式神の名は、鬼

shikigami no na wa oni

式神の名は、鬼
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神63
  • 萌×230
  • 萌19
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
15
得点
494
評価数
116
平均
4.3 / 5
神率
54.3%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
式神の名は、鬼
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784199009587

あらすじ

満月の夜ごと百鬼夜行が訪れ、妖怪に襲われる──その標的は八百比丘尼(やおびくに)の血を引く肉体!? 代々続く陰陽師で、妖怪に付き纏われる人生に膿んでいた櫂(かい)。無限の連鎖を断ち切るには、身を守る式神が必要だ──。そこで目を付けたのは、数百年間封印されていた最強の人喰い鬼・羅刹(ら せつ)!!「今すぐお前を犯して喰ってしまいたい」解放した代わりに妖怪除けにするはずが、簡単には使役できなくて…!?

表題作式神の名は、鬼

羅刹、数百年封印されていた最強の鬼
氷室櫂、八百比丘尼の子孫で陰陽師

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数15

No Title

大好きな作家さんに大好きな絵師さんが彩を添えるよろこびよ…!!

鬼、巫女、吸血鬼が大好物の私。
黒髪細身受けが大好物の私。
表紙から期待しかありません。

今作の受けは力のある陰陽師、櫂。
見た目はとんでもない美人、
口もとんでもなく悪いw
櫂の感情表現がとにかく"今風"でフフッと笑いながら楽しく読んでいけます。
鬼の羅刹は中身は3歳児、その様子がかわいらしく、でも閨の技術は回を重ねるごとに人間らしい営みへ変化。

2巻も楽しみです。

0

伊織のほういい……と思ってしまった…

「不浄の回廊」がとても面白かったので、積んでたこちらを読んでみようと手にしましたが……
うーん、なんか色々詰まっていて正直、疲れてしまいました……。

ただしこれは読み手側である私のキャパ不足のせいなのは明らかです。
ファンタジーものと日常系のどっちかを読めと言われたら、迷うことなく日常系を選ぶ人間からすると難易度が高いというか。
(ちなみに夜光さんの既読作品は「不浄の回廊」「眷愛隷属」「偏愛メランコリック」「君を殺した夜」「ラブシッター」「愛されたくない」と、ファンタジーものであってもあくまで人間同士、もしくは非ファンタジーのばかりです。)

そんな人間にとって、攻めが鬼、しかも予想以上に受けのことを聞かないやつはなかなか手強いというか。
おまけに伊織との思い出とか伊織への想いに断然萌えてしまって、そんな鬼とのあれこれよりも、伊織との同級生ラブストーリーを読みたいとごくナチュラルに考えてしまった自分に気づいて愕然というか。
「鬼」とタイトルに入ってる作品を読んでおきながら、せっかくのストーリーや設定のあれこれをガン無視するかのような自分の感想にガッカリというか……。
あぁ自分はファンタジー大好き人間ではないんだなぁ……と思い知らされたというか。

鬼相手に襲い受けしちゃうような櫂の豪胆さとか好きだけど、ここから先、伊織とくっつく可能性はないし……と思うと勝手に凹んでしまいました…。

0

これからのお話が楽しみです。

 続き物はまとめて一気に読みたいので、最終巻が出るのを待ちに待ってました。
やっと読める〜。

 この1巻で、主要人物は登場してるのかな。
一癖も二癖もありそうな魅力的な人がいっぱいで、ワクワクです。

 まず受け様の陰陽師の櫂。
自分への執着をうえつけて、鬼をボディーガードにしようとしてるしたたかさ。
一か八か的であぶなっかしく、守銭奴であきれたりだけど、非情になりきれない人間らしさや、かわいさがあり、とても魅力的。
とってもステキな人物、というより、人間らしくて、そこがいい、というか。
頑張って〜と応援したくなる人。

 攻め様である鬼の羅刹。
櫂への嫉妬心や独占欲がかいまみえていて、楽しいわ〜( ☆∀☆)
術のせいだけじゃないよね。


 家のお手伝いをしてくれてた伊織は櫂の友人の姿を模した式神だと知って、驚いてしまいました。
子鬼の草太。
何の思惑があるのかわからない陰陽師の那都巳。
櫂の苦しい過去。

これからどう進んでいくのか、楽しみです!
すぐ2巻を読むぞ〜。


 イラストは笠井あゆみ先生。
さすがの美しさです。
口絵で、羅刹の両頬に手を添えている櫂のイラストがあるのですが、うっとりと眺めちゃいます。
心持ち頬を染めている櫂。
ウブだわ〜とにまにまです。

2

世界観が好き

最近、夜光先生の作品ばかり読んでしまいます。
本作もダークファンタジーでありながら、どこかコミカルなキャラたちが面白かったです^^

満月のたびに百鬼夜行に悩まされる陰陽師の櫂。
ボディーガードにしようと力の強い鬼・羅刹の封印を解いた所、
その鬼に翻弄されてしまうというお話。
羅刹のキャラが良くて、怖くてかっこいいのにかわいいという、憎めなくて面白い存在でした。

櫂は美しいですね〜♡
笠井先生の絵がイメージとピッタリでした。
美人なのに、守銭奴で口が悪いというギャップも好きです。

同居人の草太や友人の伊織・千寿、商売敵の那都巳の存在も魅力的です。
読めば読むほどのめり込んでいくストーリーとキャラクターに、やっぱり好きだなぁと思わせてくれます。
今後の展開が楽しみです!

