緊張感もあってツボです。
同時収録の「帰郷」の、同窓会に遅れてやってきた哲平の無意識の行動。
作中の同級生達じゃないけど、読んでる私もニマニマしてしまいました。