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goukakyakusen no oujisama
続編が発売されたとのことで再読。
何度読んでも読みながら思わずクスっと笑ってしまう、とても楽しい作品です。
こういう、肩の力を抜いて読めるラブコメディもの、大好きだなあ。
6年前に偶然空港でバルティア王国の第3王子・ジークフリードと出逢い、トラブルで困り果てていたところを助けて貰ってからというもの、すっかりジークフリードとバルティア王国の虜となってしまった歩途。
今回、ジークフリードが豪華客船「クイーンバルディア号」の船長を務めると聞き、出航式を良い席で見ようと、それはそれは張り切って場所取りをし、王子の一挙手一投足を収めようとカメラを構えたところ、銃だと勘違いをされ、船内に連行されてしまい…
豪華客船を舞台に繰り広げられる、非日常感満載、糖度たっぷりのお話です。
なんといっても、今作の主人公で受けの桜庭歩途のキャラクターがすごく楽しい。
本当に読んでいて楽しい。なんだろうこの子は。
誤解から連行されますが、連行された先で待機している間にバルティア国歌を歌うわ、ブロマイドを持ち歩いてるわで、王子オタクっぷりが清々しいですし、言動が本当に面白い。
ひょんなことから、王子が飼っている黒柴の愛犬・ヴァルトを擬人化したような存在として、王子の護衛役をすることに…と、設定的にもちょっとぶっ飛んでいるのですけれど、それがまた面白くって。
何が面白いって、6年ぶりに再会したスーパーダーリン系攻め・ジークフリード王子からの熱烈かつストレートな溺愛+アプローチに全く気が付いていないところ。
なにせ歩途は真面目に犬役を演じていますので。
もうね、ジークから歩途へのアプローチがエスプレッソにお砂糖を20個は入れているんじゃないかな?というくらい甘いんです。
底にたまった砂糖がジャリジャリしてる。
どこからどう見ても好意しかないというのに、歩途が純度100%のピュアホワイトちゃんなので、ジークがバルティアで婚姻して三重国籍になってみるか?と言っても、その前に日本国籍をどうするか決めなきゃ!とスルーされてしまっていて、なんだか妙にじわじわときて笑えちゃう。
どがつくほどの天然ではあるけれど、イライラはしないタイプの絶妙さがある可愛らしい受けでした。
これ、歩途がごくごく普通の真面目さのある子だからこそ、なおさら面白いんだろうな。
王子関係に関してはぶっ飛んでいますけれど。
バリスタを目指した理由がジークというのがまた、ブレないなあというか。
天然ぽやぽやかと思いきや、機転が効いたり、思い切った行動をしたりと、なんだかんだでスパダリ攻めを振り回しているのも面白かった。
2人の無自覚ないちゃいちゃが可愛いやら、微笑ましいやら、想いがなかなか通じていないジークが不憫やらで、側近達と共に「殿下ガンバ!」となってしまいます。
真っ直ぐなアプローチをここまで綺麗にかわされ続ける王子様、あんまりいないですよね。
ジークの溺愛っぷりも、非常にお仕事の出来る殿下っぷりも好きでした。
こんなに目をかけて正当な評価をしてくれる殿下、みんな好きになっちゃいますよ。
合間に客船内での事件が絡んで来たり、ワクワク感も楽しめて良かったな。
まさか歩途のオタク活動用のアイテムが活躍するだなんて…
この事件に関しては含みを持たせたまま終わりますし、2人の関係もはっきりとこうなりました!とは書かれていないので、そちらは続編でということでしょうか。
最初から最後まで楽しく読めるラブコメでした。
続けて続編も読んでみたいと思います。
しかし、北沢先生の描かれるジークが麗しい。
アニメイトにて表紙に惹かれて購入。
金髪のイケメン×黒髪の可愛い系がすごく好きなんです…。
豪華客船が舞台で、非日常な感じが良く、内容もすごく面白かった。
攻めのジークのキラキラっぷり、受けの歩途の純粋で一途な部分がすごく好きで、最初から最後までドキドキしながら読んでしまいました。
ジークが歩途を口説こうとしても、ジークの気持ちは歩途には全然気付いてもらえず、側近に応援されるシーンがいい!
