total review:284977today:22
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
10/58(合計:578件)
水原とほる 佐々木久美子
渋茶
ネタバレ
2006年刊。 子供の頃に香港から流れ着き、成人後は横浜中華街のチャイナタウンでキリトリ(借金取り)として生きている潔は、類稀な美貌を持つ少年・春来(ツァンライ)に一目惚れしてかっさらって来てしまった。 衝動に駆られてさらってきた割りには春来に手を出さず、日々痴話喧嘩しながらの共存生活が5年余り経つ中で、年頃の春来は己の美貌を活かし女装姿で夜の街で働くようになる。 しかし、そんな二人の生活が…
華藤えれな 佐々木久美子
ふばば
ドラマチックBL下巻。 「シナプスの柩」名義の物語は、一冊の1/3位で一度終結。 上巻の終盤、記憶の混乱の中で樋口がなぜ長山のことを話してくれないのか、長山の言うことは本当なのか、どうしても知りたいんだ…という水斗は長山に会いに行ってしまう。 というところからの下巻。 当然、長山は再び水斗を手篭めにしようと。 そこに樋口が現れて、これまでの癒着やら医療過誤やらの長山の犯罪は今から警察…
これ、私には「悲報」ですよ。 時々、粗筋も何も見ず小説をドバッと買う時があります。本作も「メディカルサスペンス」とチラ見して購入してあったもの。 ただ…吟味してたら多分買わなかったかも。なぜなら「記憶喪失」ものなんだもの。 私、記憶喪失ものってイマイチなんですよね。 とにかくコレが絡むと物語に逃げを感じるし、ドラマチック過剰だし。 本作も途中で気付いてあらら…だったけど、何かご縁があった…
八十庭たづ 佐々木久美子
碧雲
ユドハとディリヤは、何時までも初恋と同じ気持ちのまま。 ユドハにだけ見せるディリアの笑顔は、とても美しい。それ以外は無表情。 12歳から傭兵になり、殺人ロボットのような無情緒のディリヤでしたが ユドハと出会い、子を生み育てることから、生き物らしい気持ちを取り戻して、失う恐れと愛を知る物語。 --- 金狼族の王代ユドハと人間の兵士ディリヤ、二人の子は、アシュ、双子の赤ちゃんも生まれて幸…
この小説は、深層心理に興味を持つ人が読んだら、多分物凄くオモシロイ内容だと思います。特に、ユングの夢分析にほぼ沿っています。自分探しのヒントになると思います。 なので、この小説を深層心理分析に興味がない人が読むと、エロ少な目だし、訳不明の陳腐な内容に感じると思うので、お薦めしません。読まない方が良いです。 不評レビューが上がると、努力して再編集した著者の労が報われない、気の毒すぎます。 …
BL版白い巨塔? あとがきに書かれていましたが、著者が専門家の情報を得ながら書きあげた作品だけあって、いい加減ではなく真面目に細かく書かれていてとても面白かった。 でも、テーマを欲張りすぎたのか、少し物足りない。悪徳院長をもっと追い込んでやって欲しい。 特に、主人公の水斗が記憶喪失になって、記憶を取り戻すまでのプロセスが、専門家の情報を元にしてしっかり書かれているなーと、興味深々でのめ…
かわい恋 佐々木久美子
ひみた
孤独も愛も知らない者と謎の美しい青年が今まで持たなかった感情を知っていく…という大好きな設定と、かわい恋さんは何作か読んでとても良かったので購入。表紙も挿絵も素敵です。牙狼丸が鬼味強過ぎず、時代設定ふんわりなのも読みやすかったです。 和氣は初めから包み込むような優しさ柔らかさをもって牙狼丸を癒します。角を舐めたりいじらしい部分が出てくるのが可愛くて堪らなかったし、人生に絶望する事なく最後村人…
夜光花 佐々木久美子
アデル
表紙のタダならぬ不穏な表情に言いようのない不安を感じながらも、エグい内容を期待して手に取ってみた。普段ならば、絶対買わない汚いイラストに怯んだが、「 夜光センセの趣向ならば…」と。 なによりも表情が凶悪過ぎて読まなければいけない気がした。 感想は、「昼下がりのBLメロドラマ 」だと思った。 背後霊のように張り付く攻めの、ヨレヨレクズ炸裂っぷりに「シバいたろか、コイツ, 離れんかいっ!」の文…
火崎勇 佐々木久美子
自然災害を鬼や大蛇で表現した民話のBLジャンル現代版でした。 タイトルの「哀しい獣」は、銀のことなのかな?銀は、鬼神で、獣じゃないです。 昔、僧によって岩に封じられた鬼神の銀が、山津波で壊滅した村でたった一人生き残った10才の男の子;亮を、親の代わりに町に出てずっと育てる。 或る晩、寝ている亮の枕元で、銀が誰かと会話しているのを聞いてしまう亮。 「亮が他の誰かと一緒になるまで、傍に…
ダラダラ
凌辱・強姦ものでヒットしたこちら。 実は夜光さんだと気づかず購入。 合う合わないが個人的に分かれる作者さんなので積読してました。 が、もう見事にツボに入りました! 夜行さんの現代ものが合うのかも。 攻めの執着加減と受けの嫌がりっぷりの塩梅が絶妙にヒットです。 嫌がってくれてありがとおおおって気分です。 受けからしたらとんでもなく恐ろしい存在。 嫌っても嫌ってもどこまでもつい…