孤独な鳳凰様×記憶を失った花嫁の中華風異世界トリップラブ!

鳳凰様の約束の花嫁

houousama no yakusoku no hanayome

鳳凰様の約束の花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
5
得点
68
評価数
22
平均
3.3 / 5
神率
22.7%
著者
月東湊 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
壱也 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784041080887

あらすじ

蓮は文武両道で周囲から慕われる優等生だが、常に「この人じゃない」という違和感が拭えず結局誰とも付き合ったことがない。しかし、卒業式の日に突然連れ去られた異世界で、見知らぬ美青年に「白蓮」と呼ばれ「やっと連れ戻せた」と強く抱きしめられる。彼は四神国鳳凰領を治める鳳凰神で、蓮のことを彼の花嫁になるはずだったのに陰謀で異世界に飛ばされて行方不明になっていた恋人の神子だと言う。「白蓮」の記憶もなく蓮が戸惑っている間に花嫁になる儀式の日が迫り…?

表題作鳳凰様の約束の花嫁

四神国鳳凰領を治める神
文武両道の高校生,18

その他の収録作品

  • あとがき
  • 竜神と頑なな神官

レビュー投稿数5

超王道の萌えを詰め込んだ、優しくてあたたかい作品でした

家族愛あり、友情あり、世直しあり、そして純愛ありと言った、異世界トリップものになります。

優しく愛情深い攻めに、真っ直ぐで思いやりのある受け。
そんな二人が、純粋に想いあうー。

と、超王道の萌えを詰め込んだ、甘くて優しくてあたたかい作品なのです。
ひたすら甘酸っぱ~い!
そして可愛いって感じで。
個人的に、こういうお話が大好きなんですよね。
とにかく攻めの愛が揺るぎないので、切ない展開なんかが苦手な方も、安心して読めるのでは無いでしょうか。

ところで月東先生ですが、主役より複雑に作り込まれた、超魅力的なサブキャラが結構な割合で存在したりします。
今回、主人公である蓮と熱い友情を見せてくれる長桂も、まさにこのパターン。
サブキャラにやたら愛を注いじゃう作家さんがおられたりしますが、月東先生もそのタイプなんでしょうね。
長桂が魅力的すぎて、彼の物語を読みたくて読みたくて仕方ないですよ!
竜神×長桂で、スピンオフを激しく希望しますよ!!

内容ですが、四神国鳳凰領の神で鳳凰×自身の存在する世界に違和感を持つ青年・蓮による、異世界トリップもので正統派花嫁ものです。

高校の卒業日、突然現れた男達に襲われ、更に巨大な鳥に浚われた蓮。
気が付くと見知らぬ世界で、自身が元々この世界に存在した神子の「白蓮」だと告げられるんですね。
鳳凰の花嫁になる事が決まっていた白蓮ですが、宮廷内の権力争いに巻き込まれて異世界に飛ばされ、そこで「蓮」として成長したー。
「白蓮」が戻った事で花嫁の儀式が近づきますが、白蓮として過ごした日々の記憶が無い蓮は戸惑いー・・・と言うものです。

で、そんな蓮の前に現れ、親身に世話を焼いてくれるのが親友だと名乗る長桂。
そして、記憶が無い蓮に切ない表情を見せつつも、穏やかに接するのが鳳凰になります。

こちら、記憶が無い蓮の視点で進みます。
長桂ですが、豪族出身の神子で、平民出身の神子である白蓮とは距離があったと聞くんですね。
更に、白蓮を異世界に飛ばしたのは、宮廷での権力を牛耳ろうと目論む長桂の一族だと言う噂もあったりする。

長桂の「親友」だと言う言葉を信用していいのか。
また、白蓮として、自分は鳳凰と愛し合っていたのかー?
と、主人公である蓮の戸惑いや不安に寄り添う形で、物語を読み進める感じでしょうか。