どうやら今後、続編も発売されるとのことで、すごくすごく楽しみ。
母国の広告塔である王子が自分の心持を変えてくれた少年を探し回り、捕獲する話。
あらすじは既に詳しく書かれているのでちょっとだけ。
バルト海の小国・バルディア王国の広告塔・第3王子ジークフリード(攻め)の重度のオタクである歩登(受け)は王子が船長を務める豪華客船・クイーンバルディア号の処女航海の式典で暗殺容疑で拘束されてしまいます。
直ぐに疑いは晴れるのですが、クイーンバルディア号は出航した後で下船できなくなってしまいます。
あれよあれよという間に王子の口車に乗せられて、王子の愛犬ヴァルト(黒の柴犬)の化身として王子の周りを引っ付いて回るという任務を与えられた歩登。大好きな王子が命を狙われていると知って、歩登は犬になりきって張り切ります。
歩登はとても素直で汚れてなくてピュアです。
王子が大好きで「かっこいい」「バルディアの宝といったら王子しかいない」みたいに照れもせず堂々と宣言する姿を見る側近たちの苦笑する顔が目に浮かぶようです。
そして、どんな王子であっても大好きという歩登の態度に王子が癒されているのがよくわかります。
実は王子が狙われているのではなく、クイーンバルディア号にある宝石が狙われていると知ってからは、どうやって相手を出し抜くかというサスペンス調になり、その間に挟まれるピュアっピュアな歩登とジークの噛み合わないやり取りがすごく楽しくて、それを見ては悶絶している有能な側近たちの様子もとても楽しかったです。
ただのぽやっとした子かと思いきや、バリスタ修行中の歩登の機転で気が付いたこともあり、どうやって犯人を追い詰めるかをハラハラしました。
実は、歩登が捕まったのは偶然ではなく、前日から場所取りしていた歩登はその時からマークされており、拘束されたのも作戦のうちだったというのがわかって驚きました。
式典の前日から場所取りするのは(大分周りに気を使っていましたが)ちょっとダメかなと思いますが、それ以外は王子の迷惑にならないよう節度をもった態度でオタク活動をしている様子はオタクの鑑ですね。
不安になったら、王子の写真を見たりバルディア国歌を歌うと落ち着くという重度の王子フリークっぷりが本当に笑えます。
はたして、事件の方は解決とはいかないまでも最悪の事態は免れ、王子は念願の癒しの天使を手に入れたのでした。
ただ、結婚への障害はないのかしら?
側近たちは全く反対する様子もなくあたたかい目で見ていたように見えましたがロイヤルファミリーの話は兄妹の話がちょっと出ましたが、彼らは姿を見せただけで登場していないので、彼らの反応が気になります。
そして、主犯はわかりましたがうまく逃げられ、最後意味深なメッセージが見つかったし、まだ一波乱ありそうです。
この二人の楽しいやり取りがまたみられると思うと楽しみです。
タイトルと表紙からスパダリ王子様とのキラキラ甘々いちゃらぶかな~。
そこになんとかもふもふ大好きな水瀬結月先生が今回はワンコを捻じ込んでちょろっと絡ませてる王道のお話かな~と思って読み進めたら・・・
ワンコはワンコでもわんこ違いでした!!!
いえ、あらすじ読めば書いてるのですがっ!
(なるべくネタバレせずにまっさらな気持ちで読みたい私が読んでなかっただけなんですど。)
嬉し楽しい大誤算!
勿論スイートな部分もありありなのですが、お笑い要素もあって(もしかしたら笑わせようとはしていないのかもですが・・・w)ほっこりした空気感の作品です。
そして、もふもふはほとんど出てきてないのに、もふもふの存在感大です。
受の桜庭歩途の天然ピュアピュアわんこぶり、最高でした!
行動や思考がもう素直通り越して神の域の可愛さです。
いちいち行動が可愛すぎで、ごろごろ転がりたい位可愛いのです。
王子のおもてと裏(悪い意味ではなくて心を許せる相手だけに見せる本性)のギャップも最高でした。
ミステリーまではいかないけど、ちょっとした事件と謎も絡んで楽しく読了しました。
疲れた心に染みる笑いとラブ要素を求めてる人はぜひ!
続編発売されるそうです!
良かった!まだ回収されてないネタもあるので、続きが楽しみですっ!
※発売前後の先生のtwitter呟きも併せて楽しむと面白いですよっ!
