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高遠琉加 サマミヤアカザ
あーちゃん2016
ネタバレ
なんとなく手に取ってみたのですが「あらら」でした。警察の方と、マジシャン?な方の重くはないけどシリアスなお話、本編240pほど+あとがき。どうなるどうなる?と気になるタイプのお話がお好きな方でしたらおススメです。恋愛色はとても薄いという気がするのだけど、どうだろうか。 新宿警察署盗犯捜査係に配属されて間もないひよっこ刑事の真柴。ある日生活安全課の先輩に連れられて、幽霊ビルと噂されるビルで夜だ…
甘食
高遠さんの新刊でタイトルに「刑事」が入ってるという事で超楽しみにしていました。期待通り。まだ完結しないシリーズ物ですがワクワクが止まらない良作でした。今年中に続きが出ると良いのだけど。 攻めの健斗は25歳の刑事。幼い頃に事件で父を亡くし当時のマスコミ対応や近所のよく知らない人々からの薄っぺらい同情などで傷ついていました。この辺の描写がリアリティがあって辛い。そんな時健斗を精神的に救ってくれた…
ポッチ
高遠さんの新刊は刑事×泥棒さんのお話。 一見するとコミカル寄り、なのですが、その実かなりシリアスさを孕んだ作品でした。はじめに書いてしまいますが、今作品は1巻完結のお話ではありません。続きものです。これがまた良いところで終わっていて、早く続きが読みたい!状態なので、完結してからまとめて読みたい派の腐姐さまは注意されてください。 ということでレビューを。 警察には介…
高遠琉加 今市子
渋茶
2007年刊、昭和初期の時代を背景にした話。 この時期の史実を元にしての内容故に、華やかなようで翳りがあり、後に落ちぶれていくであろう資産家一家の有り様は重苦しい雰囲気ではある。 豪華客船での倫敦(ロンドン)行きの旅路の中で、成實家の三男・祥彦は大学時代の同級生・伊藤と再会する。 祥彦には家の命運をかけた紡績王の令嬢との婚約を決める重責があるにも関わらず、かつて心を奪われていた男との過去を思…
高遠琉加 麻生海
あさだ2枚
とっても人気シリーズだと思っていましたが、どうも自分には"とっても"程は響かず。叶視点の作品だったらと想像すると、修司なんて大事に愛してきた相手への強姦魔でしかない。そんな訳で自分は叶派なんですけど、やっぱ修司みたいなちょっとワイルドな男が人気あるものなんですかね…悲しいね。 フランス修行編は好きですが、修司の行き当たりばったりさもひしひし感じ、本当にこの人と生きていって大丈…
3冊合本版で読みました。 前巻「愛と混乱のレストラン」のレビューで"まさに1冊の本の3分の1あたりまで読んだなという感じ。"と書きましたが、こちらも同じで、この1冊だけだと少々物足りず…3冊揃ってやっと萌えどころもあり完成する印象でした。 特にこの巻、主役2人含め登場人物からどんどん心が離れていく…『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』のメンバー(主役2人除く)は好きなんですけ…
3冊合本版で読みました。最後まで読んでのレビューです。 「愛と混乱のレストラン」というタイトルながら、愛=ラブがほぼなく序章も序章という印象。まさに1冊の本の3分の1あたりまで読んだなという感じ。シリーズ全体なら萌or萌2で悩むぐらいなのですが、この1冊だと少々物足りなくて萌評価です。人気作だと知っていたので期待値を上げ過ぎたのも良くなかったかも!文体は読みやすくサクサク進めました。 …
高遠琉加 茶屋町勝呂
renachi
続編。主に櫂谷視点で苦悩が描かれ、切なさと苦しさと熱さが増していた。 今作は殺人事件に挑むお話。黒澤と櫂谷はそれぞれの立場から、別々に捜査を行う。とはいえ、ところどころで必然的に絡まり合い、そのたびに新たな謎は生まれるし、見えてくる感情にかき乱されるしで、どんどん深みにハマっていく感覚を味わえた。 印象的だったのは、櫂谷が信じていた黒澤からの信用が、幻想だったのかと衝撃を受けるシーン。…
高遠さん初読み。硬質だが読みやすい文章で、事件ものの緊張感を際立たせており、とても良かった。表現力が高く、BLにしては珍しく小説らしい比喩に触れられた。一般書に近い読み心地。 メインキャラは元刑事の探偵と現役刑事。この一冊では、主に攻めの黒澤の事情を掘り下げている。櫂谷視点で描かれる黒澤の苦悩は生々しく、心理描写は少ないのに痛いほど内面が伝わってきて苦しかった。 櫂谷の方はまだ深くは語られ…
高遠琉加 麻々原絵里依
れいな0527
もっと早く読めばよかった!めちゃくちゃ面白かったです! 嗚呼、素晴らしきファンタジーBL…いやマジで、コメディとファンタジーとシリアスの見事な融合が凄く良かった…!(笑えるところもあって面白く、でもそれだけじゃなくて甘酸っぱさやもどかしさや切なさや胸キュンもあるっていう…。) すうっと入ってくるような感じで、物語を進めるテンポもよく、全体的にライトな雰囲気でした。 何ていうか…