白狼王の幸妃

hakurouou no kouhi

白狼王の幸妃
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×215
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
7
得点
111
評価数
28
平均
4 / 5
神率
32.1%
著者
櫛野ゆい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
白狼王の愛嫁
発売日
価格
¥920(税抜)  
ISBN
9784799743546

あらすじ

◆どこへ行くにも抱いて運ぶほど溺愛&体格差保証!
獣人王も愛息子もアディヤが大好きv大人気シリーズ!◆

「私のアディヤはうぶだが、甘い匂いでこんなに私を求めてくれる。私はすっかり愛しい妻のとりこだ」
フサフサした白銀の被毛をまとう狼の獣人王ウルス。
庶民出身、頑張りやのアディヤはウルスと恋に落ち、男でありながら彼の子供を産んだ。
強く凛々しい王なのに、アディヤに対しては独占欲と庇護欲のかたまりのウルスは、
アディヤと息子を溺愛しまくり、蜜のように甘い毎日。
だがある日、ウルスの王座を狙う謎の獣人が現れる。
さらに息子ルトの力が暴走し、それを止めたウルスに異変が…!?

【登場人物】
ウルス:トゥルクード王国の王。白狼の獣人。
俺様で強引な生まれながらの王者だったが、アディヤに出会って変わる。
花嫁の涙に弱い。

アディヤ:庶民出身の頑張り屋の青年。
百年に一度トゥルクードに現れて王と結ばれる神子だと判明する。

表題作白狼王の幸妃

29歳,トゥルクード国王・白狼王
20歳,隣国出身の伝承の神子・ウルスの伴侶

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数7

死んだはずの双子の兄

葛西リカコ先生の挿絵がとても綺麗。特にルトが可愛い!

兄が生きていた。
そして兄は、王位をウルスに要求して、争いになる。

父と伯父の戦いを観て、動揺するルトの神通力が暴走。
暴走するルトの神通力を吸収して、制御しきれなくなったウルスが暴走。
それを愛で解消するアディア。
危うくルトは両親を一度に失う所だった

ウルスとダラスが真意を酌み交して、ウルスはジャラガラに出兵することに。
ダラスがジャラガラを統治することになる。
ウルスは、アディアによってどんどん理想の王に変わっていく。

続編を出して欲しい。
この物語の世界観は、とても素敵。

0

ウルスのスパダリっぷり

『白狼王』シリーズ第三弾です。

今回はウルスとアディヤの子供のルトが、もうすぐ三歳になるころからお話が始まります。

今回も色々と波乱な展開がありますが
今作を読んでアディヤがいい意味で強くなったなぁと思いました。
守るものが増えると人は強くなると言ったものですが
まさにそうだなぁって思いました。

そして今回もウルスはスパダリです。
ウルス自身も大変なことがあるけど、アディヤの心のケアを忘れないのがさすがアディヤの旦那様で、トゥルクードの王だなって思いました。


今回もとても大好きだなぁって思いながら読みました。
ずっとずっとこのシリーズが続けばいいなぁと思います。

0

新たな存在

4年ぶりの新作面白かったです。

ウルスとアディヤの息子のルトも成長してました。ルトが狼の姿になった時に友達に拒否された時がかわいそうでした。
その時の2人の対応が親としての成長を感じました。

ルトの力の底知れぬ強さもですが、今作の見どころはウルスの双子の兄の登場だと思います。
ウルスの溺愛ぶりも微笑ましいですが、兄のダラスの存在がピリッと物語を引き締めたと思いました。
ルトにおいちゃんて呼ばれてるのも良いです。

また成長したルトと隣国を建て直したダラスのお話が読みたいです。

0

世紀の色ボケ




「白狼王の愛嫁」「白狼王の恋妻」に続くシリーズ3作目。
前作で王族が獣人であることを公表し、他国との国交を開始した獣人王を戴く国トゥルクード。
他国との交流でますます国は栄え、相変わらず仲睦まじい獣人王ウルス(攻め)とその妃で神子のアディヤ(受け)の話です。
そして、二人の宝・ルトは3歳になりますます元気に育っています。
そんな時、隣国のジェラガラからウルスの双子の兄だという獣人・ダラスが現れ、王位を要求します。
双子の兄は死んだと聞かされていたウルスは驚くのですが、民に託されている王位を譲ることはできません。
二人の対決は避けられない事態に・・・