2

単巻じゃない(°▽°)

続きものと知らずに読んでしまった一冊。
読みながら伏線回収されてないし、どうもキリよく終わるにはページが足りなくないか?と思っていたら案の定続きもの!
現在は2巻まで発売中。

攻めの肉体の逞しさは見ての通りである意味素直な鬼。
この逞しさがエロの時に異種ものの醍醐味ですよね。
対して受けは見た目は大人しそうなんだけど、
中々にいい性格をしている(笑)
けっこーうっかりしているところがあり
そこがつっこみどころであり憎めないところでもある。

0

受難だらけの美貌の粗忽者陰陽師

続編が出たとのことで再読です。
個人的に夜光花先生のファンタジー作品や一風変わった設定のお話が大好きで。
今作も陰陽師に鬼に式神と、特殊な設定にも関わらず、3章を読み終える頃には作品の世界観にどっぷりと浸ってしまいました。お見事です。
起承転結が絶妙で、読ませる力が凄い作家さまだと思います。

今作の受けである櫂。
艶めいた美しい容姿を持つ実力ある陰陽師でありながら、細かな事には雑で、口が悪く、金には目がなく、生活力もなく、やることなす事上手くいっているようないっていないような…と、ギャップが魅力的なキャラクターでした。
そんな中身は全く色気のない大人しくない受けが、魑魅魍魎達に襲われがちな自身の身を守らせるために房中術で従えたのが長く封印されていた鬼の羅刹。
この羅刹が典型的な鬼的思考の持ち主なので、これまた素直に言う事を聞くはずもなく、逆に今まで以上に厄介事を呼び寄せる始末。
羅刹に翻弄され、手を焼きまくり、しまいにはあれよあれよと抱かれてしまう櫂の図…というのが今作の醍醐味でしょうか。
1巻では、羅刹に少しずつ人間臭い感情が芽生え始めつつあるところまでしか進展していません。
「嫌いになるぞ」「それは困るなぁ…」のシーンが可愛すぎる。

櫂と羅刹の漫才のようなコミカルなやり取りも読んでいて楽しいのですが、後半で判明する伊織についてのエピソードがまた切なくてですね…
そこから序盤の謎と櫂の寿命に繋がるのが凄い。
序盤から散りばめられていた伏線の回収と、まだ解決していない謎の描き方が非常に上手く、思わず唸ってしまいます。
本当にストーリーが面白い。流石の一言です。

そして、夜光花先生の作品といえばサブキャラクターも非常に素敵ですよね。
櫂の幼なじみで寺の坊主・千寿が良い味を出していて好きです。
面倒ごとに巻き込まれたり襲われかけたりと、ふんだりけったりな状態だというのに、なんだかんだで櫂の事を気にかけてしまう良いやつです。
他レビュアーさまも仰っていますが、笠井あゆみ先生のこんなにコメディ寄りの挿絵は初めて拝見したかもしれません(笑)
何かワケがありそうな伊織や、第1章で不穏な部分があった草太、謎の美形陰陽師もこれからどう絡んでくるのかが気になります。

まだ序章な事もあり、ラブな関係には至っていませんが、既に羅刹が嫉妬や執着のようなものをちらほらと見せているので期待大です。
あとがきによると、次巻ではもう少し親密度が上がる予定だそうなので、そちらも楽しみにしつつ早速続きを追い掛けたいと思います!

3

ちょっとワチャワチャ

まだまだ序章ですね。
陰陽師なのに守銭奴で今時の若者言葉で絶世の美形で主人公に興味津々です。

最初は一人称が3人現れ誰が主人公で誰が攻めか戸惑いました。あらすじを見て攻めは鬼のはずだよな?と。

でも草太も伊織も櫂の思惑を越えて。伊織の正体を知った時には驚きました。
伊織の過去に大きな秘密がありそうですね。

そして羅刹。BLではどんな形で現れても受けを愛して執着するものかと思いきや、術のせいかややこしいことになってしまい。全く期待通りに働きません。
鬼らしくもあれば、そうではないところもあり。
嫌いになるとの言葉に堪えたり、伊織を敵視したり少しずつ恋情が芽生えてるのでしょうか。

一冊でてんこ盛りでしたね。起承転結のどこまで進んだのでしょうか。

さらには最後に能力が上回る陰陽師まで現れて櫂に興味津々で。

今回は紹介的な一冊でしょうか。まだ萌えるかどうか見守ります。

あと、表紙が笠井さんなのに受けが服着てる!キワドイ所を触られてない!

