砂原糖子さんのレビュー一覧

小説家先生の犬と春 小説

砂原糖子  笠井あゆみ 

切ない恋心に萌えが滾る

砂原先生の『猫屋敷先生と縁側の編集者』のスピンオフ作品。スピンオフ作品ではありますが、前作未読でも問題なく読めます。

実は前作『猫屋敷先生と~』があまりツボらなかったこともあって(いや失礼)今作品も購入をためらったのですが、うん。笠井さんホイホイされてお買い上げ。だって見てください、この表紙を!

めっちゃ綺麗。
そして優しさが詰まってる。
思わず手に取ってしまう、そんな素敵表紙なの…

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「僕が終わってからの話」出版社特典ペーパー グッズ

匂いフェチ(≧▽≦)

 本編終了後の2人。
市来は時々、寮の奏の部屋へ寄ってるそうで、そこだけ読んで、すかさずカップルならではのイチャイチャを想像しちゃった私。
違いました(^_^;)

 弟妹の面倒を見てる寝不足気味の市来は、部屋に入るなり奏のベッドで寝ちゃうようです。

 そうすると、奏は市来の髪の匂いをスンスンして、妹のベリー系のシャンプーの匂いを確認しちゃう。
かわいいじゃないか(≧▽≦)

1

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

夏の男子高校生が眩しい。

 どうなっちゃうのか、とてもドキドキで、えっ、こんな風に着地したんだ、と予想外なお話でした。


 受け様は、しょっぱなからすでに幽霊の存在になってしまっている草也。
クラスメイトだった奏にとり憑いていて、人のいい奏からの提案で日替わりで体を共有させてもらってる日々。

 攻め様の市来は、草也が憧れてた存在で、草也が奏に取り憑いたのも、市来と奏が親しかったから。


実は市来が奏…

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猫屋敷先生と縁側の編集者 小説

砂原糖子  笠井あゆみ 

表紙と中身のギャップ

笠井あゆみ先生の表紙なのに二人とも着衣!?と逆に購買意欲をそそられて購入。
電子版は中の挿絵なし、SSあり、あとがきあり。

タイトル通り、猫屋敷に住むぐうたらな作家✕真面目な編集者なんだけど…原稿を貰うためにカラダでどうこうするという、BLあるある的な流れが少々残念。表紙の肌色率の低さから、勝手に、てっきりそれとは違うアプローチで、敏腕編集者が原稿を書かせるのかと思っちゃったので、それは自…

2

「僕が終わってからの話」出版社特典ペーパー グッズ

きゃー

本編を補うように甘々でした。

恋人同士になってから市来は放課後に寮の奏の部屋にときどき行っているようです。

弟妹の面倒で寝不足の日は、奏が勉強を始めるとベッドで寝ることもあるようで…

奏は我慢出来なくなって背後のベッドを振り返ると、いつもは横向きが多い市来がぐっすりと仰向けに寝ていました。

すっかり確かめるのが習慣づいた市来の髪の匂いを確認した奏は、いつもと違う匂いに戸惑い…

1

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

再び記憶を失った受、マスターからの拒絶に傷ついて
行きついた先。
なんでそんなところに・・と思ったらなるほどなお話でした。
久遠さんにも新しい恋人をお願いしたいわ。
なんやかんやこの人も可愛そうな人なんだなと思ってしまった。

失った過去を取り戻せないまでも
知りたいと辿る回ですね。
失ってしまったものと、失っていなかったもの。
失ってなお繰り返すもの。
どんなに突き放しても一…

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心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

視点と時代がだいぶさかのぼって
マスターの過去。
不愛想でクール。色でたとえれば黒。
そんなマスターとはうってかわっての金髪やさぐれ少年w
キラキラの金髪は現在と印象が真逆。
そんな彼の前に現れたのは、家の隣に引っ越してきたばかりの
わかかりし受。
自ら仲良くなろうと思ったわけではない。
ぐいぐいぐいぐい来られるうちに心を許し、
淡い恋心を抱くようになる。
男同士でなんて些細な…

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心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

記憶喪失ものです。
3冊あるのわかってたので読み始める腰がおもかったのですが
読み始めたらいっきに読んでしまいました。
最近涙腺ゆるゆるすぎて困ってます( ノД`)シクシク…

さて、視点は受。
出会って、結ばれて、幸せ絶頂期に記憶喪失
っていうのが大概のパターンなのですが
主人公が最初から記憶喪失なところからのスタート。
ふらっと入った喫茶店がすごく好き。
コーヒーが好み。

0

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

えーっ、こんな話だったのか!?

実は話にも出てくる去年からの流行りもの、タピオカってのを自分はまだ食べた事がなかったりする、そんな2020年刊(笑)…いや、あれは飲み物だったけ!?(^_^;)

レーターさん買いってのが第一だったので、DKものって位しか情報がないまま読んだ訳だが、冒頭からして享年を迎えた主人公の話か!?とびびってしまった。
他レビューにもある通り、何てお盆の時期にぴったりなんだ…他の意味でもね。

ク…

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僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

予備知識無く読んで欲しい作品

草也目線で始まるストーリーで、ずっと片想いしてた市来と上手く行き始めて…。

2人の仲が深まって行って嬉しいんですが、これで良いの?って疑問も湧いて来て最後にどんな決着が付くのかとハラハラしながら読みました。

そして誰も不幸になってない、大どんでん返しに安堵しました。

草也の素直さ、奏の不器用さ、市来の寛容さ、それぞれが魅力的でやり取りが面白かったです。

そこにクラスメイトや…

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