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二一 COM
カミラ
ネタバレ
がとても丁寧に書かれています。マイノリティもマジョリティも1人の人間の中にどちらも詰まってて、その複雑な絡まりの果てにその人が出来上がっていて、だから同じカテゴリーの中にいても同じ気持ちを共有出来たり出来なかったりするんだろうな。と、読んでて思いました。 少年時代の守られた安全地帯から新たな世界に移行していく。不安と恐怖とコントロールの効かない自分の心と。読んでて何度も苦しくなって、でも読んで良…
二一 伊藤モネ
ななぎさ
なんとなく電書サイトを見ていて「やっす!」とあまり期待せずに購入しました。 がしかし、ページ数も少ないのにとっても読後感が良いお話でした。 ひとりでいることの寂しさに絡め取られている心に、お互いがぬくもりを与え合えるそんな大切な存在に出会えた奇跡。 ずっと穏やかにこれからの人生を過ごすのだろうなと幸せな気持ちで読み終わりました。 ほかの作品も読んでみようと思います。
二一 あいだはるか
マチ520
kindleunlimitedでお見かけして、それ以後ポツポツと読ませて頂いてる二一先生。 やり場のない心情がありありと書かれているので気持ちが想像に難くなく、毎度読み入ってしまいます。 このお話、会計士の受け様・曜介と定食屋店主の攻め様・十弥のお話なのですが、この人たち含め周りの人もみんな、誰かに幸せになってほしいし幸せになりたいのにまぁーーうまくいかないんですね。そういうどうしようもな…
碧雲
10年、消せずにいた忘れられない人の電話番号に、誤って発信をしてしまう。 それは、違う人の番号になっていた。 その人は、偶然かかってきた見知らぬ人の電話で、生き直す切っ掛けを得る。 ・・この作品を読んで思いだしたのは、 ウォン・カーウァイ監督の映画『欲望の翼(1990)』で、 そのエンディング曲 アニタ・ムイの「是這樣的(ungle Drums)」 あの映画も、マギーチャンがずっと…
二一先生の作品、他のでいいのがあって、それをきっかけにこれも読んでみました。 そんなに長くなさそうなので、さっくり系かなと思っていたら、読み応えすごくてびっくり。 ストーリーは、受け・榛名さんが10年前に失踪してしまった恋人の電話番号に酔って電話したら、誰か男性が出て夢うつつのまま話してしまうところから始まります。 出てくれた人が攻め・秦さんなのですが、電話をきっかけに秦さんは榛名さんが…
湘子
kindle unlimitedで読める、 小説だが101ページなので手軽に楽しめる作品です。 秦×寿朗 行方不明になった寿朗の恋人:路也 宅配弁当の店を経営している寿朗は、 10年前に行方不明になった恋人の路也をずっと忘れられない。 ある日、恋人の電話番号にうっかりと電話をかけてしまった。 電話に出てきたのは恋人ではなく海にいると答えた男だった。 それから数日、海にいると…
ちろこ
携帯電話が結んだ物語。 偶然の出会いが、いつしか本気の恋へと変化していきますが、好きなのに前に進めないもどかしくて焦ったい大人のラブストーリーでした。 昔の恋人のことを忘れられずにいる寿朗が、あるとき間違えて恋人の携帯番号に発信したことから物語が始まっていきます。 繋がった相手は、一人旅をしている秦という男性。気さくな秦に気を許して、ついでがあったら自分の店に寄って下さいと伝えたとこ…
二一 青城硝子
窓月
インディーズ作家様ですがコツコツと書かれていらっしゃって、いつも新作を楽しみにしています。今回は夏らしいタイトルと青城硝子さんの表紙イラストに惹かれて、配信後すぐに購入しました。電子書籍換算で600ページ弱。おおよそ文庫本二冊はいくのではないかと思いますが、そのかわり商業お約束の続編やスピンオフ狙いがないので、きちんと物語が完結する満足感があってスッキリ。 東京から車で片道3時間ほどの過疎集…
この作家様、好きすぎる…… 二一さんの作品を拝読するのは三作目。読むたびに魅了されています。シリアスな作風なので時間に余裕がある時に心して読み始めるようにしていますが、セリフや人物の関係性から読み取れるメッセージ性の深さにうち震え、毎回感嘆とともに読了。商業作品を読んでいると時々煩わしく感じる読者への過剰な配慮や、読み手側の想像力を無にするお決まり展開などの制約がないからだろうと思います。 …
kindleの自家出版を開拓するのが好きで、昨年、作者の『やさしい嘘のかさねかた』を初めて拝読しました。BLのキモをキッチリと押さえていて好印象を抱いたのですが、そのまま後回しに。ずーっとAmazon様からオススメされ続けていた本作の表紙イラストにどうしても惹かれて、この度、ようやく読む機会を得たところ… じゅ、JUNEの遺伝子がここに…!!令和に入って、この手のタイプの作品に出会えるとは感…