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yakan hikou
警察モノは大好物なので、疵と蜜を読みたかったんですが、その前にこちらが入手できたのでこちらから読みました。
関連と言ってもふんわりで、説明もあるので問題なく読み進められました。
いきなり恋人が目の前から消える、、、、
納得できなくて探して見つけても、もう終わったことだとあっさり返される。
でも嫌われているわけでもないことが窺える。そこから始まる事件と復縁ラブストーリーです。
笠井あゆみさんのイラストがカッコ良すぎて、もう挿絵も素敵で。
事件の顛末も面白く読めました。
続編も出ているので、シリーズ化すると良いなぁ。
さすが遠野先生面白かったです。
やはりベテランの先生は文章力が凄いです。長く活躍される方は違うと思いました。
20周年おめでとうございます。
他の作品を知らなくても本作だけでも充分に楽しめました。
脇坂の男らしい魅力が、脇坂大好き過ぎる深瀬目線で語られます。素直に感情をぶつけて行く深瀬は育ちがいいからなんでしょうね。
このまま脇坂は深瀬を拒否し続けるのか、寄りは戻るのかとドキドキしながら読みました。
脇坂は口下手では無くて、色々事情があったんですね。
深瀬のジープを狙撃するシーンカッコ良かったです。笠井先生の絵がまた凄く嵌ってました。
シリーズ化して欲しいです。
そして出来るならあのバーでマティーニ飲んでた紳士の新しいお話も読みたいです。
2019年刊。
遠野先生、作家生活20周年を記念して四六版ソフトカバーにて刊行されている。
笠井さんの表紙・口絵・挿絵が麗しい。
作中でも中東が舞台の中心となっていて、脇坂(攻め)と深瀬(受け)がアラブ衣装やタキシード、銃撃用服装とTPOに合わせた衣装替えがあるので、読みながらにして眼福効果も味わえる。
元はSPとしてコンビを組んでいて恋人同士でもあった二人だが、任務中の負傷から姿を眩ませた脇坂から再会早々に一方的に別れを切り出される。
納得いく訳のない深瀬は、脇坂が密かに請け負った仕事の正体と彼の真意を探るべく、中東の地・シャティーラまで後を追うのだった。
深瀬自身は脇坂との復縁も内心狙っているのだが、隠し事をしてまでも中東へと赴いた脇坂の任務に協力する形で行動を共にする事となる。
深瀬は祖父が警察中枢部に口を挟める程の名家の御曹司といった身の上だが、なかなか有能な男だ。
育ちの良さは隠し切れず一目を惹いてしまうが、かつての相棒・脇坂とは無言で息の合った様子も見せてくれるし、足を引っ張るヘマもしない。
一方の脇坂が隠しきれていないのは、肝心の深瀬への想いで、元SPとしての有能さは健在でも恋愛には不器用な男だ。
この話は一度別れた二人が復縁できるのかってのが最大の見処ではあるが、バディものとしても読み応えが有った。
あらすじには他作品のキャラクターも共演するとあったので、賑やかな内容になるのかと思いきや、きちんと脇坂と深瀬が主導権を握っている骨太な物語だった。
勿論、この話単体でも問題なく楽しめるが、他作品のキャラも登場すると聞くと期待が高まるものだ。
『砂楼の花嫁』『疵と蜜』以外にも控えめに顔を出している人物は複数居るらしいが、全ての遠野作品を読み切れていない自分にはやや難易度が高めだった…
なんでこんな好きなのかよくわからないんですが、とにかく遠野春日先生の作品は好きなものが多いです。当作は新キャラなんですが、20周年記念ということで他社さんからもキャラが出張応援してきてくださって号泣・・・感無量の1冊でした。キャラが好きすぎるので神。これが初めての遠野作品という方には、ちょっと萌えが足りないかなと思ったので萌2にしました。本編230pほど+あとがき。はあ・・・好き。
西武新宿近くの5階建て雑居ビル。その4階にある男がいるとの情報を得て訪ねてきた深瀬心(しん)。1年半ほど付き合ってきたのに、8か月ほど前の勤務中の大けがの後退職し、行方をくらましていたクソったれな恋人脇坂をようやく捕まえることができたのですが、脇坂は「お前とはもうとっくに終わっている、出ていけ」と取り付く島もなく・・・と続きます。ひっでー。
攻め受け以外の登場人物は
悪党少々、攻めの協力者、依頼元、主な舞台になるシャティーラの王族たち(!!!)です。
**好きだったところ
攻めはドーベルマンといった印象の元優秀SP。もうちょっと説明しろっと冒頭に受けがぶちキレるのもわかる唐突な別れ方をしやがるヤツなのですが、まあ最後はちゃんと説明してましたので許容範囲でした。(最初は読みながら、受けと一緒にクソったれーと罵ってました)
受けは行動派、あんまり感情を隠せない直情型っぽく感じましたが、自分の身は自分で守ってるので、いいかと思ってたら最後の最後にきたーーーーーーーーーーーーーーもっともカッコよい!!!と思う職業、狙撃担当さん!!!!でした!ここで一気に評価急上昇⤴⤴⤴
**以下 登場人物の追加情報 未読の方はご注意
お話自体は、ええー先生外交問題になっちゃいますよと色々思うものの。
