三上志乃さんのレビュー一覧

0パーセントの花束 コミック

三上志乃 

優しいお話

帯に書いてある言葉「孤独な2人の、交わらない両片思い」。
まさにこの言葉がしっくりくるような2人のお話でした。

受けの巴は大きな会社水敷家の息子の1人。出来る兄の航と比べられ本家とは離れた場所で暮らしている。そのお世話係が南雲。
出会ったのは11年前で、その時からずっと一緒。出会った当初は距離感がつかめなかった間柄だったけれど、共に過ごすうちにお互いを知っていき……というお話です。

8

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三上志乃 

寄る辺ない子供たち。

とにかく子供達が不憫で。不憫で。
寄る辺ない子供たちが、寄り添いあって生きて行く、ささやかで温かい物語の様に、粉砂糖をまぶしているいるかの様だけど。
結構不穏な、ネグレクトのお話なのだ。
巴は、ほんの幼ない頃に「出来損ない」の烙印を押されている。後継者には優秀な兄が居るので、そもそもお呼びではない。しかも巴を迎えに来る途中で、優しい母が亡くなった。父の悲しみは幼ない巴に向けられる。
巴は広…

6

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三上志乃 

心が震える繊細で素敵なラブストーリー♡

初めて読んだ三上志乃先生の作品です。
三上志乃先生のデビューコミックスになります。

巴の世話係 南雲 佳人と花屋のアルバイト 水敷 巴のお話。

大企業 水敷不動産の次男 巴は、優秀な長男と比べられ劣等感を持って生きていました。
ある日、父親は施設育ちの14歳になる南雲を巴の世話係として雇います。
それから11年間 南雲は20歳になった巴の世話係を続けていましたが…。

少女漫…

14

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三上志乃 

静かな雰囲気

全体的に静かな雰囲気って感じです。
母が亡くなってから家族とうまくいかない受け(小学生)と、その受けを世話する攻め
物語の始まりは大人になった2人が、お互い意識しながら何か一歩踏み出せるきっかけがない。
家族や攻めの将来を邪魔したくないから逃げる受け、数年後で再会してハピエンを迎える。家族とのわだかまりも解消出来そうな終わり方です
とても綺麗な表紙だが初めての作家さんで、どうしようかって迷…

5
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