こちら基本的に、とても優しいしあたたかいお話なんですよ。
長桂も早々に、信頼に足る絶対的な味方だと分かりますし、鳳凰もとても思いやりがあり、心から蓮を大切にしてると伝わってくる。
そんなワケで、「記憶が無い」と言う若干の不安はありつつも、特に酷い目や痛い目にあう事も無く、穏やかにストーリーは進んでゆく。
また、至って順調に記憶なんかも戻っちゃって、そこからは超イチャ甘モード。
孤児で家族の愛情に飢えていた白蓮に、一人孤独だった鳳凰。
そんな二人が愛し合う事で、互いに幸せを得るのがとても素敵なのです。

あとここに、宮廷の権力争いなんかが絡みと、ハラハラドキドキの展開で飽きさせずに読ませてくれるのも巧みでした。
長桂がですね、理知的で冷静に見えて、実は激しいものを内に秘めておりと、とにかく魅力的なのです。
世直し的な要素もありなのですが、ここで見せる彼の覚悟にグッと来ちゃって。
下手すりゃ、主人公が霞んじゃうじゃないか・・・!
いや、主人公である蓮も、愛の為、友情の為に頑張るんですけど。
格好いいんですけど。

とりあえず、記憶の無い中盤までは除き、あとはひたすら受けを溺愛する攻めに、そんな攻めを初々しく慕う受けみたいな、甘~い二人ですので!
甘くて優しい作品がお好きな方は楽しく読めると思います。
あと、しつこいですが、長桂のスピンオフを激しく希望ーーー!

7

過去と現在が混ざり合うトリップ効果

今回は四神国鳳凰領を治める鳳凰神と違和感を抱えて生きる高校生のお話です。

異世界に飛ばされた受様が自身の過去を思い出し攻様の花嫁となるまでと
受様の友人神官視点で約1年後の後日談を収録。

今日は受様の高校の卒業式です。受様は元生徒会長で少林寺拳法部の副将と文武
に優れ、愛想がよくて元気が良く、欠点は背が低い事くらいな人気者です。よく
モテて沢山アプローチもされますが、いつも漠然と「この子じゃない」という
思いがわき起こり、誰とも付き合った事がありません。

卒業式を終えた後に後輩にボタンを強請られても第2ボタンだけは「渡せない」と
思っててしまうのです。帰宅途中もその違和感が離れずにいた受様でしたが、突然
どこからともなく不思議な大声が聞こえてきます。

条件反射で身構えると数メートル前の空間が歪んで強大な水滴がが出現し、SF映画
ばりにその中から3人の男達が飛び出してきたのです!! 彼らは黒ずくめで腰の剣を
抜き、受様に飛び掛かります。受様は唖然としつつもなんとか飛び退りますが、屏に
ぶつかり退路がありません。

受様はじりじりと迫る男達に両手を握ります。すると次の瞬間、空から風が吹き、
大きな何かに太陽の光が遮られ、受様は大きな鳥の肢に鷲掴みにされたのです!!

受様は悲鳴を上げて助けを呼ぶこともできないまま、あっという間に地面が遠ざ
かり視界がぐにゃと歪み、激しい頭痛に襲われながら意識を失ってしまいました。

そして受様が目覚めたのは見覚えのない部屋のベッドの上。虹色の瞳と極彩色の
長い髪をもつ美貌の男性が驚いた様に近寄ってきました。この美貌の男性こそ
今回の攻様です♪

攻様は受様を「ビャクレン」と呼びますが、受様の名前ではありません。受様が
そう答えると、攻様は目を見開いて受様を見つめて唐突に抱き締めてきます。
誰かと勘違いしているのかと、受様が焦ってもがいていると、今度は受様と同い年
くらいの少年が部屋に飛び込んでいました。

彼もまた受様を「ビャクレン」と呼びますが、攻様は彼に受様が何も覚えていない
とため息交じりに囁くのです。すると少年は自分に任せてくれと攻様を退去させて
説明を始めます。

少年は受様の親友で鳳凰神である攻様に仕える神子だと名乗ります。そして受様は
同じ神子ながら攻様に花嫁として望まれた為に反対する人達に異世界に飛ばされた
のだと言うのです。

親友らしい神子の言葉は信じられないものでしたが、受様の内なる感覚は彼の言葉は
正しいと告げるのです。受様にはくらくらする頭を抱える事しかできません。

受様は本当に彼らが言う「ビャクレン」その人なの!?