攻め受けとも好感度高い状態に加えて、腹黒野上さん(「恋々 疵と蜜2」の攻め)やハミード、イズディハール、秋成(エリス)(「砂楼の花嫁」)が応援出演!あと「黒き異界の恋人」の攻め、桐宮がちょこっと出、「管制塔の貴公子 華麗なるフライト2 」のパイロットさん(北河原さん)は名前だけ、あとは名前はないのですが、カウンターの端っこに座る、高貴さダダ洩れでマティーニを嗜まれている方(あの方じゃん!!!!!!)等がおられて、本当に宝探しゲームしているようで、嬉しくて嬉しくて涙ぐんじゃいました。まだ名前が出てきているのに一人分からない人がいるんですよね、過去作のどこかにいるのかもと気になってます。誰か見つけたらこっそり教えてください・・。
色々大興奮状態で記載して申し訳ございません。好きなキャラに再び会えるというご褒美本で、とても嬉しい一冊でした。他社さんの方でも過去作キャラに会える本が出るっぽいんです。もう超楽しみです!先生、本当に有難うございました・・・
遠野先生の作家生活20周年を記念して刊行された1冊。という事で、遠野作品に人気作品に登場するキャラクターたちが作中少しだけ出てきます。
が、今作品の主人公は新規キャラなので、それらの作品を読んでなくても全く問題なし。あとがきで「知っていればにやりとできる、を目指しました。」と遠野先生が書かれていますが、まさにその通り。
でも、こういったリンクって個人的にすごく好きなので読んでいて非常に楽しめました。あらすじにも書かれているのでレビューでも書いてしまいますが、「砂楼の花嫁」「疵と蜜」のキャラたちが登場しています。興味がある腐姐さまは、そちらもぜひ。
という事でレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公は警視庁警備部警護課に勤務する深瀬。
彼が、失踪した恋人(この時点で恋人に振られているので元カレになります)の脇坂を探し当てたシーンから物語はスタートします。
脇坂も警備課に勤務するSP。
でした。
勤務中に狙撃され、部下を亡くし、そして彼自身大きなけがを負った。
その事をきっかけにSPを辞め、深瀬に別れを告げ、そして深瀬の元から去っていった。
脇坂を諦めきれない深瀬は伝手をたどりやっと脇坂を見つけるが、脇坂から告げられたのはやはり別れの言葉。
脇坂を諦めきれない想いと、さらに脇坂の行動を不審に思った深瀬は、脇坂の行動を探るために盗聴器を仕掛け、そして盗聴器から得た情報から脇坂が砂漠の王国シャティーラに向かうという情報を得る。深瀬は思い切ってシャティーラに赴くが―。
というお話。
深瀬の脇坂への想い。
そして、脇坂が追う「事件」の真相。
これらを軸にストーリーは展開していきます。
深瀬に脇坂の居場所を教えてくれたのが、「疵と蜜」、そして「疵と蜜」のスピンオフである「恋々 疵と蜜2」に登場する野上さん。
そして彼らが向かうシャティーラは「砂楼の花嫁」の舞台、という事で、今作品にイズディハール×エリス(ついでにイズディハールの弟のハミードも)が登場しています。
野上さん。そして作品の舞台となるシャティーラ。
彼らが登場する意味はきちんとあります。あんまり詳しく書いちゃうと本誌の大きなネタバレになっちゃうので書きませんが、その辺りのリンクのさせ方が非常に秀逸。さすがベテラン作家さまだな、という感じで、読んでいて圧倒されました。
あとがきでも遠野さんが描かれていますが、もうお一人、名前を出さずに登場させた遠野作品の既存キャラがいるそうです。ん?この人って…、と思ったキャラ入るのですが、この方はお名前が出てるんですよね。
んー、誰だろ。
あの人かな?と思ったキャラはいるのですが、彼かなあ…。
もう一回読み直してみよう。謎解きみたいでちょっと楽しい☆
SPを辞めた脇坂が追っているもの。
危険度が高い、その「何か」を、深瀬は脇坂とともに探っていく。
脇坂を守るために。
そして、別れを告げられた元恋人のそばに、少しでも長くいるために。
と書くと深瀬という青年が健気さんに感じられるかもしれませんが、深瀬という青年は非常に豪胆です。
警視庁でトップの腕前を誇る狙撃の腕。
そして、優秀な頭脳を駆使して得る様々な情報。
実は大企業のご子息というバックボーン。
そういったものをフル活用して、脇坂とともに事件を追う。
これがさ、クッソカッコいいんですよ…!
挿絵を担当されているのは笠井さん。
で、笠井さんの描く美麗イラストで紡がれるシーンが、このストーリーにすんごくあっていて、スーツ姿も、戦闘服を着ている二人も、そしてライフルを構えるシーンも、どれも文句のつけようのないカッコ良さ。
悶絶すること必至です。
舞台が砂漠の国、という事もあって、ちょっと神秘的っていうのかな。情緒あふれた世界観になっているもの非常に良かった。そういった世界観を、笠井さんのイラストがきっちり描きこんでいるのがとにかく素晴らしいです。
表紙も素敵です。
紙質も良いし、笠井さんのイラストは言うに及ばす、色遣いも良い。
この表紙だけでジャケ買いしてしまいそうな素敵な表紙ですが、内容も男の色香に溢れていてKOされました。
そして、BLとしてキモの部分となる脇坂と深瀬の恋の行方ですが。
最後のオチに持ってかれました。
野上さん…!
アンタ、最高だよ!!