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あの旦那で、満足しているのか
hanatsuma
まずはじめに、こちら、
とにかくエロエロで、何も考えずにエロを読んでエロに浸りたい、どすけべモードの気分に読む向けのご本です。
同性婚オッケーな日本で、
有名な華道家と結婚した美しい若い妻。
ふたりは幸せに暮らしていましたが、実は妻には夫には言えない過去があります。
昔、乱交クラブで働いていたということです……。
そのせいでちんちんを欲しがる淫乱な身体にされてしまいましたが、なんと夫、とある事故のせいで勃起不全なんですよ。アーー……。
おセックスはできなくても幸せで満たされていると思っていたのですが、身体の疼きには耐えられない妻です。
そんな時、夫が、昔自分が働いていた乱行クラブでのおセックス相手の巨根を連れてくるのです。
自分の過去、夫にバレている!?とびっくりしましたが、どうやらバレてはいないようで。
夫は巨根に、挿入できない自分の代わりに妻を満たしてやってくれ、と頼みます。
そして夫公認で夫も参加し3人で夜な夜なおセックスをします……。
とにかく笠井あゆみ先生とのイラストも相まって、めちゃくちゃエロいんです。
いろんなプレイがありますが、わたしは夫が妻のケツに花を生けるところが好きです。
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★★★
夫はさすが芸術家、こういう関係でも全然いいよ、って感じですし、巨根も巨根で妻を可愛がれるなら間男でいい、という感じです。
2人とも執着心すごいですが。
性に奔放で斬新なお話でわたしは好きでした。
西野先生の作品は割と読んでいます。
免疫はあるつもりです。が、
今作は表紙も帯もタイトルも桁違いにセンセーショナルじゃないですか?
簡単に言えば、これ対面レジで買えますか?いや、そこは通販でクリアしたとして果たして家に置いておけるのか?誰かが間違って手にとって卒倒しないだろうか?
やはり電子配信まで待とうか…とウダウダ悩んでいるうちに読む機会を逃していました。が、やはり配信まで待ちきれずに思い切って購入(通常書店対面で)。
結果、かなり好みな話だった!
もっと早く読んでおけばよかった!!
ストーリーはそれほど混み入っていませんがちゃんとハラハラドキドキ感あり。
登場人物は3人だけ押さえておけばOK。
頭はさほど使わないので疲れていても読めます。
有名華道家の久嗣の妻として穏やかに暮らす杏。彼は借金返済のためアンダーグラウンドで淫らなセックスショーをしていた過去を持つ。そしてそのことを久嗣には当然秘密にしている。久嗣の男性機能は事故により失われていたが、巧みな愛撫と言葉攻めにより杏の「心」は満たされていた…つもりだった。その一方でかつて淫らに開発された「身体」はそれだけでは物足りず、1人で己を慰めることもしばしば。
そんなある日、久嗣が同居人として連れてきたのは、過去のセックスショーのパートナー・矢橋だった。
久嗣は矢橋に杏を抱かせようとして…?!
自らの淫らな過去が久嗣に知られるのを恐れる杏。
ミステリアスでワイルドだが意外にも穏やかな対応の矢橋。
真意のわからない久嗣。
ライトボディなセックスサスペンスです。
読みやすい文体で、コンパクトによくまとまっています。
この作品を楽しむポイントは
・エロを楽しむ
・自己効力感が低く、不憫な過去を持つ受(妻)を愛でる
・3Pの関係性の深さと彩りを味わう
の3つに集約されると思います。
まずエロは安定の西野クオリティ。いたるシーンも汁だらけなのにエグくなく、くどくなく、読みやすい。かつ、このプレイ来たか!というエンタテイメント性もあります。
次に受ちゃんは心は純情なのに身体が淫乱でとっても可愛いんです。何だかんだで快楽に従順。事あるごとに「久嗣さんの迷惑になるから」と必死で距離を取りたがる姿もいじらしい。2人の攻に愛玩されている姿を思いっきり愛でましょう。
この2つだけなら、他にも似たような作品があるし、それほど感動はしないのですが、ですが、
ここに3つ目、3Pじゃないと描けない関係性をきちんと描ききっている点が素晴らしい。
久嗣、矢橋、杏の関係は一見歪んでいるように見えますが、どう考えても彼らにとってはプラスサムゲームだったんですよ。
全員が幸せになっている。
久嗣と矢橋はお互いにジェラシーを感じているはずなんです。しかしそこで対立するのではなく、その嫉妬心も含めて杏との関係をより深く、よりお互いが満足感を得るためのスパイスに昇華させているところがひと味違う。
ストーリーの盛り込み方も良くて、矢橋との過去のシーンなど、書こうと思えばもっと長く、他のエピソードも書くことができたと思いますが、そこはあえて最低限に絞り、今の3人の関係性の獲得にページを割いているところに大変好感を持ちました。
やっぱりBLはみんなの関係性が大事ですからね。
杏は最初こそ戸惑っていたようですが、最後にはちゃんと2人の気持ちを受け止め、愛を伝え、能動的にもこの関係性に心地良さを見つけ出すことができました。
杏のためにも久嗣と矢橋は賢明な判断をしたと思います。
設定だけならディープでインモラルかもしれませんが、
倫理とか道徳を飛び越えて、
君たちがそれでいいなら、私たちもそれで構いません!応援します!
