Sakura0904
2巻同様、前半は高校時代、後半は今という構成になっています。高校時代は宇田川が丹波への恋愛的好意を自覚したかな?というところまで。丹波の方には特にそういうはっきりした描写はないのだけど、彼が宇田川を見つめる眼差しはいつも多分に慈愛を含んでいるように見えて、それはまだ親友としてのものかもしれないけれど、宇田川のことが好きで仕方ないんだなぁと分かります。宇田川くらい奥手な子には丹波くらいぐいぐい懐に…
2巻は2人の馴れ初め、高校時代の話が多め。どんな風にお付き合いを始めたのかなぁととても気になっていたので、当時の話を読むことができて嬉しいです。まだ親友になっていく過程で、恋愛的好意が芽生えたり、告白したりするところまでは見れませんでしたが、いずれはそこも見たいなぁと。妹たちの面倒を見るのに忙しく友達付き合いも貧しかった宇田川が、普通の高校生らしく丹波とわいわい遊んでいるのを見れるだけで温かい気…
澄谷先生らしい日常系のBL。付き合って既に長いところから始まって、長編ではなく短編が何本も収録されています。こういうタイプの作品も大好き。攻めの宇田川の方が背も低くて顔も話し方も可愛らしく、童貞っぽさすら残っているくらいなのに、見た目も言動も男らしい丹波がそんな宇田川に抱かれている側、というのがたまりません。『息できないのは君のせい』のカップルとも攻め受けのバランスが似ているので、澄谷先生はこう…