佐々木久美子さんのレビュー一覧

ビーボーイ&ダリアノベルフェア【極上の〇〇】小冊子 コミコミスタジオ限定 ver. 「表題作 極上の休日 side成彰」 グッズ

コミコミさんver.です

作品名が分かりにくいですが、side成彰とありますのでコミコミさんver.のようです。
「はなれたがいけもの」も収録されているので、ややこしいですね。
登録していただいた方、申し訳ありません。


まず松幸かほ先生の『恋知らずのラプンツェル』ですが、本編を読み終わった後に続編を読みたいと思った作品でした。
なのでビーボーイ&ダリアノベルフェアで番外編を読むことが出来て嬉しかったです。

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はなれがたいけもの 心を許す 小説

八十庭たづ  佐々木久美子 

色々な形の萌えが詰まってる

『はなれがたいけもの』の3巻目。
順番としては『はなれがたいけもの』→『はなれがたいけもの 恋を知る』、で今巻に続きます。

1巻目は狼の獣人の王と、彼の命の狙った人間の敵対する者同士だった二人のロミジュリ的なお話。
2巻は、彼らがきちんと「家族」という形を持ち、深い愛情で繋がれていく過程を描いたお話。
3巻目にあたる今巻では、とある出来事を介し、彼らの絆がさらに深まっていく過程が描かれ…

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any given day ドアをノックするのは誰?番外編 グッズ

何も欲しがらない…理想?聖人?

「ドアをノックするのは誰?」番外編となります。

続編の「ドアをロックするのは君」の発売時、発売記念としてシャレード誌に掲載された番外編です。

「〜ノックする〜」の本編後、甲田と頼久は恋人になって甘々…という時間軸。
二人で一緒に過ごす初めての頼久の誕生日。
甲田は特別なプレゼントを贈りたいと思い、頼久に欲しいものはないか?と尋ねるが…
…という内容です。
頼久は、良妻賢母という…

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チャイナ・ローズ 小説

水原とほる  佐々木久美子 

読了後に萌えを噛み締められる不思議さ

2006年刊。
子供の頃に香港から流れ着き、成人後は横浜中華街のチャイナタウンでキリトリ(借金取り)として生きている潔は、類稀な美貌を持つ少年・春来(ツァンライ)に一目惚れしてかっさらって来てしまった。
衝動に駆られてさらってきた割りには春来に手を出さず、日々痴話喧嘩しながらの共存生活が5年余り経つ中で、年頃の春来は己の美貌を活かし女装姿で夜の街で働くようになる。
しかし、そんな二人の生活が…

1

シナプスの柩(下) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

美しい景色の中の愛の夢

ドラマチックBL下巻。

「シナプスの柩」名義の物語は、一冊の1/3位で一度終結。
上巻の終盤、記憶の混乱の中で樋口がなぜ長山のことを話してくれないのか、長山の言うことは本当なのか、どうしても知りたいんだ…という水斗は長山に会いに行ってしまう。
というところからの下巻。
当然、長山は再び水斗を手篭めにしようと。
そこに樋口が現れて、これまでの癒着やら医療過誤やらの長山の犯罪は今から警察…

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シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

No mercy 無慈悲すぎるドラマ

これ、私には「悲報」ですよ。
時々、粗筋も何も見ず小説をドバッと買う時があります。本作も「メディカルサスペンス」とチラ見して購入してあったもの。
ただ…吟味してたら多分買わなかったかも。なぜなら「記憶喪失」ものなんだもの。
私、記憶喪失ものってイマイチなんですよね。
とにかくコレが絡むと物語に逃げを感じるし、ドラマチック過剰だし。
本作も途中で気付いてあらら…だったけど、何かご縁があった…

1

はなれがたいけもの 恋を知る 小説

八十庭たづ  佐々木久美子 

命は壊れたら作り直せないことをアシュが学ぶ

ユドハとディリヤは、何時までも初恋と同じ気持ちのまま。
ユドハにだけ見せるディリアの笑顔は、とても美しい。それ以外は無表情。
12歳から傭兵になり、殺人ロボットのような無情緒のディリヤでしたが
ユドハと出会い、子を生み育てることから、生き物らしい気持ちを取り戻して、失う恐れと愛を知る物語。

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金狼族の王代ユドハと人間の兵士ディリヤ、二人の子は、アシュ、双子の赤ちゃんも生まれて幸…

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シナプスの柩(下) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

「魂の再生」の夢分析が「幸福の領域」

この小説は、深層心理に興味を持つ人が読んだら、多分物凄くオモシロイ内容だと思います。特に、ユングの夢分析にほぼ沿っています。自分探しのヒントになると思います。

なので、この小説を深層心理分析に興味がない人が読むと、エロ少な目だし、訳不明の陳腐な内容に感じると思うので、お薦めしません。読まない方が良いです。
不評レビューが上がると、努力して再編集した著者の労が報われない、気の毒すぎます。

4

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

「シナプス(ニューロンの接合部分)」の棺=記憶の遮断

BL版白い巨塔? 
あとがきに書かれていましたが、著者が専門家の情報を得ながら書きあげた作品だけあって、いい加減ではなく真面目に細かく書かれていてとても面白かった。
でも、テーマを欲張りすぎたのか、少し物足りない。悪徳院長をもっと追い込んでやって欲しい。

特に、主人公の水斗が記憶喪失になって、記憶を取り戻すまでのプロセスが、専門家の情報を元にしてしっかり書かれているなーと、興味深々でのめ…

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片角の暴鬼 小説

かわい恋  佐々木久美子 

嫉妬に燃える鬼は良き

孤独も愛も知らない者と謎の美しい青年が今まで持たなかった感情を知っていく…という大好きな設定と、かわい恋さんは何作か読んでとても良かったので購入。表紙も挿絵も素敵です。牙狼丸が鬼味強過ぎず、時代設定ふんわりなのも読みやすかったです。

和氣は初めから包み込むような優しさ柔らかさをもって牙狼丸を癒します。角を舐めたりいじらしい部分が出てくるのが可愛くて堪らなかったし、人生に絶望する事なく最後村人…

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