佐々木久美子さんのレビュー一覧

正しい恋の悩み方 小説

渡海奈穂  佐々木久美子 

鈍感すぎてイライラすんねん!w

渡海菜穂さんの本、初読みです。

つか、ここまでイライラさせられた作品も久しぶりでしたねw
言い換えれば、それだけ登場人物に感情移入してたってことなんでしょうけど^^;

高校の時からずっとカズイのことが好きだった尾崎。
6年間、何度もカズイのことを諦めようとしたのに結局諦められず
しかも、何食わぬ顔をして普通の友達付き合いを続けたり
時折泊まりに来るカズイを目の前に悶々としなけれ…

1

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

幻想的で美しい

恩師、長山との8年にもわたる爛れた関係に疲れ果てた桐嶋水斗はそこから逃れるべくニューヨークの病院への就職を目指します。そんな中、水斗はニューヨークから赴任してきた敏腕医師、樋口洋一郎の助力を仰ぐことに。水斗は樋口と接するうちに彼に惹かれていき、関係をもつようになるのですが、結局ニューヨーク行きも、樋口との関係も長山によって壊され、絶望し自殺を図ります。自殺を図るまでの水斗のモノローグは涙なくして読…

10

桜霞の神隠し 小説

凛紫水  佐々木久美子 

弱いからこそ強いのか

今回は過去の所業から鬼なった薬師と
妾腹ながらも領主の跡取息子のお話です。

過去の恋ゆえに鬼となった攻様が受様と出会い、
二人で新しい生き方を決意するまでと
その後のラブラブな日常を描いた番外編を収録。

下々の民が鬼とは貴族の姫君を攫ったり、
生まれたばかりの稚児を貪り喰うと信じていた時代、
貴族や裕福な商人達が鬼という隠れ蓑で
厄介な人間を始末していた時代のお話です。

2

真夏の夜の御伽噺 小説

秀香穂里  佐々木久美子 

営業マン育成

作者曰く、メルヘン。
行き詰ったサラリーマンに、いい夢がみられるという不思議なキャンドルがもたらしてくれた、愛と希望のお話です。

実は、夢とはいえ現実味溢れるシチュエーションなのでメルヘン色はそれ程強くなく、不満を抱えた甘えん坊のサラリーマンが、ちょっとインパクトのある大人の男に依存しちゃっているお話な感じがして、本編だけだったら中立評価にしちゃおうかと思ったのです。
しかし続編では、相…

1

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

吸血鬼マンガ家×オタク編集者

榎田さんの作品はたいがいシリーズって言っても縛りが緩いから、順番を気にせず読めるのが好きです。
このシリーズもまだ一巻しか読んでません。
家にはあるんですが、未だ積み本の山に埋もれております。
いいかげんなんとかせねば。

というわけで?吸血鬼マンガ家×オタク編集者です。
全体的にコメディトーン。所々にシリアスも入っててそこには萌えるっちゃ萌えるんですが、ちょっとどっち着かずな印象かも…

1

愛の罪 恋の罰 小説

ふゆの仁子  佐々木久美子 

短編集

表題作とあと2つの短編が入った一冊でした。
三作とも登場人物やストーリーは違います。
共通することはみんなお酒関係の企業に就いていることですかね。
あと三作とも攻め→受けだった気がします。

表題作『愛の罪 恋の罰』
須磨は23歳のとき付き合っているアルフレッドにプロポーズされるのですが、「10年お前の気持ちが変わらなかったらプロポーズに答えてやってもいい」と言います。
そして10年…

1

籠蝶は花を恋う 小説

沙野風結子  佐々木久美子 

受けが健気すぎて切ない

本当に受けが健気でした。
詩央は遊郭で無理矢理男の相手をさせられそうになったところを鼎に救われ、三ヵ月後に詩央を見儲けすると言っていたのですが、詩央は実父のもとへ引き取られてしまいます。
この引き取られた理由が、異母兄が死んだので自分が異母兄の代わりに跡取りとして教育させられるためでして。
あくまで自分の異母兄の「代用品」として扱われているのが可哀想でした。

4年後鼎と再会するのですが…

2

鈴の音がきこえる コミック

佐々木久美子 

猫耳萌えっ

猫擬人化×獣医。
獣医の霧島は探し猫をしていると、木の上から青年が!
見ると彼には耳としっぽが生えていました。
探していた猫を助けてくれたこともあって霧島は青年・十三を連れて帰ることに。
そして十三は昔霧島が鈴をあげた捨て猫だと知るのです。

攻めはかっこいいのに猫耳が似合っていましたwでも常に猫耳があるわけじゃないですけどね~人間の前だと耳としっぽがなくなります。
霧島大好きな十三…

1

ウミノツキ 小説

いつき朔夜  佐々木久美子 

潮の香りがしました

いい作品でした。
海を舞台にした、潮風の香りのするお話です。
水軍の末裔である日本人大学生(攻め)とタイ人留学生(受け)のラブも良かったんですが、それよりも、海の男たちが必死でベン・ハーしてる姿を想像して萌えてしまいました。
実用的な筋肉をつけたみずみずしい小麦色の肌が、しなかやにオールをさばく姿…あう、鼻血出そう。
セックスよりも、船が難破しかけたときのほうが興奮してしまいました。

いつき朔夜…

2

40男と美貌の幹部 小説

海野幸  佐々木久美子 

なんだかもったいない

 受もかっこよくて時々可愛いし、攻の40男もかっこいいし、読みやすいんだけど……。

 もうひとつ、何かが欲しかったかな~。嫌いじゃないんですよ、決して!

 仕事をバリバリする男の人ってカッコいいとは思うけど、仕事の割合がめちゃくちゃ多いんだわな。やったことない仕事の内容を知るというのは、リーマンものの醍醐味ですが、それにしたってラブが少ないような……。

 渋い40歳なんだろうけど…

3
PAGE TOP