砂原糖子さんのレビュー一覧

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

1-3巻の感想 合本にしてほしい

ジリジリと苦しみながら読みました。
1巻から読んで2巻までは、過去の真文の説明です。
出口が見えない構成なので、まどろっこしくなって、もう読むのを止めようかと積読に。想い直して続きの2巻の半分からやっと3巻まで読了。
・・・この作品は1-3の三冊で一つの作品、1-2は3巻の為の説明。3巻で謎が解き明かされる。
だから3巻一緒に全部読まないと意味がつながらない構成になっている作品です。
や…

1

言ノ葉ノ花(上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

「心の声」で「好き」がダダ漏れな攻が可愛い

攻のギャップが本当に最高な作品で……!
表ではスン、とした武骨な不器用男性が、心の中では「受さん好き」「好きだ」「受さんと一緒にいられて嬉しい」「もっと受さんと…」などなど、物凄く素直な年下わんこになるギャップに心臓を仕留められます。
もともと原作小説があるのもあって、ストーリーが一寸の隙もなく濃密で、受が攻のまっすぐな「心の声」で浄化されていく姿が感動的に&怒濤の胸キュンとともに描か…

4

恋惑星へようこそ 小説

砂原糖子  南野ましろ 

アホでかわいい高校生の恋物語

触手DEエロラブストーリー!とのことだけど触手そんなに好きじゃないし、あらすじの「おまえを%*?}||^・ェ・)人(・ω・*)ノ♪+゜★」からしてトンチキ&イロモノ臭がすごすぎて、まったく期待せずに読んだら、意外や意外、アホでかわいい高校生の恋物語でなかなか良かったです。

幼馴染同士で高校生の可愛いラブと、触手で尿道責めが両立してるってなかなかスゴイことだと思う。

攻めが一途で必死なん…

1

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

いつになくドキドキハラハラしました

途中まで読んで「あ、胸が苦しい」となりまして。
「どう決着するつもりなのかな?でも、どう決着しても、心が痛む結果になるんじゃない?」と思ってハラハラしながら読み進めていたんですが。

……そう来たか。

確かに、砂原さんはこの手の仕掛けがとてもお上手でした。
お見事!
ぐうの音も出なかったですよ。

ただですね、あまりにも美しい手際だったものですから、その『手際』の方にばかり目が…

4

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

感想が難しい。

作家さん買いです。
とりあえず読んだよ!という意味でレビュー書きます。

死んじゃった主人公の草也が、好きだった市来と近づくために、クラスメイトの奏に取り憑いて日替わりで奏の身体をシェアする。

外見は奏だけど、中身は草也。
市来と仲良くできて心弾む日々だったけど、市来は奏のことが好きだと知ってショックを受ける。
市来が「好き」と言ってくれるけど、それは自分に向けてではなく、あくまで…

3

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爆笑そして最高

三作品とも側から見たらバカらしいんだろうなと思うほど糖度が高かったです。


ネタバレ注意して下さい。


「初恋をやりなおすにあたって」

敦也と喧嘩をして雪が家を飛び出す場面から始まってます。
喧嘩の原因は雪が家に戻るまで書かれていません。
途中雪が将棋が強くなった思い出が語られてました。
30分足らずでの家出で頭が冷えた雪と、はちみつゆずティーを入れて懐柔しようと待ち構…

2

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

攻めざまぁなのか……?

攻めざまぁだと聞いて、電子がないので紙を購入したのですが……。
スッキリしない&これじゃない感が……。

受けの多和田は、孤独なんですね。
ゲイであることに罪悪感を抱き、バレないように息を潜め、ノンケの親友への片思いを密かに葬り、温かい普通の家庭に憧れるけれど自分は持てないと悟っている。

そんな多和田に親友が「ゲイの男」を紹介してくれることになったんだけど、当日現れた男は、別人の新山…

2

湯の町茜谷便り 小説

砂原糖子  花小蒔朔衣 

詰め込みすぎ感が…

やや寂れた温泉街。
二つの温泉組合にわかれて対立しあってる温泉街の人たち。
小高い位置にある温泉旅館にまつわる伝承。
受けの過酷な生い立ち。
女装して女将として振る舞う攻めの背景。

なんか詰め込み過ぎな気がして乗り切れなかったです。

都会の片隅で起きたあの出来事が、虐げられて育った二人のお互いのターニングポイントになっていたというところは素敵だと思うんだけど、それが恋愛感情にま…

1

ファントムレター 小説

砂原糖子  広乃香子 

ちょっとちくちくだけどほのぼの

 梢野真頼は、東京の片隅でシェフを務めている。
 そして、店に足繁く通う田倉訓とは幼なじみ。
 けれど、真頼は過去を断ち切り、訓とも必要以上に親しくならないように振る舞っていた。

 同じ頃、九州の田舎町。
 小学六年生の治は、自分の蔵で古い手紙の束を見つける。
 差出人「マヨリ」の真っ直ぐな恋心は、やがて同級生・双葉への想いと重なっていき……

 という話でした。
「マヨリ」の…

1

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

導入部分がもう面白いです

導入部分から「えっ、こんな始まり方なの?」と、いきなりその後の展開に不安を感じてしまうようなインパクトがあります。
はじめの数ページの時点で、続きが気になる!と思った作品は大体面白いんですよね。
なんとも不思議な高校生のひと夏のお話でした。

雷に打たれて亡くなった高校生・草也は、気付けばクラスメイトの天沢奏に取り憑いていた。
この時点でもう気になる。
ただの幽霊の取り憑きものか…なん…

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