千代崎さんのレビュー一覧

liar[ライアー] 下 コミック

千代崎 

いつもそばに

ものすごく複雑な展開ではないけれど、結末へ向かう道のりは単純というわけでもないので
それぞれの気持ちを受け止め、そして紐解きながら読み進めた下巻でした。

浮気している婚約者を咎めることもなくそしてその心がそれほど乱れることもないまま、結婚を事務的にすすめようとする圭。
その様子から圭にとって結婚が愛の証ではないことが伝わってやるせない気持ちに。
親に捨てられたツラい記憶に縛られ、家族と…

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liar[ライアー] 上 コミック

千代崎 

夢中で読んでしまった

兄弟モノというと罪悪感に揺れるお話が多い気がしますが、この作品のふたりはそういうレベルではないところから関係がスタートしているのが斬新だなと感じます。

しっかり"兄弟BL"ではあるのだけどこの先どうなっていくのかわからないスリルや
どこか掴みどころのない春の心の内側が気になって、"兄弟"というところに目を向けさせ過ぎない展開がクセになります。
完璧…

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liar[ライアー] 下 コミック

千代崎 

春への期待と義兄弟作品だからこそ期待する所…

上巻ですっかりちびっ子時代の春の強さに将来性を感じた私
明かされていく過去のすれ違いの始まりに少々解釈の違いを感じてしまいました…
大事過ぎて、好き過ぎて、だから拒否されるのが怖くて逃げてしまった過去…
ここの春の行動が……
あのマイペースで芯の強さを滲ませていた春らしくないというか…
それが思春期というもの!と言われてしまえばそれまでなのですが…
何となく勝手な私の春君像とは違ってた…

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liar[ライアー] 上 コミック

千代崎 

過去と現在の魅せ方が上手く、キャラを知っていける上巻

義兄弟作品には明るく楽しいラブコメと仄暗さを感じさせる雰囲気のある作品と、大きく分けたらこの2つが先ず入り口で分かれると思います
こちらの作品は後者の色が感じられる、気付いたらのめり込んで読んでしまっているような引力のある作品

受けの設定が少々複雑です
結婚も間近な6年付き合った彼女が居て同棲中な圭
3兄弟の真ん中で義兄、秋とは良好な関係だけれど義弟の春とは長らく音信不通
そんな春と…

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liar[ライアー] 下 コミック

千代崎 

優柔不断な義兄弟の恋の行方

上巻で提示されていたクエスチョンのアンサーをまとめてドバッと下巻で読ませてくれます。

義兄弟の仲は会って話す機会は増えても実際は何も変わっておらず、なかなか壁を乗り越えられません。壁を登る。壊して進む。はたまたUターンする。どれを選んでも間違いでは無いけど自分に正直に後悔しない選択を出来るか?
この悩み苦しんでいる様子を楽しめるかどうかがこの作品の評価に繋がるのかなぁと思いました。

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liar[ライアー] 上 コミック

千代崎 

ミステリーのように謎めいている

まだ上巻しか読んでいません。
ストーリー展開が早く次々と何かが起こるのではなく、キレイな絵で心理描写を丁寧に描いているので圭兄の揺れ動く気持ちがよく分かりドキドキします。

春の実の兄、秋もハンサムなリーマンで背広姿で登場します。
千代崎先生ってスーツ男子を描くのも上手いんですね。パリッと着こなしている感じがただの立ち姿なんですがカッコ良いです。

義兄弟、3人兄弟の年齢的に真ん中の圭…

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『liar[ライアー]』 特約店ペーパー(上下巻共通) グッズ

可愛い三兄弟の日常の一コマ

「liar[ライアー] 」上下巻共通、特約店漫画ペーパーのこちら。
秋(21歳)、圭(16歳)、春(14歳)の三兄弟+母で回転寿司店に行った時のお話が描かれています。

「この紙に書いて注文するんだよ」と秋が紙を手に二人に教え、春が”めんどいけど注文するか”とネタを決めて次々注文していく一方、圭兄は隣でブツブツ呟きながらツラツラ書いていて…

ついに春に「注文おっそ まだ一個も食ってねえ…

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liar[ライアー] 下 コミック

千代崎 

ただの義兄弟BLではない

千代崎先生作品は5月の『バカで弱くて無様でも』がお初で、圧倒的なストーリー展開に魅せられ、今回の新刊もワクワクしておりました。

ただ義兄弟モノは個人的にあまり刺さった経験がなく、そこは少し不安だったのですが、とても素敵な作品でした。

やはりストーリー展開が素晴らしく、一筋縄ではいかない関係性が上下巻でじっくり描かれていました。

回収もお見事でした。
『バカで〜』ほどの衝撃はあり…

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『liar[ライアー]』 とらのあな限定4Pリーフレット(上下巻同時購入特典) グッズ

離れていても、兄を見守る(?)弟

liar[ライアー]とらのあなさん限定リーフレットのこちら。

タイトルは「モテ期到来?」、婚約者の瑠璃子と別れてから、社内外の女性からやたらと声をかけられるようになった圭。
困惑する圭に瑠璃子は「私という障害がなくなったから みんな狩りに出てきた」のだと説明。
続けて「美男子だし絶対にモテるはずなのに、圭の自己肯定感の低さが不思議だった」と。でも”あの”2兄弟に挟まれていたらそりゃ自己肯…

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liar[ライアー] 下 コミック

千代崎 

長兄にはなんと説明を?

ついたウソに人は何度でも繰り返しウソをつく とでも言いたいのか嘘つきだらけの中で弟の春だけが素直で真っ直ぐで自分本意で そこがいい具合に狂気にみえて面白かった上巻
家庭の都合がなかなか見えなくてちょっと立往生を強いられておりましたが

自分に嘘をつき続けることが1番ツラいってのがあって
それでも認めたくなくて自分を追いこんで 読んでいて痛々しさは増していくのにどっかが釈然としない ←日本語…

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