と言わせてしまうような、すごく潔い3Pなんですよ。ドロドロしない。そこが好き。
唯一好みから外れたのは、杏を自分も周りも皆「妻」と呼称するところ。同性婚が認められる設定ですが、男と男なら夫と妻じゃなく、夫と夫で良いのでは??と。BLカップルだって基本的には彼氏と彼女と言わず、彼氏と彼氏と呼ばないか?と。まぁ、どうしても妻というキーワードを使用したい本作では仕方ないかもしれませんが。
そんな些細な好みは置いておいても、このページ数とライトな読み心地でこれだけの満足感を得られるのは、西野先生の作品の中でもアタリだと思いました。
表紙や帯で躊躇してはダメだなと反省。
しかしこのウルトラハードレベルの表紙と帯をクリア出来たので、もう怖いものは無いのでは?とも思います。
ケツ掘りブランコですってよお姉さん!!!
まさかBL界隈でお目見えストは思ってなかったわワシ(/ω\)照
男同士でも結婚できるようになった日本で
仲睦まじい夫夫のお話でございます。
不遇の環境に育った受が、友人にハメられて
身売りさせられるという過去、複数プレイもろもろ
まぁ、言ったらいつものパターンと言えなくはないのですが
攻が何しろEDというのが斬新でした。
自分のもので受を満足させてやれないのなら・・
ネトラレのカテゴリーも入るのでしょうかねこれ。
間男として登場する矢橋。
個人的にはこっちの方が好みでした。
ナニが立つかどうかは別として(ォィ
合体が可能な分絡みが多かったらかもしませんが。
背景的には少々ダークな部分はありますが
全体的には甘め。
お仕置きと称したプレイも結局受を喜ばせるプレイに他ならない。
受が売られていってからのダークサイドの方を短編でもどこかで読めたら嬉しい。
最近のBL甘いの多すぎるので、たまにはしょっぱいのが読みたいのです
西野花先生作品初読みです。
笠井あゆみ先生のどエロいどインパクトな挿絵に
ノックアウトされて手を出しました。
この表紙に偽りない目眩く性生活でした。
正式に同性婚が認められている世界で、
華道家の久嗣と杏は夫婦。
妻になって欲しいとプロポーズされて結婚してるし
なんか、BLっていうか普通に男女モノの官能小説の
感覚で読んでしまいました。
久嗣の事が大好きでお互い大切な存在だけど、
事故の後遺症で久嗣が性的に不能である事で愛されているけど完全に満たされていない杏。
杏には、秘密にしている事があった。
かつて、借金の肩代わりで会員制のお店でセックスショーを行っていた。
その時に、性的に開発されてしまい感じやすいカラダに。
久嗣にはたっぷり可愛がって貰えるけど、指では満足しきれない。
そんな時に、かつてお店で身体を重ねた男、矢橋が
2人の住まいに居候する事に。
過去の事がバレないか気が気でない杏と、もう一度杏をモノにしたいと思っていた矢橋。
心は久嗣、でもカラダは矢橋に反応してしまう。
で、結局久嗣は杏の過去なんて知った上で
もっと杏を喜ばせて上げたい気持ちで(若干のNTR願望もあるのか?)矢橋を呼び寄せ、遂には3人でSEXをする事に。
もう、一晩中寝かせてくれない勢い。
ここからは、エロが爆走。
久嗣の目を盗んでのカーセックス、過去のセックスショーの様子、極めつけは旅先での3P。
ローションパンストズリでの潮吹きが最高にエロいです。
個人的に、3P大好物なのです。
結局、必死で隠したかった過去は、出逢う前から知られててお店での矢橋とのショーで一目惚れされてて〜って事だったし、矢橋を連れて来たのも偶然ではなく探しだして説明しての共犯だった。
バレたらどうしようとか心が揺れ動いてしんどくなってた杏ちゃんかわいそ。
種明かしされても、矢橋に肉体のみならず気持ちも動いている事に罪悪感を感じて離婚届を差し出す杏。
それに怒った久嗣のお仕置きスタート。
表紙の挿花のやつです。
官能的でいやらしかったです。
で、これからも3人で仲良く暮らしましたとさってハピエン。
たびたびお仕置きプレイされて悦んじゃう杏。
とにかく、濡れ場が多くて抜ける作品。