生まれ育った鳳凰領から現代日本に飛ばされた受様が攻様によって元の世界に連れ
戻された事から始まる異世界トリップファンタジーになります♪

受様は現代日本で生まれ育ちながらも度々"ここじゃない"という違和感に苛まれて
いたのですが、攻様に連れていかれた世界は見覚えなどないのに"しっくり"する
感覚におそわれます。

受様は神子の学び舎で神子達に囲まれ、戻った事を喜ばれますが、自称親友と引き
離されてしまうのです。実は神子達は出身で豪族派と平民組に2分し、受様は孤児で
平民組、自称親友は豪族の三男で豪族派が推していた花嫁候補の筆頭だったのです。

そして受様が異世界に飛ばされたのは豪族派の一族に間違いないから儀式まで充分に
気をつけてと口々に言われるのです。花嫁を出した一族が宮廷内で絶大な力を持つ
事は暗黙の了解だからと。

鳳凰神である攻様は前任の神が飽いたという理由で代替りをし、政は重臣達が取り
仕切っていてお飾り状態であったために、何事にも無関心でした。しかし、受様と
いう神子に出会ったことで初めて人間に関心を示すのです。

その結果攻様は受様を花嫁に望むのですが、重臣達の権力に直結する花嫁選びに
寄せた宮廷内の勢力争いに巻き込まれて、受様は異界に飛ばされてしまうのです。
攻様と親友の神子は一計を案じて受様を探し出しますが、自分の一族の者を花嫁に
したい親友の父は受様の排除を諦めません。

そして受様は記憶が戻らなくても攻様が愛した「ビャクレン」を失わないようにと
花嫁になる決意をしますが、攻様はそれを良しとしません。そこで攻様は親友の神子
を花嫁にすると宣言し、儀式の日まで猶予を作り出すのです。

受様は見事に記憶を取り戻しますが、北の地の干ばつから重臣達の横領が発覚、日頃
から鳳凰神を民や政から遠ざけて私腹を肥やす豪族一派を一掃し、受様を花嫁として
お披露目するべく、3人は策を練る事となります。

攻様が受様を花嫁として娶り、受様の命を狙っていた親友の父が排斥されて、親友の
復讐を遂げるまで、ハラハラ&ドキドキでたいへん楽しく読めました♪

違う世界にトリップすると、前の世界との違いで様々な苦労を強いられる辛いイメージ
ですが、本作は受様が界渡りした事実に気づかない為に元々の本質をさらに強化する
ことになっているのが面白いなと思いました。

また攻様と受様の恋は彼らを応援する親友の神子の協力があればこそ実を結ぶのですが、
月東先生のお話って不憫な受様が多いので、豪族派の神子くんって"本当に受様の味方!?"
っていうのがどうしても引っかかってしまって、私、不必要にハラハラレベルを上げて
読んでしまいました (>_<)

ホントに彼は親友で、しかも彼のほうが受様よりもずっと不憫な子だったのが判った時に
はすごーくホッとしました。孤児だった受様はずっと家族に憧れていたけど、実父に駒に
された彼の過去は可哀想過ぎました。彼が幸せになる続編を激しく希望します!!

