Sakura0904
相変わらず不穏な空気が漂っている2巻。オカルト、ホラー的要素は濃くなっていくばかりですが、光に取り憑いた何かはよしきに対してめっぽう弱く、彼に嫌われることをなぜか極端に恐れているので、今の所はまだそこまで恐怖を感じていません。ヒカルがよしきを好きだという感情は、光に取り憑いたことで得たものなのか、何か他の理由があるのかも気になります。
一方で、本物の光の死に際の回想も挟まれ、ますます彼へ…
いやぁ、面白かったです。巻数がついていることに気付かなくて1巻完結だと思っていたので、あっまだ続くんだ?と驚きましたが、素晴らしい世界観をしっかり長編で読めると知って嬉しく思いました。初めて読んだ作家さんでしたが、まずタッチや描き込みがとても好みです。物語の季節が夏なんですが、夏の田舎で感じられるであろう音が散りばめられているおかげで、よりその場の想像が膨らんで引き込まれました。
そして…