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koi no top secret
BL版足長おじさんです。しかも全寮制男子高ものでもあります。
王道・ベタ(も)大好きな私でも、あまりのベタベタ具合にちょっと引き気味になりました。もうタイトルからして手に取るのを躊躇ってしまうベタさ。
まず斎賀(攻)のキャラクターが最初はあまり好みじゃなかったんですよね。もうイラッとしてしまって。
私は『内容が軽くて浅い作品』は(まあそれはそれとして)決して即ダメではないんですよ。ありがちでライトなストーリーだとしても、かえってそこが安心できていいと感じることもあるし。
でも、軽すぎるキャラクターはダメなんです。まあ斎賀は最後までそのままでは行かなかったので(それもテンプレートのうちには違いないんですけどね)なんとかOKでした。
ストーリーとしてはこのレビューの冒頭の1行ですべてと言っても過言ではないくらいです。『足長おじさん』で『男子高・寮もの』ですね。
もう設定とキャラクター紹介だけで完全に先読みできるストーリー展開で、まったく頭使わずに軽~く読めます。
ただひとつ、三ノ宮先生が『え・・・それだけ!?』ではありましたが。
いや、いい人なんですよ、すごく。でももっと絡んでくるのかと思ってたのでちょっと肩透かしではありました。
それでも(ここまで文句言わせておきながら)一応最後まで読ませてくれる真船さんはある意味スゴイとは思っています。真船さん作品は、たとえ評価は『しゅみじゃない』でも途中で投げたことはないですからね。ギリギリでも。
ただ、この作品に限ったことではないんですが、真船さんは台詞にハート記号を使用されるケースが多いんですよね。私はこれがすごく苦手なので気になって気になって・・・もういちいち引っ掛かってしまいました。言い方を変えれば、そこで投げない程度には惹き付けてはくれるんですが。
それ以外は読みやすいと思うんですけどね。
う~ん、あとがきでもハート飛ばす作家さんだからこれはもう諦めるしかないのか?