面白かったけど、BLである意味は感じられなかったかな。杏ちゃんの人妻感が半端なかったです。
「口では嫌でも、体はイイって言ってるぜ」ってのは昭和の時代のゲスポルノでよく言われる科白で、私はこれが嫌いなんですよ。
なんで、ほぼ同じことを西野さんが書いても嫌じゃないのかなぁ……ホント不思議。
私の性癖に刺さる『よろめきもの』でした。
それもね、男と男の間でよろめくのではないんですよ。
自分が『かくあるべきと思っている貞淑な妻』と『奔放に性的快楽を享受する自分』の間をよろめくのです。
これはちょっとたまらんわー。
私、ヒヒじじいになっちゃいましたよ。
どうも登場人物が三者三様、噛み合わない感じでね。
全員の愛が独りよがりに見えるんですね。
特に久嗣。
久嗣凄い。
もう久嗣の世界には久嗣しかいない。
夫公認の間男である矢橋の方がまだ人間っぽいというか、杏を人間扱いしていると思いましたよ。
でも、杏は久嗣に愛されていると思っているのよね。
だから自分も久嗣を愛していると思っているのよね。
で、この空回り感の空虚さがエロい。
意味がなくて、すかすかしていて、孤独であることはエロいのだと解りました。
え?生けてる?お尻に生けてるんですか?
表紙が気になって購入。
本当に生けてた!!お仕置きと称してtnkと同じ太さまで!!
淫乱な性癖を隠し従順な配偶者でありたかったのに、
紳士な夫と野性味溢れる間男(過去の男)溺愛3Pで、
どんどんどんどん暴かれてく様がどっろどろの官能小説(大好き!)
挿し絵も美しくて美しくてえっろかった。
電子は白抜きひどいけど、それだけ大きいのねと涙を飲みました。
えっろさが際立つけど、唯一優しくしてくれた夫に報いたい切ない健気な気持ちや、間男には素を見せちゃうとことか、潔癖でありたいのに淫乱になっちゃうとことか、どどどエロくてビックリどエロい中に、せつない心情も重なって大変でした。
貞淑でありながら身体はド淫乱の人妻に、男性機能を無くした金持ちでちょいヤンデレ風味の夫、そして雄のフェロモン溢れる間男による、3Pもので昼下がりの情事風BLになります。
もしくは、ロマンポルノ風BL。
えーと、こちら、かなりブッ飛んでると言いますか、ある意味すごくハッピーと言いますか。
妻と夫と間男で末永く幸せに暮らしましたってなもんで、失礼ながら内容はあって無いようなものなんですけど。
ついでに、BLである意味も、あんまり無い気がするんですけど。
まぁただ、ここまでネタに振りきってると、読んでいて楽しくて仕方ないんですよね。
「奥さん、あの旦那で満足してるのか?」みたいな。
「私には夫が・・・っ!!」みたいな。
「さて、矢橋君(間男)に可愛がってもらいなさい」みたいな!(≧∀≦)
何だかんだ言いつつ、こういうのが嫌いでは無いのです。
いや、かなり好きなのです。
意外な事に、結構な溺愛ものであり、また純愛でもありますしね。
でも、エロ特化なので、苦手な方はご注意下さい。
ザックリした内容です。
華道家で優しく思いやりある夫・久嗣と、穏やかな毎日を過ごす杏。
そんな彼等の元に、杏の過去を知る男・矢橋が現れー・・・と言うものです。
で、実は杏には、借金返済の為に会員制クラブでセックスショーに出演していた過去があり、なんと矢橋はその相手。
夫である久嗣は矢橋と知り合いだったようで、火事で家を焼き出された彼を居候させると言い出すんですね。
事故で男性機能を失い、性的に満足はさせてくれないものの、夫を心から愛している杏。
矢橋により過去をバラされる事を恐れ、追い詰められて行き・・・て所でしょうか。
と、あらすじだけでベタベタな事がお分かりいただけると思いますが。
また、こちらですね、もう流れと言うのが簡単に予想がつき、更にそれを覆される事は無かったりします。
いや、何だろうな・・・。
主人公が弱味を握る間男により翻弄され、また自身の爛れた過去に追い詰められてゆくと言うのが作品の面白さになると思うんですけど、そのへんはもう、ヤキモキするまでも無く解決と言いますか。
早い段階で3Pに突入してしまう為、夫の真意は早々に分かっちゃうと言いますか。