今回は異世界トリップ繋がりで月東さんの既刊『親愛なる僕の妖精王に捧ぐ』を
おススメします。こちらも不憫系受様が異世界にトリップするお話です。

3

ちょっと変わった異世界転生



時空の狭間に落ちてしまい、異世界に転生し18年過ごした後、元の世界へ戻ったら2か月しかたってなかったというちょっと不思議な異世界転生です。

再生の神である鳳凰が再生の属性を持つ神子を花嫁にし、腐敗しきった国を再生させる話でした。



<あらすじ>
高校の卒業式の帰り道、蓮(受け)は突然何もない空間から刺客が現れ、動揺しているうちに大きな鳥に捕まって連れ去られてしまいます。
気が付いた先は知らない部屋。
そして、自分を白蓮と呼ぶ極彩色の髪の美しい男性・鳳凰(攻め)。
実は漣は2か月前異空間に飛ばされた白蓮だというのです。
白蓮としての記憶は全くなく、18年間家族や仲間たちといた記憶しかない蓮は意味がわかりません。
それでも、この世界は自分に妙にしっくりくる上、身体は白蓮としての記憶を持っていることに戸惑います。
白蓮は鳳凰の花嫁で数日後には花嫁迎えの儀は行われることを知ります。
花嫁は18歳の誕生日までという制約があるため延期することができず、記憶がないまま花嫁になろる決意する蓮でしたが、蓮のことを心配した鳳凰は花嫁迎えの儀を中止するといいだします。

蓮は白蓮としての記憶を取り戻すことができるのか。
花嫁の儀はとりおこなわれるのか。
白蓮を異世界へ追いやった首謀者たちを断罪できるのか。


白蓮は鳳凰を神と戴く鳳凰領の神官見習いの神子でした。
鳳凰の花嫁として選ばれ18歳の誕生日に鳳凰の花嫁になることが決まっていましたが、自分の身内を花嫁にしたい有力豪族によって異世界に飛ばされてしまいます。
が、必死になって白蓮を探す鳳凰による作戦で無事白蓮を探し出すことに成功したのでした。
戻ってきた白蓮は蓮としての記憶しか持っていませんでしたが、身体はこの世界のことを覚えており、知らないはずの道を知っていたり、習っていないはずの術を使えたりするのです。
優しい鳳凰のためにも早く記憶が戻るよう試行錯誤する蓮。
花嫁迎えの儀を妨害されないため、鳳凰と親友の神子・長桂とともに作戦を練ります。
相手がなかなか尻尾を出さないので、儀式が終わるまでひやひやし通しでした。


結果的に、18年人生をやり直した白蓮は良い経験をしたといっていいと思います。
このことによって長く生きてきた鳳凰と対等に近い感覚で花嫁になれたのではないかと思いました。

協力してくれる長桂の立場が悪くなることを心配して作戦を練った白蓮でしたが、最終的には神殿は長桂にとってあまり居心地の良い場所ではなくなってしまいます。

そして、儀式の協力をしてくれた竜神。
再生の神である鳳凰と再生の属性のある白蓮が相性がいいと教えてくれ、水の属性の神子を探してほしいとフラグをたてて帰っていきました。
すわ、長桂とのスピンオフかと思っていたのですが、あとがきの後に二人のその後が・・・
長桂は目的さえ達成できればその後はどうでもいいという投げやりな感じだったのですが、相性の良い相手が名乗り出てくれてるのできっと最終的には竜神の手をとるんでしょうね。
彼の将来を心配だったので、うまくいきそうで良かったです。


ちょっと疑問だったのが、この異世界間の時系列でした。
時空の狭間に落ちて、異世界転生してから18年の年月を過ごし、こちらに戻ってきた時は2か月しか経っていませんでした。
そして、戻ってきてから花嫁になるまで2週間ちょっとが家族たちがいる世界では二日でした。この二つの世界の時間の動きにの法則がよくわからなくて、白蓮もその辺り全く気にしてませんでしたが、どうなってたのか気になりました。
そして、かなり気軽に異世界を行き来できる状況がちょっと不思議な感じがしました。時間の動きが違うのにそんなに行き来して大丈夫なのかしら?


