のたぽ
生活リズムの違う者同士で同棲を始めた時のすれ違いっぷりがリアルでした。お互い仕事と就活に追われる中、なんとか合わせられた休みのために仕事を詰め込んだり試験合格に向けて励んだりして、相手と一緒の時間を過ごそうと奮闘する様子が愛おしかったです。言葉数が少なくて表情もけっして豊かではない金江だけど、灰賀の前だと結構甘さが滲み出ていますよね。灰賀も彼の好意をしっかり感じ取っていて、傍から見ると不思議な組…
去年読んでまた読み返して改めて最高だったのでレビューしに来ました!(*´ノ∀`*)
鎮がどんどん黄海に対して甘々になっていく姿が本当にいい…♥️
鎮の過去はやっぱりしんどくて、鎮も知らされずに不信感だけつのって、でも両親は伝え方を考えていて…
鎮も言ってましたが鎮のお父さんもどんどん知らない男の人の顔になっていく息子をどう思っていたのだろうかと考えると胸がうっとなりまししたが、やっぱ…
最後まで丁寧に2人の言動が描かれていて、満足度の高い下巻でした。自分のセクシャリティと金江に抱いている感情について、じっくり悩んで結論を出した灰賀。もっと大人でも悩んでいる人がいるなか、大学1年生でこの壁にぶつかって、金江に対して誠実に接し続けた灰賀は、自分では頼りないと思っているみたいだけれどいい男だなと思いました。受け身で控えめな言動も、その場のノリや考えなしな行動で相手を傷付けたくないから…
表紙からダークな雰囲気を想像していましたが、実際は軽音楽部に所属する大学生同士の、爽やかな青春シーンも多いからっとした空気感の作品でした。4年生の金江が風俗店でバイトしているのも何か悲劇的な理由があるわけではなく自分の意思からで、そこにやってくる1年生の灰賀も自分のセクシャリティに迷っており、導入からちょっとした台詞、挙動まですべて大学生らしくリアルでした。
性欲がないわけではないけれど…