まぁ要は、自分の代わりに妻を満足させてもらおうみたいな。
その妻を見て、悦びを感じるヤンデレで、杏が必死で隠している過去も、実は承知してましたみたいな。
申し訳ないんですけど、先の先まで全部読めちゃう。
ただ、間男である矢橋が杏の前に現れた本当の理由はー?と、彼はとても男気のあるいい男なんですよね。
また、久嗣は久嗣で、一般の感覚からしたら理解しがたいものの、杏を心から大切にして溺愛と言ってもいい愛しよう。
更に、杏も(身体は流され易いものの)貞淑そのものの健気で一途な妻なのです。
そう、キャラがとても魅力的なのです。
3人で愛し合いましょうと、平和でハッピーなのです。
ラブ&ピースなのです。
ついでに、今回、もうギャグかい!?みたいなエロプレイにもド肝を抜かれちゃって。
えーと、本編の2/3くらいはエロシーンだと思うんですよね。
それも、「お仕置きしなきゃね」がたまにあるだけで、基本的には攻め二人で受けを可愛がりまくる、超甘々エロ。
3Pから緊縛から媚薬から玩具からと、ありとあらゆるプレイを見せてくれちゃうんですけど。
西野作品ではお約束ですが、受けは即雌堕ちですし。
いや、受けのド淫乱ぶりが楽しいなぁと。
また、中でも群を抜いてるのが、ケツ掘りブランコに受けの後孔を花器に見立てた生け花(?)プレイ。
表紙の、受けの股間に百合の花ですけど、なんと後孔に花を生けてゆくと言うプレイなんですよ。
で、「この花は最高ですね」だの「美しい。この花は生きている」だの攻め陣がやってると言う。
個人的には、笑うべきか萌えるべきか迷うなぁと!
(ケツ掘りブランコは萌えました)
それにしても、これだけ次々と作品を刊行しながら、まだ新しいものに挑戦してゆく西野先生って素晴らしいですねぇ。
「えっ、衛生面とか大丈夫なの?」とか、細かい部分はスルーして、ぜひ受けの後孔で生け花プレイを楽しんでいただきたい。
ついでに、ケツ掘りブランコも堪能していただきたい!
まぁそんな感じの、安定の西野エロでした。
本から何か滴ってくるんでは?と思われる表紙。予想にたがわずツユダク3Pでした。滴ってるシーンがあんまり多いと飽きちゃって・・色々やりたい放題なさってるんです。バリエーションとしてはすんばらしいのではと思うので、そんじょそこらの色っぽいシーンはいらねーという方々には超おススメかも。私はすごいなーと思いはすれど萌えるわけではないので申し訳ないです、中立より萌です。本編200Pほど+後日談30Pほど+あとがき。
攻め受け以外の登場人物は、受けの昔の知り合いがちょびっとぐらい。ほぼ3人のみです。
**攻め受けについて
3P大好き!!!!萌えるかな?と思ったんだけど、体の関係に重点を置いた書かれように思えて、今一つ共感、萌えが盛り上がらず残念でした。西野先生らしい作品だとは思うのですが。
攻め1(夫)は嫁大好きの華道家。超イケメンなのに事故で勃たなくなって(´;ω;`)、嫁が美しくよがり狂うのを見たいがために別の男を呼び寄せるという・・・んーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっと無理だった。
攻め2(昔の知り合い)は嫁の壮絶美しく色狂うところを知っていて、体の相性はめちゃんこ良くって、ひたすら恋焦がれていて。なんだけど独占欲がない!!!!!!なぜだ?!なぜ共有できると思うのだー???んーーーーーーーーーーーやっぱ分からんタイプだった・・・・
受けは夫の事を崇拝&大好きなんだけど、攻め2に再び目覚めさせられるという感じ・・・
共感ポイントはあまり無く。
すっごいのが数々のプレイ。西野先生のお話は何冊かは読ませていただいているのですが、いやーやっぱ凄いわと思いました。ブランコだのお花生けだの。受けは剣山か!(笑)
3Pはめちゃくちゃスキなんですが、体というよりか、心の方で好きで好きで好きでどうしようもなくって選べない―ーーーーーーーーーーーと悶え苦しみ、そして3人で生きていくという展開が好きなんだよな、と今回はっきり分かった一冊でした。変わったプレイお好きな方にはやっぱりめっちゃおススメです。