結婚するまでもしてからもずっとひやひやする話でしたが、間延びすることもなく楽しく読了できたお話だったと思います。

0

異世界で育つ

月東先生29冊目のご本とのこと。新疆ウイグル自治区あたりを想定した世界観のお話240P+あとがき+サブキャラの後日談8P。これサブキャラの方でスピンオフ出ることを期待します。本編はすいません、さらっと読めてしまったので中立より萌にしました。鳳凰姿が某先生の火の鳥を思い出させて印象的だったので、鳥好きな方にはよいのでは等と思いました。

高校の卒業式当日。生徒会長をやっていて人気者だったためボタンをねだられるのですが、どうも第二ボタンをあげる気にはなれない漣。卒業式の帰りに突然現れた男どもに襲われたと思ったら、その次にはめっちゃ大きな鳥に掴みあげられて気づけば異世界。いつも「ここじゃない」「この人じゃない」という違和感がぬぐえずにいたのはどうやら元々この世界から日本に飛ばされていたからのようで・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
長桂(神子の一人、鳳凰の花嫁候補として一族から期待されている)、神子たち複数、悪党、受けの日本での家族等ぐらいかな。攻め受け+長桂のほぼ3人という印象です。

**

日本からなんちゃってウイグルに行った時には記憶ないのですが、割合早めに記憶は戻り、元々こっちの世界の人間だったのよーと受けが納得するので、「あら、想定と違った」と肩透かしくらった気分。じゃあこっからどうなるの?と思っていたら、なんとか白蓮を花嫁にして、鳳凰領の腐敗政治を正す!というお話でした。

お飾りだった神様が人間姿、鳥姿を駆使して、人々に希望を与えるというくだりや、それによって神様自身が自分の存在意義を思い出すというところはとても良かったです。そうなんだよ、神様って必要なんだよーと至極納得。ただ恋愛面で萌え萌えになったか?と言われると、攻め受けともそんなに好きな特徴が無かったので盛り上がれず。そしてさっくり日本に戻ったりするところも個人的には⤵。

どっちかっていうとサブキャラの長桂が好き。ツン?最後のSSで、その長桂が、途中参戦の竜神様に口説かれるところがめっちゃ気になりました。四神国なんで、4人神様がいるはず、あと三冊頑張ってほしいです!竜が出てきたので、あとは虎ちゃんと玄武かなあ・・・?カメ?

1

まさかの展開

ネタバレです。

月東先生の本というと、「登場人物がみんないい子すぎる」というのが私の印象なのですが。
この作品もその例に漏れず、登場シーンでいきなり「僕は君の親友だよ」と言い出すという、いかにも「これから裏切ります」と言いたげな現れ方をした人物が、まさかの最後の最後まで裏切りませんでした。

読んでいると四〜五回、「これは裏切るな」と感じさせる箇所があるのですよ。
「とうとう裏切るか」「今度こそ裏切るか」と思いながら読んでいくのですが、毎回裏切らない。
いつ化けの皮が剥がれるのだろう……と思っていたら、なんと最後まで裏切らず、しかも男前な面も見せてくれました。
ちょっとキュンとしてしまった…
カップリングを組むと受けになる子なのですが、読み終わってみればガッツのあるいい子でした。さすが月東先生のキャラ。
そんないい子をずっと疑っていて申し訳ない気持ちにもなりました。

そんなこんなで、ずっと主人公の親友の彼に着目して読んでいたせいか、メイン二人にはあまり感情移入できず…。
月東先生の作品らしい、いい子すぎる二人です。
いつものことながら「もっと弾けちゃってもいいんだよ!」と思いましたが、お話自体は楽しく読みました。
刺激的な作品を読みたい時というより、癒やされたい時に読むといいのかなと思います。

個人的には、親友の彼に萌一票という感じです。

1

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