片目とはいえ黄金色の瞳を持つダラスは王族の直系であることは間違いありません。
ただ、残っている文書では双子の兄は生まれてすぐに死んだということになっており、ダラスが一体何者なのかがなかなかわかりません。
ダラスのことでごたごたしているさなか、ルトが両親の強力な力を受け継いだことで神通力を暴走させる事件がおきます。
二人はダラスのこと、幼いルトのこれからのことについて思い悩むのです。


双子の兄という設定が後付けみたいだなと思いながら読んでいましたが、あとがきに後付けだったと書かれていて違和感に納得しました。

全体的には二人が夫婦としては近衛隊長ラシードが「世紀の色ボケ」と言うのも納得の溺愛具合で終始いちゃいちゃしていて、誰の前でもしれっと惚気ているのが相変わらずだ
なと楽しく思うとともに、親としてどうあるべきか悩み二人で解決しようとする姿はとてもよかったです。

ただ、兄絡みの話の展開はちょっと疑問も。

結局トゥルクードが隣国のジャラガラの内戦に口を出す形で王位継承の難癖を躱す形になりましたが、自国の内戦に協力させるために王位を狙ったというのがどうも納得できないというかもやもやしました。
3勢力に分かれているとはいえ新興勢力でまだ小さいで勢力であろうダラス勢力。
たとえダラスがウルスと互角であったとしても、他の仲間は人間です。ウルスほどではなくとも人間よりはるかに強い獣人が何人もいるトゥルクードで王位を力ずくで奪えると本当に思っていたのでしょうか?
ウルスが本当にダラス排除するつもりなら絶対に勝てないと思うのです。
実際、完全に詰んでいました。
ウルスがダラスの意図を汲み取り協力するよう画策していたというなら納得できるのですが、本気で王位を簒奪しようとしていたようだし、ダラスは王の資質のある好感の持てる人物だっただけにちょっとがっかりな感じです。

兄弟がどういう結末を迎えるのかはらはらし、読んでいるときはページを繰る手を止められない展開でしたが、終わってみたらあれ?と思ってしまいました。

ウルスとアディアのその後という話としてはとても面白かったのですが、ダラス絡みの部分だけはどうももやもやしていて、ダラスが兄という形ではなく違う話の展開だったら良かったんじゃないかと思いました。
とはいえ、最後はこれまでにない濃い絡みだったし、そろそろルトに弟か妹ができるといいな。


0

王宮を揺るがす過去からの使者


本シリーズは白狼の獣人であるトゥルクード国王と
イルファーンの庶民ながら伝承の神子である王妃のお話です。

攻様の兄を名乗る男によって起こる王宮内の混乱と戦いが収束するまで。

トゥルクードの王族は大神の血と力を受け継ぎ、屈強な体躯と鋭い五感と
ともに自然を操る不思議な神通力を備えています。現王である攻様は始祖
である狼王と同じ白銀の被毛を持ち、古の神の再来と称えられる程強い力
を持っています。

攻様は幼い頃から伝承の神子との婚姻を嘱望されますが、王と番うはずの
神子は長く現れませんでした。トゥルクードは長く他国との交流を拒んで
きたため、隣国の男と恋仲になった受様の母は駆け落ちという手段で恋を
貫き、受様をもうけたのです。

男ながらも伝承の神子だった受様は攻様に愛されて王妃となります。そし
て攻様は王族が獣人である事を公にして、近隣諸国とも少しづつ国交を
結び、2人は力を合わせて国と民のために尽力する日々を送っています。

獣人王に溺愛される日々は受様の身体をも変化させ、受様は新しい命を
授かります。そして生まれたのは攻様と同じ白銀の被毛を持つ獣人でした。
結婚して4年、受様は攻様の甘々に溺愛され、2人の息子もすくすくと育っ
ていました。