てっきり狙って名付けたのかと思ったワンコと受君の名前は偶然だそうです。
先生、持ってるな~w
今回は豪華客船の船長を務める王子様と
バリスタを目指す青年のお話です。
攻様オタクだった受様の気持ちが
憧れから恋に変わるまで。
受様は両親ともに日本人ですが
イタリアの大学を卒業して
バリスタを目指す21才の青年です。
受様にはずっと憧れ続けている
憧れの王子様がいます。
その人は「バルト海の黄金獅子」と呼ばれる
カリブ海に浮かぶバルティア国の第3王子で
この王子こそが今回の攻様になります♪
受様は6年前、
母に会いに行ったイタリア旅行からの帰路で
乗る予定の便が天候不良で欠航となった際に
攻様の助けで日本までの航空券を手にします。
この邂逅は攻様にとっても
今までの人生からの大きな転機となり
以降徐々に国の広告塔として露出しだした攻様を
応援し続けた受様は今や立派な攻様オタクです。
大学に進んでからは王国にも足しげく通い
王子が船長として処女航海にでる
「クイーンバルディア号」の出航式を観覧する為
王国を訪れます。
職務質問を3回も受けながら場所取りした結果
観覧最前列を陣取れて麗しの攻様を見られて
幸せに打ち震えていました。
ところが攻様を撮影しようと購入した
最先端の小型カメラを構えた瞬間に
見物人に紛れていた王宮警備隊に拘束されて
式典途中で連行されてしまうのです。
なんと受様には、
攻様暗殺嫌疑がかけられたのです (ӦvӦ。)
受様のカメラ機能が小型銃と誤認されての事で
結果的にはその誤解は解けるのですが
受様は解放される事にはなりませんでした。
というのも受様が拘束されていたのは
クイーンパルティア号のトラブル発生時に
対象者を束縛するための船倉の1部屋で
船は既に出向していたのです!!
全ての嫌疑が晴れた受様の前に
笑いをかみ殺しながら現れた攻様は
次の寄港地まではゲストとして
ゆったり過ごす事を提案されますが
受様は恐れ多いとイエスとは言えません。
それなら働いてみないかと言われた受様は
攻様の役に立てるなら何でもすると
快諾するのですが
なんと受様に与えられた仕事は
攻様の後をわんわんついて歩くことで!?
かつて助けられて以来憧れていた攻様に
気に入られて囚われてしまう受様という
ドタバタラブコメディです♪
攻様への脅迫状とともに
王国の宝が狙われているという情報があるのに
攻様が威圧感のあるSPがついている船長では
ゲストがリラックスできないと
SPによる護衛に難色を示していたのです。
そこで攻様は受様を
可愛がっている愛犬の化身という触れ込みで
攻様について歩いても違和感のない
マスコット的役目を期待されるのです。
攻様の近衛達は
犬役では不快かもと恐悦至極なのですが
受様には嬉しい限りの申し出で
攻様を護る愛犬役を頑張る気満々です(笑)
そんな天然ワンコな受様なので
攻様との出会いも忘れられていても
当然と思っているのですが
攻様にとっても6年前の出来事は
忘れる事ができない思い出で
受様の愛犬も実は受様に似ている事から
飼う事になったという裏地事情もあり
攻様は受様を愛犬のごとく可愛がることで
アピール&アプローチをするのですが
天然ワンコには通じません。
そんな2人の恋路に
攻様の暗殺疑惑と国宝を狙う怪しい動きが
絡まり合って展開し
犯人確保と2人が両想いになるまで
終始ドキドキ&ワクワクで
たいへん楽しく読めました (^O^)/
受様は頭は悪くないと思うのですが
自国語で話していないからか
意味をストレートに捉えすぎてて
言葉の裏の意味に全く気付かず
攻様にピュアホワイトと呼ばれて
腹黒系策士の攻様が手を出しかねる様や
攻様の愛犬と化した受様を
攻様が本気でワシワシするシーンが
MYツボで激萌えでした♡
本物の攻様の愛犬に会った時にも
思わず「先輩」呼びするのも
ブレてなくてとっても良かったです。
評判次第では続刊を期待できそうなので
シリーズ化して欲しいです。
今回は水瀬さんの既刊から
『ハニーベアと秘蜜の結婚』などは
いかがでしょうか。
