長船さんのレビュー一覧

瞞 -ばん- コミック

長船 

たら、ればを考えてしまう作品でした

1回目→萌 
作家インタビューを読んでからの2回目→萌2
2日間ずっと頭から絵が離れずの3回目→神 
と読み返す度に面白さが増す作品です。

もっとストーリーが上がったり下がったりするかと予想したのですがそこまでドラマチックな感じではなく
この時代特有の家や身分差にしばられて自由に生きられない「やるせなさ」に胸が締め付けられました。
逆にあまり上下してないからこそ現実味をすごく感じて…

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瞞 -ばん- コミック

長船 

完全にバドエンではない

最終的にハピエンではないけど完全にバドエンでもない、けどまとまってない訳ではない感じで終わった。
良くないことをしている主人公の磐吉だけど、許せる余地を与えるような要素も程よく用意されてて、最低限話寄り添って読めるお話になってる。主人公クズすぎてどういう感情で読めばいいか分からない問題はたぶん起こらない。
女目線で読むと辛いだろうし、どっちつかずな状態の磐吉を責めるような人物も出てこないから少…

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瞞 -ばん- コミック

長船 

最後のモノローグ表現がすごい

Xのフォロワー様方の感想ポストで気になって、お迎えはすぐにしていたのですが今頃になって読みました。

舞台は室町時代。
少し言葉遣いが現代っぽい印象を受ける部分はありましたが、時代背景を色濃く反映させたストーリーでした。

そして、ありがち展開かと思いきや予想を裏切られました。
とりあえず攻めの性格が最悪だなという印象のまま読んでいたのですが、途中で色々と判明し...

最後の場面…

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瞞 -ばん- コミック

長船 

No Title

とても良かった。話も綺麗にまとまっていて読みやすかったです。何より絵が綺麗でした。

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瞞 -ばん- コミック

長船 

不覚にも泣きました!

最初は表紙の構図の美しさと一文字のタイトルに惹かれ、又主人公の磐吉と浜路と時代背景が好みだったから手に取った作品でしたが、読み進めていくたびに浜路の健気さに胸が熱くなり‥何とか添い遂げるようなラストを期待していたのに‥ラスト漆話での展開に胸がズキンと読み進められなくなりそうでした。仕方ないこととはいえ娶った妻との間に子を成した磐吉‥浜路が可哀相すぎる‥この先の未来にも浜路の幸せがないのなら、せめて…

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瞞 -ばん- コミック

長船 

瞞とは、だます、あざむく、くらますという意味。

時は室町。
酒屋の若旦那は気乗りしない宴席で、舞を披露した見習いの可愛らしい男に目を奪われてしまいます。

この出逢いが、後に2人の運命を大きく狂わせ、タイトル通り「瞞」な結末へとたどり着いてしまうのです。


はっきり言って読む人を選ぶ作品だと思います。

攻めはクズですし。

けれど、お話を読み進めていくと、攻めのクズっぷりはただのクズではなく、時代背景や彼を取り巻く環境。…

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瞞 -ばん- コミック

長船 

胸が苦しくなる

表紙のイラストが綺麗で購入しました。
この作品はハッピーエンドかバットエンドか人によって解釈が違う作品だと思うのですが、私は世界観に圧倒されてまだ解釈しきれていません。読了後も何度も読み返して自分なりに色々考えてみるのも楽しいと思います
重めの作品が好きな方には是非オススメしたい1冊です。
序盤と終盤の浜路の雰囲気の違いや2人の変化に注目して見てください!
エッチなシーンは少なめですがスト…

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瞞 -ばん- コミック

長船 

とても深い

美しさの中にキリッとした冷たい雰囲気を感じる表紙と印象的な一文字タイトルに惹かれて購入。

最初こそよくあるBL的な展開となっていますが、途中からは現代モノではないお話だというのをひしひしと感じるような流れになっていくので、するりと読み進めるとその苦しさに飲み込まれそうになりますのでご注意。
でもそれが良さでもあるので苦しい部分にも味わい深さがありました。

磐吉と浜路がお互い求め合って…

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コミック

長船 

小説のような作品

誰かが「日本では良いとされる小説は、終わり方が読者にその話の続きを考えさせる作品」と言われていましたが、長船先生の「瞞」はそんな作品だと思います。キャラクターのその後や、心の動きをいろいろ考えてしまいました。長編小説でなく、質の良い中編小説を読み終わったような読後感でした。ドラマティックなプロットを盛り上げる美しい絵。漫画や、ラノベでは殆ど見ることのないセッティング。とても個性的で惹きつけられます…

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瞞 -ばん- コミック

長船 

その時代に存在したであろう歪な愛のかたちそのままを

時代モノ好きなひとにとって
単話の時から、絵から漂ってくる
ただならぬ雰囲気は
堪らないものがありましたよ。

電子リリースされて、早速読んだんですけど
なんていうかガチ過ぎて笑
最初に読んだ時は、不完全燃焼で
モヤモヤしちゃったんです。

それで、二度見するかの如く
読み直したんですけど
そうですよね、ほんとガチの
当時を描写したようなお話で

迂闊にも、普段のBL…

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