そんなある日、王宮に攻様の兄と名乗る男が現れます。その男は内戦が
頻発している隣国ジャラガラから数人の仲間を率いてやって来て、攻様へ
の目通りを望むのです。

しかも衛兵に誰何された男は獣人姿に変化したというのです。獣人の血は
トゥルクード王家にしか伝わっていないはずであり、にわかには信じられ
ませんが、実は攻様には死産だった双子の兄がいたのです。

謁見の間で対面した男は濃い灰色の被毛の獣人で攻様とよく似た低い声と
翡翠と黄金色のオッドアイを持っていました。男は自分は前王によって
密かにカマル山に捨てられようとしていたところを、侍女によって育ての
親に託された子だと言い、正当な権利として王位を返せと迫ります。

果たして男の話は本当なのか!? 王位を迫る男の真意とは!? 

狼の神を崇めるトゥルクード国王の攻様と男ながらも伝承の神子である
受様が良き伴侶として困難に立ち向かうドラマチックファンタジーの
第3弾になります♪

前巻で可愛い息子に恵まれた2人でしたが、攻様は息子にまで対抗する
ほどに受様を溺愛しまくりで、受様は攻様の伴侶として、伝承の神子と
して、そして息子の母として相応しくありたいと頑張る毎日です。

2人の結婚を機に古きしきたりを廃止したトゥルクードは、徐々に国交を
広げることにより、富み栄えていきます。

そんな中、内乱が頻発し政府軍と反政府軍の対立が激化するジャラガラ
の衣装をまとう獣人がトゥルクード王宮に現れます。彼は攻様の兄だと
名乗り、自分の正当性を主張して王位を返せと迫るのです。

ジャラガラの獣人は政府軍や反政府軍から一般市民を守る活動家として
知られる人物ですが、たとえ実の兄だったとしても攻様が王位を黙って
王位を譲るはずもなく、力による解決を仕掛けられるのです。

しかし、激しい剣劇が繰り広げられる謁見の間の不穏な空気が幼い王子
に伝播して無自覚なままに秘めた神通力を暴走させてしまうのです。
その力は謁見の間を瞬く間に破壊し、攻様はその身をもって息子の力を
抑え込もうとしますが、受け止めきれず理性を失ってしまいます。

攻様を人間に戻すための受様が奔走し、攻様の兄の誕生の夜の真相と
ジャラガラの獣人がトゥルクードの王位を狙った目的が明かされ・・・

攻様はトゥルクード王として父として、受様は攻様の伴侶として
神子として母として、様々な局面に対しながらもその時々で最善と
思われる道を信じて突き進み、攻様が最愛の受様と息子を再び両腕に
抱き上げる終幕までドキドキ&ワクワク満載でした♪

巻頭から攻様にとって世界は受様を中心に回っているのかと思わせる
様な甘々でほのぼのなシーンから、攻様と攻様兄を名乗る獣人との
剣劇シーン、暴走した攻様を正気に戻す為の受様の文字通りの体当たり
シーンといろいろな萌えを楽しませて頂きました (^O^)/

個人的には攻様が受様を膝だっこしたり、受様がいつも傍に居る息子
を羨ましがったりのいちゃラブシーンと、側近が戦いの戦闘を突っ
走っる王に小言を言ったりという緊迫した中にもふっと息をつかせて
くれるシーンがとつても良かったです♡

徐々に国内を整え、周りの国々を巻き込みながら、発展していく
トゥルクードと受様の今後を持つと読ませて欲しいです。

今回は狼繋がりで鳥谷しずさん『愛しのオオカミ、恋家族』をおススメ
とします。もふもふファンタジー、大好きです♡

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アディヤ頑張る

白狼王シリーズの3作目。ウルスとアディヤが出会ってから4年目、ルトが3歳の頃のお話でした。ルトがめっちゃくちゃ可愛かったので萌2にしました。二段組の本編230P超+あとがき。