こちらの受様もかなりな天然さんです♪
きょう先生の挿絵だし!と思い、購入。「イケメン王子かあ」ぐらいにしか思ってなかったら前半ぶっとびの面白さでびっくり。車内なので8秒ほど肩を震わせ笑いを堪えました。後半少し残念かなと思ったので萌2よりの萌にしました。前半だけだったら神より萌2なんだけどなー。これ続くのかなと思った本編240Pほど+あとがき。
バルト海に浮かぶ小さな島国バルティア。そこの豪華客船の就航式で、船長であるバルティア国第三王子のジークに会うべく、27時間前から場所取りをしていた歩途(あると)。昔空港で偶然出会い、親切にしてもらった日から猛烈ファンなのです。いよいよ式典が始まり王子が登壇し、肉声を録音しようとしたところ、12時間前から一緒に場所取りしていた横の男性が録音機もろとも歩途の手をおさえ・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
攻めのSP、客船の客たち、隙あらば乗っかろうとする女性陣多数、攻めの愛犬(ヴァルト)、豪華客船のスタッフ等。SPのパフィがナイスアシストです。
**爆笑した部分と残念だった部分
天然成分100%の受けさんが完璧オタク、ストーカじみた方で猛烈に面白い。最初誤解で捕まり少し放置されている時に「元気になるから」という理由で、バルティア国の旗を手にバルティア国歌を熱唱するシーンは噴き出さずにはおれませんでした。そこまでは「ぴゅあぴゅあちゃんかな?」ぐらいに思っていたのに、このシーンで一気に「コメディだ!」と自分の中の路線変更です(笑)
あとパフィと王子の掛け合いもなかなか楽しい。お膝にのせて、あごこしょこしょとかやってるのに、歩途は「愛犬を可愛がってる」としか思ってなくて、あまりの通じてなさに「王子ガンバです」と言ったり。そうです、かなりライトな文章なので、自信ない方は一度電子などで試し読みをなさった方がよいかもです。
最後の方が駆け足というか、??? で、どうしたかったの?と思う箇所があったのや、歩途があまりにはっきりしない態度だったので少しイラっとしてしまったので、少し萌を減らしたのですが、コメディがお好きな方には是非お試しをと申し上げたいです。面白かったですもん。わんこ可愛いし(出番は少な目)。
麗しそうなお兄様が二人もおられるようですし、謎な言葉が出てきたので、これ続くと固く信じているのですが、どうなんでしょうか。SSの方にもあとがきにも何にも書いてないんだけどなー。
続きこと決定したそうですー担当さんとのコミュニケーション不良で、謎な言葉を書いてしまった、でも続くって決まったから安心~と、水瀬先生がつぶやいておられました。
豪華客船で巻き起こる、ひたすら甘くて可愛いドタバタ恋愛劇に、国宝「バルティアの滴」を狙う犯人、と、ハラハラドキドキさせてくれる謎解き部分ー。
と、超ゴージャスなシンデレラストーリーであり、甘々な初恋再会ものでした!(* ´ ▽ ` *)
ところでこちら、受けがかなりの天然なんですよね・・・。
王子様が超甘くて格好いいセリフで隙あらば口説きまくってるんですけど、それを斜め上の解釈で華麗にスルー。
この、二人のズレたやりとりが、とにかく楽しくて仕方なかったりするんですよ。
いや、毎度見事にかわされる王子様は、かわいそう過ぎて涙が出ちゃうレベルですけど。
こちらもぜひ、ご注目下さい。
内容ですが、バルティア王国王子で豪華客船「クイーンバルティア号」の船長・ジークフリード×彼の大ファンの青年・歩途による、初恋再会ものでシンデレラストーリーになります。
謎解き要素もありですが、基本的には溺愛系ラブコメになります。
そのキラキラしい容姿から、ファンクラブが存在する程の人気者・ジークフリード王子。
彼の大ファンである歩途が、豪華客船「クイーンバルティア号」の出港式で王子の姿を一目みようと、カメラを構えている所からスタート。
しかし、最新式の赤外線照準の付いたカメラだった為、小型銃と勘違いされて王宮警備隊に拘束されてしまうんですね。