いつにも増してかなり興奮度の高い表紙に、さすがに紙では購入できず電子書籍が出るのを待ってました。表紙じゃなくて扉絵にしてくれたら保管もしやすいし紙で買えるのに。
BookLiveではR指定がついていたので、いつでもエロ全開の西野作品に、さらにR指定つけるなんて、とんでもないことになってるんじゃないの〰️とドキドキしながら読んだのですが、たしかにいつにも増してエロは多めですが、西野作品だったら通常営業といった感じ。なんでこれだけR指定になったんだろう。やっぱりブランコショーとか生け花プレイが引っかかったのかな。
今回の見どころは、攻め様のお1人が男性機能不全ってところですが、竿が1本だからといってエロが薄いかというとそんなわけはなく、むしろ挿入なしでも、どれだけ受けを喘がせられるか、西野さんのすごさを改めて見せつけられた作品でした。
普段は穏やかで優しさあふれる六浦センセの、まぁ〰️いやらしいこと。焦らしプレイや、言葉責めからの羞恥プレイには大興奮。ご自身はあくまでクールなスタンスを崩さずに、執拗に責め立てるところがめちゃくちゃツボでした。
せっかくなら『貢ぎ物』を加えた複数プレイは最後までとっておいて、玩具とか荒縄とかガンガン活用して、もっと挿入なしで楽しませてくれてよかったのになぁ。先生もいい仕事してるのに、3Pになってしまうと、竿に比重が置かれてしまってちょっともったいなかったです。
エロに定評のある西野さんなので、様式美にこだわって書くなら、竿の方はもっと卑劣なゲスの門弟かなんかにして、夫のいないところで無理矢理、組み敷かれるくらいにした方がよかったのに。その方が「夫を心から愛してるのに、身体はこんなゲス男なのに拒めない爛れた私」感が出て、それっぽかったのになぁ(笑)
間男ポジションの矢橋が肉体の満足度だけでなく、中身もあんまりにもイイ男すぎたせいか、矢橋の良さが格段に目立ってしまって、先生とのバランスが悪く感じました。
さらには、華道家なので美至上主義なのかもしれませんが、自分が与えられないからといって愛する妻が自分以外の男にいかされて、とろとろになってるのを目の前で見て悦に入っちゃってる先生の心情は、私にはちょっとわからんなぁ…劣情とか、嫉妬とかはもう超越しちゃってるってことなのかな。
3Pすることで、いつもは冷静に見える先生が、じつは内面にどろどろした欲望や葛藤を滾らせていたとか、激しい嫉妬を見せてがっついたって方が、バランスもよくなったし、萌えも滾ったと思うんだけど…
読み応えもあったし、エロもがっつりあって、十分楽しかったですが、ちょっともどかしさが否めない作品でした。
この表紙はヤバい。でも店員さんもちゃんと見てないよね?と自分へ言い聞かせる。
久しぶりに西野さんの本を読みました。
快楽での責め苦か喜びか?紙一重?いやいややっぱり喜びなのかな?まるで快楽の線状降水帯ですね!快楽もいつまで続くの〜?もう苦しくて辛いってのに、まだまだ責められ。
設定はすごく面白いですね。
やけに鋭い夫久嗣。絶対に知られたくない過去を隠して貞淑な妻でいようとする杏。
夫を愛して尽くす妻。しかし淫らな身体はついつい禁じられた行為を(一人でバイブ)…。
なぜなら夫は男性機能を失っているから。でも挿入しないだけで壮絶なエロエロなんですがね。
久嗣は本当は杏の過去を知ってるの?とハラハラしました。あと家にカメラ仕掛けてる?
お互いに深く愛し合ってるのに、杏は檻に繋がれて素を見せられなくて。
そして過去の竿役矢橋を連れてきて。3人で!
やっぱり知ってるでしょ?
エロエロで飽きて来ましたが、平気そうな久嗣も嫉妬も何もかもを押し殺しても杏を満足させたかったんですね。もっと自由に好きなようにしていいんだよって。
そして矢橋も愛してしまった杏。
夫と妻と間男と3人で幸せに暮らしましたとさ。
杏の不遇さ養父母のやらかしや久嗣の事故の詳細や矢橋の来歴などは極力省き、ひたすらエロエロの潔さ!