愛するアディヤ、可愛いさかりのルトと幸せに暮らすウルス。ある日王宮に「ウルスの兄だ」という男が現れ面会を求めてきて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ルトヴィク(耳シッポ付き、3歳♂)、ラシード(攻めの側近、ウルスに言いたい放題)、
ダラス(隣国ジャラガラの第三の勢力の統率者)、ダラスの仲間たち複数、攻め受けに仕えるもの複数。ラシードは相変わらず絶好調!、葛西先生の手になるルトは猛烈に可愛いかったです!!!!!ちびモフはけしからん可愛さ・・・

**好きだったところ

ダラスの登場によりあわやウルスが王位を追われるのか!?というお話でした。そこで頑張るのがアディヤ。さすが王妃、頑張りました。荒れ狂う力を抑えきれず理性を取り戻せないウルスに乗っかって、放出させるウルスの力を我が身で受け止めよう!てな作戦なのですが、BLなので受け止め方がお約束なあれというもの。

色っぽいシーンにあまり興味があるタイプではないので、そこはすいません、さっくり流して、変わらず好きなのは、このシリーズで多分初めて目覚めたと思う「体格差萌え」。
でっかいごっつい白狼王が溺愛アディヤを「歩かせるとは何事ぞ」的にひょいひょい抱き上げ、腕に乗っけていくんです。そこが好きだー。ああ、これは体格差萌えの一つなのかもと、今回改めて認識いたしました。左右一人ずつルトとアディヤを抱っこしている挿絵が1Pあるのですが、めっちゃ憧れる。そしてぎゅうって抱き着く先は白い極上のモフモフ。夢のようなシーンです。今回「腕に抱っこしてなかったら、ケンカしたのか!?と大騒ぎになるから、このままでいいです」とお墨付きをもらったので、ルトが大きくなってもずっとこのまま抱っこしててください、ウルス様。

今回登場したダラスは悪党ではなかったし、なんだかいい感じの美人さんがいらっしゃるみたいだし、ルトは猛烈に可愛くそしてめっちゃ力があるみたいなので、ふふ、これはまだ続きを書けるでしょとほくそ笑んでいます。アディヤの母国のエピソードってまだ出てきてないですよね。ジャラガラが落ち着いたら、そっちに行っても大丈夫では。

最後に大大大大好きな葛西先生の挿絵話。1枚だけ、人間姿のウルス様がご登場なさってます!!!!!!めっちゃ好きなの、人間姿のウルス様!!!!!また続きが出て、人間姿のウルス様のカラーなどお目にかかりたいものです。先生、どうぞよろしくお願いいたします。

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何てこったい・・・!Σ( ̄□ ̄;)

「白狼王」シリーズ第三作目です。
完全な続編なので、気になった方は「白狼王の愛嫁」から、ぜひどうぞ!

で、こちらのシリーズ、とにかくこれでもかと受けを溺愛している獣人の王・ウルスと、そんな彼にメロメロの健気美人で神子であるアディヤとの、超甘々な王国ものになるんですけど。
王と王妃である二人が、互いに支え合いながら国を治めて行くんですよね。

今回は二人の間に生まれた息子・ルトの力の暴走に、突然現れて王位を狙う双子の兄・ダラスと結構なシリアス展開もあるのです。
が、二人の絆は決して揺るがない!
そして、まさかのエロ展開!!
ええ!? そんな方法で!!!?みたいな。
いや、こういうの大好きですけど。
ウルスの色ボケっぷりといいますか、ヤニ下がりっぷりも相変わらず凄まじく、また、そんな彼を心から信頼して(ただのノロケでしかない)アホなセリフの数々に真面目に答えるアディヤ。
「か~っ! この二人の会話、読んじゃいられないわ!」と一人でジタバタしちゃいましたよ。


内容ですが、二人の間に子供が生まれて・・・と言う、前作からの続きになります。

二人の子供・ルトも三才になり、愛に溢れた毎日を過ごすアディヤ達。
そんなある日、ささいなキッカケからルトの力が暴走し、親としてしっかり彼を守ってゆけるのか不安になるアディヤ。
更に、ウルスの双子の兄を名乗る獣人・ダラスが現れ、王位を譲るように迫りますがー・・・と言うものです。