で、誤解が解け、ジークフリードの愛犬に似てる事から気に入られて護衛をする事となった歩途が、ジークフリードと距離を縮めて心を通わせて行く様。
並行して、航海中のクイーンバルティア号で起こる、国宝・バルティアの滴を狙う犯人の正体はー?、と謎解きが語られます。
こちら、基本的にはこの謎解きを軸として、二人の恋愛が進展して行きます。
全体の印象としては、もうひたすらゴージャスで甘々と言った所でしょうか。
で、個人的に一番萌えたのが、二人のひたすら甘いのに、ちょいズレてて笑えるやりとり。
えーと、歩途がですね、属性で言うと天然ワンコになるんでしょうか。
実は、五年前にお忍びのジークフリードと偶然出会ってるんですね。
そこで素の彼を知った歩途は強く惹かれ、それ以来ジークフリードをファンとして応援し続けて来たー。
何だろう・・・。
歩途ですが、言動の一つ一つがピュアな上にズレてて、とにかく笑わせてくれるんですよ。
暗殺犯と誤解されて拘束されれば、落ち着く為にバルティアの国旗を振りながら国家を歌う。
そして、壁に掛けられたジークフリードの肖像画に、「あの時は見ず知らずの僕に親切にしていただいて・・・」と話し掛ける。
これ、ふざけてるんじゃ無く、彼は至って真面目なんですよ。
で、こんな主人公なので、本人は真面目でもどこかコントのようになっちゃう二人のやりとり。
そもそも二人の出会い時ですが、空港でのトラブルにより日本行きの飛行機になかなか乗れなかった歩途をですね、ジークフリードがバルティアのチャーター機に乗せてあげたって所からなんですよ。
で、その時の歩途のセリフが「そんなすごい飛行機に乗せてくれるなんて、ひょっとしてあなたは・・・」
「その飛行機のパイロットですか!?」みたいな。
ジークの「何でだよ!」と言うツッコミに笑えて仕方ないんですけど。
また、ジークフリードですが、もう最初から歩途を溺愛なんですよ。
彼はちょい俺様で腹黒系なんですけど、ちょっぴり意地悪なのは言葉だけ。
終始、歩途に甘い甘い。
護衛だからと(正確にはパフォーマンスで愛犬を演じる仕事)一緒の部屋で寝泊まりさせ、愛犬の役割なんだから癒してくれないとと、膝の上に座らせて撫で回す。
そして、隙あらば口説きにかかる。
バリスタを目指す歩途がですね、出来る事ならバルティアで店を開きたいと言うと、「国籍を所得すればいい。一番容易なのは婚姻だ」みたいな。
で「国籍をとるか?」みたいな。
これ、「その前に僕は二重国籍なので、日本国籍をどうしよう」と、歩途には華麗にスルーされちゃうんですけど。
いや、何だかんだそれらしい事を言いつつ、撫で回してる時のやに下がりっぷりが凄いですよ。
そして、ご自慢の口説き文句をスルーされる度に、苦虫を噛み潰したような顔になってるのにも、笑えて仕方ないですよ。
おおおーーーい!
遠回しに格好いいセリフで口説いても、天然すぎて通じないから!!
通じないからーーー!!!
とまぁ、こんな可愛すぎるやりとりを繰り返してる、(攻めはちょっと気の毒だけど)ほのぼのカップルなんですよ。
また、例の国宝を狙う犯人の正体ー。
これも、なかなかハラハラドキドキさせてくれる上に、いざと言う時には肝の座った所を見せてくれる主人公と、歩途のまた別の魅力を引き出してくれてて素敵でした。
あとですね、私はエッチ時に、受けが天然の言動で攻めを煽ってしまうと言うパターンが大好きだったりします。
今回、まさにそのパターン。
「もう、ジークの大きい・・・っ」とか言っちゃって、「煽るな!!」とか「クソっ!!」とかジークがやってるのがめちゃくちゃ楽しいです。
「もうやだ」と言ったって、そのセリフ、明らかに逆効果だから!!
と、個人的に超ツボで楽しい作品でした。
攻めは王子様ですが、周囲は皆、優しく見守りと、痛さはゼロです。
ついでに、「そんな一般人を護衛として雇うワケ無いだろ」と思われた姐さん、ちゃんとオチがあるのでご安心を。
ところで、最後の最後だけ意味が良く分からなかったです。
これ、私の読解力の問題じゃ無いなら、続編があるんじゃないでしょうか。