2

伏線が沢山あって続巻にとても期待します!

さすが夜光先生でした。ちょっとだけ読むつもりがあれよあれよと引き込まれてました。

最初は草太目線、次に伊織(式神)目線と進み、ワクワクしながら羅刹はまだなの?って思いながら読み進めました。

主人公の櫂が美しい容姿なのに横暴で豪胆でお金に汚いしで、陰陽師なのにツメが甘くてクールとはほど遠いのも魅力です。

そして羅刹があくまでも鬼の道理でしか動かないのも、焦ったくて面白いんです。

でも後半に変化して来ているので羅刹天になったりしてと期待してます。

まだ続くようですが、草太の将来、本物の伊織の魂魄、不気味な安倍那都巳、櫂の呪いの正体と羅刹との間に愛は芽生えるのかと楽しみがいっぱいです。

早く続巻お願いします!

2

ツッパルのには訳がある

私『よろめきもの』が好きなんです。
おっとりとした美人さんがふらふらしちゃうのがたまらんのです。
夜光さんのお話の登場人物って、あんまりおっとりとしていない人が多い様な気がします(天然さんはいるけどね)が、私の中では『夜光花さま=よろめきの帝王』という認識なんですね。
普段は元気で真っ直ぐな子が、あるいは賢く図太い大人が「ダメ!」と思いつつ、ふらっと誰かに惹かれてしまうシチュエーションがめちゃめちゃ上手いと思うのです。
そして、そこから生まれる三角関係が思いもよらぬ方向に発展していって、見事な、そして美しい大団円を迎える終末に何度感激したことか……

あ、多分続編があるであろうこの巻は『正確には三角関係ではない』ですよ。
ただ、それに近いものがあるし、そういう匂いがするんです。
主人公の陰陽師、櫂は八百比丘尼の血を引くため、満月の夜にはとんでもない数の物の怪に襲われます。幼少の頃から、それを退け生きてきた櫂は合理主義者で守銭奴。そして、とんでもなくタフ!
自分の身を守るため、数百年前に暴れ回ったため封じられた鬼の羅刹に房中術をかけ(つまり『寝ちゃって』)式神として、自分を守らせようとするほどタフなんです。

嫌いじゃないですよ。タフな主人公。
でも、読み進めていく中で「なんでこんな?」と思う様な違和感がある。
後半で解るんですよ。櫂が守銭奴、かつタフでいなければならない理由が。

これがねーっ……切ないじゃん!

ああ、これは良い主人公だ。
とても面白いシリーズになる予感。
次巻が楽しみです。

11

やばい、めちゃくちゃ面白いシリーズ始まったかも。

大好きだった少年神シリーズも、とうとうアナザーストーリーまで終わってしまい、ちょっと寂しくなっていたところに、この作品。陰陽師と鬼ってだけでも期待大なのに、笠井あゆみさんとのタッグ。まず表紙を堪能、にやにや、うきうきしながら読みました。

力関係からいって鬼が主導で見目麗しい陰陽師を振り回していくんだろうなぁ~なんて勝手に想像していたのですが、さすが夜光さん、そんな安易な話とは違う。

陰陽師の櫂は、見た目は日本人形のような美人さんなので、どんな可憐で、上品な人物かと思いきや、そこは夜光作品の受け様だけあって一筋縄ではいきません(笑)楚々としたとは美しさとは裏腹に、中身は基本怠け者だし、守銭奴だし、口は汚いし、そのうえなかなかのビッチ。効率よく自らの命を守るためとはいえ、房中術を使って、力のある鬼を惚れさせて従えようとするなんて…たまんないなぁ~。襲い受け、誘い受け等々、受け様主導のエロ大好物な私としては、めちゃくちゃ悶えました。

一方の鬼の羅刹の方は、快楽といえば、挿れて、出す動物レベルかと思いきや、櫂のご褒美キスを『柔らかい』ってお子ちゃまの感想を述べていたとは思えないほど、着々と愛撫は巧みになってみたり、オネダリを要求してみたりと、櫂を翻弄していく過程は堪らなく萌えます。お互い、まだ自分の気持ちの変化に気づかずに、術に嵌まっているだけだと考えている辺りも、めちゃくちゃイイ。

将来、一波乱おこしてくれそうな小鬼くんや、いわくつきのイケメン同居人(?)、強敵陰陽師まで出てくるし、さらには櫂のタイムリミット設定まであって今後の展開がすごい楽しみ!目が離せないシリーズ開幕です!

13

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