まずこちら、序盤はめちゃくちゃ甘いです。
三才になったルトを二人で子育てですが、いや何だろう・・・。
えーと、ウルスですが、常にアディヤを膝抱っこか片腕抱っこがお約束なんですよ。
で、今回はですね、そこに息子も加わって、両腕にそれぞれ二人を抱っこか、ルトを抱っこしたアディヤを更にウルスが抱っこみたいな。

いや、もうウルスの溺愛っぷりが凄まじいんですよ。
恥ずかしがって「下ろして下さい」と言うアディヤに対して、「ならぬ」みたいな。
で、「二人とも軽いものだ」と抱っこは決して止めませんアピール。
更に、アディヤが笑顔を見せれば「そのように愛い顔をして・・・」とデレデレとヤニ下がり、「こら、逃げるな。お前の愛らしい匂いを堪能させよ」とまるで変態オヤジのようなセリフ。
もうウルス、最初から飛ばしまくりじゃ無いかよ!
アディヤを抱き締めては、ご機嫌に喉を鳴らしてるのが、なんか可愛いじゃないかよ。
ついでに、「お前達は私の宝だ」と、幸せすぎるじゃないかよー!

が、ここで訪れる不穏な事態。
ルトの力の暴走に、双子の兄の出現と続きます。

このダラスですが、突然現れて「王位を譲れ」と悪者に思えるんですけど、実はとても魅力的な人物でして。
内紛が続く隣国ジャラガラの活動家であり、反乱軍のリーダー。
で、兄貴キャラ。
ダラスは確かにトゥルクードの王族の特徴を持ってはいるものの、出産時に双子の兄は亡くなったものとされてるんですね。
また、彼のキャラからすると、道義に反する事をするようには思えない。
一体、彼の真の狙いはー?
と言うのが、作品を読み解く中で重要になってくるんじゃないでしょうか。

あと、ルトですが、獣人の王として強い力を持つウルスと、伝承の神子であるアディヤの血を受け継いでいる為に、内包する力がとても強いんですね。
しかし、まだ幼くて制御が効かない彼は、感情を昂らせると力を暴走させてしまう。

これ、そんな息子を親としてどう導いて行くのかー。
と言う二人の親としての成長なんかが見処であると共に、暴走した力を自身の中に取り込んだウルスがですね、受け止めきれずに理性を失い、獣と化してしまうと言う波乱の展開も見処だと思うんですけど。

いや、ここで訪れるのがまさかのエロ展開なんですよね。
ウルスの中で暴れ狂う制御しきれない「力」を、他に移し替える必要があるんですね。
その方法とはー?て感じで。

こちらですね、一見「そんな都合のいいエロ展開あるか~い!」って思われるかもしれないんですけど、実際に読むとアディヤの健気さに心を打たれるんじゃ無いかと!
だって、本当にめちゃくちゃ健気なんですよ。
いや、エロシーンなのに切なくて泣けちゃいそうなんですよ!
また、この時の挿し絵が、切なさに拍車を掛けてくれるんですよ!!
もう、ウルスがこんな風にアディヤを犯すなんて、何てこったい!Σ( ̄□ ̄;)

まぁそんな感じで、この後も怒涛の展開ですが、(ウルスが正気じゃ無い時を除いて)二人の絆は揺るぎないのでご安心を。
ラストではまたまた、これでもかとイチャ甘っぷりを披露してくれてますしね。

いや、もうさあ、ラストでの二人の会話、バカップルそのもので笑えて仕方ないんですよね。
頑張ってくれた褒美を授けねば的な事をウルスが言い、真面目なアディヤは「褒美なんて・・・」と慌てる。
すると、「こういう時は私以外何もいらぬと言うものだ。それ以外の言葉は聞かぬ」とウルス、みたいな。
読んじゃいられないわー!

終盤が若干、駆け足だと感じる部分はあるんですけど、まぁそんな感じで、二人の絆と親子愛にも深く感動のシリーズ三作目でした。

14

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